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42・5 番外 モブに感謝、セドリック・スタインの熱情 ①
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【忠告】この話は『幽閉の王を救出せよっ、でも周りにモブの仕立て屋しかいないんですけどぉ?』のスピンオフになります。キャラの背景などがわからない場合は、本編をぜひご覧ください。42話以降に見るのがおすすめです。
◆モブに感謝、セドリック・スタインの熱情
陛下とクロウが塔に登った日。
俺、こと。セドリックは、決めていた。今日はシヴァーディと、夜を過ごすと。
俺たちがバミネにはめられて、王城の建つ孤島に捨てられたのは。今から八年前のこと。
当時、俺は騎士団長だったが。ニ十歳の若輩で。
ずる賢く、王族の系譜である、地位の高いバミネに、全く歯が立たなかった。
子爵家の三男坊である俺は、後継とも無縁で。
地位を得るには、後継のいない、貴族の娘を嫁に取るか。騎士として名をはせ、騎士爵を自力でもぎ取るか、である。
それ以外の道は、兄上の手足となって働くこと。もしくは、潔く平民になって、外で商売を始めるか、くらい。
だが、子供のときは、それなりに野心メラメラで。
剣の筋が、良かったものだから。当然、騎士爵を狙いに行くだろう?
なんにも、知らなかった。
強ければ、周囲に認められて、出世ができると信じていたのだ。
十四歳のとき、貴族の子女が通う、セントカミュ学園に入学した。
貴族の長子以外の者は、学園で、ある程度の将来の道筋を作っておかなければ、先行きは暗い。
そういう事情で、女性と接点を持つ生徒も、数多くいるけれど。
俺は、女性には目もくれず、優秀な騎士になることを目指して、突っ走った。
そんなふうに言うと、熱血硬派みたいだが。そういうことに全く興味がなかったわけではない。
でも、俺には。
こいつしかいない、という相手が、早々にみつかったから。余所見をしなかったというだけなんだ。
俺が十六歳のとき、シヴァーディ・キャンベルが、新入生として学園に入学してきた。
俺の二学年、下だ。
騎士爵の出自ということで、その新入生は、すぐ噂の的になる。
騎士爵というのは、俺が目指す地位であるが。一代爵位である。
つまり、彼の父上が、陛下のそばに仕えるほどの、優秀な騎士であるという証明だ。
一代爵位だから、シヴァーディが騎士爵を後継することはできない。
しかし、それほどの剣士が父上なのだから。彼ももちろん強いはず。
彼と対決すれば、自分が今、どれだけ強いのか、判明するかもしれない。
自分は騎士になれるのか? 騎士爵に近づける実力があるか?
それが知れると思えば、ワクワクもした。
まだ見ぬシヴァーディに、俺は勝手に、期待を募らせていたのだ。
そして、騎士科の上級生として、後輩に指導をつける合同授業があり。
俺はシヴァーディを見て…がっかりしたのだ。
学園で、シヴァーディが噂になったのは。騎士爵の出自という以外に。その美貌が話題になったからでもあった。
キラキラ光る長い銀髪。宝石をはめ込んだような、紫の瞳。切れ長の目元、高い鼻梁、引き結ばれた唇。
そのすべてが素晴らしく整った。まさに至高の美貌だ。
美しい。あぁ、確かに美しいさ。
しかし、顎の線は細いし。体つきも細いしぃ?
俺も、この頃はまだ体が出来上がっていなかったが。
十四歳だったシヴァーディは、当時の俺よりひと回り体が小さかったのだ。
俺は愚かにも。シヴァーディの外見で。あぁ、今の陛下は、騎士を顔で選んだのだな? と思い込んでしまった。
彼の見た目は、そう思ってしまうほどに完璧だ。
でも、このヒョロさ。剣の腕はなさそうじゃね?
絶対に、俺の方が強いに決まっている。
だが。だとすると逆に。剣の腕だけでは、騎士爵は賜れないかもしれない、と思った。
陛下のそばに控えるのには、美しい容姿も必要ってことなのかも、と。
一人合点して、落胆してしまった。
だって…顔では。シヴァーディには。どう見ても、誰が見ても、俺は敵わないよぉ。
俺は、目も鼻も口もでかくて、大雑把な顔だと、みんな言うし。
自分で鏡を見ても、そう思う。
彼のような、精緻なガラス細工みたいな、麗しい顔ではない。
だが。騎士は、強くなければ、騎士ではないんじゃね?
剣の道を甘く見ているようなやつなら、子供のうちに、ここで叩き潰してしまえ。
そんな、騎士としては失格な、清廉さのないことを考えてしまうほどに。
俺はシヴァーディに、心を乱されてしまったのだ。
血気盛んな子供だったからな。
しかし。剣術の指導をする前に、同級同士で模擬戦をしたとき。
俺の目は、キラリンと輝いた。
シヴァーディに、目が釘付けになったのだ。
なんて、驚く速さの、剣さばきなんだっ。
上品でいて、しなやかな体の動き。
見た目から、軟弱な剣だろうと高をくくっていたが、なんのなんの。
彼の剣には、剛の気も乗っていた。
片っ端から、相手を弾き飛ばして。誰も相手がいなくなってしまうほどだ。
それは、当時の俺と、同じ状況だった。
俺も、同級では相手にならなくて。というか、上級にも相手になるやつがいなくって、鍛錬に支障をきたしている。
それは強いゆえの、大きな悩みでもあったのだ。
なんだ、あいつ、すげぇじゃん?
一度はしぼんでいた、ワクワクが。復活してキターッ。
俺はさっそく、シヴァーディに、指南という名の模擬戦を挑む。
「シヴァーディ、俺と手合せしてくれ」
はいはいっ、と手を上げた俺を見て。
同級は、俺が生意気な後輩をへこますつもりかと思って。やっちまえ、だの。年下に負けるな、だの。騒いでくれる。
ま、俺もついさっきまで、そんなことを考えてたから、気持ちはわかるぜ?
でも。これは、俺でも負けるかもしれないぞ?
そう思うほどに、シヴァーディの剣術は洗練されている。
騎士爵を持つ父親から、指南を受けているのか?
いいね、いいね。やっぱり、強そう。腕が鳴るねぇ?
心の中でニヤニヤしっぱなしだった。
「待て。貴様らの学年で、おまえが一番強いのであろう? ならば、まずおまえが、俺の相手をするべきだ」
すると、騎士科にはそぐわない、ちょっとぽっちゃりめの男が立ち上がった。誰?
小首をかしげると、隣にいた同級生が、彼はバミネ・カザレニアだと教えてくれた。
「陛下の、妹君のお子様だ。ざっくり、王族だな」
「ざっくり?」
その言い方に、よくわからない、見下した感じがあった。
「彼は女系にあたるから、男系の血脈を保っている、今の王家の後継には、なれないんだ。後継者争いのできない王族、ってことだ。だから、ざっくり」
王家直属の騎士団に入るなら、いずれはそういう、王の系譜だとか、政治だとか、外国の動向とかを学ばなければならないのだろうが。
そのときは学生気分で。そういうことに、興味がまだなかった。
「申し訳ございません、バミネ様。俺は手加減ができない武骨者ゆえ、まずは力量の合った者と手合せするのがよろしいかと思います。お互い、怪我などしたくないでしょう?」
暗に、俺とやると怪我をするぞ、と匂わすと。
バミネは、鼻の上に縦ジワを浮かべた。
「あぁ、俺とやると、おまえが怪我をするということだな? よかろう。隣の男と手合せをする」
みんな、それは逆だとわかっていたが。
王族をからかう者はなく。
しらっとした空気の中で。俺はシヴァーディの前に立った。
水を差された感じになったが。同級の者たちは、みんな、俺とシヴァーディの対決を、心を躍らせて待っている。
背筋がピンと伸びた、美しい立ち姿で。シヴァーディは、紫の瞳を若干赤く染めて、俺をみつめた。
さぁ、やろうか。シヴァーディ。
◆モブに感謝、セドリック・スタインの熱情
陛下とクロウが塔に登った日。
俺、こと。セドリックは、決めていた。今日はシヴァーディと、夜を過ごすと。
俺たちがバミネにはめられて、王城の建つ孤島に捨てられたのは。今から八年前のこと。
当時、俺は騎士団長だったが。ニ十歳の若輩で。
ずる賢く、王族の系譜である、地位の高いバミネに、全く歯が立たなかった。
子爵家の三男坊である俺は、後継とも無縁で。
地位を得るには、後継のいない、貴族の娘を嫁に取るか。騎士として名をはせ、騎士爵を自力でもぎ取るか、である。
それ以外の道は、兄上の手足となって働くこと。もしくは、潔く平民になって、外で商売を始めるか、くらい。
だが、子供のときは、それなりに野心メラメラで。
剣の筋が、良かったものだから。当然、騎士爵を狙いに行くだろう?
なんにも、知らなかった。
強ければ、周囲に認められて、出世ができると信じていたのだ。
十四歳のとき、貴族の子女が通う、セントカミュ学園に入学した。
貴族の長子以外の者は、学園で、ある程度の将来の道筋を作っておかなければ、先行きは暗い。
そういう事情で、女性と接点を持つ生徒も、数多くいるけれど。
俺は、女性には目もくれず、優秀な騎士になることを目指して、突っ走った。
そんなふうに言うと、熱血硬派みたいだが。そういうことに全く興味がなかったわけではない。
でも、俺には。
こいつしかいない、という相手が、早々にみつかったから。余所見をしなかったというだけなんだ。
俺が十六歳のとき、シヴァーディ・キャンベルが、新入生として学園に入学してきた。
俺の二学年、下だ。
騎士爵の出自ということで、その新入生は、すぐ噂の的になる。
騎士爵というのは、俺が目指す地位であるが。一代爵位である。
つまり、彼の父上が、陛下のそばに仕えるほどの、優秀な騎士であるという証明だ。
一代爵位だから、シヴァーディが騎士爵を後継することはできない。
しかし、それほどの剣士が父上なのだから。彼ももちろん強いはず。
彼と対決すれば、自分が今、どれだけ強いのか、判明するかもしれない。
自分は騎士になれるのか? 騎士爵に近づける実力があるか?
それが知れると思えば、ワクワクもした。
まだ見ぬシヴァーディに、俺は勝手に、期待を募らせていたのだ。
そして、騎士科の上級生として、後輩に指導をつける合同授業があり。
俺はシヴァーディを見て…がっかりしたのだ。
学園で、シヴァーディが噂になったのは。騎士爵の出自という以外に。その美貌が話題になったからでもあった。
キラキラ光る長い銀髪。宝石をはめ込んだような、紫の瞳。切れ長の目元、高い鼻梁、引き結ばれた唇。
そのすべてが素晴らしく整った。まさに至高の美貌だ。
美しい。あぁ、確かに美しいさ。
しかし、顎の線は細いし。体つきも細いしぃ?
俺も、この頃はまだ体が出来上がっていなかったが。
十四歳だったシヴァーディは、当時の俺よりひと回り体が小さかったのだ。
俺は愚かにも。シヴァーディの外見で。あぁ、今の陛下は、騎士を顔で選んだのだな? と思い込んでしまった。
彼の見た目は、そう思ってしまうほどに完璧だ。
でも、このヒョロさ。剣の腕はなさそうじゃね?
絶対に、俺の方が強いに決まっている。
だが。だとすると逆に。剣の腕だけでは、騎士爵は賜れないかもしれない、と思った。
陛下のそばに控えるのには、美しい容姿も必要ってことなのかも、と。
一人合点して、落胆してしまった。
だって…顔では。シヴァーディには。どう見ても、誰が見ても、俺は敵わないよぉ。
俺は、目も鼻も口もでかくて、大雑把な顔だと、みんな言うし。
自分で鏡を見ても、そう思う。
彼のような、精緻なガラス細工みたいな、麗しい顔ではない。
だが。騎士は、強くなければ、騎士ではないんじゃね?
剣の道を甘く見ているようなやつなら、子供のうちに、ここで叩き潰してしまえ。
そんな、騎士としては失格な、清廉さのないことを考えてしまうほどに。
俺はシヴァーディに、心を乱されてしまったのだ。
血気盛んな子供だったからな。
しかし。剣術の指導をする前に、同級同士で模擬戦をしたとき。
俺の目は、キラリンと輝いた。
シヴァーディに、目が釘付けになったのだ。
なんて、驚く速さの、剣さばきなんだっ。
上品でいて、しなやかな体の動き。
見た目から、軟弱な剣だろうと高をくくっていたが、なんのなんの。
彼の剣には、剛の気も乗っていた。
片っ端から、相手を弾き飛ばして。誰も相手がいなくなってしまうほどだ。
それは、当時の俺と、同じ状況だった。
俺も、同級では相手にならなくて。というか、上級にも相手になるやつがいなくって、鍛錬に支障をきたしている。
それは強いゆえの、大きな悩みでもあったのだ。
なんだ、あいつ、すげぇじゃん?
一度はしぼんでいた、ワクワクが。復活してキターッ。
俺はさっそく、シヴァーディに、指南という名の模擬戦を挑む。
「シヴァーディ、俺と手合せしてくれ」
はいはいっ、と手を上げた俺を見て。
同級は、俺が生意気な後輩をへこますつもりかと思って。やっちまえ、だの。年下に負けるな、だの。騒いでくれる。
ま、俺もついさっきまで、そんなことを考えてたから、気持ちはわかるぜ?
でも。これは、俺でも負けるかもしれないぞ?
そう思うほどに、シヴァーディの剣術は洗練されている。
騎士爵を持つ父親から、指南を受けているのか?
いいね、いいね。やっぱり、強そう。腕が鳴るねぇ?
心の中でニヤニヤしっぱなしだった。
「待て。貴様らの学年で、おまえが一番強いのであろう? ならば、まずおまえが、俺の相手をするべきだ」
すると、騎士科にはそぐわない、ちょっとぽっちゃりめの男が立ち上がった。誰?
小首をかしげると、隣にいた同級生が、彼はバミネ・カザレニアだと教えてくれた。
「陛下の、妹君のお子様だ。ざっくり、王族だな」
「ざっくり?」
その言い方に、よくわからない、見下した感じがあった。
「彼は女系にあたるから、男系の血脈を保っている、今の王家の後継には、なれないんだ。後継者争いのできない王族、ってことだ。だから、ざっくり」
王家直属の騎士団に入るなら、いずれはそういう、王の系譜だとか、政治だとか、外国の動向とかを学ばなければならないのだろうが。
そのときは学生気分で。そういうことに、興味がまだなかった。
「申し訳ございません、バミネ様。俺は手加減ができない武骨者ゆえ、まずは力量の合った者と手合せするのがよろしいかと思います。お互い、怪我などしたくないでしょう?」
暗に、俺とやると怪我をするぞ、と匂わすと。
バミネは、鼻の上に縦ジワを浮かべた。
「あぁ、俺とやると、おまえが怪我をするということだな? よかろう。隣の男と手合せをする」
みんな、それは逆だとわかっていたが。
王族をからかう者はなく。
しらっとした空気の中で。俺はシヴァーディの前に立った。
水を差された感じになったが。同級の者たちは、みんな、俺とシヴァーディの対決を、心を躍らせて待っている。
背筋がピンと伸びた、美しい立ち姿で。シヴァーディは、紫の瞳を若干赤く染めて、俺をみつめた。
さぁ、やろうか。シヴァーディ。
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