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狩猟会の翌々日に、マゴット伯爵夫妻がフラゴニア家を訪れた。話題はもちろんセフィーヌとキッソン侯爵とのこと。夫妻はすべてのことを承知していた。
「これは完全に主催者側の私たちの落ち度だった、申し訳なかった」
「申し訳ございませんでした、フラゴニア伯。それにセフィーヌさま」
応接室に通された夫妻はまず頭を下げて謝罪する。その場にいたフラゴニア家の面々――当主ノーグド、夫人アリエ、令嬢のセフィーヌはそれぞれに戸惑ったような、疲れ果てたような表情を浮かべた。
「……まずは座っていただきましょう」
掠れた声のノーグドが夫婦に席を勧めた。全員がソファーに着席したところで、主人が口を開いた。
「マゴット伯爵、今回のことはそちら側だけに責任があるとはいいがたいのは知っている。抵抗できないセフィーヌに手を出した当の本人はもちろん許せないが、私たちの警戒も足りていなかった。まさか、あの侯爵があそこまでするとは」
「……聞いたが、キッソン侯爵からの謝罪をはねつけられたとか」
「当たり前だ! 使者だけ寄越して何になる。うちのセフィは純情可憐で、可愛い末娘なのだ! これまでそれはもう大切に育ててきた。公爵家の血筋だろうが何だろうが、私はあの若造を許すつもりはない!」
鼻息荒く抗議する夫の腕に、妻のアリエがそっと手を添えた。
「……そちらの事情はお察ししますわ。我が家がかたくなだから、仲裁にいらしてくださったのでしょう? わかります。でも――心無い謝罪の言葉をいただいたところで意味はございませんよね」
辺境伯夫人の声にも棘がある。
「まったくだ、夫人。私も同じ立場だったらとてもでないが、平静ではいられまい。お察しする」
硬い表情でマゴット伯爵が告げ、次に両手を膝の上にのせて座るセフィーヌに目を移す。彼女の碧眼も不安で濁りながらもまっすぐに見返してきた。
「セフィーヌ嬢。今回のことは少しずつ噂になりつつある。人の口に戸は立てられないのだ、あなたがキッソン侯爵と二人だったことは知れている。怒るのも仕方のないことだ」
彼女は首を左右に振った。
「怒ってはいません。もう十分すぎるほど怒りましたから。――起きてしまったことはどうにもなりません」
セフィーヌのファーストキスが戻ってくることもない。ファーストキスどころか、セカンドもサードも獲られてしまっている現状に、セフィーヌはぎりりとハンカチを噛み締めたい。
――初めての口づけは、好きな人としたかったのに……!
彼女のささやかな夢をキッソン侯爵は踏みにじったのだ。そこまでする必要はどこにもなかったはず。
子どもっぽいとか夢見がちだと言われようが、セフィーヌはファーストキスをそれはもう大事にとっておいた。いずれ好きな人に捧げるつもりだったのに、ロマンチックの欠片もなく奪われてしまった。
色男として名高いキッソン侯爵のこと、セフィーヌとのキスなど物の数に入らない。そこには何の重みもない。でも彼女にとっては違う。戯れのように奪われてしまっていいものじゃない……。
心のどこかが空っぽになった気分だったから、表向きのセフィーヌはとても冷静なように見えていたのだった。
「キッソン侯爵と私たちは遠縁に当たっていて、幼い頃の彼とも交流があった。だから擁護するわけでもないのだが……彼なりに反省している部分も見受けられるのだ。あなたが何か彼に望むのであれば、何でも叶えるだろう」
彼女に問いかけるように言葉を紡ぐマゴット伯爵に、ノーグドが口を挟む。
「まさか、責任を取ってセフィーヌの面倒を見るとでも?」
結婚するということだ。
「それも選択肢の一つだろうな」
「そんなものは信用できない。いくら身分と財力があろうとも、うちの娘には釣り合いませんな!」
力強く言い切ったノーグドに追従するように、そうでしょうとも、と慣れた調子で伯爵は頷く。
「実は本日こちらに伺ったのは謝罪の件ともう一つ。セフィーヌ嬢に提案があって参った」
「わたくしに……?」
不思議そうに首を傾げる彼女に、マゴット伯爵によって促されたその夫人がええ、と少し前のめりになって肯定した。
「キッソン侯爵なりの誠意の示し方……とでもいうのでしょうか。私の方から申し出ましたの。しかし、セフィーヌさまがそれを受け取られないのでしたら、それで構いません。ただ……セフィーヌさまにとってはそう悪くない提案だと思います」
「はあ……ええっと?」
彼女は視線で両親に助けを求める。父が、「無駄だと思いますが」と冷たい調子で言うのに対し、母は「聞くだけなら聞きましょう」と告げる。
後者の意見に、それもそうかなと思ったセフィーヌは、その提案を聞くことにした。夫人が口を開く。
「キッソン侯爵さまがセフィーヌさまにして差し上げられることとしては主に二つあります。一つは噂によって傷つけられた名誉をご自身の手で回復なされること。有り体に言えば、『結婚』です。お互いに決まった相手ともなれば噂は落ち着くでしょう」
「ですが代わりに別の問題が出てくる。浮気性の男に娘を嫁がせられん。却下だ!」
「ノーグド、落ち着け。決めるのはセフィーヌ嬢だ」
マゴット伯爵に窘められたノーグドが堅く口元を引き結ぶ。
「……わたくしは、できれば好きな相手と結婚したいです」
彼女も遠回しに拒絶する。千回目の恋の相手がいるのに、別の相手となんて結婚したくないのだ。
「それもそうです。あなたにとって侯爵は信用できない相手でしょうし、それが正しいことです」
夫人も心得たように微笑む。心なしか楽しげにさえ見えた。
「だからこその二つ目の提案なのです」
あの『ジドレル・キッソン』を利用してみませんか。
――夫人の提案は、思いもよらないものだった。
「これは完全に主催者側の私たちの落ち度だった、申し訳なかった」
「申し訳ございませんでした、フラゴニア伯。それにセフィーヌさま」
応接室に通された夫妻はまず頭を下げて謝罪する。その場にいたフラゴニア家の面々――当主ノーグド、夫人アリエ、令嬢のセフィーヌはそれぞれに戸惑ったような、疲れ果てたような表情を浮かべた。
「……まずは座っていただきましょう」
掠れた声のノーグドが夫婦に席を勧めた。全員がソファーに着席したところで、主人が口を開いた。
「マゴット伯爵、今回のことはそちら側だけに責任があるとはいいがたいのは知っている。抵抗できないセフィーヌに手を出した当の本人はもちろん許せないが、私たちの警戒も足りていなかった。まさか、あの侯爵があそこまでするとは」
「……聞いたが、キッソン侯爵からの謝罪をはねつけられたとか」
「当たり前だ! 使者だけ寄越して何になる。うちのセフィは純情可憐で、可愛い末娘なのだ! これまでそれはもう大切に育ててきた。公爵家の血筋だろうが何だろうが、私はあの若造を許すつもりはない!」
鼻息荒く抗議する夫の腕に、妻のアリエがそっと手を添えた。
「……そちらの事情はお察ししますわ。我が家がかたくなだから、仲裁にいらしてくださったのでしょう? わかります。でも――心無い謝罪の言葉をいただいたところで意味はございませんよね」
辺境伯夫人の声にも棘がある。
「まったくだ、夫人。私も同じ立場だったらとてもでないが、平静ではいられまい。お察しする」
硬い表情でマゴット伯爵が告げ、次に両手を膝の上にのせて座るセフィーヌに目を移す。彼女の碧眼も不安で濁りながらもまっすぐに見返してきた。
「セフィーヌ嬢。今回のことは少しずつ噂になりつつある。人の口に戸は立てられないのだ、あなたがキッソン侯爵と二人だったことは知れている。怒るのも仕方のないことだ」
彼女は首を左右に振った。
「怒ってはいません。もう十分すぎるほど怒りましたから。――起きてしまったことはどうにもなりません」
セフィーヌのファーストキスが戻ってくることもない。ファーストキスどころか、セカンドもサードも獲られてしまっている現状に、セフィーヌはぎりりとハンカチを噛み締めたい。
――初めての口づけは、好きな人としたかったのに……!
彼女のささやかな夢をキッソン侯爵は踏みにじったのだ。そこまでする必要はどこにもなかったはず。
子どもっぽいとか夢見がちだと言われようが、セフィーヌはファーストキスをそれはもう大事にとっておいた。いずれ好きな人に捧げるつもりだったのに、ロマンチックの欠片もなく奪われてしまった。
色男として名高いキッソン侯爵のこと、セフィーヌとのキスなど物の数に入らない。そこには何の重みもない。でも彼女にとっては違う。戯れのように奪われてしまっていいものじゃない……。
心のどこかが空っぽになった気分だったから、表向きのセフィーヌはとても冷静なように見えていたのだった。
「キッソン侯爵と私たちは遠縁に当たっていて、幼い頃の彼とも交流があった。だから擁護するわけでもないのだが……彼なりに反省している部分も見受けられるのだ。あなたが何か彼に望むのであれば、何でも叶えるだろう」
彼女に問いかけるように言葉を紡ぐマゴット伯爵に、ノーグドが口を挟む。
「まさか、責任を取ってセフィーヌの面倒を見るとでも?」
結婚するということだ。
「それも選択肢の一つだろうな」
「そんなものは信用できない。いくら身分と財力があろうとも、うちの娘には釣り合いませんな!」
力強く言い切ったノーグドに追従するように、そうでしょうとも、と慣れた調子で伯爵は頷く。
「実は本日こちらに伺ったのは謝罪の件ともう一つ。セフィーヌ嬢に提案があって参った」
「わたくしに……?」
不思議そうに首を傾げる彼女に、マゴット伯爵によって促されたその夫人がええ、と少し前のめりになって肯定した。
「キッソン侯爵なりの誠意の示し方……とでもいうのでしょうか。私の方から申し出ましたの。しかし、セフィーヌさまがそれを受け取られないのでしたら、それで構いません。ただ……セフィーヌさまにとってはそう悪くない提案だと思います」
「はあ……ええっと?」
彼女は視線で両親に助けを求める。父が、「無駄だと思いますが」と冷たい調子で言うのに対し、母は「聞くだけなら聞きましょう」と告げる。
後者の意見に、それもそうかなと思ったセフィーヌは、その提案を聞くことにした。夫人が口を開く。
「キッソン侯爵さまがセフィーヌさまにして差し上げられることとしては主に二つあります。一つは噂によって傷つけられた名誉をご自身の手で回復なされること。有り体に言えば、『結婚』です。お互いに決まった相手ともなれば噂は落ち着くでしょう」
「ですが代わりに別の問題が出てくる。浮気性の男に娘を嫁がせられん。却下だ!」
「ノーグド、落ち着け。決めるのはセフィーヌ嬢だ」
マゴット伯爵に窘められたノーグドが堅く口元を引き結ぶ。
「……わたくしは、できれば好きな相手と結婚したいです」
彼女も遠回しに拒絶する。千回目の恋の相手がいるのに、別の相手となんて結婚したくないのだ。
「それもそうです。あなたにとって侯爵は信用できない相手でしょうし、それが正しいことです」
夫人も心得たように微笑む。心なしか楽しげにさえ見えた。
「だからこその二つ目の提案なのです」
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――夫人の提案は、思いもよらないものだった。
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