俺の彼女はいつも隣に

作このえ りのん:校正ヴァルキュリア

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謎の業者

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キーンコーンカーンコーン

俺は叢雲と授業を抜け出し、購買が混み始める前に昼食を買い、立ち入り禁止の屋上に来た所で昼前の授業のチャイムが鳴った。
日差しの当たる所まで行くとフワッと春風が吹いた。

「んっっっっん~……流石春だね。外に出ると気持ちいいや」

俺はずっとこの快適な気候が続くといいなぁと思った。ずっと続く事は絶対ないのだが。

「そうだなぁ…………で?  そのコブはどうしたんだ?  」

「かくかくしかじか(※OTK復讐玉響を読んだらわかるよ!  )な事がありまして」

隠すことも無いのですべて話した。

「あぁ、それはたまらないな。たぶんあの子の事だから物理的に記憶を消しに来たんだろうね。まぁコブもあるし……たまらないなぁ」

「あぁ、とても痛かっ…………ん?  」

こいつ今那由の事でたまらないって言ってたのかと思ったら、玉響に殴られた方をたまらないって言ってたのか…

「お前今たまらないって……」

「あぁ、那由ちゃんにそういう事されるのもいいけど、女の子にフルボッコにされるのもいいなぁ…………と」

あ……そう言えばこいつドMだった…。

(作者)叢雲!  私と同じだったのか!  女の子にフルボッコにされるんいいよね!?  )

「あぁ!  とても興味深い!!  」

「意気投合してんじゃねえよ。あと作者は帰れ。そして早く小説更新しろ」

ま、そんな事は置いといて、

「で?  とても素晴らしい『オカズ』と言うのは?  」

教室を抜け出した際に聞いていた。

「それな、さる情報筋から聞いた話ではどんな事を頼んでも被写体の状況を問わず盗撮を必ず成功させる天才がいてな。この間依頼して来た」

「ほう?  どんな?  」

「『那由ちゃんの着替え中』と『星宮さんの着替え中』の写真」

「な…………んだって?  そ、そ、そんな物が……」

「あぁ。依頼したら次の日には出来ていた。仕事が早い」

「そ、その写真はどこに……?  」

もうその写真が欲しすぎて頭が働かない。

「ここに……」

叢雲はブレザーの内ポケットから写真を出した。

「こ、これは!!!  と、とても最高だ!!  」

「だろ?  だろ?  」

「那由もあんなにへばりついてこないで黙ってれば可愛いのになぁ……」

『うへへへへ…………』

ガチャ

屋上に続く扉がいきなり開くとそこには那由がいた。

「2人ともここは立ち入り禁止だぞ!?  」

「なんでここに俺達がいることが分かったんだ?  」

まだ授業中ってのもあって、ここに来る時には誰もいなかったぞ?  

「え?  拓ちゃんの匂いで分かるから」

顔ポっと赤くしているがその発言は怖いぞ?  

「臭いか?  」

「違うよ。いい匂いだよ。いつも抱き付いてたから匂い覚えたの」

え?  ちょっ……

「それより何見てるの?  」

「あっ」

すぐ内ポケットに隠す。あの写真、バレたら絶対破るだろ。

「何隠したの?  出しなさい!  」

「いやだ!  」

「出しなさい~!  んん~」

「いーやーだー!  」

那由が写真を取るために、もみ合いになっている。そのまま、那由の胸を揉んだらどんな反応するだろう。ギリ揉めるくらいしかないのだが。揉める程もないんじゃないか?  

「今失礼な事考えてない?  」

え?  考えてる事バレた?  

「いやいやいやいや!!!!  考えてない考えてない!  あっっ!  」

「取ったーーー!  」

気づいたら取られてしまった。

「写真?  え?  私?  あれ?  これいつ撮ったの?  」

1枚だけだったようだ。よかったようなダメだったような。

「ていうか私服着てな…………」

黙ってしまった。怒ったりするかな?  

「拓ちゃん……」

「は、はい!  」

「私の裸がそんなに見たいなんて…………言ってくれれば見せてあげるのに…………しょうがないなぁ。許してあげるよ」

すっかり顔が真っ赤になっている。ハッとして自分のほっぺを触り赤くなっているのに気づいたようだ。

「い、いいいつでも言ってね!  わ私行くから!  」

照れて逃げたようだ。

「はぁ。やっと行った」

「おい」

「ん?  どうした?  」

叢雲は何故か怒っているようだ。

「お前だけ好かれやがって!!  」

ゴン

「そこ痛いってええええええええええ!」


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