9 / 46
第一章
9.桜迷宮
しおりを挟む
あれから、お祖父ちゃんが道の駅に迎えにきてくれて家に戻った。カレーパンはお祖父ちゃんが迎えに来てくれるまでにペロリと食べてしまった。
サクリと噛み付くと、スパイシーな香りと共に口の中でトロリとした甘くて辛い濃厚なカレーの味と肉や野菜の複雑な感触と旨味が広がり、後は夢中でバクバク食べた。たまらない美味しさだ。満足、満足。
そして、マスクで口元は隠れていたけど、あのひょろっと痩せぎすのお兄さんが漏らした笑い・・・。
なんていうのか、嬉しくて、ほっとしたのだ。ああよかったって・・・。変なの。どっから湧いてくる感情なのか?まるで私とは切り離されたどこかから出て来る感情だと思った。
軽トラで家に帰ると、着替えて出掛ける用意をする。内側が起毛したグレーのトレーナーはとても地味な感じが気に入っていて、その上にお母さんが先月の給料日に新しく買ってくれたフード付きの薄手のジャンバーを着た。これもお気に入りだ。色は黄色で、私にはちょっと派手目だけど形はシンプル。お母さんが働いて買ってくれた物だから、全部お気に入り。あたりまえだ。
下はスキニータイプのジーンズだ。伸びが良くて履き心地がいい。全部ヨネクロの物だ。ヨネクロ万歳。私は動きやすい服装が一番好きだった。
「お祖父ちゃんお待たせ、用意出来たよ」
「おお、ほいじゃあ行くかの」
縁側に座って庭を見ていたお祖父ちゃんは両ひざをパンと叩いて立ち上がる。
「今日は満開じゃ。天気も良くて麻美は運がええな」
「ほんとだよ」
スニーカーを履いて玄関の引き戸をガラガラと音をたてて開ける。外に出て飛び石の上を踏んで少し下った所にある駐車スペースまで行く。道路とは垣根で遮られていて、車が二台入れられる車庫になっている。
古い木で建てられたかなりガタが来た車庫だが、屋根が付いていると雪が降っても雨が降っても、乗り降りを気にしなくて良いのがいいとおもう。
たまに、タヌキやイタチだとかが、ねぐらにしたらどうかなと思ったのか入り込んでいて、車を入れると飛び出て来る事があるのでびっくりするけどね。ツバメも巣を作ろうと狙っているようなので、お祖父ちゃんが時期が来たら倉庫の中に、目玉模様の風船や鳥を模った黒い模型をぶら下げると言っていた。ツバメが車庫に巣を作ると、車の上にフンを落とすので車を中に置けなくなるらしい。
そうなると巣立ちまで車庫が使えないので、巣を作らせない様にする必要があるのだ。
この地方は4月の半ば位に桜が見ごろになる。まだ朝、霜が降りて地面や屋根の上が白くなる事もあるので朝晩が寒いのだ。今日は快晴だったし、朝の天気予報で、『気温が18度くらいに上がるでしょう』と言っていた通りになった様だ。風はきつく時折ザアッと樹々をゆらして通って行く。
お祖父ちゃんの家がある山川集落から、軽トラでいつもの様に東神さんの屋敷がある東神村に行くのだ。
今日は、タナカのお婆ちゃんの店を通り越してもっと先の突き当りにある、稲荷神社に連れて行ってもらう約束をしている。ものすごく桜が綺麗なのだそうだ。
途中であちこちに桜は咲いているが、山を被るように背にした朱塗りの神社は、桃色に霞むような桜の山を背にして、幽玄とした美しさがあった。
遠目に見ても美しかったが、近くに行くとそれはもう薄桃色の濃淡に彩られた美しい桜迷宮の様だった。
「麻美、お参りを先にしてから、じいちゃんはちょっとお宮(みや)さんに挨拶してくるから、好きに見て回れ。見終わったらまたここに戻ってきたらええからな。ゆっくり見てええぞ」
このお宮の跡取りは、お祖父ちゃんよりも2つ年上の先輩だと言っていた。小中までは同じ学校だったそうだ。
「うん、わかった。見終わったら軽トラに乗って待ってるよ」
「おお、そうしといてくれ」
鳥居は神域と俗世界の境界だという。つまりは結界で、神域に悪い物が入らない様にという魔除けの意味があるらしい。ま、本の受け売りだけどね。
二人で鳥居の前で一礼してから、赤い鳥居をくぐり手水舎(ちょうずや)で手と口を漱ぐ。私はその辺りの作法を知らないので、お祖父ちゃんがやっているのを見様見真似した。
拝殿で賽銭箱に小銭を入れて、綱に付いた鈴を鳴らした。参拝の仕方も全部お祖父ちゃんのするのを真似する。
ニ礼二拍手一礼だそうだ。
(普通一般の神社はそうらしい。お母さんが後日教えてくれたけど、出雲大社は二礼四拍手一礼なのだそうだ)
「ここのお稲荷さんて、どんな神様?」
「わしもようは知らんがの、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛いうて聞いたがの」
「わあ、幅広い後利益だね」
「ありがたや、ありがたやじゃの」
わはは、と二人並んで笑った。
稲荷と言えば狐と思うけれど、稲荷神は狐ではなく、御使いが白い狐なのだそうだ。
だから稲荷神社は狛犬ではなく白狐の像がだいたい置かれているらしい。
これはお祖父ちゃんに聞いた話だ。お祖父ちゃんも先輩に教えてもらったそうだ。
じゃあ稲荷神って何かと聞くと、『稲荷』とは稲がなるという意味が込められた言葉で、神様の名前は『宇迦之御魂御大神』(うかのみたまのおおかみ)という神様だそうだ。何か他にも違う名前の神様もあるそうだけど、お祖父ちゃんは覚えられなかったそうだ。うん、分かる。
それからお祖父ちゃんと別れて私は社(やしろ)の周りを見て回った。
白狐の像は二体あり、対になっていた。口に鍵を咥えているのと珠を咥えている。白狐といっても石で作られているので白くはないけど。そして、赤い布で作った前掛けがどちらにも着けられている。風雨にさらされて色は褪せていた。
圧巻なのは、裏山は低い山だけど、その山頂へと続く小さめの赤い鳥居だ。気が遠くなるような数の小さい鳥居が列をなす光景だった。その鳥居に薄桃色の桜が覆いかかる様は、怖さを感じる位に美しい。何の為の鳥居のなんだろうか?
だけどなぜか初めて見る光景なのに、不思議にも懐かしさを感じたのだった。
奥の本殿を回ると、御神木だろうと思われる大きな大きな桜の樹があった。注連縄が張られていかにもな雰囲気だった。それになんていうかそこは聖域なのだと感じた。
「あ・・・」
思わず声を出したのは仕方ないと思う。
御神木の傍の生垣から見覚えのある人物が出てきたのだ。
それはもう、この景色にピッタリのイケメン。百家斜陽クンだった。
サクリと噛み付くと、スパイシーな香りと共に口の中でトロリとした甘くて辛い濃厚なカレーの味と肉や野菜の複雑な感触と旨味が広がり、後は夢中でバクバク食べた。たまらない美味しさだ。満足、満足。
そして、マスクで口元は隠れていたけど、あのひょろっと痩せぎすのお兄さんが漏らした笑い・・・。
なんていうのか、嬉しくて、ほっとしたのだ。ああよかったって・・・。変なの。どっから湧いてくる感情なのか?まるで私とは切り離されたどこかから出て来る感情だと思った。
軽トラで家に帰ると、着替えて出掛ける用意をする。内側が起毛したグレーのトレーナーはとても地味な感じが気に入っていて、その上にお母さんが先月の給料日に新しく買ってくれたフード付きの薄手のジャンバーを着た。これもお気に入りだ。色は黄色で、私にはちょっと派手目だけど形はシンプル。お母さんが働いて買ってくれた物だから、全部お気に入り。あたりまえだ。
下はスキニータイプのジーンズだ。伸びが良くて履き心地がいい。全部ヨネクロの物だ。ヨネクロ万歳。私は動きやすい服装が一番好きだった。
「お祖父ちゃんお待たせ、用意出来たよ」
「おお、ほいじゃあ行くかの」
縁側に座って庭を見ていたお祖父ちゃんは両ひざをパンと叩いて立ち上がる。
「今日は満開じゃ。天気も良くて麻美は運がええな」
「ほんとだよ」
スニーカーを履いて玄関の引き戸をガラガラと音をたてて開ける。外に出て飛び石の上を踏んで少し下った所にある駐車スペースまで行く。道路とは垣根で遮られていて、車が二台入れられる車庫になっている。
古い木で建てられたかなりガタが来た車庫だが、屋根が付いていると雪が降っても雨が降っても、乗り降りを気にしなくて良いのがいいとおもう。
たまに、タヌキやイタチだとかが、ねぐらにしたらどうかなと思ったのか入り込んでいて、車を入れると飛び出て来る事があるのでびっくりするけどね。ツバメも巣を作ろうと狙っているようなので、お祖父ちゃんが時期が来たら倉庫の中に、目玉模様の風船や鳥を模った黒い模型をぶら下げると言っていた。ツバメが車庫に巣を作ると、車の上にフンを落とすので車を中に置けなくなるらしい。
そうなると巣立ちまで車庫が使えないので、巣を作らせない様にする必要があるのだ。
この地方は4月の半ば位に桜が見ごろになる。まだ朝、霜が降りて地面や屋根の上が白くなる事もあるので朝晩が寒いのだ。今日は快晴だったし、朝の天気予報で、『気温が18度くらいに上がるでしょう』と言っていた通りになった様だ。風はきつく時折ザアッと樹々をゆらして通って行く。
お祖父ちゃんの家がある山川集落から、軽トラでいつもの様に東神さんの屋敷がある東神村に行くのだ。
今日は、タナカのお婆ちゃんの店を通り越してもっと先の突き当りにある、稲荷神社に連れて行ってもらう約束をしている。ものすごく桜が綺麗なのだそうだ。
途中であちこちに桜は咲いているが、山を被るように背にした朱塗りの神社は、桃色に霞むような桜の山を背にして、幽玄とした美しさがあった。
遠目に見ても美しかったが、近くに行くとそれはもう薄桃色の濃淡に彩られた美しい桜迷宮の様だった。
「麻美、お参りを先にしてから、じいちゃんはちょっとお宮(みや)さんに挨拶してくるから、好きに見て回れ。見終わったらまたここに戻ってきたらええからな。ゆっくり見てええぞ」
このお宮の跡取りは、お祖父ちゃんよりも2つ年上の先輩だと言っていた。小中までは同じ学校だったそうだ。
「うん、わかった。見終わったら軽トラに乗って待ってるよ」
「おお、そうしといてくれ」
鳥居は神域と俗世界の境界だという。つまりは結界で、神域に悪い物が入らない様にという魔除けの意味があるらしい。ま、本の受け売りだけどね。
二人で鳥居の前で一礼してから、赤い鳥居をくぐり手水舎(ちょうずや)で手と口を漱ぐ。私はその辺りの作法を知らないので、お祖父ちゃんがやっているのを見様見真似した。
拝殿で賽銭箱に小銭を入れて、綱に付いた鈴を鳴らした。参拝の仕方も全部お祖父ちゃんのするのを真似する。
ニ礼二拍手一礼だそうだ。
(普通一般の神社はそうらしい。お母さんが後日教えてくれたけど、出雲大社は二礼四拍手一礼なのだそうだ)
「ここのお稲荷さんて、どんな神様?」
「わしもようは知らんがの、五穀豊穣、家内安全、商売繁盛いうて聞いたがの」
「わあ、幅広い後利益だね」
「ありがたや、ありがたやじゃの」
わはは、と二人並んで笑った。
稲荷と言えば狐と思うけれど、稲荷神は狐ではなく、御使いが白い狐なのだそうだ。
だから稲荷神社は狛犬ではなく白狐の像がだいたい置かれているらしい。
これはお祖父ちゃんに聞いた話だ。お祖父ちゃんも先輩に教えてもらったそうだ。
じゃあ稲荷神って何かと聞くと、『稲荷』とは稲がなるという意味が込められた言葉で、神様の名前は『宇迦之御魂御大神』(うかのみたまのおおかみ)という神様だそうだ。何か他にも違う名前の神様もあるそうだけど、お祖父ちゃんは覚えられなかったそうだ。うん、分かる。
それからお祖父ちゃんと別れて私は社(やしろ)の周りを見て回った。
白狐の像は二体あり、対になっていた。口に鍵を咥えているのと珠を咥えている。白狐といっても石で作られているので白くはないけど。そして、赤い布で作った前掛けがどちらにも着けられている。風雨にさらされて色は褪せていた。
圧巻なのは、裏山は低い山だけど、その山頂へと続く小さめの赤い鳥居だ。気が遠くなるような数の小さい鳥居が列をなす光景だった。その鳥居に薄桃色の桜が覆いかかる様は、怖さを感じる位に美しい。何の為の鳥居のなんだろうか?
だけどなぜか初めて見る光景なのに、不思議にも懐かしさを感じたのだった。
奥の本殿を回ると、御神木だろうと思われる大きな大きな桜の樹があった。注連縄が張られていかにもな雰囲気だった。それになんていうかそこは聖域なのだと感じた。
「あ・・・」
思わず声を出したのは仕方ないと思う。
御神木の傍の生垣から見覚えのある人物が出てきたのだ。
それはもう、この景色にピッタリのイケメン。百家斜陽クンだった。
12
あなたにおすすめの小説
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
龍王の番〜双子の運命の分かれ道・人生が狂った者たちの結末〜
クラゲ散歩
ファンタジー
ある小さな村に、双子の女の子が生まれた。
生まれて間もない時に、いきなり家に誰かが入ってきた。高貴なオーラを身にまとった、龍国の王ザナが側近二人を連れ現れた。
母親の横で、お湯に入りスヤスヤと眠っている子に「この娘は、私の○○の番だ。名をアリサと名付けよ。
そして18歳になったら、私の妻として迎えよう。それまでは、不自由のないようにこちらで準備をする。」と言い残し去って行った。
それから〜18年後
約束通り。贈られてきた豪華な花嫁衣装に身を包み。
アリサと両親は、龍の背中に乗りこみ。
いざ〜龍国へ出発した。
あれれ?アリサと両親だけだと数が合わないよね??
確か双子だったよね?
もう一人の女の子は〜どうしたのよ〜!
物語に登場する人物達の視点です。
英雄一家は国を去る【一話完結】
青緑 ネトロア
ファンタジー
婚約者との舞踏会中、火急の知らせにより領地へ帰り、3年かけて魔物大発生を収めたテレジア。3年振りに王都へ戻ったが、国の一大事から護った一家へ言い渡されたのは、テレジアの婚約破棄だった。
- - - - - - - - - - - - -
ただいま後日談の加筆を計画中です。
2025/06/22
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる