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夏休みの終わりに
日常って何? その11だよ!
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ピコン!
ラインのメッセージ着信音が、同時に私と真由美のスマホから鳴った。
発信者は西岡愛理。
そう、私達のマネージャからだ。
「愛理ちゃんからメッセージ来てるよ」
「あ、ほんとだ」
真由美もアプリを開いてみていた。
「亜美さん、真由美さん。お二人にお仕事のオファーが来ました。詳細は追ってご連絡いたします。急ですが明日、午前9時までにスタジオ入りお願いいたします。
今回はステージではなく、ポスター撮影になりますので、よろしくお願いいたします。ご都合の返信早急にお願いいたします」
「真由美、明日だってよ」
「ええ、夏休最後の日じゃない」
「ま、仕方ないか。仕事だよ」
「そうねぇ仕事だよねぇ、私たちもドールデビューしているんだから」
すぐに返信で
「了解しました。よろしくお願いいたします」
返信をすると、秒速で返信が来た。
「オファー受諾いただきましてありがとうございます。今回のクライアントは大手企業様ですのでお二人も気合い入れてきてくださいまし♡」
そのあとピョコンピョコンと飛び跳ねる、愛理ちゃんスタンプが送られてきた。
愛理ちゃん早いね返事、さすがマネージャだ。
あの事件以来と言っても、そんなに日は経っていないんだけど、ドールの反響は物凄い勢いで業界の中に浸透していった。
おかげで美代ねぇは、夢乃美代香としての作家業のほか、 Experienceの仕事と二足のわらじを履いて悪戦苦闘しているようだ。
訂正!
……でもなさそうだ。
私が見る限り、今までとほとんど変わりない美代ねぇ。
いや、今の方が前よりなんだか楽しそうにしている。
何故だ! 本当は大変なはずなのに、あの生き生きとした目の輝きは何だろう。
美代ねぇにもドールのオファーが来たことを知らせようとした時、今日も彼方さんの所に行っている美代ねぇからメッセージが来た。
「今愛理ちゃんから連絡もらったよ。キタァ―! ヤッタァ―! 明日の撮影私も立ち会うからよろしく♡♡! そうだ今日は出来るだけ早く帰るから、私食べ損ねたミーちゃんのビーフシチュー食べたいなぁ! たくさん作ってもOKだよ。
いくらでも私が食べちゃうから。それじゃよろしく! いとしのミーちゃんへ♡」
あははは、こりゃ明日の撮影なんか、飛んでもない衣装着せられそうだわ。
「ねぇねぇ、真由美ぃ。明日の撮影美代ねぇも立ち会うんだって」
「ええ、どうして? 美代ねぇさん直々に立ち会うほどのクライアントなの?」
「さぁどうだか? もしかして物凄い衣装着せられるんじゃないの?」
「物凄い衣装って……どんな衣装なのよ?」
「さぁねぇ、愛理ちゃんからは詳細は後でて来ていたし、美代ねぇはテンションマックスのメッセージのようだったけど。
それにさぁ、今晩ビーフシチュー作ってだって。買い物行かなきゃいけないよ」
「ビーフシチュー? もしかして美代ねぇさんまだ根に持っていた? あの時私たちが食べちゃったビーフシチューの事」
「多分ね。相当食べたかったみたいだよ。たくさん作れって言うご達しだ」
「あはは、それじゃ買い物行かなきゃね。いこっかぁ亜美」
「うん、行こう真由美」
にっこりと二人でほほ笑んで軽くキスをした。
「楽しそうだね真由美」
「うん、亜美と一緒にこうして買い物行くの幸せなんだもん」
最近は周りの目なんか気にしなくなってきた。
外に出ると二人の手はしっかりと握られている。
「もう夏休みも終わるんだね」
「なんだか実感ないけど。このままずっと夏休みが続くような感じがしているよ」
「時間よ止まれ! なんてね」
「本当に止まったらどうるん真由美」
「亜美とずっとこうしているよ……」
「私たちだけが年取るんだぁ……」
「あ、それはなしで! それじゃ、私たちだけの時間が止まればいいのかぁ」
「ええっと、そうなったらこのままこの状態?」
「うん、それがいい」
真由美の体が私の体にピッタリとくっ付く。
まだ、外は暑い盛り。それでも真由美の寄り添う体は心地いい。
腕に真由美の心臓の鼓動が響いてくる。
ああ、なんだか無性にキスしたくなっちゃう。
真由美の甘い香りに包まれているのがよくわかる。
本当にこのまま時間が止まればいいと思った。
17歳の夏。
もう二度と来ない17歳の夏。
今年の夏は私にとって、とても大切な夏。
そして夏休みだった。
「ねぇ亜美」
「なに真由美」
「これから私達どんな人生を歩んでいくんだろう」
「なによいきなり、そんなこと言って」
「何となく」
ふわっと、真由美の髪が私の腕に触れる。柔らかくさらさらとした髪の感触が伝わってくる。
本当に時間が止まってくれればいいと、その時私は思った。
いつものスーパーでビーフシチューに必要な食材を買ってから、角を曲がり、商店街へと向かった。
お肉だけはやっぱりあの店がいい。
この前ビーフシチューを作った時、何となく商店街のお肉屋さんを覗いてみた。
やっぱり専門店は違う。
でも正直ちょっと高め! それでもお肉の質はいいし、この前ダメもとで部位を指定したらちゃんとその部分を切り分けてくれた。
あれは嬉しかった。
「ねぇ、商店街でお肉買うの?」
「うん、この前もそうだったんだ。やっぱ違うよ専門店は」
「そうなんだ。やっぱ亜美は凄いよ。この前のビーフシチュー物凄く美味しかったのは、こうやっていいもの探してくれていたおかげもあるんだね」
「凄くはないよ。ただ美味しいって言ってくれるのが嬉しいだけだよ」
「料理人だね」
「そうかぁ?」
「うん、これからずっと美味しいもの食べていけるなんて幸せ」
「おいおい、真由美。料理は私に任せる気?」
「なはは、駄目?」
「ダメぇ―! 真由美もちゃんと作るんだよ。今日は一緒に作るんだから」
「ええ、私今日これからしごかれるんですかぁ?」
「しごいちゃダメ?」
これって完全に誤解招くよ!
「い、痛くしないでよ! 気持ちいいのはいいけど……」
おいおい、これは違う意味じゃないのか?
それでは表現を変えてみようか。
「じゃぁ、帰ったら程よくモミモミしてね」
「え、えええ、分かったわ」
ちょっと顔が赤い真由美。完全に誤解しているね。
「ちゃんともみ込んで染み込むようにお願い」
「お願いって、私がするの?」
「当たり前じゃない」
「そ、そう……」
自分がされるもんだと思っていたか?
「もみかたも、ただもめばいいていうもんじゃないからね」
「え―っと、もみ方も指定なの?」
「そりゃそうでしょう、まんべんなく下味が染み込むようにもまないと」
「ん? 下味? 染み込む?」
「なんの事だと思った?」
俯いた真由美の顔を下から覗き込んでみた。
「亜美のバカぁ! てっきり私……」
顔真っ赤にして半分涙目。
「ごめん、ごめん、怒った?」
「怒った! もう亜美なんか知らない!」
ああ、真由美すねちゃった。
悪ふざけした私が悪いかぁ。
お肉屋さんで、お肉を注文した後
「おじさん、済みませんコロッケ2つ追加してもらえますか」
「あいよ! 揚げたて用意するから5分くらいいいかな?」
「はい大丈夫です」
「コロッケ?」
「うん、お肉屋さんのコロッケ、ここのは特に美味しかったよ」
「もう調査済みなの?」
「この前来たときにね」
「はい、お待たせ! 熱いから気を付けてな」
半分紙袋に入れられた熱々のコロッケ
コロッケを持つ手が少し熱い。
こんがりときつね色に揚がっている。荒めのパン粉かなぁでも、この荒さは多分パン粉じゃなくて食パンをパン粉にしているんだと思う。
ザクザクと触感がよさそうなエッジが全体を覆っている。
はふぅっと、一口口にするとザクッとした表面の衣の触感と、ホクホクとしたジャガイモの香がほのかに鼻をくすぐる。その後しっかりと玉ねぎとお肉の味が口の中に広がる。
「美味しい!」
「でしょ。これでご機嫌ななおしてくれると嬉しんだけどなぁ」
「怒ってなんかいないもん!」
「本当に?」
「うん……でもこのコロッケに免じて不問に処す」
「不問に処すって。やっぱ怒ってたんじゃん」
「ばれちゃった? ふふふ、帰ろっか亜美」
ニコットほほ笑んだ真由美の顔。機嫌治ったかな?
「うん」
私たちは片手にコロッケを持ちながら。
二人一緒に買い物袋を、二つの手が合わさるように持ちながら歩き始めた。
さぁて帰ったら、一緒に作ろうね。真由美
美代ねぇご注文の、ビーフシチューを。
私達二人の愛がいっぱい詰まったビーフシチューをね。
ラインのメッセージ着信音が、同時に私と真由美のスマホから鳴った。
発信者は西岡愛理。
そう、私達のマネージャからだ。
「愛理ちゃんからメッセージ来てるよ」
「あ、ほんとだ」
真由美もアプリを開いてみていた。
「亜美さん、真由美さん。お二人にお仕事のオファーが来ました。詳細は追ってご連絡いたします。急ですが明日、午前9時までにスタジオ入りお願いいたします。
今回はステージではなく、ポスター撮影になりますので、よろしくお願いいたします。ご都合の返信早急にお願いいたします」
「真由美、明日だってよ」
「ええ、夏休最後の日じゃない」
「ま、仕方ないか。仕事だよ」
「そうねぇ仕事だよねぇ、私たちもドールデビューしているんだから」
すぐに返信で
「了解しました。よろしくお願いいたします」
返信をすると、秒速で返信が来た。
「オファー受諾いただきましてありがとうございます。今回のクライアントは大手企業様ですのでお二人も気合い入れてきてくださいまし♡」
そのあとピョコンピョコンと飛び跳ねる、愛理ちゃんスタンプが送られてきた。
愛理ちゃん早いね返事、さすがマネージャだ。
あの事件以来と言っても、そんなに日は経っていないんだけど、ドールの反響は物凄い勢いで業界の中に浸透していった。
おかげで美代ねぇは、夢乃美代香としての作家業のほか、 Experienceの仕事と二足のわらじを履いて悪戦苦闘しているようだ。
訂正!
……でもなさそうだ。
私が見る限り、今までとほとんど変わりない美代ねぇ。
いや、今の方が前よりなんだか楽しそうにしている。
何故だ! 本当は大変なはずなのに、あの生き生きとした目の輝きは何だろう。
美代ねぇにもドールのオファーが来たことを知らせようとした時、今日も彼方さんの所に行っている美代ねぇからメッセージが来た。
「今愛理ちゃんから連絡もらったよ。キタァ―! ヤッタァ―! 明日の撮影私も立ち会うからよろしく♡♡! そうだ今日は出来るだけ早く帰るから、私食べ損ねたミーちゃんのビーフシチュー食べたいなぁ! たくさん作ってもOKだよ。
いくらでも私が食べちゃうから。それじゃよろしく! いとしのミーちゃんへ♡」
あははは、こりゃ明日の撮影なんか、飛んでもない衣装着せられそうだわ。
「ねぇねぇ、真由美ぃ。明日の撮影美代ねぇも立ち会うんだって」
「ええ、どうして? 美代ねぇさん直々に立ち会うほどのクライアントなの?」
「さぁどうだか? もしかして物凄い衣装着せられるんじゃないの?」
「物凄い衣装って……どんな衣装なのよ?」
「さぁねぇ、愛理ちゃんからは詳細は後でて来ていたし、美代ねぇはテンションマックスのメッセージのようだったけど。
それにさぁ、今晩ビーフシチュー作ってだって。買い物行かなきゃいけないよ」
「ビーフシチュー? もしかして美代ねぇさんまだ根に持っていた? あの時私たちが食べちゃったビーフシチューの事」
「多分ね。相当食べたかったみたいだよ。たくさん作れって言うご達しだ」
「あはは、それじゃ買い物行かなきゃね。いこっかぁ亜美」
「うん、行こう真由美」
にっこりと二人でほほ笑んで軽くキスをした。
「楽しそうだね真由美」
「うん、亜美と一緒にこうして買い物行くの幸せなんだもん」
最近は周りの目なんか気にしなくなってきた。
外に出ると二人の手はしっかりと握られている。
「もう夏休みも終わるんだね」
「なんだか実感ないけど。このままずっと夏休みが続くような感じがしているよ」
「時間よ止まれ! なんてね」
「本当に止まったらどうるん真由美」
「亜美とずっとこうしているよ……」
「私たちだけが年取るんだぁ……」
「あ、それはなしで! それじゃ、私たちだけの時間が止まればいいのかぁ」
「ええっと、そうなったらこのままこの状態?」
「うん、それがいい」
真由美の体が私の体にピッタリとくっ付く。
まだ、外は暑い盛り。それでも真由美の寄り添う体は心地いい。
腕に真由美の心臓の鼓動が響いてくる。
ああ、なんだか無性にキスしたくなっちゃう。
真由美の甘い香りに包まれているのがよくわかる。
本当にこのまま時間が止まればいいと思った。
17歳の夏。
もう二度と来ない17歳の夏。
今年の夏は私にとって、とても大切な夏。
そして夏休みだった。
「ねぇ亜美」
「なに真由美」
「これから私達どんな人生を歩んでいくんだろう」
「なによいきなり、そんなこと言って」
「何となく」
ふわっと、真由美の髪が私の腕に触れる。柔らかくさらさらとした髪の感触が伝わってくる。
本当に時間が止まってくれればいいと、その時私は思った。
いつものスーパーでビーフシチューに必要な食材を買ってから、角を曲がり、商店街へと向かった。
お肉だけはやっぱりあの店がいい。
この前ビーフシチューを作った時、何となく商店街のお肉屋さんを覗いてみた。
やっぱり専門店は違う。
でも正直ちょっと高め! それでもお肉の質はいいし、この前ダメもとで部位を指定したらちゃんとその部分を切り分けてくれた。
あれは嬉しかった。
「ねぇ、商店街でお肉買うの?」
「うん、この前もそうだったんだ。やっぱ違うよ専門店は」
「そうなんだ。やっぱ亜美は凄いよ。この前のビーフシチュー物凄く美味しかったのは、こうやっていいもの探してくれていたおかげもあるんだね」
「凄くはないよ。ただ美味しいって言ってくれるのが嬉しいだけだよ」
「料理人だね」
「そうかぁ?」
「うん、これからずっと美味しいもの食べていけるなんて幸せ」
「おいおい、真由美。料理は私に任せる気?」
「なはは、駄目?」
「ダメぇ―! 真由美もちゃんと作るんだよ。今日は一緒に作るんだから」
「ええ、私今日これからしごかれるんですかぁ?」
「しごいちゃダメ?」
これって完全に誤解招くよ!
「い、痛くしないでよ! 気持ちいいのはいいけど……」
おいおい、これは違う意味じゃないのか?
それでは表現を変えてみようか。
「じゃぁ、帰ったら程よくモミモミしてね」
「え、えええ、分かったわ」
ちょっと顔が赤い真由美。完全に誤解しているね。
「ちゃんともみ込んで染み込むようにお願い」
「お願いって、私がするの?」
「当たり前じゃない」
「そ、そう……」
自分がされるもんだと思っていたか?
「もみかたも、ただもめばいいていうもんじゃないからね」
「え―っと、もみ方も指定なの?」
「そりゃそうでしょう、まんべんなく下味が染み込むようにもまないと」
「ん? 下味? 染み込む?」
「なんの事だと思った?」
俯いた真由美の顔を下から覗き込んでみた。
「亜美のバカぁ! てっきり私……」
顔真っ赤にして半分涙目。
「ごめん、ごめん、怒った?」
「怒った! もう亜美なんか知らない!」
ああ、真由美すねちゃった。
悪ふざけした私が悪いかぁ。
お肉屋さんで、お肉を注文した後
「おじさん、済みませんコロッケ2つ追加してもらえますか」
「あいよ! 揚げたて用意するから5分くらいいいかな?」
「はい大丈夫です」
「コロッケ?」
「うん、お肉屋さんのコロッケ、ここのは特に美味しかったよ」
「もう調査済みなの?」
「この前来たときにね」
「はい、お待たせ! 熱いから気を付けてな」
半分紙袋に入れられた熱々のコロッケ
コロッケを持つ手が少し熱い。
こんがりときつね色に揚がっている。荒めのパン粉かなぁでも、この荒さは多分パン粉じゃなくて食パンをパン粉にしているんだと思う。
ザクザクと触感がよさそうなエッジが全体を覆っている。
はふぅっと、一口口にするとザクッとした表面の衣の触感と、ホクホクとしたジャガイモの香がほのかに鼻をくすぐる。その後しっかりと玉ねぎとお肉の味が口の中に広がる。
「美味しい!」
「でしょ。これでご機嫌ななおしてくれると嬉しんだけどなぁ」
「怒ってなんかいないもん!」
「本当に?」
「うん……でもこのコロッケに免じて不問に処す」
「不問に処すって。やっぱ怒ってたんじゃん」
「ばれちゃった? ふふふ、帰ろっか亜美」
ニコットほほ笑んだ真由美の顔。機嫌治ったかな?
「うん」
私たちは片手にコロッケを持ちながら。
二人一緒に買い物袋を、二つの手が合わさるように持ちながら歩き始めた。
さぁて帰ったら、一緒に作ろうね。真由美
美代ねぇご注文の、ビーフシチューを。
私達二人の愛がいっぱい詰まったビーフシチューをね。
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