俺の犬

雫@不定期更新

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浅草デート

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「わー!浅草ってこんなに広いんですね!」
「そりゃそうだろ。なんたって浅草なんだからな」
浅草デートかー、楽しいな、他にもいろんなとこに出かけたいって思うのは贅沢すぎるのかな。
「アイス食うか?」
二本のアイスを両手で持ちながらご主人様が登場した。
「ご主人様からいただけるものなら…」
ばしっと頭を叩かれた。
「ご主人様とか言うな恥ずかしい。今は恋人同士だろ?名前で呼べよ」
「名前…裕之さん…好きです、大好き」
「あー俺も大好きだよ凛音」
「アイス片方もらいますね」
恥ずかしくて少し早口になりながら僕はアイスを食べる。
「唇、ついてるぞアイス」
「え?どっちですか?」
「こっち、ペロリ」
な、何やってんだご主人様!こんな公共の場で!
「何やってるんですか!」
僕は照れているのを隠すために怒鳴り散らかして気持ちを抑えることにした。
「お前なー!やっていいことと悪いことが」
あ、言っちゃった。
「へぇ、ご主人様に向かってお前とはねー、勇気があっていいと思うよ」
「ですよね、デート中ですし」
「で?」
ご主人様の笑顔が怖すぎる。
「まぁ今日は許してやる。お仕置きは次のデートの時にしてやるよ」
「いや、いらない…です…」
「何言ってんだ、少したってんぞ?」
ご主人様が周りから見えないように抱き込みながら僕のおちんちんを掴む。
「これ以上やったらほんとうにたっちゃうから…」
僕は必死に拒むと
「まぁ確かに今回は恋人として初めてのデートだからな。楽しむか」
「…はい」
僕は笑顔で答えた。それからはいろんなことをした。お祭りがやっていてヨーヨー釣りをしたりお化け屋敷に入ってみたり、神社でお参りしたり。神社で何をお願いした勝手?そんなの決まってるじゃん。僕達が永遠に結ばれていますように。
ご主人様サイド
俺の願い事?願いか。もっと犬がエロくなりますように、だ。っていうのは冗談でいつまでもこの関係が続けられますようにかな。
「花火あがるみたいだぜ」
「花火!」
「あれは何でしょうか、揚げパンみたいな形してる。あーあれはハート形だ!あれは」
「うるせえ、黙れねえのか笑」
「じゃあご主人様が黙らせてくださいよ」
本当に成長したなと思った。恋人にもなったし幸せでいっぱいな毎日だ。これからも続くといいな。
「キスしてほしいって意味か?なら言えよ」
「はい、ご主人様。僕のこの口にキスをお与えください」
ちゅっと音がして舌が中に入りそのまま押し倒された。
次エロバージョン書きます。最後の最後にエロになりましたが許してください。今のところなんだか切りがいいなと思っています。第一章終わりにしようかなとか。エロありストーリーありで書こうかなとか迷ってます。
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