自重を知らない異世界英雄たち

なぎさセツナ

文字の大きさ
17 / 115
第一章前編 異世界転生〜邪神討伐編

レム解放編

しおりを挟む

 出発前のいつものブリーフィング。
 そう、終わればナビ設定で、明日中には目的地。
 いつも不思議に思われる読者のために解説すると、
 何故こんなに早いのか?
 キャンパーのはずですよね?
 そんなに短い距離なんですか?
 走ってますよね?
 この辺りが疑問だと思われます。
 本当は………………………………………………
 飛んでます!そう、空飛んでます!!
 車幅400m、全長700mの7階建て巨大キャンパーが空飛ぶんですよ!
 近年、車が空飛ぶ時代、そんな時代がもうすぐそこですよね?
 各社、開発を急いでいます。
 そんな時代に、異世界でキャンパーが空飛べない訳無いだろう!!
 中の移動は?
 そう、魔動キックスケーター
 ぶつかりませんか?
 ABS付き自動ブレーキ、自動回避システム搭載です。エアバッグ付きです。超安全仕様です。
 ABS付きブレーキなんて、今時各メーカー、標準搭載ですよね?
 踏み間違い防止ブレーキや追突防止ブレーキなんてのも、当然ありますよね?ア○サイトとか。
 エアバッグ?何言ってんです?当たり前じゃないですか!無い方がおかしい!
 自動回避システム、某メーカーが実用化して、搭載しましたよね?
 駐車は?
 何言ってんです!今時、バックモニター誘導ライン付き自動駐車システムありますよね?
 後方視界は?
 バックカメラぐらい、観光バスでも付いてますよ!
 魔法があるんですよ?異世界ですよ?
 チーレム、俺tueee!のご都合主義ですよ?
 出来ない訳が無いじゃないですか!!
 はぁはぁはぁはぁ……
 それは置いといて、話を戻します。

(ミヤビ)次は、レム様なんじゃが……
    セレナ大迷宮。近くの町はセレヌ。
    名前が似ておるのは、セレヌ近郊に迷宮が発見されたので、似た名前が付けられたのじゃ。
    セレヌは元々、当時の国の王都じゃった。だから町と言っても、かなりデカい要塞都市じゃ。
    当時の名残りじゃのう。
    で、問題なのが……これなんじゃなぁ……
       【インデックス】

(なぎさ)・・・ほう……

(ユエ)これは……

(シア)これって、大丈夫です??

(ティオ)なんとまぁ……そうきたか……

(雫・ヤマト)普通はなぁ……

(玲・アカギ)これ、そう簡単には……

(椿・シナノ)無理っぽくないですか?

(フェロ)いや、無理でしょ。いくらなんでも、無いわぁ~……

(フィル)可哀想。

(エルム)ちょっと……うーん……

(エンジェ)そうだよなぁ。そうなんだよ。そういう案件なんだよ、これは。

 上層部のあまりにも自己中な、国のあまりにも身勝手な理由。
 信頼していた仲間の裏切り。
 自国の賠償金を増やすための切り捨て。
 国の安全の為に見つかった迷宮を調査と攻略という名目での事実上の処刑。
 アホかと思うほどの爆破によるどえげつない過剰なトドメ。3階層上まで瓦礫で埋まるなんて尋常じゃない。
 引き換えのはずの鬼族の里への支援に見せかけての特殊部隊による殲滅。
 それによる種族の滅亡。
 いくらなんでもありえない。
 いくらなんでも酷すぎる。
 戦時中は頼っておきながらのこの仕打ち。
 ありえない。
 ありえない事が実際起こったという事実。
 惨すぎる。
 そこまでした世界を破滅から守る為に協力を?
 どの面提げて、そんな事が言える。
 どんな面して、そんな事を頼めれる。
 頭のおかしいキチガイが、自分達のしたことを棚に上げ、自分達の為にやれと言っているのと何処が違う!
 自分たちも色々ムカつく理由があるが、これと比べれば霞んで見える。

(なぎさ)まぁ、考えても仕方ない。やってみよう。セレヌの座標を頼む。

 ミヤビよりセレヌの座標を聞き、セットする。
 空気が重い、流石に姦る気にはなれず。自室に戻ろうとする。
 パンと手を叩くなぎさが居た。

(なぎさ)さてと、姦りますか(笑)くよくよしたって仕方ない。姦ること姦ってスッキリしようってな(微笑)
    それとも、こんな程度で姦る気が失せる?なぁんだ、その程度のテクしか無いんだ(微笑)
    それでよく姦っちゃお♡とか姦らせろ♡とか姦り殺す♡とか言えたね、笑っちゃうよ(ニヤリ)

(シア)へぇ~言いますねぇ~(引き攣り)

(ユエ)いい度胸してる(ニヤリ)

(ティオ)ほぅ、そうか、そうか(怒笑)

(フェロ)ちょっと怖い思いしてもらいましょうか(ニヤリ)

(フィル)・・・。

(エルム)姦り部屋行こうか、ふふふっ♡

(雫・ヤマト)・・・(冷たい目)

(玲・アカギ)・・・(コクッ)

(椿・シナノ)・・・(ゴクリ)

(ミヤビ)婿殿、ちとおいたが過ぎるのう(静怒)

(エンジェ)なるほどねぇ(ニヤリ)楽しませてもらうわ(微笑)

 
 さて、この中で何故そんな事を言い出したか、見抜いたのは誰でしょう。
 そうです、見抜いたのは……エンジェ。楽しむ気満々ですが(爆)
 ちなみに、フィルはなぎさを何も疑わず信じているので、何か考えがあるのでは?と思っている。楽しむ気満々ですが。
 挑発に乗ってしまったのは、シア、ユエ、フェロ、エルム、ミヤビ。意外にもティオが乗ってしまった。
 雫、玲、椿はひょっとしたらとは思いつつ、憂さ晴らしに姦るか!と意見が一致していた。
 そうとなれば話が早い。一発入れると引きずって行った。
 いや、何も手刀で意識刈る必要、ありました??それ、酷くない??
 なぎさの意識が戻ると、そこは姦り部屋だった。
 何その、トンネルを抜けると、そこは雪国だった。みたいな自然さ。
 意識が戻るというより、強制的に戻された。アンタら冷水、何回叩きつけた。ちょっとヤバいぞ、これ……
 逃げろ!本能がそう叫ぶ。ヤバいヤバいヤバいヤバい、これ、アカンパターン(冷汗)
 悪寒がはしる。冷や汗が止まらない。みんなの目が……据わってんですけど(半泣)

(なぎさ)あのぅ~、皆様。今更なんですけど……

(シア)なんです?(イラッ)

(なぎさ)怒ってますよね?やっぱり……

(ユエ)だから?(イラッ)

(なぎさ)この手枷と足枷、外してもらいたいのですが?それと、吊るしてるの、下ろしていただけませんでしょうか?

(フェロ)ア''ア"ッ!(怒)

(ティオ)お主、状況が分かっておらぬようじゃのう(静怒)

(ミヤビ)エンジェもおるからのう、安心せい(冷笑)

(シア)なぎささん、気づいてないと思うんですけど……いつも4回は姦り殺してますからね。
   な・ぎ・さ・ちゃん♡(氷のような目)

(ユエ)じゃぁ~、誰から姦る?(冷たい目)

(フェロ)じゃあ、私から。サキュバスの恐ろしさ、ちょ~っと教えてあ・げ・る♡
      【エナジードレイン】
    同時に犯す!!

(なぎさ)ぐぎゃぁぁぁっ!!あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡

(フェロ)エナジー吸い取られる時って、最高に快感なんだよ。
    で、気づいたら干からびて死ぬ!カラッカラになって、なっ!

(なぎさ)うっ♡うっ♡うっ♡うっ♡あっ…さ、寒い、寒い……

(フェロ)ふふふっ♡あえて恐怖を感じるように、ゆっくり吸い上げてるからなぁ。もっと寒くなるぞぅ~(ニヤリ)
    でも、可哀想……温めてあ・げ・る♡
      【エナジーリリース】

(なぎさ)あっ!なっ!えっ?暖かい。暖かい。

(フェロ)そりゃ、戻してるんだもん。暖かくなる、よっ!

(なぎさ)あぅっ♡あっ♡あっ♡あっ♡あっ♡暑い……暑い!暑い!暑い!暑い!

(フェロ)あはは♡戻し過ぎたかな?
      【エナジードレイン】

(なぎさ)あっ!おっ♡うっ♡あっ♡ぎゃっ♡くぅ♡

(フェロ)あはは♡気持ちいい?ねぇ、気持ちいい?(氷笑)
      【エナジーリリース】
      【エナジードレイン】
      【エナジーリリース】
      【エナジードレイン】
      【エナジーリリース】
    あはは♡
      【エナジードレイン】
      【エナジードレイン】
    うふふっ♡交互にくると思った?あはは♡
      【エナジーリリース】
      【エナジーリリース】
    暑いねぇ、暑いねぇ(ニヤリ)身体ん中、沸騰しちゃうよ♡
      【エナジードレイン】
      【エナジーリリース】

(ティオ)さ、流石にもうよいのではないか?

(シア)え、エグい、エグ過ぎます。

(ユエ)ねぇ、これで吸血したらどうなると思う?フェロ、ツープラトン可能?(氷笑)

(フェロ)OK!任せな♡(ニヤリ)

 
 ユエが乱入、噛みついて吸血し始める。ゆっくりと。

(ユエ)吸血も快感でしょ?特に首筋辺りが効くのよ♡

(なぎさ)あぁぁっ♡あ”っ♡あ“っ♡あ”っ♡ぎっ♡ぐっ♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡はぁ♡あ“があ”ぁ“ぁ”ぁ“ぁ”♡(白目失神)

(フェロ)あはっ、落ちちゃった♡

(ユエ)失神ぐらいなら、まだいけたね♡でも反応が可愛い♡

(フィル)なぎさ、可愛い♡

(玲・アカギ)流石に引くわぁ~(どん引き)

(雫・ヤマト)お、おい、大丈夫なんだよな(引き攣り)

(椿・シナノ)まぁ、死んでも"リボーン"がありますけどねぇ(どん引き)

(ミヤビ)と、とりあえず
      【リカバリー】
      【エナジーチャージ】

(エンジェ)ぶっ!ごめん、笑っちゃった。なぎさって、M?(笑)

(フェロ)あっ!ごめん、なっちゃったかも(笑)アレ、やり方次第ではクセになるのよねぇ~(爆笑)

(ユエ)そうなの?奇遇ね(笑)吸血も加減次第でクセになるのよ(爆笑)

(フェロ)ぶははっ(笑)じゃあ、それ、ダブルで喰らわせたってこと?(ニヤリ)

(ユエ)あははっ(笑)やっちゃった♡(微笑み)

(エルム)怖ぇ~よ!アンタら怖ぇ~よ(どん引き)

(シア)・・・なぎささん、なんか新しい扉、開かれちゃいましたね(引き攣り)

(ティオ)あぁ、もう戻れんだろのう(どん引き)

 
 スッキリしたユエとフェロ、周りが引きまくってもお構いなし。
 次はこうやろう、あ!それ面白いと盛り上がる。
 この場にそれを止められる勇者は居なかった。
 肝心のなぎさは……フィルが甲斐甲斐しく世話をしていた。
 ねぇ、フィル?なぜ獲物を射止めたような目をしてるの?(怖)
 それから皆さん、自室に戻る。やっぱり、レムのことが気になるみたいだ。
 フィルはなぎさを抱き抱え、フィルの自室に戻っていった。(えっ?)
 朝が来た。朝風呂でスッキリした後、リビングに集合。
 何故かぎこちない。

(ミヤビ)あー、あー、婿殿?身体の方はどうかのう……

(なぎさ)へっ?いや、別に何もないけど??

(ユエ)あのぅ~、クラクラしたり、なんか貧血気味かなぁ~なんてことは?

(なぎさ)?別に無いよ??

(フェロ)いやそのぉ~、身体がダルいとか、寒いとか、熱っぽいとかは?

(なぎさ)??全然、なんともないけど??どうしたん??

(フェロ)まぁ、なんっつうかぁ……そのぉ~、姦り過ぎたっつうか、なんというか……

(ユエ)ちょっと心配になったというかぁ……

(なぎさ)??どうしたん?姦り過ぎはいつものことやん(笑)
    最後はミヤビが魔法で回復でしょ?
    なんも問題無いし、気持ちよかったよ。
    っていうか、変な夢見てたなぁ……

(シア)どんな夢です??

(なぎさ)なんかねぇ、"何か"が吸い取られていったと思ったら、戻ってきて。それが繰り返すんよね。
    で、途中からそれとは別に、でもそれは一方通行で、何かが吸い出されていくんよ!
    ゆりかごに乗せられて、ゆらゆら揺れてるみたいな感じ?がしたんよね。
    段々身体が軽くなっていく感じもしたし。なんだろうこれ?って……
    でも、嫌な気がしないし、何かに包まれて、運んで行かれる夢だった。

(エルム)・・・・(怖)

(椿・シナノ)それって、もしかして……(汗)

(玲・アカギ)というか、な。雫姉……(汗)

(雫・ヤマト)そ、そうだな。花は咲いてはいなかったのだな?(焦)

(なぎさ)花?花は無かったよ。ただ、暖かさに包まれた。みたいな。

(フィル)暖かさに包まれたんだ(照)

(エンジェ)ぶっ!(笑)ごめん、吹き出した(笑)

(ティオ)あー、まー、よかったではないかのう(冷汗)

(シア)で、で、で、ですよねぇ(焦)

(フェロ)えーっと、じゃあ、また今回みたいな夢、見てみたい感じ?かな?(ドキドキ)

(ユエ)どうかなぁ?どうかなぁ?見てみたいかなぁ?(ワクワク)

(なぎさ)そうやなぁ……
    うん、見てみたいかな。気持ちいいというか、ほっこりしたし、ぽかぽかした。

(ユエ&フェロ)やったぁ~!!!

(エンジェ)ぶはっ!ごめん、涙出る(爆笑)

(なぎさ)???

(フィル)なぎさ、嬉しい……
 

 気を取り直してモーニング。食後のティータイムと、毎日のルーティン。
 既にキャンパーはセレヌ近郊に固定されている。

(なぎさ)まぁ定番のギルドっすかな。

(ユエ)そうねぇ。

(シア)地図だけ買って、サクッと向かいましょう。

(なぎさ)という事で、エンジェ、頼んでいい?

(エンジェ)でしょうね(はぁ~)さっさと行ってくるわ。
 

 打ち合わせが終わると、全員1階の駐車場に集合。

(ティオ)シラン殿は、何処かのう。

(ティオ以外)忘れてた!
 

 速攻リビングに戻る。そこにハイリヒご一行が待っていた。

(なぎさ)危ない!危ない!忘れて行くとこだったよ(焦)

(ユエ)何の違和感も無く、普通にスルーどころか、記憶から消えてた(爆焦)

(シア)ティオさんが気づいてくれなかったら、出発してましたよ(大焦)

(近衛騎士団副団長シラン)
      あーそのーなんだ、そんなに存在感無かったか?

(一同)うん!!

(近衛騎士団副団長シラン)
      泣くぞ!!(半泣)

(なぎさ)ってことは……
    みんな朝食まだだよね?
    こっち、こっち!この中から好きなの選んで、この魔石触ってね。そしたら出てくるから。

(王宮メイド リコル)
      はぁ?出てくる?のですか?

(なぎさ)そうだよ?何がいい?リコルお姉様(微笑)

(王宮メイド リコル)
      えっ?あぁ、じゃあ、これで……
 

 リコルが選んだ絵(写真)の魔石を触る。すると、絵が動いて全く同じ物が出てきた。しかも出来立てで。

(王宮メイド リコル)
      ・・・はあぁ?何これ!しかも出来立てじゃん!!どうなってるの??

(なぎさ)そうなってるの(ニヤリ)
    忙しい朝とか便利でしょ?食事はちゃんと取らなきゃね。
    しかも、旅の娯楽は食事ぐらいでしょ?(微笑)

(王宮メイド リコル)
      此処は食事以外に山ほどあるわぁ!
      昨夜はオセロに将棋に麻雀に。徹夜したわ!!
      これ、ほんとに旅なん(涙目)

(なぎさ)夜更かしは美肌の天敵ですよ?お姉様♡

 
 どうりで皆さん、グダグダなハズだ。
 初めて尽くしで舞い上がり、時間忘れて過ごした為かメイドとしては放送禁止状態な姿で……
 これ、王宮なら全員処刑案件だなぁと暖かい目で見てしまった。
 リトナメイド長、ため息つくのは分かりますが、貴方も大概な状態ですよ?
 シランも食事をとり、しばしの休息。
 ちょうどいいので、今日の予定をざっくり説明する。

(エンジェ)そうだ!ちょうどいいのが居るじゃん!

(シア)あっ!そうかぁ、一番無難ですよね!

(ティオ)おぉ、そうじゃ、適任者がおったわ!
 

 一斉にシランを見る。

(近衛騎士団副団長シラン)
      えっ?私?私ですか??

(なぎさ)そう!シランさん、頼んでいいかな?

(近衛騎士団副団長シラン)
      へっ?

(ユエ)とりあえず、ギルドに寄って地図を買う。
   貴方なら、今、この世界のこの国の人間!誰も興味を示さない!!

(近衛騎士団副団長シラン)
      言い方!!(涙)

(なぎさ)少し離れたところで降ろすから、徒歩で。
    僕らは魔動車で乗りつけて、騒ぎを起こすから、
    どさくさ紛れに地図買って、裏門出て少し離れた場所で合流!いい?

(近衛騎士団副団長シラン)
      えっ?あっ!その……

(雫・ヤマト)魔動車に惹きつけておいて、サクッと済ます。
      関係者と思われ、取り巻きが出来ないように離れた場所で合流する作戦だ。

(フェロ)ギルドとか鬱陶しいから、関わりたくないの。

(ティオ)既に1ヶ所、ギルマスに目を付けられて、無理矢理勧誘されたからのう……
    まぁ、今後を考えれば悪い話ではないが、既に話があるのに、他が絡んできたら厄介だからのう。

(近衛騎士団副団長シラン)
      はあ……

(なぎさ)なんで、よろしくお願いします。シランさん。

(近衛騎士団副団長シラン)
      お、おぅ、わかった。
 

 改めて、1階駐車場へ。

(シア)今日から13人ですね!

(なぎさ)じゃあ、これだ!

 
 何かに載って、移動してきたのは……
 そう、自衛隊ばりの8×8!
 4軸8輪、8輪駆動の箱型魔動車!しかも4輪操舵!ハンドル切れば、前4輪が動く!
 無骨なデザインが、貴方の闘争心をくすぐる!
 アプローチアングル60度、最低地高700mm、大径タイヤのモンスターマシン!
 シアが下に潜ってみた。

(シア)これ、下で寝てても轢かれませんね。

(なぎさ)かなりの悪路を想定したんで、多目に取った。6WDじゃなく、8WDにしたのもそう。
    その代わり、曲がりにくくなるから、前4輪で方向を決める。意外と曲がるハズ。
    今、8輪操舵も試作中だけど、今回の結果次第では出番なくなるかも。

(ユエ)8輪操舵?どうなるの?

(なぎさ)8輪操舵の場合、車が高速走行中の場合は車輪が全て同じ方向に向く。横にスライドする感じで動くんよ。
    街角などの低速走行の場合、前4輪と後4輪が逆方向に向いて、小回り出来るようになる。
    そんなロマンを試作中やけど、間に合わんかったから、今回はコレ。

(シア)ロマンですぅ~。完成品は1台くれますよね?
   それを錬成でデザインすれば、自分だけの1台ってわけですね?(ワクワク)

(なぎさ)その通り!また、いじっていい場所は教えるから、自分好みにやってみて(ニヤリ)
    別に1台じゃなくてもいいし。
    ただ、今は時間の問題があるからやけど、落ち着いたら何台でもいいよ(微笑)

(雫・ヤマト)それは楽しみだ!(嬉目)

(玲・アカギ)細かい仕組みは分からんが、外観と内装を自分好みにすればいいだけだから、楽しいよな!(輝く目)

(フェロ)なぎさの指示した場所以外、触らなければ、ちゃんと走るから安心して楽しめるもんなぁ(笑顔)

(ユエ)何台でも(悦目)
    
(近衛騎士団副団長シラン)
      ・・・いいなぁ(ボソっ)
 

 いざ出発!
 離れた場所でシランを降ろす。
 『まだ大丈夫だ』『いや、これ以上近づくのはマズい』
 『そんなぁ、ねっ、もうちょっと、もうちょっとだけ(涙目)』
 『嫌だ、もうダメ』
 『そんなこと言わないで!ねぇ、お願い、もうちょっとだけ、先っちょだけ(涙)』
 そうかぁ、こんな定番コントがこの世界でもあるんだなぁと、
 なぎさは、シランVSシア&ユエのやり取りを温かく見守っていた。
 結局、嫌がるシランをシアが蹴り出し、発進する。土煙を上げて。
 あのぅ~シアさん、シランってハイリヒ王国近衛騎士団副団長ってこと知ってるよね?
 で、ユエさん、いきなりアクセル全開ってのもどうかと思いますが……
 そんなスピードで飛ばすから……完全に置いてけぼりのシラン。
 多分、泣いてるぞ、多分な(笑)
 正門前に到着。馬車の列に並ぶ。ほら、ユエさん。シランはまだ来ないよ?
 発信機の反応だと、まだ9kmも後方ですが……
 10km手前で降ろしたのに、まだ9km後方?どんなけ飛ばしたんですか?
 もう、どんなけぇ~!!!!……ゲフォゲフォゲフォ……
 例によって例のごとく、注目の的。
 そして、順番が回ってきた。

(門兵)おわっと!あぁ、噂の新型馬車ね。はいどうぞ。
 

 普通に通行証が渡された。
 えっ?マジ?それだけ??と思いながら、涼しい顔で入門する。
 もうアーミアさんが色々手を回してくれたんだろうなぁと勝手に想像する。
 "ちょっとびっくりされたぐらいで、特に何も無かった。注目はされたけど"
 こんな残酷な現実はシランには可哀想で、とても言えない。
 何の為の10km手前?何の為に徒歩?いや、考えないでおこう。
 試しにギルド寄ってみよう、なんか分かるかも。
 ギルドに横付けする、無骨な魔動車。
 中から冒険者が出てくる。

(冒険者:男)ほらな!かなり無骨でカッコいいだろ?俺が見たって嘘じゃなかったろ(喜)

(冒険者:女)へっ?これ?これなの?私が見たのはこう、なんっつうか、もっとエレベントって言うか、
      そう、お貴族様のパーティーなんかに来そうな感じのだったけどなぁ……
 

 いや、それ、多分、エレガントです。エレベントって、どっかの山か何かですか?

(魔導士:女)あぁ!これ、これ、これ!私が聞いてたの、こんなやつ!噂通りデカい!!(喜)
 

 しれっとエンジェが降りていく。そりゃ女神ですやん。破壊力抜群!!
 ガン見する男性陣をぶっ叩く女性パーティーメンバー。
 『お姉様♡』とか聞こえたのは気のせいですか?そこの鼻血出してる女性パーティーさん??

(シア)今がチャンスです!

(なぎさ)よし!後、誰が行く?

(フェロ)私!

(フィル)私、行く。
 

 なぎさ、シア、フィル、フェロの4人が素早く降りる。
 運転席のユエが頷く。
 流石ユエさん、頼もしい!
 そのまま、野次馬気取りで窓口に。

(ギルド職員:女)いらっしゃいませ。当ギルド初めてですか?
        めちゃくちゃツイてますよ!あの噂の、新型馬車が目の前に止まってますからね!!もう見ました??

(なぎさ)え……

(シア)はい!見ました!もう、めっちゃツイてますよ!
   それで、迷宮行こうと地図買いに来たんですが、大物狩れそうかも♡

(ギルド職員:女)そうなんですか!それは、それは。
        これが地図です。当ギルド自慢の一品です!
        うちの金ランクパーティーが数十回調査しまくり、調べ尽くした自信作です!!
        残念ながら、77階層で打ち止めですが、そこまでの情報に嘘偽りはございません。
        逆に違っていれば通報してください。スタンピートの兆候だといけませんので!

(フェロ)77階層で打ち止め?その下があるって噂があるの?

(ギルド職員:女)そうですねぇ……
        言い伝えでは、存在すると。
        ただ、昔、大規模な崩落があり、埋まってしまったと言う話ですが。
        3階層とも4階層とも言われていますが、正直、分かりません。
        それも、1600年も前と言われていますし、真偽のほどは……
        ただ、崩落らしき跡はあったと報告はされてますし、確認もできてますので、
        言い伝え通りなのかなという見解はもっております。
        開通すれば、また何か発見があるかもと楽しみにしておりますが、
        何分、最深部以下なので、なかなか発掘が進まないのが現状です。
        何か分かれば、ギルドにて公表いたしますので、楽しみにしていてください。

(シア)それ、気になるぅ~!鉱石とか出ないのかな?

(ギルド職員:女)多分、出ると予想されています。レアメタルとかなら、町を上げてのお祭りになりますね(笑)
        壁などの材質は、特に変わってはいないと報告がありますし、
        金などの希少金属の含有率も上がっているとのことなので、
        今まで通り、"深く潜れば採掘しやすくなる"の法則かと。
        ミスリルや、それこそ伝説の金属"アザンチウム"なんか見つかれば、カーニバル確定ですよね(笑)
        いい報告を毎日待ち遠しくしています(笑顔)

(フィル)色々ありがとう。地図の代金は?

(ギルド職員:女)あっ!今日は無料です!!
        噂の新型馬車が来た日は、当ギルドの地図や飲食が無料になるイベントをしている期間ですので!
        では、お気をつけて!御幸運を!!

(シア)ありがとう!お姉さん♡
 

 とりあえず、シラン、なんかごめん……
 それと、みんな怖い(怖)
 外で歓声があがる。あぁ、エンジェが乗り込むのね。
 "お姉様♡"の黄色い声が飛ぶ、主に女子。結構…多いんだぁ~、そっかぁ……尊い。
 "お姉様♡"って鼻血出してるのが多いと逆に心配になるわ。あれ?あの人、さっきのお姉さん??

(シア)行きます!

 
 シアの合図で紛れて脱出、しばらくぶらついて、合流を試みる。

(なぎさ)なんか、久しぶりな感じやなぁ……

(シア)そう言えば、なぎささんと一緒にお散歩した事って、ほとんど無かったような……

(フェロ)そう言えば、私も無いんじゃない?大抵、なんかの行き帰りで、こんな風にぶらついた事、あったっけ?

(フィル)私、嬉しい。なぎさと散歩できて。

(なぎさ)アレやね。全部片付いたら、色んなとこ、ぶらつこうよ。
    冒険者で稼いで、商品売って、気楽に生きたいなぁとか思うけど、どう?

(シア)いいですねぇ。がっぽり稼いで、気まま旅って良さそう♪

(フェロ)いいねぇ、いいねぇ、なーんにも縛られずに気楽にって最高!

(フィル)何処でもついて行く。だから、いっぱい連れてって。
 

 久々に気楽な町ぶらを楽しむ。
 そろそろかな?と思ったところに魔動車が合流!流石ユエさん!嫁にして♡
 みんな乗ったところで町から出る。
 作戦どうり裏門から出て10kmほど離れた場所へ。
 テーブルや椅子を出して、ティータイム。
 地図を見ながら談笑する。

(ユエ)ほう。これ詳しいね。なぎさが作るレベルじゃない?

(なぎさ)そうやなぁ。自慢の金ランクパーティーが数十回調査したらしいから。

(ティオ)なら納得じゃ!ギルド自慢の一品ってとこかのう。

(シア)それ言ってました。調べ尽くしたって、違ってたら通報してって。
   スタンピートの兆候だったらダメだからって。

(玲・アカギ)ギルドがそこまで言うのか!

(雫・ヤマト)でも分かるな。ここまで詳しければ、逆に意地が出る。

(椿・シナノ)これだけ調べたんだ、スタンピートを見逃すはずはないってな。

(エルム)ギルドのプライドに賭けて、よね。

(なぎさ)で、どうだった?女神様。

(エンジェ)可愛い子猫ちゃんばかりだったな(笑)

(シア)しかし、流石ですよね!簡単にスルーですよ。

(エンジェ)ごめんね、美しすぎて(爆笑)
 

 楽しいティータイムが終わり、片付けていると。

(近衛騎士団副団長シラン)
      おーい。上手くいったか?地図買ってきたぞー、お?

(シア)地図、買ったんですか?

(シラン)えっ?あぁ、そう言ってたじゃないか。なんか今日はタダだそうだ。噂の新型馬車の日だって。

(ユエ)あぁ、それね。

(なぎさ)ま、まぁ、疲れたでしょ。お茶でもどう?

(近衛騎士団副団長シラン)
      あ、あぁ、ありがとう。で、どうかしたのか?

(ティオ)まぁ、なんというか、のう。

(フィル)噂の新型馬車はコレ。この魔動車が来たから無料。だから地図はコレ。
    全部ギルド職員が教えてくれた。暇だから、なぎさと散歩して合流。
    ここでティータイム。

(近衛騎士団副団長シラン)
      ・・・・・・なぎさ殿(涙目)私、頑張りました、頑張りましたよね?(涙)
      バレないように10kmも歩いて、バレないようにギルドで地図買って、
      バレないように裏門から出て、ここまで歩いて来ました。(泣顔)
      間違ってないですよね、ミスして失敗してないですよね?(半泣)

(なぎさ)あぁ、してない。完璧だった。よくやってくれた。

(近衛騎士団副団長シラン)
      なぎさ殿ぉ~!(泣)褒めてください、褒めてください!頭ナデナデしてください!!(大泣)
      やだぁ~!!(号泣)もっと優しくして抱きしめてくださいぃぃぃっ!!(号泣)
      お母さぁ~ん!!!(慟哭)
 

 あぁあ、壊れた。フィルがSUN値をガリガリ削った。そりゃもう、見事なまでに削り尽くした。
 可哀想なシラン、幼児退行してしまったじゃないか。どうする?どうするよ?
 このまま大迷宮行く?多分、シランは帰って来ないぞ?
 このままだと、"危険が危ない"ということで、一旦キャンパーに戻る。
 魔動車内では泣き疲れたシランが、なぎさに抱きついてすやすや眠っていた。
 がんばれシラン(爆笑)
 キャンパーに戻ると、抱き抱えられて、すやすや眠るシランを見たハイリヒ組が慌てまくる。

(王宮メイド長 リトナ)
      ど、どうされたのですか??シラン様は何故この様なお姿に……

 
 だよな、そうなるよな。
 泣く子も黙る、ハイリヒ王国近衛騎士団副団長、剣聖シランがこんな状態で帰ってくれば……

(なぎさ)いやぁ……なんというか……どう説明したらいいか……

(フィル)今日の作戦。
    ギルドの余計な横槍を避けるため、シランは手前で魔動車から降り、徒歩で向かう。
    ギルドに寄り、地図購入。
    その間、魔動車で注目を集めておき、ギルドの横槍をかわす。
    その後、裏門から出て、離れた場所で合流。

(王宮メイド長 リトナ)
      ええ、その様にお聞きしていますが……

(フィル)町の正門でも、特に何もなく、簡単に入れた。
    ギルドに寄っても、魔動車自体の注目だけで済んだ。
    エンジェが注目を集めたから、簡単に地図購入、情報も詳しく入手。
    魔動車で行ったから、地図は無料だった。
    特に妨害も無く、簡単に合流。予定通り裏門から出て、離れた場所でお茶会しながらシランを待った。

(なぎさ)あぁ、まぁ、そういうことで、
    わざわざ10km手前から歩く必要も無く、魔動車のおかげで地図は無料。
    あまりに上手くいった為、時間が余りまくり、地図見ながらティータイムしてたと。
    魔動車で行ってなかったら、地図は購入しなきゃいけなかったから、
    苦労して歩いたシランは、完全な空振りで、全てが無駄だったと。
   
(ユエ)で、フィルの端的かつ的確な説明に、SUN値が削り尽くされ、幼児退行したわけ。

(王宮メイド長 リトナ)
      シラン様……お労しいや……(涙)

(王宮メイド リコル)
      うわぁ……それ、キツすぎる(涙)

(なぎさ)このまま迷宮は、あまりに危険なんで、仕切り直しに戻ってきた。
    今から迷宮入りするけど、シランは置いて行く。
    このまま連れて行くと、多分、シランは戻ってこない(焦)

(王宮メイド長 リトナ)
      是非置いていってください。私の目から見ても不可能ですから。

(近衛騎士団副団長シラン)
      うーん……目が覚めた、お母さん。

(王宮メイド リコル)
      絶対無理ぃぃぃっ!こんなポンコツ、死にに行くようなもんじゃん!!

 
 リコル、自国の剣聖は大切にしようか。

(なぎさ)シラン、今から迷宮行くけど、いい子でお留守番しててね。シランが心配だから。

(近衛騎士団副団長シラン)
      やだやだぁ~(涙目)私も行くぅ~!置いてかないで、お母さん!!(半泣)

(ユエ)アンタ死ぬよ?やめときなさい。

(シラン)やだぁ~!なんでそんな意地悪するのぉ~?
    寂しいから、連れて行ってよぉ~(涙)お姉ぇ~ちゃぁ~ん……うわぁ~ん!(大泣)
    お母さぁ~ん!お姉ぇ~ちゃんが意地悪するぅ~(号泣)

(フェロ)どうする?コレ、ダメでしょ(ため息)

(ティオ)まぁ、あえて連れて行って、死の恐怖を味わうと元に戻る場合も無くはないがのう……

(王宮メイド達)鬼だ、鬼が居る(ボソっ)

(なぎさ)うーん、わかった!連れて行くから泣かないで。

(近衛騎士団副団長シラン)
      えぐっ!えぐっ!えぐっ!ほんと?お母さん?

(なぎさ)あぁ、本当や。

(近衛騎士団副団長シラン)
      わーい♪ありがとう♪シラン、もう泣かない!いい子にしてるね、お母さん!(嬉)

 
 ハイリヒ王国よ、この先、大丈夫か?

(シア)ほんとに連れて行くんですか?どうなっても知らないですよ?(心配)

(なぎさ)置いて行っても駄々こねて追っかけて来るだろう?道知ってんだし……(ため息)

(ティオ)荒療法に賭けるかのう(ため息)

(フィル)いざとなれば捨てればいい。

(雫・ヤマト)フィルに賛成だな。

(玲・アカギ)駄々こねてついてくるんだ、死んでも仕方ない。

(椿・シナノ)別にハイリヒに借りは無いからな。

(フェロ)ハイリヒに命がけのボランティア、する気は更々無いし。

(ユエ)バカは死ねばいい。

(エルム)仕方ないじゃん、死んでも知らん。シランだけに(爆笑)

(エンジェ)あらあら、みなさん、辛辣ですねぇ(笑)

(王宮メイド長 リトナ)
      そ、そんな(泣)皆様、どうか、よろしくお願いします(土下座)
      私に出来る事は……いえ、命と引き換えに女王に直訴いたしますから、どうか、どうかぁ~(号泣土下座)

(近衛騎士団副団長シラン)
      ねぇ、おばさん、なんで泣いてるのぉ~??

(王宮メイド リコル)
      ダメじゃん、コレ(ため息)

 
 リコル、だから……いや、もういいわ……

(なぎさ)そんなことはしなくていい。僕がなんとかする。

(王宮メイド長 リトナ)
      な、なぎさ様ぁ~!!は、はぁ~!!(感泣土下座)

 
 仕方ないので、シランを連れて迷宮に向かう。

(ミヤビ)しかし、婿殿もお人好しじゃのう。足元見放題のチャンスをわざわざ捨てるとは……(ため息)

(なぎさ)おいおい、ミヤビまで(苦笑)仕方ないやん、コレしか無いし。
    それに、こんな事で足元見てもいい気がしないやん(微笑)

(ティオ)ほぅ、今からの命がけの突入を、こんな事で済ましよるか(笑)気に入った!

(玲・アカギ)その気概、中々だな!滾るわ。

(椿・シナノ)騎士としてやりがいを感じるな!

(雫・ヤマト)剣聖守って迷宮攻略。しかもレム解放。悪くない(ニヤリ)

(シア)皆さん、飢えてますねぇ~(微笑)

(フェロ)魔物狩れそうに無いからなぁ……いっちょガッツリ稼ぐか、王国相手に(笑)

(フィル)ポンコツ守って世界救済、報酬、出ないわけない。

(ユエ)なんか面白くなった。

(なぎさ)おいおい(苦笑)

 
 迷宮に到着。
 やはり、かなりの賑わいがある。
 これだけ詳しい地図があれば当然か。
 各々、レベルに応じて比較的安全な狩りが出来るもんなぁ。
 しかも、その日の稼ぎまで見通しが立つ。
 じゃあ、サクッと行こう、他の冒険者の食い扶持邪魔せず。

(なぎさ)うーん、この迷宮、かなり広いな。

(シア)これだけ広いと、地図無しは辛いですよね。

(ユエ)それだけに正確だわ。魔物の分布まで書いてあるもんね。

(フェロ)冒険者には天国ですよ、ほぼほぼ狙い撃ちだもんなぁ。

(ティオ)これだけ正確じゃと、依頼達成も楽じゃろうのう。話に乗るギルド、間違えたかのう(笑)

(エルム)今から乗り換えたら、アーミアさん、首吊りますね(笑)

(フィル)現実は残酷。今から乗り換えるのも手。

(玲・アカギ)目先の事だけだと乗り換えが妥当だが、アーミアの力がどこまで効くかによるな。

(椿・シナノ)今後の事も大事だからな。

(雫・ヤマト)お前たち、段々下世話になっていくな(焦)しかし否定出来ない私も居るが(汗)

(エンジェ)自由に生きるって決めたんじゃなかった?まぁこういうのも悪くないけど(微笑)

(近衛騎士団副団長シラン)
      お母さん、何の話?

(なぎさ)ん?シランは分からなくていいよ。(笑顔)

(ミヤビ)お主ら、そろそろ危ないぞ。もう76階層ではないか(ため息)

(なぎさ)さてと、気合い入れて行くぞ!次が現在最下位層の77階層や。

(なぎさ以外)おお!!(気合い)

(近衛騎士団副団長シラン)
      おおぅ!頑張る!お母さん。

(シア)ダメじゃん(ため息)

 
 77階層突入。
 しかし、意外と冒険者が居る。皆さん発掘と護衛に忙しそうだ。
 バッチを見ると、金ランクの集団。銀ランクもチラホラ。発掘には黒も居る。黒??
 下から、青、緑、黄、赤、銀、金じゃなかったっけ?その上にプラチナ作るとか言ってたけど。

(ユエ)黒ランクって……

(シア)ちょっと聞いてきます。

 
 シアが納得した顔で戻ってきた。

(シア)分かりました。黒は学者とかだそうです。
   今回なんか発掘してるじゃないですか、言い伝えもあるし。
   で、調査しているそうです。
   冒険者と間違われないようにする為に、黒だそうです。生態調査もするし。
   非戦闘員なので、はぐれたり、襲われたりした時に保護が必要という目印だそうです。
   また、黒ランクの保護行為はギルド規定で決まっていて、保護した冒険者には報酬が出るそうです。
   当然、護衛依頼もあり、重要任務なだけに報酬もバカ高いので、結構人気の依頼だそうですが、
   かなり危険な為、金ランク専用みたいです。ギリ金ランクパーティーまでは参加可能とか。

(フェロ)金ランクパーティー?

(シア)パーティーの半分以上が金ランク、残りは銀ランクの必要があるとか。
   他も同じで、半分以上が同ランクで残りが1ランク下なら、上のランクのパーティーと認められるんだって。
   1人でもそれ以下がいると、ランクが下がるそうです。
   パーティーの場合、多くの収入が必要だから、救済処置だって。
   ただ、身の安全と達成が不可欠だから、ランク下げはその為だそうです。

(ティオ)まぁ、金ランクパーティーに1人でも赤以下が居て、其奴が死んだ為に依頼不達成は避けたいだろうからのう。

(雫・ヤマト)依頼不達成だけならいいが、護衛依頼なら、依頼者の命にもかかわるしな。

(なぎさ)しかし、これは……

(ユエ)やりにくいね。

(椿・シナノ)どうする気だったんだ?

(なぎさ)錬成で潜る予定だったんやけど……
    これじゃあ、目立つからなぁ……

(ティオ)バレたら、その手の依頼が殺到するだろうのう。

(エルム)それだけじゃ済まないでしょ。金ランクパーティー以上の食い扶持を取る事になるわ。
    依頼料が高いなら、尚更ヤバくない?

(エンジェ)かなりの恨みを買うだろうなぁ(笑顔)

(近衛騎士団副団長シラン)
      目立っちゃダメなの?お母さんやお姉ちゃんのカッコいいところ見たいなぁ~(上目遣い)

(フィル)こいつ、殺す。

(なぎさ)わぁ!!待て待て!それダメ絶対!!

(ティオ)まだ刺激が足りんか(ため息)

(シア)剣聖だけに、この程度、なんともないんじゃないかな?

(フェロ)無駄に強いよなぁ~(ため息)

(ユエ)どうするの?なぎさ。

(なぎさ)よし!強行突破(笑)

(なぎさ以外)おい!

(近衛騎士団副団長シラン)
      えい!

 
 シラン、そろそろ戻らないとほんとに死ぬぞ!
 フィル、SUN値削りすぎだよ……

(なぎさ)あのデカい岩陰から行く。入り口塞げばなんとかなるだろう。まだ調査に忙しそうだし。
    ミヤビ、反応はまだ下で合ってるか?

(ミヤビ)そうじゃ、まだ下じゃ。深さからして3階層下と考えてよい。
    位置はかなりズレておるが、仕方なかろう。

(なぎさ)その方が都合いい。斜めに掘り下げて、横に行く。その方が広いスペースが確保出来る。

(ミヤビ)久しぶりに妾の出番じゃのう!妾に任せよ!

(なぎさ)じゃぁ~掘って、ミヤビ(微笑)

(ミヤビ)婿殿ぉ(涙目)
 

 なぎさが錬成で掘り進む。
 あえて降りれるスロープ状に掘り下げ、存在したであろう階層をある程度の広さを作る。

(シア)何やってんです?わざわざ階層作るみたいに。

(なぎさ)あぁ?どうせ掘り進むんだろ?あの連中、学者連れて。
    だったら、ある程度、作ってやっといたら、やりやすいやろ。
    足場いるだろうし、変に掘り進んで落盤事故起こしたら、目覚めが悪いやん。
    しかも、それで迷宮閉鎖。他の冒険者が割を食う。なんかなぁ……

(ティオ)お主ときたら……

(フェロ)どこまでお人好しなんだ?もう!

(ユエ)なぎさらしいな。

(フィル)だから好き♡

(雫・ヤマト)ノブレス・オブリージュだな。

(玲・アカギ)なぎさは本当に平民だったのか?

(椿・シナノ)やる事なす事、規格外もいいところだ。

(エルム)商人かと思ったら、貴族。なんかギャップ萌えだわ(微笑)

(エンジェ)この人垂らしが(微笑)

 
 どんどん掘り進む。

(ミヤビ)到達したぞ、婿殿。

(なぎさ)了解!これを横に行けばいいのか?向きはどっち?

(ミヤビ)向きは北西、この向きじゃ。ただし、ちと遠いのう。
    この迷宮の大きさからして、北西の一番端と思われる。
    まだかなりの距離じゃ。

(なぎさ)まぁ、任せろ!この時ほど、魔力無限大、限界突破の有り難みを感じるわ(ニヤリ)

(ミヤビ)だが、身体は疲れる。この先、何が起こるか分からん、少し休むのじゃ。

(ユエ)はい、お茶。

(シア)フルーツパイもありますよう。容量無限のストレージ、付与してくれたおかげですぅ♪

(フェロ)マッサージどう?色んなところ、ほぐしてあ・げ・る♡

 
 しばらく休憩して、突入開始。
 フェロの揉み揉みが少し怖かったけど。
 しばらく進むと、いきなり巨大な空間が現れた。
 どうも旧階層っぽい。

(なぎさ)あったな、81階層。

(シア)ですね。という事は……

(ユエ)魔物が居る可能性大。でしょ?

(ティオ)たしかに、居てもおかしくない雰囲気じゃのう。

 
 そこには今までのような広大な階層が広がっていた。

(近衛騎士団副団長シラン)
      嫌な予感がするな。

(フェロ)あれ?シランが戻った……のか?

(エルム)てっきり、"ここ広いね、お母さん"って言うかと思った(笑)

(近衛騎士団副団長シラン)
      ??私はそんなふざけたりしないぞ?

(一同)してたわ!!

(玲・アカギ)しかし凄いな、この空気は。

(椿・シナノ)殺気ビンビンですね。

(雫・ヤマト)"空気が刺さる"とは、この事だな。

(なぎさ)反応は?ミヤビ。

(ミヤビ)このまま真っ直ぐじゃ。気配はどうじゃ、婿殿。

(なぎさ)何も感じないのが逆に不気味だ。

(エンジェ)殺気ガンガンなのに、魔物の気配がない。どうなってるんだろ?

(なぎさ)行こう、それしか無い。

 
 異様な空気の中、先へ進む。
 すると、また崩落したようなところが現れた。

(ミヤビ)あそこじゃ!見つけたわ!!

(なぎさ)おっと、あれか……

(シア)えっ?オーガが埋まってるんじゃないの?

(なぎさ)いや、あれだ!
      【インデックス】

 
 表示されたのは、たしかに鬼族のレムだった。

(ユエ)よくこんな状態で……

(エンジェ)私が一番、神力を使ったからな。状態を維持するのが大変だった。

(エルム)えっ?じゃあ、場所がわかってたんじゃ……

(エンジェ)いや、かなり大雑把でしか分からなかった。今のミヤビより把握できていなかった。
     神力を注ぐには充分なんだが、特定は無理だ。

(なぎさ)ミヤビのパターンか。

(ユエ)あぁ、なるほどね。

(なぎさ)では、って、どうやるんだ?これ?

(シア)埋まってるだけですよねぇ……

(ユエ)錬成で掘り出す。

(ティオ)妾が受けとめよう。

(なぎさ)では、行きます。
     【錬成】

 
 レムの身体が浮き出てくる。

(ティオ)おっと。

 
 ティオが受けとめた。

(ミヤビ)問題はここからじゃのう。
      【リボーン】
      【リカバリー】
      【エナジーチャージ】

(レム)うっ!うっ!うーん……うん?あれ?助かった?のかな?

(ミヤビ)レム様、妾はこの世界の元管理者のミヤビと申します。

(エンジェ)同じく、現管理者のエンジェと申します。

(レム)??はい。えーっと、私に何か御用でもありますでしょうか?

(ミヤビ)誠に申し訳ございませんが、こちらを見ていただけないでしょうか?
    そして、お力添えをお願いいたしたいのですが……

(レム)??はい…えーっと…はい。

(ミヤビ)では、
     【インデックス】

(レム)うん?……………………

(エンジェ)レム様には、大変酷なお話ですが、どうか最後までお目通しを。

(レム)・・・・・どういう事?どうなっているの?ねぇ、どういう事?誰か教えてよ!!!(慟哭)

 
 あまりに酷な事実、空気が凍りつく。誰も何も言わない。誰も何も言えない…………
 なぎさが話しかける。

(なぎさ)レムさん、僕らは何も言えない、言えないんだ……
    ただ、これを見てもらいたい。僕らの自己紹介なんや。
      【プロフィール】

(レム)・・・うん……(号泣)
   そうなんだ……そうなんだ……
   でもね、私、我慢出来ない。こんな世界、滅べばいい!
   私は、私は、裏切られただけでなく、一族も滅ぼされたんだ!!(激怒)
   誰がこんな世界、救ってやるか!どの面提げて言ってるんだ!!ふざけるのも大概にしろ!!!(大激怒)

(なぎさ)わかる、わかるよ、なんて飾りだけの事は言わない。たしかにそうや。

(レム)この気持ち、わかってたまるか!!もう嫌だ!私、此処で死ぬ!!
   なんで助けた!なんで生き返らせた!また、いいように利用する気か!!
   もう、放っておいて!関わらないで!!迷惑だ!!皆んな死ねばいい!!!(大激怒)

(ティオ)レム殿、もうその辺にしてくれんか?妾たちの真の目的は見ておらぬのか?
    お主も妾たちと第二の人生を謳歌する気は無いのか?
    今までの鬱憤を晴らさぬか?
    見返してやらなぬのか?
    我々にはなぎさ殿が居る。それに賭ける気にはならぬのか?

(レム)もういい!もういいんだよ!!ウンザリなんだ!!!なぎさ殿が居る?それがどうした!!
   そのなぎさ殿は私の一族を取り返してくれるのか??(大激怒)

(なぎさ)……すまん、それは出来ん、出来ないんだ……力不足で申し訳ない……

(レム)なら、なんの役にも立たないじゃないか!!第二の人生、謳歌する??出来る訳無いだろう!!!(大激怒)

(ティオ)レム殿よ、それはちと聞き捨てならぬのう……
    妾とて、このようなクソみたいな世界など、どうでもよいわ。
    だかな、それをなぎさ殿は楽しく過ごせるように尽力してくれておる。
    実際、妾たちは楽しく過ごせて満足しておる。なぎさ殿はまだ満足しておらぬようだが(ニヤリ)
    それを役立たず呼ばわりするのは我慢ならんのう。
    お主は自分に自信が無いのではないか?自信が無いから他人にあたるのではないかのう(微笑)
    だとしたら滑稽じゃのう(笑)

(レム)なにぃ~!もう一度言ってみろ!お前たちに私の気持ちなんかわかってたまるかぁ~!!(大激怒)

(ティオ)分からぬなぁ。分かりたくもないのう。だとしたらどうするのじゃ?
    妾と一戦交えるかのう(ニヤリ)

(レム)面白い!やってやろうじゃない!鬼族舐めるな!死んでもしらんからな!!

 
 そう吐き捨てると、ティオに襲いかかる。迎えうつティオは竜化してマジだ。
 激しい戦闘が繰り広げられる。迷宮だろうが関係ない。
 壁にはヒビが走り、天井が崩れる。
 このままだと迷宮の形が変わらないか?
 そろそろ止めた方が良くないか?
 しかし、二人を見てみると、なんか嬉しそうだ。何故か笑っている。
 あれ?これはひょっとして……
 あれか?よく青春ドラマとかである、『なかなかやるな(微笑)』『お前もな!』のパータンか?
 しばらくして、バトルが終わる。
 お互い健闘を讃えあい、ガッツリ抱き合っている。
 おい、マジか。
 すると、突然、レムがやってくる。

(なぎさ)?どうしたん?

(レム)なぎささん!これからよろしくお願いします!このクソ世界、ぶちかまして、楽しく過ごせるよう、頑張ります!

(なぎさ)お、おう…後悔させないように頑張るからね。

(レム)はい!楽しみにしています。私に出来る事は、何でも言って下さい。

(なぎさ)お、おう。

 
 なんか、結果オーライだ。ティオ、ありがとう。

(なぎさ)じゃあ、戻ろうか。

(ミヤビ)転移するのか?

(なぎさ)いや、様子見ていかないか?とりあえず。

(シア)そうですね。見て行きましょう。

 
 来た道を帰る。特に変わりは無く、77階層では調査隊が忙しく動いていた。

(ユエ)そろそろ転移しない?

(なぎさ)それ、今言おうとしてた(笑)

(ユエ)私たち、やっぱり相性抜群よね。

 なんか周りが砂糖吐いていた(笑)
 地上に戻り、魔動車にのる。レムは魔動車を見た途端、質問の嵐、しかしその目は輝いていた。
 


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話

登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。

処理中です...