ケモ耳少女は剣を振るう〜TSしたけど刀があれば大丈夫〜

Kamomen

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同級生と合流そしてピンチ

6 ピンチ訪れ

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あの後ウルフを2匹倒して、街に戻った。



周りを見渡すと晴人らしき人を見つけた。
髪の毛や目の色は違うけど顔立ちが似ていた。

僕は勇気を出して
「佐藤 晴人だよ...ね?」
と聞いた。
すると驚いた顔をして
「お前まさか友也か?」
「そうだよ。こっちではともって呼んで貰えると助かる」
「ああ了解だ。俺のことはサハルと呼んでくれ」
「分かった」
と僕は答えた。

「なんでローブなんて来てんの?」
「かっこいいから」
そういえばそんなやつだったなって顔を露骨にしてきてイラッとした。
「身長低くなってるし、声も高くなってない?」
「......そんなわけない...じゃん?」
「何で疑問形なんだよ」
僕は返答に困った。
僕は5秒ぐらい考えて
「身体をスキャンする時にバグ...が起きたんじゃない?」
と適当に誤魔化しておいた。
「ベータテストのときはそんなことなかったけどなぁ。それとあと一人来るから」
「あと一人?」

後ろから声がした。
「伊藤遅れたー!」
声がした方を見てみるとさっき助けた女の人がいた。
『あ』
2人の声が重なった。
どうやらさっきの女の人はクラスメイトの矢倉さんだったようだ。
矢倉さんは身長が今の僕より少し大きくて148ぐらい。
僕はあまり話したことがなかったけれど、晴人と隣の席でよく話していた人だ。

獣の森のこともあって少し気まずい...
「こっちではサキって呼んでもらえると助かるよ」
「わかりましたサキさん。僕のことはともでお願いします」
「...............」
「...............」
会話が全然続かない...
ここで空気を読めないイケメンバカが
「お前らなんかあったの?」
なんてダイレクトに聞いてくるもんだから咄嗟にサハラのすねを蹴ってしまった。
まぁいいや。
「痛ってぇぇぇ」
サハラが蹴られた方の足を抱えて地面で転がっている。

地面で転がっているサハラを無視してサキさんが聞いてきた。
「背低くなった?」
「......うん」
「足細いね女子みたい」
さっきサハルを蹴ったときにローブの間から見えたようだ。
「学校...では長ズボンを履いていてみえない...からね?」
と言ったが冷汗が止まらない。
「ああ!確かに!」
バレたかと思った...
「それに魅力値めっちゃ高いね!!」
「!?」
「そんなに驚かなくてもいいよ私よりも高いよ!」
と笑いながら言ってくるサキさんが怖い。

「なんの話ししてるんだ?」
戻ってきたサハルが聞いてきたので
「なんでもない!!」
と答えておいた。

「とりあえずパーティ組もうぜ」
と晴人が言い出した
「どうやるの?」
と僕が聞くと
「俺が送るから待ってろよ」
と言って5秒後ぐらいに
〔サハルのパーティーに参加しますか?〕
と来たのではいを選ぶ。
ついでにサハルとサキさんからフレンド申請も届いていたので承認して、フレンドになっておく。
はいをおすと、メニュー画面にパーティーというものが追加されていた。
そこにはパーティーの人のHPとMP、性別が表示されていた。
そう性別もだ。
「あれ?なんで、ともの性別が女になってるんだ?」
当然の疑問をサハルが聞いてきた。
「ホントだ」
パーティーに参加したサキさんも気づく。


どうしようどうしよう。
この身体のことを打ち明けるかいやでも...
と僕が戸惑っている矢倉さんが
「女っぽいアバター作ると性別の表示がバグるらしいよ」
と助け舟を出してくれた。

「そうだったのか。早く言ってくれたら良かったのに」
助かった...と思ったがそうでもないようだ。
矢倉さんがガッツリこちらを見ていた。
これ絶対僕が女になってるってこと分かってるよね?
「ああ。ごめん」
と謝っておいた。


「ところでお前ら今、何レベ?俺はLv4だ」
とサハルが聞いてきた。
「僕はレベル2」
「私も同じくレベル2だよ!」

「分かった。矢...じゃなくてサキは魔法使いだよな?」
「うんそうだよ」
「ともはメインスキル何にした?何も装備してないけど...」
「僕は刀スキルにしたよ」
理由は主にお金がなかったからなんだけど
「刀スキルってあのハズレスキルって言われてる刀スキルか...?」
「ハズレスキル?」
とサキさんがサハルに聞き返す。
「ああ。刀スキルは獣人以外が使うと与えるダメージが30%下がるんだよ しかも技術補正が高いけど下手だとまじてゴミになる 使ってる人はだいたいヤバいやつか、いるなら獣人くらいじゃないか?」
あれ?これサキさんに秘密全部バレそうじゃね?

沈黙が続いた。そんな中サキさんが沈黙を破った。
「そうなんだ...でも私はともを応援するよ!」
と興奮した様子で。
「あ、ありがと...?」
「まぁとりあえず狩り行くか」
とサハルが言ったので3人で獣の森に向かって歩き出した。


道中にサキさんが僕に助けられた話を早口で言っていた。
それをいつもの事のようにサハルは聞いていた。
「へぇ。ともやるじゃん!」
と言って背中をバシっと叩いてきた。
「痛った...」
「あ、すまん」
自分のステータスを自慢された気がして、ムカついたので脛をけろうとしたのだかかわされてしまった。
僕はそのままバランスが崩れ尻もちをついてしまった。
「大丈夫?」
とサキさんが手を差し出してくれた。
「あ...ありが...とうございましゅ」
噛んでしまった。
恥ずかしくてサキさんの顔がみれない。
サキさんの手を取って、立たしてもらう。
サハルの方を見るとニヤニヤしながらこちらを見ていた。
控えめに言って殺してやりたい。


話しながら進んでいくと獣の森に着いていた。



サハルチョロいぜヽ(‘ ∇‘ )ノ
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