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今回は長めのSP版だよ!(予測していたわけではなく気づいたらこうなってた)~那由ちゃんは右利き~
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コト……ピッ…カツン………ジョボ~……シュワ~
俺はこのドリンクバーの機械(俺の頭の中の辞書には、この機械の名前は記されていない。)でリ〇ルゴールドをコップに注いで柱に背中をあずけ一口飲んで一息をつく。
部屋から見知った女性の歌声(熱唱)が聞こえる。
「俺、あんまりカラオケって好きじゃないんだよなぁ」
俺がなぜこんな所にいるのかと言うと数時間前の帰り道にさかのぼる。
「……ルト溶けてしまい……言え~な~い~……………」
・・・・・・
「拓斗)さて、どうする? 」
俺はなんとなく聞いてみた。時間的にご飯だろうけど。
「叢雲)とりあえずメシ食おうぜ。腹減って死にそうだわ」
お、予想通りの反応。
「那由)それは言い過ぎじゃないの? 」
少し笑いを含みながら、那由は返した。
とりあえず近くのファミレスに入って昼食を食べた。ちなみに、俺はチーズINハンバーグ、叢雲がトンカツ定食、那由がカルボナーラを食べた。
その後、予定が無くとりあえずゲームセンターに行く事になった。
最初、ガンシューティングをやった。時間内に撃ち合ってどれだけ生き残れたかの勝負をするゲームだ。
叢雲が一番強く、那由が一番弱い。
2番目にレーシングゲームをやった。これの説明は単純で車で競走して1位を目指すゲームだ。
自分で言うのはなんだが一番強いのが俺で、一番弱いのは叢雲だ。
3番目はクイズゲーム。クイズに正解してその点数の合計で勝負する。
正解率が高いのが那由で、一番低いのが俺。
しょっちゅう来て腕を磨いてる訳では無いからなんだか個性が出ているような気が?
ふと時計を見ると2時を回っている。学校を出たのが11時頃と考えると3時間はたっているから進んだ方なのか。
「那由)あっ、そーだ! カラオケ行こうよ! 久しぶりに! 」
カラオケ……それはいけない。
「拓斗)それよりゲーセンで……」
「叢雲)おー! それはいいな! 拓斗もそれでいいだろ? 」
くっそ。反対を賛成でかき消された。しかも2対1で反対意見を貫き通すのは少しわがままな気がするな。くっそ、まじか。
「拓斗)あ、あぁ。そ、そうだな。いいよ。行こうか」
「叢雲)よし決まり! 行くぞ! 」
((那由)一瞬、拓斗まだ嫌いなのかな? でも嫌いなのにおっけー出してくれるって優しいな。歌う拓斗も面白いし可愛いし……)
・・・・・・
ちゃーんちゃちゃんちゃんちゃーちゃーちゃーちゃんちゃーん
「那由)あ~さ~目が覚めて~♪ 」
「拓斗)ちょっと飲み物取ってくるわ」
「那由)ま~ぁっ先にはーい! ……き~ぃみ~ぃの~こと~……」
「叢雲)(何歌うか。ピ〇ロとかいいんじゃ……)ほーい! 」
俺は部屋から出る。
ガチャ…キィ…バタン
ある程度、音がフェードアウトする。
・・・・・・
と、まぁこんな感じに今に到るが……
はぁ……
まぁ、お金勿体無いよな。
俺は部屋に戻る事にした。
「……ぉ~ぶ、だい………小さ~なサーカスの~なも………」
・・・・・・
「叢雲)おっ! 久しぶりに拓斗歌うのか! 」
「那由)拓斗の歌、期待してる♪ 」
「拓斗)前の俺だと思うなよ? 叢雲! 歌う前から笑ってんじゃねぇ! 」
くそ笑いやがって。那由だってバカにするし。
ちゃっちゃらっちゃーちゃっちゃらっちゃーちゃーちゃー
「拓斗)なぞなぞーみたいにーちきゅーうぎーをー」
「叢雲)フッッククク。拓斗、お前相変わらずオンチだな」
「那由)拓斗……いいよ。最高。いろんな意味で。フフッ」
「拓斗)あるーはれーたー…バカにしやがって! ……ゆーかいがーかぎりーなくー……」
・・・・・・
「叢雲)は~、疲れたなぁ」
「拓斗)そうだな~」
「那由)そうだね! 」
カラオケを終え、3人は帰っていた。
「叢雲)じゃあ俺はこっちだからじゃーな」
「拓斗)じゃーな」
「那由)じゃあねー! 」
すると、那由はあれ? と疑問を口にする。
「那由)叢雲の家こっちだっけ? 」
「拓斗)あぁ、両親が転勤したんで一人暮らししやすいところに引っ越したんだってさ」
「那由)そうなんだ。それよりさ! 一緒に帰るなんて久しぶりだね! 」
「拓斗)くっつくな。そうゆう理由で連れてきたんだぞ」
「那由)あーんもーいいじゃない」
那由はそっぽ向いてふてくされてしまった。
「拓斗)あーもーしょうがねーな。」
肘を曲げて腕を通しやすくし、その曲げた肘でポンと当てる。するとさっきのふてくされ顔から満面の笑みに変わり、
「那由)やった! ……んも~しょうがないな~、拓斗は甘えん坊なんだから。お姉さんがギュッてしてあげよう! 」
こいつは相変わらず……と思いちょっと微笑みを滲ませながら、
「拓斗)お前、そんな事言うともう抱きつかせてやらないぞ? 」
「那由)あ~も~冗談だって~! そういう優しい拓ちゃん大好きだぞ? 」
こいつは本当調子いいな。
「拓斗)そーかい。…………ん? 拓ちゃん? 」
「那由)あっっっ!いや!何でもないよ何でもない! いや~こんな幸せな事久しぶりだわ~」
と、話してる間に那由の家に到着。
「拓斗)着いたぞ」
「那由)んんんん~まだこうしてたい~♪ 」
離れる気配は無さそうだ。よし。
ピンポーン
『ガガッはーい。どちら様でしょうか? 』
「あっ、如月拓斗です。那由さんをお届けに来ました」
『あー! 拓ちゃん久しぶり! 分かったよー! 玄関空いてるよー! 』
この声の主は那由の母親だ。拓ちゃんとは昔から呼ばれているニックネームだ。ちっちゃい頃は那由も叢雲も拓ちゃんと呼んでいたがいつからか呼び捨てになっている。
とりあえず、家に入ろう。
ガチャ
「久しぶり~拓ちゃん! 一年ぶりね~! まったく、この子は。拓ちゃん離れ(?)しなさい」
拓ちゃん離れとはなんだ?
「あっ! そうだ、拓ちゃん! もう遅いしご飯食べてく? なんなら泊まってく? 」
「あ~いえ! お気遣いなく! 僕はもう帰りますね! 」
とりあえず帰るにしてもこのくっついたままの子供をどうにかして剥がさないと。
「そう? 分かったわ」
そう言うとお母さんは、あ! と何かを思い出す。
「そういえば、この子ったら拓ちゃんの話しない日は無かったのよ? 会いに行けばって言っても拓ちゃんは受験だからって頑なにそう言ってたわ。」
「お、お母さん!? 」
那由の抱きしめる腕が緩んだ! 那由は顔を赤らめているし、お母さんは一瞬、目を光らせた気がした。
「挙句には自分の部屋で一人の時、『ん~~拓ちゃ~~ん~』とか悶えてたしね」
お母さんは身振り手振り感情を込めて言う。
「おおおおおおおおお母さんんんんんんん!!!!!!!! 」
「拓斗)? 」
那由は何で耳まで真っ赤にしてお母さんに飛び付いて『気づいてたの!? ていうか言わないでよおお』と言っているが、部屋で俺の名前を呼ぶ必要があるんだ?
お母さんは俺を見て、目で『今よ! 行って! 』と言っていた気がしたので、チャンスなので、退散しよう。
「では、遅くにお邪魔しました! 」
「拓ちゃんまたね~」
「なんで言っちゃうのおおおおおおお」
バタン
ふー。なんだろな?
俺の家は那由の家のすぐ隣にある。ふと時計を見ると9時を回っている。帰りが遅いと怒ってるかな?
拓斗は忘れていた。
自分の家の玄関を開けた。
ガチャ
「ただいま~」
靴を脱いでいると妹がお出迎えしてくれた。珍しい事もあるもんだ。何かあったのか?
「どうした~? 今日の晩ご飯はなに~?」
するといきなり首を掴まれ引きずられリビングへ
「ぐぇ! ちょ、ちょっと待って! どうした!? 」
ふと朝の出来事を思い出した。……そういえば遅刻までして俺の課題を……
「あー! あー! あれな! 課題持って来てくれてありがとな! 遅刻してまで申し訳ない! 」
もう時すでに遅し。俺は空中にいた。
「にぃー! 帰ってくるの遅いわぁー! 」
俺はソファにダイブした。妹を怒らせると基本こうなりますね。はい。
「最近、すぐ部屋に行ってあんまり話してないから口実が出来ていつもより話せると思ったのに!! そしたら遅く帰ってきて! 話せてもあんまり変わらないじゃない! 」
「ご、ご、ごめんなさいい! あれ? 遅刻した件怒ってるんじゃなくそっち?? 」
「ゆ、許して欲しかったら……」
抱きついてくる。
「昔みたいにギュッてして。」
さっきの那由みたいじゃないか。ちょっと那由の言葉を借りるか。
「玉響は甘えん坊だなぁ? 」
玉響(たまゆら)とは妹の名前だ。
「うるさい。早くして」
抱き締める腕がさらにきゅっと締まった。
「わかった、わかった」
俺は頭をなでながら抱き締めた。
((玉響)あぁぁ。頭もなでなでされてる。私、コレされたらなんでも許せちゃう。)
「あっ。そうだ。これでも許せないことがあったんだ」
「ん? どうした? 」
玉響はどこからか一冊の本を出し俺に見せ付ける。
え、あれは。俺の秘蔵コレクション。それは中でもトップレベルの好みの……
「そ、それは……」
「これ、にぃの部屋の机にあったの。」
「あー、えっと、はい」
「これは何? 」
「えっと……これはですね…」
あのー、抱きしめてる時の笑顔と違うその笑顔はなんだか怖いです。玉響さん。
「(こんなの見なくても私に言ってくれればその……お、お、お、お、手伝いくらい……)
とてもボソボソ言ってて聞き取れなかった。
「ん? なに? 」
その瞬間、ボンッと爆発音が聞こえそうなくらい赤くなり、
「な、あ、その、なん、なんでもな……」
やっぱり危機になるとスローに見えるんですね。いや、そのですね、玉響が右脚を曲げてお腹の方に引いていったんですよ。その曲げたあと右脚をそのまま伸ばし俺の股間にクリーンヒットですよ。気づいた頃には遅かったです。流石に息子のジョニーが悲鳴をあげています。
「あっっっっ! いっっっったぁあぁああ!! 」
ジョニィィィィィィ! 大丈夫だ! 耐えるんだ!
「アノワタクシノムスコガ……」
痛すぎて変な声で片言になってしまった。が、
「この本が行けないです。この本が全ての元凶です。」
などとボソボソいい、目も当てられない格好をしている兄はもう見えていないらしく台所へ向かっていった。その本も持ってっているので何をするか気になるのでついて行く。
「あのー、男の股間はもう少し優しく扱って……」
やはり聞こえていない。
バサッ
本を置く音が聞こえる。音がした方を見ると……ウソだろ? コンロの上に置いてある。
「あ!! ちょっと待って! それは俺の秘蔵コレクショ……」
カチカチカチボッ
「あ……あぁ……」
ジョニーをクリーンヒットさせられたせいでうまく止めることが出来ず嫁達が火の海に。
まだ他にもあるから別にいいけど。けど! けど!!
「俺のエロ本がぁあぁああ」
・・・・・・
「はぁ、あんなに抱きついたの久しぶりだったな」
お母さんに聞かれていた例の悶えを今してから変な事をしてるなと再度気づく。
遠くから『あっっっっ! いっっっったぁあぁああ! 』ときこえてきた。
「た、拓斗どうしたんだろ? 」
続けて『俺のエロ本がぁあぁああ』と聞こえてくる。
エ、エロ本? エロ本がどうかしたのかな? ていうか拓斗、エロ本なんか持ってるの? まぁ男の子だし。持ってても違和感無いわよね。いつでも言ってくれれば私がいるのに……。あ、なんか興奮してきた。
「んっ」
手が勝手に動いちゃうだけだもんね。私関係ないもんね。ていうか、エッチな本持ってるってことは……やっぱりシてるのよね。あー、妄想したら興奮止まんなくなってきちゃった。もう知らない。私の意思じゃないもん。左手が勝手に動くんだもん。
那由は左手をパンツに滑り込ませ、茂みの中の蕾を擦っていると秘裂から蜜が溢れ出る。それをすくいあげ、それを潤滑油にするととても滑りが良くなり快感も増していく。
「あっ……んっ……はぁはぁ…んんっ!! ……んん~…拓ちゃぁ~ん……」
『那由~! ご飯食べなさーい』
下の階から聞こえる声を聞き、ビクンっと身体を起こし、パンツから手を出し服と髪を整える。
「はーい!!! 」
下の階にいるんだしバレてないよね?
ふと左の指先を見て我に帰る。
あ、あ、あ、あ、あ、あたしな、何してるの?
ご飯の前に替えの下着持ってトイレ行こう。
自己嫌悪、いわゆる賢者モードに陥る那由ちゃんであった。
俺はこのドリンクバーの機械(俺の頭の中の辞書には、この機械の名前は記されていない。)でリ〇ルゴールドをコップに注いで柱に背中をあずけ一口飲んで一息をつく。
部屋から見知った女性の歌声(熱唱)が聞こえる。
「俺、あんまりカラオケって好きじゃないんだよなぁ」
俺がなぜこんな所にいるのかと言うと数時間前の帰り道にさかのぼる。
「……ルト溶けてしまい……言え~な~い~……………」
・・・・・・
「拓斗)さて、どうする? 」
俺はなんとなく聞いてみた。時間的にご飯だろうけど。
「叢雲)とりあえずメシ食おうぜ。腹減って死にそうだわ」
お、予想通りの反応。
「那由)それは言い過ぎじゃないの? 」
少し笑いを含みながら、那由は返した。
とりあえず近くのファミレスに入って昼食を食べた。ちなみに、俺はチーズINハンバーグ、叢雲がトンカツ定食、那由がカルボナーラを食べた。
その後、予定が無くとりあえずゲームセンターに行く事になった。
最初、ガンシューティングをやった。時間内に撃ち合ってどれだけ生き残れたかの勝負をするゲームだ。
叢雲が一番強く、那由が一番弱い。
2番目にレーシングゲームをやった。これの説明は単純で車で競走して1位を目指すゲームだ。
自分で言うのはなんだが一番強いのが俺で、一番弱いのは叢雲だ。
3番目はクイズゲーム。クイズに正解してその点数の合計で勝負する。
正解率が高いのが那由で、一番低いのが俺。
しょっちゅう来て腕を磨いてる訳では無いからなんだか個性が出ているような気が?
ふと時計を見ると2時を回っている。学校を出たのが11時頃と考えると3時間はたっているから進んだ方なのか。
「那由)あっ、そーだ! カラオケ行こうよ! 久しぶりに! 」
カラオケ……それはいけない。
「拓斗)それよりゲーセンで……」
「叢雲)おー! それはいいな! 拓斗もそれでいいだろ? 」
くっそ。反対を賛成でかき消された。しかも2対1で反対意見を貫き通すのは少しわがままな気がするな。くっそ、まじか。
「拓斗)あ、あぁ。そ、そうだな。いいよ。行こうか」
「叢雲)よし決まり! 行くぞ! 」
((那由)一瞬、拓斗まだ嫌いなのかな? でも嫌いなのにおっけー出してくれるって優しいな。歌う拓斗も面白いし可愛いし……)
・・・・・・
ちゃーんちゃちゃんちゃんちゃーちゃーちゃーちゃんちゃーん
「那由)あ~さ~目が覚めて~♪ 」
「拓斗)ちょっと飲み物取ってくるわ」
「那由)ま~ぁっ先にはーい! ……き~ぃみ~ぃの~こと~……」
「叢雲)(何歌うか。ピ〇ロとかいいんじゃ……)ほーい! 」
俺は部屋から出る。
ガチャ…キィ…バタン
ある程度、音がフェードアウトする。
・・・・・・
と、まぁこんな感じに今に到るが……
はぁ……
まぁ、お金勿体無いよな。
俺は部屋に戻る事にした。
「……ぉ~ぶ、だい………小さ~なサーカスの~なも………」
・・・・・・
「叢雲)おっ! 久しぶりに拓斗歌うのか! 」
「那由)拓斗の歌、期待してる♪ 」
「拓斗)前の俺だと思うなよ? 叢雲! 歌う前から笑ってんじゃねぇ! 」
くそ笑いやがって。那由だってバカにするし。
ちゃっちゃらっちゃーちゃっちゃらっちゃーちゃーちゃー
「拓斗)なぞなぞーみたいにーちきゅーうぎーをー」
「叢雲)フッッククク。拓斗、お前相変わらずオンチだな」
「那由)拓斗……いいよ。最高。いろんな意味で。フフッ」
「拓斗)あるーはれーたー…バカにしやがって! ……ゆーかいがーかぎりーなくー……」
・・・・・・
「叢雲)は~、疲れたなぁ」
「拓斗)そうだな~」
「那由)そうだね! 」
カラオケを終え、3人は帰っていた。
「叢雲)じゃあ俺はこっちだからじゃーな」
「拓斗)じゃーな」
「那由)じゃあねー! 」
すると、那由はあれ? と疑問を口にする。
「那由)叢雲の家こっちだっけ? 」
「拓斗)あぁ、両親が転勤したんで一人暮らししやすいところに引っ越したんだってさ」
「那由)そうなんだ。それよりさ! 一緒に帰るなんて久しぶりだね! 」
「拓斗)くっつくな。そうゆう理由で連れてきたんだぞ」
「那由)あーんもーいいじゃない」
那由はそっぽ向いてふてくされてしまった。
「拓斗)あーもーしょうがねーな。」
肘を曲げて腕を通しやすくし、その曲げた肘でポンと当てる。するとさっきのふてくされ顔から満面の笑みに変わり、
「那由)やった! ……んも~しょうがないな~、拓斗は甘えん坊なんだから。お姉さんがギュッてしてあげよう! 」
こいつは相変わらず……と思いちょっと微笑みを滲ませながら、
「拓斗)お前、そんな事言うともう抱きつかせてやらないぞ? 」
「那由)あ~も~冗談だって~! そういう優しい拓ちゃん大好きだぞ? 」
こいつは本当調子いいな。
「拓斗)そーかい。…………ん? 拓ちゃん? 」
「那由)あっっっ!いや!何でもないよ何でもない! いや~こんな幸せな事久しぶりだわ~」
と、話してる間に那由の家に到着。
「拓斗)着いたぞ」
「那由)んんんん~まだこうしてたい~♪ 」
離れる気配は無さそうだ。よし。
ピンポーン
『ガガッはーい。どちら様でしょうか? 』
「あっ、如月拓斗です。那由さんをお届けに来ました」
『あー! 拓ちゃん久しぶり! 分かったよー! 玄関空いてるよー! 』
この声の主は那由の母親だ。拓ちゃんとは昔から呼ばれているニックネームだ。ちっちゃい頃は那由も叢雲も拓ちゃんと呼んでいたがいつからか呼び捨てになっている。
とりあえず、家に入ろう。
ガチャ
「久しぶり~拓ちゃん! 一年ぶりね~! まったく、この子は。拓ちゃん離れ(?)しなさい」
拓ちゃん離れとはなんだ?
「あっ! そうだ、拓ちゃん! もう遅いしご飯食べてく? なんなら泊まってく? 」
「あ~いえ! お気遣いなく! 僕はもう帰りますね! 」
とりあえず帰るにしてもこのくっついたままの子供をどうにかして剥がさないと。
「そう? 分かったわ」
そう言うとお母さんは、あ! と何かを思い出す。
「そういえば、この子ったら拓ちゃんの話しない日は無かったのよ? 会いに行けばって言っても拓ちゃんは受験だからって頑なにそう言ってたわ。」
「お、お母さん!? 」
那由の抱きしめる腕が緩んだ! 那由は顔を赤らめているし、お母さんは一瞬、目を光らせた気がした。
「挙句には自分の部屋で一人の時、『ん~~拓ちゃ~~ん~』とか悶えてたしね」
お母さんは身振り手振り感情を込めて言う。
「おおおおおおおおお母さんんんんんんん!!!!!!!! 」
「拓斗)? 」
那由は何で耳まで真っ赤にしてお母さんに飛び付いて『気づいてたの!? ていうか言わないでよおお』と言っているが、部屋で俺の名前を呼ぶ必要があるんだ?
お母さんは俺を見て、目で『今よ! 行って! 』と言っていた気がしたので、チャンスなので、退散しよう。
「では、遅くにお邪魔しました! 」
「拓ちゃんまたね~」
「なんで言っちゃうのおおおおおおお」
バタン
ふー。なんだろな?
俺の家は那由の家のすぐ隣にある。ふと時計を見ると9時を回っている。帰りが遅いと怒ってるかな?
拓斗は忘れていた。
自分の家の玄関を開けた。
ガチャ
「ただいま~」
靴を脱いでいると妹がお出迎えしてくれた。珍しい事もあるもんだ。何かあったのか?
「どうした~? 今日の晩ご飯はなに~?」
するといきなり首を掴まれ引きずられリビングへ
「ぐぇ! ちょ、ちょっと待って! どうした!? 」
ふと朝の出来事を思い出した。……そういえば遅刻までして俺の課題を……
「あー! あー! あれな! 課題持って来てくれてありがとな! 遅刻してまで申し訳ない! 」
もう時すでに遅し。俺は空中にいた。
「にぃー! 帰ってくるの遅いわぁー! 」
俺はソファにダイブした。妹を怒らせると基本こうなりますね。はい。
「最近、すぐ部屋に行ってあんまり話してないから口実が出来ていつもより話せると思ったのに!! そしたら遅く帰ってきて! 話せてもあんまり変わらないじゃない! 」
「ご、ご、ごめんなさいい! あれ? 遅刻した件怒ってるんじゃなくそっち?? 」
「ゆ、許して欲しかったら……」
抱きついてくる。
「昔みたいにギュッてして。」
さっきの那由みたいじゃないか。ちょっと那由の言葉を借りるか。
「玉響は甘えん坊だなぁ? 」
玉響(たまゆら)とは妹の名前だ。
「うるさい。早くして」
抱き締める腕がさらにきゅっと締まった。
「わかった、わかった」
俺は頭をなでながら抱き締めた。
((玉響)あぁぁ。頭もなでなでされてる。私、コレされたらなんでも許せちゃう。)
「あっ。そうだ。これでも許せないことがあったんだ」
「ん? どうした? 」
玉響はどこからか一冊の本を出し俺に見せ付ける。
え、あれは。俺の秘蔵コレクション。それは中でもトップレベルの好みの……
「そ、それは……」
「これ、にぃの部屋の机にあったの。」
「あー、えっと、はい」
「これは何? 」
「えっと……これはですね…」
あのー、抱きしめてる時の笑顔と違うその笑顔はなんだか怖いです。玉響さん。
「(こんなの見なくても私に言ってくれればその……お、お、お、お、手伝いくらい……)
とてもボソボソ言ってて聞き取れなかった。
「ん? なに? 」
その瞬間、ボンッと爆発音が聞こえそうなくらい赤くなり、
「な、あ、その、なん、なんでもな……」
やっぱり危機になるとスローに見えるんですね。いや、そのですね、玉響が右脚を曲げてお腹の方に引いていったんですよ。その曲げたあと右脚をそのまま伸ばし俺の股間にクリーンヒットですよ。気づいた頃には遅かったです。流石に息子のジョニーが悲鳴をあげています。
「あっっっっ! いっっっったぁあぁああ!! 」
ジョニィィィィィィ! 大丈夫だ! 耐えるんだ!
「アノワタクシノムスコガ……」
痛すぎて変な声で片言になってしまった。が、
「この本が行けないです。この本が全ての元凶です。」
などとボソボソいい、目も当てられない格好をしている兄はもう見えていないらしく台所へ向かっていった。その本も持ってっているので何をするか気になるのでついて行く。
「あのー、男の股間はもう少し優しく扱って……」
やはり聞こえていない。
バサッ
本を置く音が聞こえる。音がした方を見ると……ウソだろ? コンロの上に置いてある。
「あ!! ちょっと待って! それは俺の秘蔵コレクショ……」
カチカチカチボッ
「あ……あぁ……」
ジョニーをクリーンヒットさせられたせいでうまく止めることが出来ず嫁達が火の海に。
まだ他にもあるから別にいいけど。けど! けど!!
「俺のエロ本がぁあぁああ」
・・・・・・
「はぁ、あんなに抱きついたの久しぶりだったな」
お母さんに聞かれていた例の悶えを今してから変な事をしてるなと再度気づく。
遠くから『あっっっっ! いっっっったぁあぁああ! 』ときこえてきた。
「た、拓斗どうしたんだろ? 」
続けて『俺のエロ本がぁあぁああ』と聞こえてくる。
エ、エロ本? エロ本がどうかしたのかな? ていうか拓斗、エロ本なんか持ってるの? まぁ男の子だし。持ってても違和感無いわよね。いつでも言ってくれれば私がいるのに……。あ、なんか興奮してきた。
「んっ」
手が勝手に動いちゃうだけだもんね。私関係ないもんね。ていうか、エッチな本持ってるってことは……やっぱりシてるのよね。あー、妄想したら興奮止まんなくなってきちゃった。もう知らない。私の意思じゃないもん。左手が勝手に動くんだもん。
那由は左手をパンツに滑り込ませ、茂みの中の蕾を擦っていると秘裂から蜜が溢れ出る。それをすくいあげ、それを潤滑油にするととても滑りが良くなり快感も増していく。
「あっ……んっ……はぁはぁ…んんっ!! ……んん~…拓ちゃぁ~ん……」
『那由~! ご飯食べなさーい』
下の階から聞こえる声を聞き、ビクンっと身体を起こし、パンツから手を出し服と髪を整える。
「はーい!!! 」
下の階にいるんだしバレてないよね?
ふと左の指先を見て我に帰る。
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自己嫌悪、いわゆる賢者モードに陥る那由ちゃんであった。
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