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暴走編

出会いと別れ

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 あれから何日あるいたことだろうかまだ海は見えてこない魔法で飛んで行けば早いのだがそれでは面白くない。なので今から乗り物でも作ろうと思う。なにをつくろう??待てよ。この世界にくる前に乗っていた車は何処にいったのだろうか。もしかしたら、『収納』の中に入っているんではないだろうか。探していると愛車のストリー○があったわざわざサンルーフをつけた意味があったね。そのまま使ってはすぐ故障してしまうので改造が必要だ。回りに魔物の気配もないので早速始めることにした。



1.車体全体の強化 貴重金属の使用 



2.エンチャント使用 『浄化』『不汚染』で清潔を保ち『不破壊』『オートメンテナンス』で今後の整備を

           軽減し『結界』『透明』『迷彩』『個人認証』で安全面をカバーする。



3.ナビの改良   オートマッピング仕様にして魔物や敵意のある人物の位置特定ができるようにして

          みる。また一度行ったところはオートで行ける。



4.燃料の開発  錬金術を使用して『収納』に大量作成。数量が減ると自動で補給されるようにエンチャン

         トをつける。燃料補給については走行を止めると勝手に『収納』から給油される。



 こんなところである。改造を終えて片付けていると面倒ごとの臭いがしてくる。貴族家の馬車と護衛騎士団達がやってくるからだ。どんな奴らか『鑑定』してみる。



 『鑑定』

騎士A~Z

 年齢18~32

レベル 15~20

 スキル ごみ 知る価値なし

 称号 金魚のフン



騎士団長

 年齢 22

 レベル 29

 スキル 毛が生えたくらい

 称号 田舎のガキ大将



クロギャル・シブヤ

 年齢 16

 レベル 11

 スキル 魅了レベル2

 称号 ビッチ 元皇国貴族令嬢(本人はまだしらない)



???しらない間に『鑑定』がかわっている。たいしたことない奴には簡易表示されるのだろう。皇国がなくなったのしらないみたいだ。



 「そこで何をやっている?」



 「少し荷物整理でもと思って片づけていますがどうかしましたか?」



 「少しばかりか食料を分けてもらえないか皇都にかえったらそれなりの報酬をあたえる。」



 「無理ですね。なぜなら皇国は滅びましたよ。知らないんですか?」



 「「はぁ~」」



 「あなた達には懸賞金がかかってますよ。行かない事をオススメしますが。では」



 立ち去ろうとしている俺いきなり斬りかかってくる騎士達何度目だよこの世界、騎士達と馬をスキル『生物変化』で食料にした。特に馬刺しはいいね。前世ではよく食べていたからね。騒ぎが落ち着いたと思ったのかクロギャルが出てきた。



 「おなかがすいたのじゃ。食事の準備はおわったのか」



 「終わりましたよ。あなた以外はもういませんよ。どうしますか?」



 「えっ!」



 「この汚い食料は差し上げます。さようなら」



 「まってください。連れて行ってください。なんでもしますので、かかからだもだいじょうぶですので どうか」



 「しかたないですね。次の街までですよ。」



 「ありがとう」



 こうしてクロギャルとの旅が始まった。俺はいつ海につくのかはまだわからない。

歩きたくないとダダをこねるクロギャルのためにわざわざ馬を召喚して馬車を引かせている。御舎がいないのておれがやっている。乗りごこちがわるいのでクロギャルをマットレスのかわりにうつ伏せにさせている。



 「あ~~ぁぁ 振動があ~」といってるのでクロギャルに『サイレント』をかけてだまらせる。まじでビッチだ。どうしても俺はクロギャルを性的対象では見ることはない。可愛い部類にははいるのだろうが、性格的にむりだ。馬車に揺られること半日鉱山の街についた。



 「護衛もなしによく無事にたどり着いたな。身分証をみせてくれ規則なんだ。」 



 「ほら、こっちの女は途中で拾ったんだかどうする?」



 「仮身分証をだすから銀貨5枚払ってくれ」



 仕方なく入場税を払い街にはいった。とりあえず馬車をうろう。商会につくとクロギャルがはしゃぎながら店に入っていく。なんか欲しいものでもあるのか?



 「これとこれとあれも、あ、あっちのも」



 どんだけかってんだ俺は支払いはしないぞ、金もってるのか。



 「お客様金貨15枚になります。」



 「はやく払うのじゃ、妾はお金はもってないのじゃ。」



 「しゃぁ、返品でご迷惑かけます。迷惑料です。」



 金貨一枚を店員見渡すとすぐに片づけていった。うれしそうだ。



 「おい、クロギャル勘違いするなよ。俺との契約は街までだサービスで入場税は払ったが、あとは知らん。大好きな娼婦にでもなれよ。ならない選択肢はないよ娼婦しないと奴隷だぞ。じゃぁなぁ。」



 「まって~」



 クロギャルと別れて俺は教会にいき、神父に金貨100枚の寄付をした。かなり驚いたみたいだが資金繰りが厳しかったみたいでなかりよろこばれた。世間話をしていると鉱山の街だけあって男が多く娼婦の需要がかなりあるみたいだ。良かったなクロギャル。

その後クロギャルは娼婦のナンバーワンまで登りつめたらしいとかどうだか。

 鉱山のの街にきたので多くの鉱物を買ったあとから使うかもしれないし売ってもよいし。街を散策していると獣人の子供にぶつかった。おかしい、よけたはずなのに何故ぶつかってきたのか?

理由は財布をするためだ。罰をあたえないといけないな。躾だ、財布から金貨をとったら手が吹き飛ぶ魔法をかけてる。

追跡もしているから逃げることもできないだろう。しばらくするとスラム街の中の建物に入ったみたいだ。建物の前で待っていると、「ドカーン」という音の後に



 「いって~~ あぁぁぁ」



 と言う声が聞こえてきた。建物の中に入ると数人の獣人がいて盗んだ獣人の男が血をダラダラながしながらうずくまっていた。



 「ヒトの物を盗むからそんなことになるんだ。わかったら今後は気をつけろよ。少年」



 「「誰だ人間でてけ~」」



 「手当をしないと死ぬぞいいのか?」



 「兄ちゃんをたしゅけてくだしゃい。おねがいしゅますぅ。」



 妹らしき獣人の子供がいってきた。通常の異世界ものでは萌とかなるんだろうけど俺はなんともない。しかたない有料で治してあげようかな。



 「しかたない、止血だけで金貨1枚、欠損ごと回復させるので金貨1000枚で治してあげよう。いかがかな?」



 「そんなお金はないでしゅぅ。なんとかならないですかぁ」



 「では奴隷になるしかないな。」



 「なにいっているんだなるなよ。いててて」



 「「そうだそうだ」」



 早くここから去りたいのだが全員殺すかな、流石に可愛そうだな。とりあえず、金貨を回収するはした金なんだが子供達にはとっては大金だし下手に触ってまた吹っ飛んだら困るからな。



 「わかりましゅたぁ。わたしゅが奴隷になりましゅ、だから治しゅてくだしゃあい。」



 「ニーナなにいっているんだ人間を信じるのか辞めろぅ~」



 ニーナと言うのかこの子は、『鑑定』してみるか。



『鑑定』



ニーナ

年齢 10歳

レベル 1

種族 猫獣人

スキル 舐める

    ひっかく

   料理レベル1

称号 おっちょこちょい



 スキルに料理があるから奴隷にしてもいいかな。ただし金貨1000枚の価値はないけどね。まぁいいか一人旅も面倒だから。



 「わかった。それでは、はじめよう。あとおまけで生活費をあげよう金貨10枚冒険者登録して冒険者としていきるか職をつけるかしろいいなあ?じゃあ始めるぞ」



 獣人の少年に『治癒魔法』と『再生魔法』をかける。数分で腕が再生した。次に『奴隷契約』だ。



 「うしろを向けニーナ、痛くないからうごくなよ。」



 「わかりましゅた。」



 首を後から触り『奴隷契約』の魔力をながすと首に奴隷紋章が浮かび上がるこれで主人に対して反抗ができない。また、奴隷紋章なので見た目は奴隷とはわからない。



 「いくぞ、ニーナ宿にいくぞ。別れは5分だけまってやる」



 「わかりましゅた。ご主人しゃぁま。兄ちゃんさよならでしゅお元気でくらしゅてくだしゃい。」



 ぼろ屋を出るときにはお金に目がくらんでだれも文句をいってこなかった。さてさてどうするかな。
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