俺の彼女はいつも隣に

作このえ りのん:校正ヴァルキュリア

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ちゅーって何味なの? そもそも味ってあるの?

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『お゙...お゙...あ゙...い゙......』

二人の痛みを堪える声が部屋に響く。痛みを堪えてるせいでどれくらい時間が経ったのか分からないが、数分程二人はうずくまっていた。

やっと痛みが引いてきた。と思うとガバッと起きあがり、那由は大きな怒りマークを浮かべ近づいてきた。
あ~これは怒ってますね~
俺の目の前で止まると平手打ちで俺の頭を叩き、その後両頬をつねって引っ張ってきた。

「た~く~と~?  頭突きする事無いんじゃない~?  すっご~く痛かったんだけど?  」

やっべぇ。那由さん激おこぷんぷん丸だ。

「ご、ごめん!  」

すると、気が済んだのかなんなのか分からないが手を離してくれた。

「んで?  うなされてたけど、どんな夢見てたの?  」

あ、俺うなされてたのか。

「誰かとデートしてて、コンビニ強盗に殺される夢」

「誰と!!??  」

さらに近寄ってくる。

「い、いや分からなかった」

「私とよね?  」

今度は抱きついてきた。とても邪魔だ。

「いや、違うと思う。ここまで胸が小さく......なか...った」

即返してしまい、やばいと思ったらもう遅かった。
両手の人差し指を口の端に突っ込まれ、そのまま外側に引っ張られ引きちぎられると思うほど痛い。

「なんか変な事言ったのはこの口か~?   」

「ごえうなはい!  ゆるひて!  なんえもしあすから!  」

「ん~?  何だって?  聞こえないな~?  」

「すいあせう!  ごえうなはい!  痛いっへ!!  」

やっと手を離してくれた。今後胸の事には触れないようにしよう。

「今何でもするって言ったよね?  」

「聞こえてるじゃん!!!  」

「私とキスしなさい」

「は?  」

またこのお姫様は変なお願いをするなぁ。

「拒否権はないよ?  さっき何でもするって言ったし、今してくれないならある事ない事言いふらすから!  」

「はぁ?  」

なんだよそれ!?  するしかないじゃんか!  好きな子出来たのにそんな事になったら.........

「わ、分かった。してやる」

「やった!  ありがと!  」

とても機嫌が良くなった。それは良かったが、初めてはあの子がよかったなぁ。

「無理矢理させられるんだけどな」

「ん?  なんて?  」

「いえ、なんでもございません!  」

「そう............ん」

目を閉じてあごをくっと上げる。準備万端といった感じだ。
やばい逃げ場がないというか、那由って可愛いんだな。黙ってれば。いつもくっついて来てウザいのにな。

「ん~~~~!  ん~ん~!  」

あ、早くしろって言われてしまった。しょうがない。するしかないな。
那由の体を引き寄せ、自分の唇を那由の唇に合わせる。

「ん.........」


どれくらいやればいいか分からなかったが、大体でやめてやる。

「も、もういいか?  」

俺は無意識に手の甲で口を拭った。

「あーーーーーー!  なんで拭くの???  もう一回!  」

「なんでだよ!  もういいだろ?  」

「たくちゃんもやめたくないんじゃない?  」

「そんな事な......」

「だって......」

那由は腰を動かし始める。

「キスしただけなのに、こんなにヤる気になっちゃって......そんなに私を犯そうとしてもお互いパンツ越しだよ?  言い訳しようとしても無駄だよ?  ここは正直みたいね。可愛い」

そう言えば那由Tシャツだけでズボン履いてなかったっけ!?  もろに那由のあそこの感触が......やばい、やばいやばいやばい

「やめて欲しかったら、キス......もう一回して?  」

あーーーーーー!  ダメだ。あのさ、キスくらい......いいよね?  
俺は那由の背中と頭の後ろに手を回し、抱き寄せた。

「わっ!  たく......ちゃん?  」

「...............」

もうどうにでもなれ!

「んっんんんん~」

すると那由に押されて中断。

「た......たくちゃん?  ちょっといきなりは息持たないからする時はするっていむっっ......」

(言い切る前にまたキスされた。どうしたの?  なんか人が変わったみたい??  でもこんなにされるなんて......)

「ん~~~!!  ん~~~!」

俺の胸あたりをドンドンと叩かれるが力が入っていなくて痛くない。そう言えば、キスというと舌を絡ませているのをよく見る。

「んんんん!   んん!  ぷは...べろ入ってきふむ!!!   ん~~」

(頭の中が溶けそう......てか、そろそろイッちゃう!!  ダメ!  ダメ!  )

ガチャ...

不意に拓斗の部屋の扉が空いた。

「にぃ、ご飯で......き......た......よ......」

突然の訪問者が来た事に二人は気づかないでいた。

「んん!  んんんんん~!  」

(ダメ!  イッちゃう!!  )

那由はより一層身体を震わせるとさらに弱々しくなる。

「ん~ん~......ん~~......」

やっと唇を離す。

「は~は~。......たくちゃん...嬉しいけどいきなりは......反則だって......」

那由は俺に寄りかかっていて疲れて動く気力はなさそうだ。

「ごめん......なんか......えっと......説明しにくい......ごめん」

すると、窓から風がフワッと入り込んで来た。
朝の少し冷たい風が火照った身体にはちょうど良かった。

「ふぅ。気持ちいいなぁ」

風でドアが動いたのかキイイと軋む音が聞こえた。

......ん?  ドアが空いている?  夜は閉めて寝ているはずだが。

視線を移すと、そこにはびっくりした様子で目を丸くして立つ玉響の姿があった。
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