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リリエ編 守りたい
6話 無実の罪
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元の科学の世界に戻すことが目的。
そのためには魔法という存在を消す必要がある。しかし、そんなこと普通ならば出来ない。
だけど、1人、出来る者があるらしい。
そいつは現在異常者という事を隠し、警察に紛れているらしい。
兄貴…ミカドさんははそいつを呼び出した。が、裏切られ捕まり、明後日死刑になった。
シツキ「で、そうするの?」
リリエ「勿論、助けに行くに決まってんじゃん。」
シツキ「ふーん。」
死刑は普通ならば、国民の目の届かないところで行われる。理由は、単純に見たくないって声が多かったからだと思う。まぁ同じ人間だしね。本当に差別って怖い。
けど、多額の賞金をかけられた脱走囚は国民の目の前で処刑台に立たされ、処刑される。これは国民を安心させるためだ。
中には血を浴びるほど近くに行って、わざわざ見る強者もいるらしい。強者って言うかサイコパスだよね。本当に狂ってる。
ちなみに処刑方法は銃殺。
リリエ「異常者がお前らに刃向かわないと思うなよ!」
僕は処刑当日、処刑台の目の前にいた。フードをかぶって目立たないように潜む。
次第に人が集まってきた。
公開処刑は珍しいからね。そりゃあ自然と野次馬や物好きが集まってくるよ。
処刑台に兄貴が現れた事を確認して、僕は叫んだ。
リリエ「いつまでも大人しくなんてしていられるか!」
周りの人々が僕に注目する。
僕はフードを外した。ピンク色の派手な髪が風で靡くのを感じた。
3年前に、
ー1度消えたはずのこの命ー
3年前に
ー目の前で簡単に散っていった命ー
兄さんがあの時、僕を諦めずに守ってくれたから、僕はあの絶望的な状況から逃げ出せた。そして兄貴に会えた。
兄貴は僕に生きるために必要な術を沢山教えてくれた。兄さんが死んだ後も1人で逃げずに僕を連れて行ってくれた。
僕は、2人が繋いでくれたからこの命を持っている。
2人が守ってくれたなら、それに対等なくらいの価値を作らなくちゃならない。守るだけの価値が、僕にはあったって思って貰えるように!
リリエ「僕はリリエ、黒の花の異常者!」
僕の魔法については、この場にいるほぼ全員が知っているだろう。
【黒き呪い花】(チョコレート・リリィ)
体の表面から命を蝕む黒い花の入れ墨を出現させる呪い。激痛が伴い、苦しいくも花は徐々に広がる。それは1時間程で全身に行き渡り、そして最後には命を落とす。
兄貴は驚いている様子だった。
リリエ「殺されたくないならミカドを解放しろ!」
兄貴を助けるために、一生懸命叫んだ。だけど、
処刑を担当していた警察が銃を放ってしまった。
リリエ「どうして…ただ…救いたいだけなのに…!」
警察は笑っていた。そして次に、僕に銃を向けた。周りの人々が僕を捕らえ、拘束する。僕は身動きがとれなくなっていた。
リリエ「殺してや゙る゙ゔゔゔゔぅぅぅ!!!」
しかし、魔法は発動されなかった。
その瞬間僕の頭に、ある言葉が過ぎる。
昔、ミカドさんに教えて貰ったことだ。
ー強力な魔法は意図的に使う事は出来ないー
それは、僕達異常者を縛り付け苦しめる、鎖のようなモノだった。
僕の復讐は、敵わぬ夢となりはてた。
ーーーーー
リリエ編終了です。
一連のストーリーが終わりました。
この後のシツキ編は、これまでの出来事を別視点で見る形になっています。裏での出来事について、どうぞ知って下さい。
ちなみに、読者様はこの世界をどう思いますか?
狂っていると思いますか?
普通だと思いますか?
考え方は人それぞれですからね。
そのためには魔法という存在を消す必要がある。しかし、そんなこと普通ならば出来ない。
だけど、1人、出来る者があるらしい。
そいつは現在異常者という事を隠し、警察に紛れているらしい。
兄貴…ミカドさんははそいつを呼び出した。が、裏切られ捕まり、明後日死刑になった。
シツキ「で、そうするの?」
リリエ「勿論、助けに行くに決まってんじゃん。」
シツキ「ふーん。」
死刑は普通ならば、国民の目の届かないところで行われる。理由は、単純に見たくないって声が多かったからだと思う。まぁ同じ人間だしね。本当に差別って怖い。
けど、多額の賞金をかけられた脱走囚は国民の目の前で処刑台に立たされ、処刑される。これは国民を安心させるためだ。
中には血を浴びるほど近くに行って、わざわざ見る強者もいるらしい。強者って言うかサイコパスだよね。本当に狂ってる。
ちなみに処刑方法は銃殺。
リリエ「異常者がお前らに刃向かわないと思うなよ!」
僕は処刑当日、処刑台の目の前にいた。フードをかぶって目立たないように潜む。
次第に人が集まってきた。
公開処刑は珍しいからね。そりゃあ自然と野次馬や物好きが集まってくるよ。
処刑台に兄貴が現れた事を確認して、僕は叫んだ。
リリエ「いつまでも大人しくなんてしていられるか!」
周りの人々が僕に注目する。
僕はフードを外した。ピンク色の派手な髪が風で靡くのを感じた。
3年前に、
ー1度消えたはずのこの命ー
3年前に
ー目の前で簡単に散っていった命ー
兄さんがあの時、僕を諦めずに守ってくれたから、僕はあの絶望的な状況から逃げ出せた。そして兄貴に会えた。
兄貴は僕に生きるために必要な術を沢山教えてくれた。兄さんが死んだ後も1人で逃げずに僕を連れて行ってくれた。
僕は、2人が繋いでくれたからこの命を持っている。
2人が守ってくれたなら、それに対等なくらいの価値を作らなくちゃならない。守るだけの価値が、僕にはあったって思って貰えるように!
リリエ「僕はリリエ、黒の花の異常者!」
僕の魔法については、この場にいるほぼ全員が知っているだろう。
【黒き呪い花】(チョコレート・リリィ)
体の表面から命を蝕む黒い花の入れ墨を出現させる呪い。激痛が伴い、苦しいくも花は徐々に広がる。それは1時間程で全身に行き渡り、そして最後には命を落とす。
兄貴は驚いている様子だった。
リリエ「殺されたくないならミカドを解放しろ!」
兄貴を助けるために、一生懸命叫んだ。だけど、
処刑を担当していた警察が銃を放ってしまった。
リリエ「どうして…ただ…救いたいだけなのに…!」
警察は笑っていた。そして次に、僕に銃を向けた。周りの人々が僕を捕らえ、拘束する。僕は身動きがとれなくなっていた。
リリエ「殺してや゙る゙ゔゔゔゔぅぅぅ!!!」
しかし、魔法は発動されなかった。
その瞬間僕の頭に、ある言葉が過ぎる。
昔、ミカドさんに教えて貰ったことだ。
ー強力な魔法は意図的に使う事は出来ないー
それは、僕達異常者を縛り付け苦しめる、鎖のようなモノだった。
僕の復讐は、敵わぬ夢となりはてた。
ーーーーー
リリエ編終了です。
一連のストーリーが終わりました。
この後のシツキ編は、これまでの出来事を別視点で見る形になっています。裏での出来事について、どうぞ知って下さい。
ちなみに、読者様はこの世界をどう思いますか?
狂っていると思いますか?
普通だと思いますか?
考え方は人それぞれですからね。
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