創作BL(R18)短編集

さるやま

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知らない生徒の告白を断ったら、掘られた

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「お゛あッ♡づらぃい、イぎたいでずッ⋯⋯お願いじます。イがぜて⋯⋯っ」

古びた倉庫の中、俺は、素っ裸で生徒に土下座していた。

「お願いじまず⋯⋯挿入れてください」

須永は冷たい瞳で、必死に懇願する俺を見下ろした。

「じゃあ、俺と付き合ってくれる?」

こんなこと、本当は教師の俺が容認することじゃない。でも──

「つ、つぎあう⋯⋯っ」

涙と鼻水、涎まで垂らしながら地面に這いつくばる俺に対して、須永は少年のように無邪気に笑った。その笑顔が、この凄惨な雰囲気に対して、酷く不相応に映った。




俺は放課後、鍵の点検に複数人の先生と校内を歩き回っていた。その途中で、生徒に声をかけられる。

「竹内センセー、ちょっといいですか」

⋯⋯こんな生徒持ってたっけ?

どこかでこの派手な髪色を見たような記憶はあるが、正直、全く呼び出される覚えがない。それでもわざわざ呼び出すってことは、何か話があるのだろう。ほかの先生に鍵点検をお願いし、俺はその派手髪の生徒に向き直った。

「どうした?」

その生徒と対面する。先程まで遠くて見えなかったが、よく見ると綺麗な顔をしている。そう思ったところで、彼が1年の須永 光輝であることを思い出した。そう、割と名前聞くし⋯⋯この間は、クラスの女子生徒がきゃあきゃあ言って、俺に写真を見せていた。隣の先生も喋ってたな⋯⋯なんだっけ?

それにしてもなんの用だろう。部活も違うよな⋯⋯多分。俺は副顧問だからあんま知らないけど、なんで俺?呼び出された理由を真剣に考えていると、耳に衝撃的な台詞が飛び込んできた。

「好きです。付き合って?」

「⋯⋯?」

おかげで背中に宇宙を背負う羽目になった。あれ、何だ?告白⋯⋯?今の告白だよな?え?自意識過剰?あれ?会って数秒だと思うんだけど??告白ってなんだっけ?俺って女体化してた??つか、俺先生だよな???

⋯⋯あ、罰ゲーム?罰ゲームで喋ったことない男の先生ってだいぶすごいな。確実に本気にならないから?まぁ、とりあえず断っとくか。

「えっと、ごめんなさい」

「なんで?」

間髪入れずに質問が返ってきた。なんで??なんでってなんで??えぇ⋯⋯本当に不思議そうな顔で聞いてくる⋯⋯イケメンって凄いな。

「お、俺は教師だから」

オーソドックスな回答に、須永は整った眉を寄せた。どうやら、気に入らなかったらしい。

「そういうんじゃない。他の理由は?」

「え?えー⋯⋯?須永⋯⋯だよな?申し訳ないが俺、全くと言っていいほどお前のこと知らないし⋯⋯」

「俺の事知らないからダメなの?じゃあ、これから沢山知ればいいじゃん。何?そんだけ?」

「⋯⋯男同士だぞ?」

「今はそんなの普通でしょ?無理?俺のこと嫌い?」

「嫌い⋯⋯?とはいえないけど」

「じゃあ⋯⋯」

「それに、俺、好きな人いるし⋯⋯」

そう、隣の席の桑原先生。俺の癒し。優しくて、雰囲気がふわふわしてるのに、芯があるところがいいなって思ってて⋯⋯

「は?誰?」

突然剣呑な雰囲気を醸し出す須永の冷たい表情にたじろぐ

「え、それは言えない⋯⋯」

「⋯⋯そう」

気づけば須永と俺の間の距離は20cmとなかった。こんな近かったか?いつの間にこんなに詰められたんだ?ってか⋯⋯顔が近⋯⋯

「んむ?!」

離れようとしたら、強い力で頭を掴まれた。そのまま何かを口の中に突っ込まれ、俺の唇にねじ込むようにキスをされる。

「んぃ、なに、んん⋯⋯ひゃめっ⋯⋯!」

「ほーら、ちゃんと鼻で息吸って、そう。顔真っ赤だね、可愛い。」

甘い言葉が頭に響いて、コロン、と歯に硬いものが当たる。

「おいしい?」

なんだこれ⋯⋯甘い⋯⋯飴?砂糖の塊みたいな甘ったるい味がする。2人の舌で甘い塊が溶かされ⋯⋯ 液体となった。そのよく分からない液が、須永の唾液とともに喉に直接流し込まれていく。

「がっ、っけほ、ごほっ」

喉に液体がへばりついて、思わずむせ返る。須永は寄り添うようにして、俺の背中をさすった。俺を労るような、慈愛に満ちた声が上から降ってくる。

「大丈夫?ちゃんと飲み込んだ?」

見上げると、奴は妖艶に笑っていた……嫌な予感がする。なんだったんだあれ⋯⋯あれ?心做しか⋯⋯体が熱い⋯⋯?

優しく背中を叩かれると、その刺激で下腹部が甘く痺れた。

「っ⋯⋯?!」

なんか体が変だ。なんだ?さっきの飴?媚薬だったのか?体に力が入らない。

「はぁっ、す、須永?お前⋯⋯さっきの⋯⋯はぁっ」

答えは返ってこず、代わりにもう一度キスをされる。今度は優しく、慰めるようなキスだった。先程より刺激は少ないはずなのに、さっきよりずっと気持ちいい。目の前で須永が恍惚と笑ったのが見えた。その目はまるで獲物を前にした肉食獣のようで、そこで俺は、須永が今から俺を捕食しようとしていることを悟った。逃げようとしたが、足に全く力が入らない。また、濃密に舌が重なる。酸素が薄くなって、意識も朦朧としてきた。何これ、誰か──

「⋯⋯場所、変えよっか♡」





須永から香る甘ったるい香水の香りに、部屋の少しカビ臭い匂いが混ざる。頭がふわふわしていて、まるで目の前に薄靄がかかったような心地だった。腕が縛られていて、体も碌に動かすことが出来ない。感覚だけが過敏で、須永の吐息が肌に当たるだけで、体が甘く震える。

「わ、もう蕩けちゃってる⋯⋯♡可愛い♡」

自分の尻の方から何やら水音が聞こえる。嘘、これ、俺から鳴ってるのか?とりあえずケツの中に、何かが出入りしているような感触はあった。

「どう?」

「あっ、わかんな⋯⋯なに?やぁ、やだっ、はぁ⋯⋯んっ」

尻を弄られて、拡げられているだけ。それだけの刺激なのに、自分の声とは思えないほど、甘く、媚びた声が出た。尻がむずむずして、もどかしい。このもどかしさを埋めたい⋯⋯もっと刺激が欲しい⋯⋯早く⋯⋯誘うように腰が揺れてしまう。

いや、ダメだろ。やめなきゃ、俺は大人だし教師だから、ここで流されたら、未成年淫行で捕まる──そんな思いとは裏腹に、体は快楽が与えられる度、歓喜に震えた。

「ふーっ、はぁっ⋯⋯ふぁっ⋯⋯んぅ」

「⋯⋯ふは、何それおねだりしてるの?可愛い♡うーん⋯⋯どうだろ結構柔らかいし、もういいかな?こっち向いて?」

「⋯⋯っち、ちがう!やめろ!」

すんでのところで、理性が俺を押しとどめた。大声で須永を退けると、奴は白けた顔で俺を見下ろした。

「⋯⋯はぁ、今更そんなこと言う?こんなにトロトロなのに、意外と意識はっきりしてんだね。」

「⋯⋯」

だんまりを続けていると、須永は諦めたように息を吐いた。顔を上げた奴は、先程とは打って変わって、聖母のような笑みを浮かべている。

「⋯⋯もう、センセーってば、しょうがないなぁ」

一言呟き、おもむろに立ち上がると、俺にキスをした。歯に固い感触があたる⋯⋯待て、この味──

「お前⋯⋯これっ……」

「絶対ブッ潰してやるから、覚悟してね?」

カラン、と口の中で飴玉が転がる音がした。

見上げた須永の顔は、笑ってるのに目の奥が笑ってない。その姿におそろしさを覚えるとともに、何故か腹の奥が熱く疼いた。





「ん、舐め終わった?」
「ン、はぁ⋯⋯くそ⋯⋯」

ついに、2つ目の飴を全て飲み込んでしまった。飴が半分ぐらいに溶けた頃から、感覚が過敏になりすぎて、肌に触れる空気すら俺を発狂させる凶器のように思えた。
全身が性感帯になったみたいに、もどかしく疼く。

「⋯⋯っ」

「センセー大丈夫?イっちゃだめだからね?」

「は?ッ!──んぁッ♡なにを⋯⋯んぅ⋯⋯♡」

おもむろに、須永の手が伸びてきて、性器が擦られた。雑に扱かれるだけでも、絶頂のために充分な快感が迫り上がってきて、腹の中が熱くなった。絶頂を迎える寸前、震える性器の根元が強く掴まれた。

「──いぎっ!」

もう少しだった。もう少しで達せて、頭が焼け切れるほどの快感が得られた──なのに!絶望感が熱を持って俺を伸した。

「こら、イっちゃだめだって言ったでしょ?」

須永は叱るように、勃ちあがった俺の性器を軽く叩く。

「ゔぁッ」

口の端に泡を噛みながら苦しみに顔を歪める俺を見て、奴は楽しそうに微笑んだ。

「ねぇ、辛い?」

言いながら、須永は敏感になった性器の先を弄る。赤く腫れ上がった性器の先からは、透明な汁がこぼれるのみで、じんじんと痛む。

「入れて欲しい?イきたい?」
「⋯⋯」

嘲るような須永の声に、俺は沈黙を選んだ。

「強情~」

骨ばった指が、躊躇なく尻の中に入ってきた。腸壁の突起を潰される度、頭が弾けてしまいそうな快感に呑まれる。

「お゛~~~ッ♡んぁ、バチバチすりゅっ♡⋯⋯っ?!」

しかし、達しそうになると、ぶるりと震えた性器の根元が強く握られ、射精を止められた。食いしばった歯の隙間から、涎が落ちた。

辛い、苦しい、痛い。せーし出したい。しゃせーしたい。早く楽になりたい。気持ちよくなりたい。早く、頼めば、いれてもらえれば⋯⋯



──これが何度繰り返されただろう。



「お゛あッ♡づらぃい、イぎたいでずッ⋯⋯お願いじます。イがぜて⋯⋯っ」

気づけば俺は地面に這いつくばって、「挿入してくれ」と須永に縋っていた。

「じゃあ、俺と付き合ってくれる?」

「⋯⋯」

須永が押し黙る俺の性器を握った。ここで俺が断ったらどうするつもりなんだろう。先程までのような責め苦を与える?それとも──?

会陰を握る須永の力が強まった。
──潰される、そう悟った。

「つ、つ、つぎあう!付き合います!」

俺の言葉に、須永の表情は花が咲いたように綻んだ。

「良かったぁ。これでやっと両思いエッチできるね♡」

俺はその顔を見て、もう、先程のような辛い思いをせずに済むのだ、ということに安堵し⋯⋯いや、待て、「両思いエッチ」⋯⋯?揺らぐ視界の中に、須永のつり上がった口角が映った。

冷たい手が俺の尻を掴み、熱く重量をもった怒張が、ぐちゃぐちゃになった雄腟内をそのまま突き上げた。前立腺が押しつぶされた衝撃で、呆気なく俺は精を吐き出した。

「──あ゛ッ♡あ゛ッ???、なに、これぇっ、ゔ、止まらなぁっ⋯⋯!」

寸止めされてきた身体は、急に与えられた快楽でおかしくなってしまったようで、俺の性器からは精子が流れ続けて止まらなかった。しかし、須永はそんな俺の様子に構うことなく、そのブツを再び奥に叩きつけた。

「──あ゛ひっ?!」
「あは、どうしよ。センセーが可愛くて、腰止まんない⋯⋯♡」

イったばかりなのに、容赦なく内壁が抉られる。どうしよう、俺の尻、今、須永のちんこを扱くためだけに、使われてる⋯⋯♡
ただのオナホみたいにゴシゴシされてるのに、どうしようもなく気持ちいい⋯⋯♡

「う゛ぁ♡お゛ぉ~~~ッ」

また、頭の中が弾けて無様に精を吐き出す。体が快感を逃がすように弓なりにしなった。

「あは♡センセーのナカ、『離したくない!』って吸い付いてくるね、可愛い♡」

須永は俺の耳元に甘い声を落としながら、俺の体に体重をかけた。重い。体の自由が効かなくなって、本当にただの穴みたいに犯される。背中に須永の熱を感じて、全身が須永のモノになってしまったような屈服感に襲われる。

「や、奥まできてり゛ゅッ♡ーーーい゛あぁッ♡」

腸壁の行き止まりに当たっても、最奥を容赦なく殴られる。その動きは乱暴で痛いはずなのに、飴のせいか、その痛みすら気持ちよくて嫌になる。

「あは、可愛い⋯⋯♡」

俺が涙を流しながら喘いでいると、須永は最奥の薄膜を確かめるように突いた。肉の壁に、ぐりぐりと先端が押し当てられる。

「ここ、気もちいい?」

「っ?!違う、そこ⋯⋯よぐないっ、全然よぐないっ!」

「そうなの?」

きっと、奥に当たる度、俺の体が痙攣していることに須永は気づいている。だから、必死に否定する俺を見て、こんなに楽しそうに笑ってるんだ。「ふーん」と興味なさげに言いながら、最奥の入口を解すように、何度もノックする。すると、少しずつ、肉の壁がそれを受け入れ始め──やめて、それ、ヤバい。やだ⋯⋯

「⋯⋯っお゛?!」

辛うじて保っていた膜が、腹の中で破れたのを感じた。同時に、頭の中で何回目か分からない火花が散った。その暴力的な快感に俺の性器から精子がまた勢いよく飛んだ。腹の中が全部須永に侵食されている。

「あは、いっぱい出た♡やっぱり、センセーって嘘つきだね」

尻たぶが再度掴まれる。肉に、須永の細い指が強く食い込む。その感触に冷や汗が滴った。

「嘘ついたお仕置ね♡」

未だ快楽に震えている腹の中を、異物が動いた。その律動に合わせて、尻から、おおよそ人体からしてはいけない音が鳴る。

「お⋯⋯お゛っ?!お、お腹、壊れ⋯⋯ッの、お゛ッ♡」

上手く言葉が喋れなくて、汚く濁った喘ぎ声だけが口から零れる。

「ん⋯⋯顔見せて?」
「ん゛ぅっ」

ふいに身体がひっくり返された。敏感な体は、その刺激だけでまた達してしまいそうになる。頭がチカチカする。快楽に飲まれてでろでろに溶けた頭だったが、これ以上動かされたら死んでしまうと思った。だから、縋るように須永の服を掴んだ。

「おねが⋯⋯ぬぅッ、抜いて⋯⋯っ」

それは、必死の懇願だった。

「可愛い♡⋯⋯そうだね、気持ちよすぎて嫌になっちゃったね?⋯⋯でも、ヤダ♡」

奥の部屋にまた須永の性器が、割り込んだ。出っ張ったカリが、部屋の入口に引っかかって、腹を揺する。

「お゛ッ♡、お゛~~~っ♡」
「あは♡日本語喋ろうよ~センセ、国語教師でしょ?」

奥のところで、出し入れされると、頭が真っ白になって、全部の意識を持っていかれる。頭がクラクラして何も考えられない。無理、無理だ。こんなの、脳みそ溶ける⋯⋯っ♡♡

「っ、ふぁっ、う゛ぅ~~~っ♡」
「あ、気持ちよすぎて泣いてるの?可愛い♡その顔ちんこにクる⋯⋯♡やべ、俺もそろそろ出そ⋯⋯っ」

余裕がないのか、ピストンが早まり、奥に須永の熱が乱暴に叩きつけられた。

「っ受け止めてね」

「あ゛ッ?!っぎでる!──お゛ッ♡い、い゛ぎゅッ、お゛~~~♡」

暴力的な快楽に晒されて、黒目が上を向いたまま戻ってこない。ぐちゃぐちゃに頭の中が掻き回されて、もう何も考えられない。

「センセー⋯⋯好きだよ」

白く混濁する意識の中で、上から甘く呟く声が聞こえた。続けて、顔や体に口付けを落とされる。須永の顔はよく見えないけど、優しくて、愛しくてたまらないって伝えるようなキスだった。
こんなにも気持ちよくなれるなら、愛してくれるなら、須永の恋人というのも悪くないのかもしれない⋯⋯♡
そう思いながら、俺は意識を手放した。



END
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