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あまみん☆
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「おい...、アリカこれはどう言うことだ?」
「えっと...その...、ちょっとあまみん☆に助けて欲しいな~って...」
人差し指同士をくっつけながら青髪の少女の顔色を伺う侵略者アリカ=ふぉーしゅん☆。
「その名前で呼ぶな...!、どうやら死にたいようだなアリカ...」
「ひぃっ...!」
仲間同志で揉め事でしょうか?。
アリカが呼んだように見えたのですが、呼んだはずの当の本人が怖がっているのは見ていて面白いと思い、思わずぷっと吹き出してしまいました。
その様子を見ていた侵略者アリカ=ふぉーしゅん☆(笑)がこちらを見て怒りを見せてきます。
「あ~!!今笑った!!、あいつケロナ姉さんのこと馬鹿でマヌケで性欲強そうって思ってますぜ!!」
「はぁ!?」
素の声が出てしまう。
「そんな事思ってないし!」
「い~や絶対思ってる!、俺は詳しいんだ...」
「何に詳しいのか知らないけど、勝手に人の心がわかるようなセリフ吐かないでくれるかしら?」
(やっば...、あの青髪の子が馬鹿でマヌケで性欲強そうに見えてきた...)
アリカの言葉でついついそう考えてしまっていると、急に青髪の彼女がギロリとこちらを睨みつけてました。
「お前今、私のことを馬鹿でマヌケで性欲強そうって本気で思ったな...!」
「なんでそうなるのよ!!」
(ごめんなさ~い、ちょっとだけ思ってました!)
変なやり取りの後、ついに最終ラウンドが始まりました。
「では第3回戦、ケロナ=あま...」
アリカをギロリと睨む彼女。
アリカはこほんと咳を混んで言い直す。
「では3回戦、ケロナ姉さんVSティア=ガルドの戦いを始める!!、3...、2...、1...、ゴーシュート!!」
訳の分からない掛け声の所為で一瞬の静寂が訪れる広場。
「もう初めても良い?」
私がアリカに聞くと。
「どうぞ...」
と恥ずかしそうに返してくれた。
「では...、いざ!」
私が剣を片手に駆け出したのだが...。
「えっ!?」
なぜか剣は空中を舞い地面に突き刺さっていた。
何が起こったのか分からずに立ち尽くしていると、彼女はゆっくり近づきながらこう呟いた。
「拾え...、私の貴重な自由時間を奪った罪は重いぞ人間...、お前には二度と人前で歩けないほどの屈辱を与えるつもりでいるからな...」
「戯言を...!」
そう強気な発言をして剣を取る私。
(今何をされたのか分からなかった、今度はよく見て...)
目をしっかり見開いたままケロナの行動を読む。
今度は一瞬だけ何かが動くのが見えた為反応して躱すことができた。
「ほう...、私の一撃を躱すとはね、ちょっとは出来るみたいだからスピードアップしてあげよう」
「!?」
今度は一瞬たりとも見えなかった。
再び剣は空を舞い地面に突き刺さる。
私が剣を取りに行こうとすると、今回は取りに行かせてくれなかった。
剣の前に仁王立ちしてこんな事を呟く彼女。
「おい、ティアとか言ったな、今すぐ私に土下座して許しをこうと言うのであれば、許してやらないこともないがどうする?」
一瞬だけ考えてしまった自分が恥ずかしい。
ふ~っと息を吐き私はこう返した。
「私はティア=ガルド、サラ様を守る騎士としてその様な痴態を主人の前で晒す訳にはいかない!!」
強気な態度で自分の意思を示すのだが、これは悪手であるとこの後理解らせられる事になる。
「ほう...、つまりお前は私の自由時間を奪った事に対して謝罪する気が無いと言う訳だな...、良いだろう、ならばどのような恥辱を受けても文句は言えないな...」
突然彼女の様子が変わる。
先ほどまではまだそこら辺に存在するモン娘となんら変わらないと思っていたのだが、私が謝罪する気が無いと分かると凄まじい殺意にも似た感情を放ち始めたのだ。
その迫力たるや鬼や悪魔も逃げ出すと言った所である。
この時になって初めて気がついた。
彼女が人の領域をはるかに超えた怪物であると言う事に...。
「えっと...その...、ちょっとあまみん☆に助けて欲しいな~って...」
人差し指同士をくっつけながら青髪の少女の顔色を伺う侵略者アリカ=ふぉーしゅん☆。
「その名前で呼ぶな...!、どうやら死にたいようだなアリカ...」
「ひぃっ...!」
仲間同志で揉め事でしょうか?。
アリカが呼んだように見えたのですが、呼んだはずの当の本人が怖がっているのは見ていて面白いと思い、思わずぷっと吹き出してしまいました。
その様子を見ていた侵略者アリカ=ふぉーしゅん☆(笑)がこちらを見て怒りを見せてきます。
「あ~!!今笑った!!、あいつケロナ姉さんのこと馬鹿でマヌケで性欲強そうって思ってますぜ!!」
「はぁ!?」
素の声が出てしまう。
「そんな事思ってないし!」
「い~や絶対思ってる!、俺は詳しいんだ...」
「何に詳しいのか知らないけど、勝手に人の心がわかるようなセリフ吐かないでくれるかしら?」
(やっば...、あの青髪の子が馬鹿でマヌケで性欲強そうに見えてきた...)
アリカの言葉でついついそう考えてしまっていると、急に青髪の彼女がギロリとこちらを睨みつけてました。
「お前今、私のことを馬鹿でマヌケで性欲強そうって本気で思ったな...!」
「なんでそうなるのよ!!」
(ごめんなさ~い、ちょっとだけ思ってました!)
変なやり取りの後、ついに最終ラウンドが始まりました。
「では第3回戦、ケロナ=あま...」
アリカをギロリと睨む彼女。
アリカはこほんと咳を混んで言い直す。
「では3回戦、ケロナ姉さんVSティア=ガルドの戦いを始める!!、3...、2...、1...、ゴーシュート!!」
訳の分からない掛け声の所為で一瞬の静寂が訪れる広場。
「もう初めても良い?」
私がアリカに聞くと。
「どうぞ...」
と恥ずかしそうに返してくれた。
「では...、いざ!」
私が剣を片手に駆け出したのだが...。
「えっ!?」
なぜか剣は空中を舞い地面に突き刺さっていた。
何が起こったのか分からずに立ち尽くしていると、彼女はゆっくり近づきながらこう呟いた。
「拾え...、私の貴重な自由時間を奪った罪は重いぞ人間...、お前には二度と人前で歩けないほどの屈辱を与えるつもりでいるからな...」
「戯言を...!」
そう強気な発言をして剣を取る私。
(今何をされたのか分からなかった、今度はよく見て...)
目をしっかり見開いたままケロナの行動を読む。
今度は一瞬だけ何かが動くのが見えた為反応して躱すことができた。
「ほう...、私の一撃を躱すとはね、ちょっとは出来るみたいだからスピードアップしてあげよう」
「!?」
今度は一瞬たりとも見えなかった。
再び剣は空を舞い地面に突き刺さる。
私が剣を取りに行こうとすると、今回は取りに行かせてくれなかった。
剣の前に仁王立ちしてこんな事を呟く彼女。
「おい、ティアとか言ったな、今すぐ私に土下座して許しをこうと言うのであれば、許してやらないこともないがどうする?」
一瞬だけ考えてしまった自分が恥ずかしい。
ふ~っと息を吐き私はこう返した。
「私はティア=ガルド、サラ様を守る騎士としてその様な痴態を主人の前で晒す訳にはいかない!!」
強気な態度で自分の意思を示すのだが、これは悪手であるとこの後理解らせられる事になる。
「ほう...、つまりお前は私の自由時間を奪った事に対して謝罪する気が無いと言う訳だな...、良いだろう、ならばどのような恥辱を受けても文句は言えないな...」
突然彼女の様子が変わる。
先ほどまではまだそこら辺に存在するモン娘となんら変わらないと思っていたのだが、私が謝罪する気が無いと分かると凄まじい殺意にも似た感情を放ち始めたのだ。
その迫力たるや鬼や悪魔も逃げ出すと言った所である。
この時になって初めて気がついた。
彼女が人の領域をはるかに超えた怪物であると言う事に...。
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