転生勇者、通販も使って無双する

なぎさセツナ

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海鮮料理と珍道中

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凪沙達の珍道中だが……

(元クイーンズエンジェル 弓使い ショウ:男装)
あっれぇ~、おかしいなぁ……

(元クイーンズエンジェル 魔法使い アキ:男の娘)
やっぱ地図読めてない(笑)

(弓使い ショウ)
いや、オレの野生の勘だとなぁ……

(元クイーンズエンジェル シーフ ミケ:男の娘)
役に立たない野生の勘(笑)

(菊池 凪沙)
えっ?野生で姦!(照)

(弓使い ショウ)
その"姦"じゃねぇ~、淫乱姫!

(菊池 凪沙)
青姦も悪くない(照)

(弓使い ショウ)
はいはい、川の近くに行ったらな、変態姫(ため息)

(元クイーンズエンジェル 騎士 レン:女)
まぁ、ナギサのおかげで野営も快適だしな。

(シーフ ミケ)
野営なのに、お風呂にベッドだもんね。

(魔法使い アキ)
食材もナギサの"ストレージ"のおかげで新鮮なのが大量だしな。

(弓使い ショウ)
移動も"らんくる"のおかげで速くて快適だ。

(菊池 凪沙)
でさぁ、海だよね?

(弓使い ショウ)
あゝ、そうだ。

(菊池 凪沙)
山、見えてきたけど。
しかもその山に向かってるし(笑)

(弓使い ショウ)
えぇぇぇっ!!!いや、その山を超えたら海だ(焦)

(シーフ ミケ)
ホントかなぁ(笑)

(菊池 凪沙)
国境は越えないよね?

(騎士 レン)
そうだな、とりあえず国内で探そう。
それで満足しなければ、国境を越える。

(菊池 凪沙)
了解ぃ~!


で、山を越えて、ひらけた場所から眺める。

(菊池 凪沙)
あれって……

(シーフ ミケ)
国境だね、関門所があるし……

(弓使い ショウ)
あっれぇ~、おかしいなぁ……

(菊池 凪沙)
ショウ、老化?(笑)

(弓使い ショウ)
うっさい!違うわ!

(菊池 凪沙)
まぁ、国境以外に進もう。
とりあえずここで狩る?

(シーフ ミケ)
悪くないねぇ~、軽く運動しようか。


凪沙達は狩りを始めた。
ロックボアにファイアベア、ワーウルフを狩る。
ついでに採取もして、新鮮なきのこや山菜を採った。

(弓使い ショウ)
これぐらいで良いな。

(シーフ ミケ)
充分だよ、当分肉には困らないね。


そしてその場を後にした。
その後もショウの野生の勘が炸裂!
何日か前に寄った街や村に行ったり、行けども行けども大草原、仕舞いに森に到着など、まさに珍道中であった。

(弓使い ショウ)
おっかしいなぁ……

(菊池 凪沙)
海鮮料理はまだ遠いね(笑)

(弓使い ショウ)
うっさい、もうすぐ食わせてやる!


大体、道案内をショウに任せた事が珍道中の始まりである。
分かってて任す凪沙達。
行き当たりばったりの旅も楽しいな。
移動が楽で早く、野営も超快適となればイラつく者も居ない。
逆にショウが四苦八苦しているのを楽しんでいる。
やっと海が見えてきた。

(弓使い ショウ)
ほらな、言った通りだ!

(菊池 凪沙)
良かったね(優しい目)

(シーフ ミケ)
良かった良かった(温かい目)

(魔法使い アキ)
ホント、言った通りだったな(生暖かい目)

(騎士 レン)
なんで分かったんだ?

(弓使い ショウ)
そりゃオメェ~、野生の勘だ!
南に行けばあるんだよ。

(菊池 凪沙)
南以外しか行かなかったもんね(微笑み)

(弓使い ショウ)
うっさいわ!てか、そんな目で見るな!!


海沿いの街に到着した凪沙達は、早速海鮮料理を食べに行った。

(弓使い ショウ)
魚、美味ぇ~!!

(シーフ ミケ)
"クラーケン"や"オクトパス"って、こんな味するんだ!
歯応えもよくて美味しい!

(魔法使い アキ)
この"サザエ"とか"ホタテ"とかいうのも美味しい、病みつきになる。

(騎士 レン)
鍋も出汁がよく出て美味い!
肉とは違う満足感がある。

(シーフ ミケ)
この海藻?"わかめ"と"アオサ"とかいうのも独特な風味で美味しい。

(菊池 凪沙)
"海老"もぷりっぷりだね、新鮮で美味しい。


海鮮料理を堪能した凪沙達。

(菊池 凪沙)
どうする?しばらく滞在して海鮮料理、食べる?

(弓使い ショウ)
そうだな、メニュー、一通り制覇しないか?

(魔法使い アキ)
悪くない、ボクは良いよ。

(シーフ ミケ)
そうだね、せっかくだから、他も食べたいね。

(騎士 レン)
なら、しばらく滞在だ。
海鮮を食べつくそう。


宿に泊まるより、凪沙の出すコテージの方が快適なので、街の近くに野営し、毎日通って海鮮を食べた。
高級店は冒険者はなかなか入れなかったりするが、凪沙のプラチナランクの冒険者カードのおかげで、難なく入店できた。
まぁ、ショウが緊張して固くなっていたが(笑)

(弓使い ショウ)
オレ、高級店はいいわ(汗)

(菊池 凪沙)
なんで?材料が良いから美味しいやん。

(弓使い ショウ)
いや、肩っ苦しくて、食った気がしねぇ……
凪沙が行って、味覚えて作ってくれよ。
海鮮も買い込んでも大丈夫だろ?

(菊池 凪沙)
大丈夫だけど、雰囲気が。

(弓使い ショウ)
オレはその辺の酒場が似合ってる、慣れない事はするもんじゃねぇ~わ。

(菊池 凪沙)
うーん、分かった。

(弓使い ショウ)
頼んだぜ。

(菊池 凪沙)
一緒に行こう。

(弓使い ショウ)
分かってねぇ~!!(涙目)


高級店は凪沙に任され、味やレシピを覚える。
と言っても、"鑑定"を使えばすぐ分かる。
問題は、その通り作れるかどうかだ。

(弓使い ショウ)
どうだ、ナギサ。

(菊池 凪沙)
うーん、"鑑定"ですぐ分かるんだけど、その通り再現できるか分かんない。
やはり高級店だけに、かなり手が込んでいるから。

(弓使い ショウ)
そんなにか?

(菊池 凪沙)
例えばスープのベースなんて、野菜と肉の骨や部位を2日間煮込んで味を出してたり。

(弓使い ショウ)
そんなに手が込んでんのか!流石高級店だな。

(菊池 凪沙)
やっても良いけど、できるかなぁ……2日間も煮込むんだもんね。
沸騰しないように、灰汁取りながらだもんね。
朝から手がけて夕食にならやっても良いけど、スローライフだから。

(弓使い ショウ)
ならやってみてくれ、楽しみにしとく。

(菊池 凪沙)
定住したらね。

(弓使い ショウ)
そうだな、動きがとれねぇ~よな。

(菊池 凪沙)
それか、長く滞在するならできるかも。

(弓使い ショウ)
まぁ、無理すんな。

(菊池 凪沙)
だって、ショウが死んだら(涙目)

(弓使い ショウ)
死なねぇ~わ!簡単に殺すな!

(菊池 凪沙)
潮吹き過ぎて、腹上死(笑)

(弓使い ショウ)
テメぇ~!腹上死するまで姦ってやるよ!

(菊池 凪沙)
嫌ぁ~ん♡助けてぇ~♡(嬉)

(弓使い ショウ)
喜んでるじゃねぇ~か!淫乱変態姫(笑)

(シーフ ミケ)
ナギサは淫乱変態姫だもんね(笑)

(魔法使い アキ)
ほんと、姦り甲斐あるわぁ(笑)

(騎士 レン)
あそこまでなると、逸材だわ(笑)


いつもの戯れあいをして、海鮮料理を食べに行く。
一通り制覇するまで滞在し……

(菊池 凪沙)
一通り制覇したね。

(弓使い ショウ)
したが、オレはあの海鮮鍋が食いたいな。

(シーフ ミケ)
串焼きもいいよね。

(騎士 レン)
じゃあ、もう少し滞在するか。


なんだかんだで長期滞在した。

(シーフ ミケ)
そろそろ行かない?海鮮もかなり大量に買ったし。

(弓使い ショウ)
だな、飽きたら意味ねぇ~しな。

(魔法使い アキ)
そうなると、そろそろ肉と山菜の出番?

(騎士 レン)
そうだな、しかしナギサの料理があるぞ?

(菊池 凪沙)
いや、せっかくなら専門店行こうよ。
それと、今度は肉や山菜も入れた海鮮鍋とかつくるからね。

(弓使い ショウ)
おぉっ!それは楽しみだ。
野菜は入っていたが、山菜や肉は入ってなかったからな。

(菊池 凪沙)
乞うご期待(ニヤッ)


という訳で、そろそろ出発した凪沙達。
田舎でスローライフじゃなかったのか?

(菊池 凪沙)
今度は山だから大丈夫だよね、ショウ。

(弓使い ショウ)
あぁ?なんでだ?

(菊池 凪沙)
野生の獣だから(笑)

(弓使い ショウ)
誰が獣だ!人間だわ!

(菊池 凪沙)
帰省本能(爆笑)

(弓使い ショウ)
なんでだよ!!

(シーフ ミケ)
だって、山ばっかだったじゃん(笑)

(弓使い ショウ)
うるせー!地図が間違ってんだよ!

(菊池 凪沙)
野生の本能がそう叫ぶ(大爆笑)

(弓使い ショウ)
叫ばねぇ~よ!!


という割には山にはすぐ着いた。
流石だな、ショウ(笑)

(菊池 凪沙)
ほらね。

(弓使い ショウ)
何がだよ!

(シーフ ミケ)
じゃあ、山菜料理の専門店のある街を探そう。

(魔法使い アキ)
そうだな。

(弓使い ショウ)
なんで皆んなはしれっと流す!(涙目)

(騎士 レン)
まぁ、そういうもんだ(笑)

(弓使い ショウ)
リーダー!!(半泣)


山菜料理専門店を探し、片っ端から街や村に寄る。
そこで手がかりを見つけた。

(シーフ ミケ)
山2つ越えたところにある街に山菜料理専門店があるって。

(魔法使い アキ)
この辺じゃかなり有名らしい。
この街からも、食べることだけの目的で行ったりするらしいしな。

(菊池 凪沙)
どんなお店?

(シーフ ミケ)
1つは有名店で間違いはないらしい。

(魔法使い アキ)
もう1つは隠れ家的な、知る人ぞ知るって名店らしい。

(弓使い ショウ)
なら、両方行こうぜ。

(騎士 レン)
もちろんだ。

(菊池 凪沙)
山2つ向こうってだけなら、流石のショウも間違えないよね?

(シーフ ミケ)
道は一本しか無いって。

(菊池 凪沙)
なら、間違えるか(笑)

(弓使い ショウ)
なんでだよ!間違えねぇ~よ!それで間違えたらどうしようもねぇ~だろ!


で、迷った。

(菊池 凪沙)
流石だ、ショウ(笑)

(弓使い ショウ)
何で迷った?道は1本だろ?(涙目)

(シーフ ミケ)
それで迷うのがショウだよ!(笑)

(魔法使い アキ)
野生の勘が邪魔したな(笑)

(菊池 凪沙)
発情期だもんね(爆笑)

(弓使い ショウ)
なんでだよ!獣姦の趣味はねぇ~よ!(半泣)

(菊池 凪沙)
じ、獣姦!(キラキラした目)

(弓使い ショウ)
おい、変態!死ぬぞ!(ため息)


なんで迷ったか?
山道だ、街道ほど整備されてないとはいえ、人も馬車も通るんだが、"隠れ家的存在ならこっちだ!"と脇道に入った。
進んで行くうちに、どんどん道幅は狭くなり、遂にこの先は獣道だろ?ってところに行き着いた。
なんで街の名店から行かなかったんだ?
まぁ、ショウだからな(笑)

(菊池 凪沙)
見てくるしかないよね、ショウ。

(弓使い ショウ)
分かった、見てくる。


そう言って、ランクルを降り、進んで行こうとした。
凪沙はランクルをバックさせた(笑)

(弓使い ショウ)
なんだこのみ……おい!待て!オレが乗ってない。

(菊池 凪沙)
頑張ってぇ~!ボクらは街道に戻るね(ニヤッ)

(弓使い ショウ)
ちょっと待て!なんでだよ!乗せろよ!!

(菊池 凪沙)
ショウの野生の勘、信じてるからぁ~!!(笑)

(弓使い ショウ)
嘘だ!ぜってぇ~信じてないだろ!(涙目)

(菊池 凪沙)
はいこれぇ~!


凪沙は袋を1つ投げた。

(弓使い ショウ)
なんだこれ?

(菊池 凪沙)
サバイバル道具、生き延びてね(笑)

(弓使い ショウ)
ちょっと待て!なんだこの薬みたいなヤツは。

(菊池 凪沙)
自決用の毒薬ぅ。
それ飲むと散々苦しんで吐血して5日後に身体中から血を吹きだして死ねるから(爆笑)

(弓使い ショウ)
なんでだよ!ってか、もっと楽に死ねる薬、用意するだろ!(半泣)


追いつけそうで追いつけない、絶妙なスピードでバックするランクル。

(弓使い ショウ)
ってか、いつまでバックしてんだよ!

(菊池 凪沙)
イくまで(笑)

(弓使い ショウ)
どこ行くんだよ!

(菊池 凪沙)
バック、好き♡(照)

(弓使い ショウ)
そのバックじゃねぇ~!ってか、運転中だろ!照れてないで後ろ見ろよ!


戯れあいながら、街道の山道に戻った。

(弓使い ショウ)
はぁ♡はぁ♡はぁ♡ はぁ♡お、お前な!

(菊池 凪沙)
いやぁ~ん♡激しいぃ~♡(照)

(弓使い ショウ)
お前がな!どんなけ歩かすんだよ!

(菊池 凪沙)
イくまで(照)

(弓使い ショウ)
イかねぇ~よ!ウォーキングハイかよ!危ねぇ~よ!


ショウをランクルに乗せた。

(弓使い ショウ)
お前、何やってんだ?

(菊池 凪沙)
魔動具、"サーチナビゲーション"の設定。
これで目的地まで誘導してくれる。

(弓使い ショウ)
なんだよ!あるんかよ!使えよ!(涙目)

(菊池 凪沙)
決められた道なんて、つまらない!

(弓使い ショウ)
カッコつけてんじゃねぇ~!

(菊池 凪沙)
だってショウの方向音痴、面白いもん!
地図だって絶望的に読めないし(笑顔)

(弓使い ショウ)
笑顔でディスるんじゃねぇ~!!(半泣)


何故か凪沙がボタンを押した。

(弓使い ショウ)
何やってんだ?案内してくれんだろ?

(菊池 凪沙)
"AIショウ"っていうの設定したんだ。

(弓使い ショウ)
"AIショウ"?

(菊池 凪沙)
ショウの行動パターンを学習したから、ショウみたいな案内してくれるんだ。

(弓使い ショウ)
ほっ、ほぉ~……

(菊池 凪沙)
どんなにバカか分かるよ(爆笑)

(弓使い ショウ)
やかましいわ!!


それからまぁ、着かない着かない。
なんでそんな道、行くんだ?という道ばかり入っていく。

(弓使い ショウ)
な、なぁ……オレってこんなんか?

(菊池 凪沙)
そうだよ?地図見ながらこんなん(笑)

(弓使い ショウ)
絶望的にバカじゃん(涙目)

(菊池 凪沙)
3倍増しに設定したから。

(弓使い ショウ)
なんでだよ!

(菊池 凪沙)
お得だから。

(弓使い ショウ)
何が得なんだよ!

(菊池 凪沙)
だって、お肉3倍増しってお得でしょ?

(弓使い ショウ)
比べる相手が違うだろ!


ザ・珍道中、今日も平和だ。

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