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せっかくの決意が台無しに!!
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「はっ!?」
「えっ!?」
「なんでアリカがここいるの!?」
驚く私に対し、アリカはドヤ顔で返してくる。
「そりゃあね、あれだけ派手に天使本体を爆発四散させたんだから、ケロナの安否を確認しないといけないし、悪いけど強制的に呼ばせてもらったよ」
「強制的に...って」
現状を飲み込めていない私に彼女は笑っていました。
「どうしたんだよケロナ!、いつも俺が使ってただろ?、ほらっ!お前達を自分の近くに強制的に呼び出すゲートの魔法だよ!」
そう言われると思い出しました。
以前ドコカの町でいざこざに巻き込まれているところを、私を呼んで収束させた事を...。
「あの魔法か...」
「そうそう!、まあケロナは強いからよく呼ばせて貰ってるけど今回は違うぞ、単純にあのまま天使の体内に残っていたらケロナも一緒に爆発四散してただろうからな!」
「巨大天使はどうなったの!?」
私が慌てて外の様子を見てみると、例の巨大天使が爆発を何度も繰り返しながら地上に落ちていく姿を確認できました。
「やっぱり勝ててたんだな...、よかった」
「当たり前だろ!!、俺とケロナ、それにシスティとミユキがいたんだぜ?、負けるわけがない!」
彼女の自信満々な表情に私は思わず笑みを浮かべてしまいます。
「なにそれ...、笑える」
「笑うな!!、俺はただ...、ケロナとのコンビが最強だと思ってるだけだからな!!、言わせんな恥ずかしい///」
恥ずかしい事を言いながら赤面するアリカは正直面白い。
普段は迷惑かけられてばっかりだけど今回ばかりは本当に助かったので例を言っておく。
「ありがとうアリカ、間一髪のところで私を呼び戻してくれて、助かった」
「おっ...おう、なんかケロナが素直にお礼を言ってくれたのってこれが初めてな気がするな...」
「そう...だったかな?」
「俺はそう思うけどどうだろう?」
こんなやり取りをしているとお互いにおかしくなってまた笑い合う。
なんだろう...、普段はすごく迷惑をかけてくる存在の筈なのに、今はこうして話しているだけで嬉しく感じる...。
きっとこれは私が成長した証なのだと思う。
アリカという少女と一緒に何かを頑張り成し遂げる。
それを繰り返す事によって生まれた奇妙な友情のせいなのだと思う。
そうしているとまぶたが若干重たくなっくる...。
「...、疲れたから少し眠る」
「わかった、おやすみケロナ...」
彼女のその声を一声聞くと、疲れからか一瞬にして眠りに落ちる私なのでした。
「えっ!?」
「なんでアリカがここいるの!?」
驚く私に対し、アリカはドヤ顔で返してくる。
「そりゃあね、あれだけ派手に天使本体を爆発四散させたんだから、ケロナの安否を確認しないといけないし、悪いけど強制的に呼ばせてもらったよ」
「強制的に...って」
現状を飲み込めていない私に彼女は笑っていました。
「どうしたんだよケロナ!、いつも俺が使ってただろ?、ほらっ!お前達を自分の近くに強制的に呼び出すゲートの魔法だよ!」
そう言われると思い出しました。
以前ドコカの町でいざこざに巻き込まれているところを、私を呼んで収束させた事を...。
「あの魔法か...」
「そうそう!、まあケロナは強いからよく呼ばせて貰ってるけど今回は違うぞ、単純にあのまま天使の体内に残っていたらケロナも一緒に爆発四散してただろうからな!」
「巨大天使はどうなったの!?」
私が慌てて外の様子を見てみると、例の巨大天使が爆発を何度も繰り返しながら地上に落ちていく姿を確認できました。
「やっぱり勝ててたんだな...、よかった」
「当たり前だろ!!、俺とケロナ、それにシスティとミユキがいたんだぜ?、負けるわけがない!」
彼女の自信満々な表情に私は思わず笑みを浮かべてしまいます。
「なにそれ...、笑える」
「笑うな!!、俺はただ...、ケロナとのコンビが最強だと思ってるだけだからな!!、言わせんな恥ずかしい///」
恥ずかしい事を言いながら赤面するアリカは正直面白い。
普段は迷惑かけられてばっかりだけど今回ばかりは本当に助かったので例を言っておく。
「ありがとうアリカ、間一髪のところで私を呼び戻してくれて、助かった」
「おっ...おう、なんかケロナが素直にお礼を言ってくれたのってこれが初めてな気がするな...」
「そう...だったかな?」
「俺はそう思うけどどうだろう?」
こんなやり取りをしているとお互いにおかしくなってまた笑い合う。
なんだろう...、普段はすごく迷惑をかけてくる存在の筈なのに、今はこうして話しているだけで嬉しく感じる...。
きっとこれは私が成長した証なのだと思う。
アリカという少女と一緒に何かを頑張り成し遂げる。
それを繰り返す事によって生まれた奇妙な友情のせいなのだと思う。
そうしているとまぶたが若干重たくなっくる...。
「...、疲れたから少し眠る」
「わかった、おやすみケロナ...」
彼女のその声を一声聞くと、疲れからか一瞬にして眠りに落ちる私なのでした。
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