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さぁて..、やれるだけやってみようか
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「さぁて...やれるだけやってみようか...」
そう私は呟いていた。
「グォォォォォ!!」
凄まじい咆哮をあげながらオレンジ色の髪を持つ少女と戦っている緑龍を見て背筋が凍りつくのだが、そんな私の両肩に手をかけてくれる者達がいた。
「大丈夫よん、援護は任せなさい」
「悔しいが、前衛向けなのはお前しかいないからな...、我らに援護は任せてリュアは全力で戦ってくれ!」
「あんたら...、絶対に前衛に出るのが怖いだけでしょ!!」
1番幼い奴に前を任せるなんてなんて奴らだ!、と思いながらも前に出る。
「後でなんかおごってよ!!ロムパ!ルキィ!!」
「はいはい」
「生きて帰れたらな...」
そう呟くロムパの冷や汗を見ているとこっちまで焦りたくなっていたのを思い出す。
「そう...だね、あの緑龍をなんとかしないとどっちにせよ帰れない...か」
突如として現れた緑龍に皆不安が隠せていない。
あのケロナが目の前であそこまでやられてたら自信を無くすのも当然である。
だが、それは私も同じことだ。
「じゃあ、行ってみよう!!」
「「ああっ!!」」
2人の掛け声と共に私は緑龍と戦っている少女の元へと駆け寄った!。
「誰だアンタ!」
私に気がついた少女は私の名前を聞いてくる。
「私はリュア!、このドラゴンをどうにかしたい、手を貸してくれないか?」
「どうにかしたいって...、これは私の父ちゃんだぞ...、どうにもさせねぇし、絶対に元に戻してやるんだ!」
少女はそう叫ぶとドラゴンの巨体を持ち上げて地面に叩きつけた!。
「なっ!!」
体格差的に考えて明らかにおかしい現象が目の前で起こっている。
「おりゃぁ!!」
少女が尻尾を掴んだまま何度も緑龍を地面に叩きつける光景は、この世の物とは思えないほど異質で奇妙だ。
(うぇぇぇ!?、この子めっちゃ強くない!?、腕力だけなら。絶対にケロナ以上だよ!)
彼女のスピードはそうでもないが、パワーはどう考えてもケロナの数倍以上持ち得ているようにしか見えない。
そうでなければこの光景に説明がつかないからである。
「これでどうだぁ!!」
思いっきり空に緑龍をぶん投げてから跳躍し、先ほど投げたはずの緑龍に追いついたかと思うと、勢いよく金棒を振り回した!!。
ドラゴンの体を軽々と振り回す力が緑龍の体を襲う!!。
ドゴォン!!というか爆発音にも似た激しい衝突音が辺りに響き渡り、緑龍は海の中に叩き落とされた!。
その光景を私はただ見ていることしか出来なかったが、とりあえず緑龍を倒したのかな?と思いほっとしていると...。
「まだだよ...、おかしくなっても私の父ちゃんだぞ、この程度で倒れる訳がない」
あそこまでやっておいてこの程度?何を言っているんだろうかこの娘は...。
「いや...ちょっとあなたが何を言っているのか分からないんだけど...」
私がははは...と笑いにならない笑顔を浮かべていると...。
「ほら...来るよ...」
彼女の呟きと共に海面が渦を巻き始めるのだった...。
そう私は呟いていた。
「グォォォォォ!!」
凄まじい咆哮をあげながらオレンジ色の髪を持つ少女と戦っている緑龍を見て背筋が凍りつくのだが、そんな私の両肩に手をかけてくれる者達がいた。
「大丈夫よん、援護は任せなさい」
「悔しいが、前衛向けなのはお前しかいないからな...、我らに援護は任せてリュアは全力で戦ってくれ!」
「あんたら...、絶対に前衛に出るのが怖いだけでしょ!!」
1番幼い奴に前を任せるなんてなんて奴らだ!、と思いながらも前に出る。
「後でなんかおごってよ!!ロムパ!ルキィ!!」
「はいはい」
「生きて帰れたらな...」
そう呟くロムパの冷や汗を見ているとこっちまで焦りたくなっていたのを思い出す。
「そう...だね、あの緑龍をなんとかしないとどっちにせよ帰れない...か」
突如として現れた緑龍に皆不安が隠せていない。
あのケロナが目の前であそこまでやられてたら自信を無くすのも当然である。
だが、それは私も同じことだ。
「じゃあ、行ってみよう!!」
「「ああっ!!」」
2人の掛け声と共に私は緑龍と戦っている少女の元へと駆け寄った!。
「誰だアンタ!」
私に気がついた少女は私の名前を聞いてくる。
「私はリュア!、このドラゴンをどうにかしたい、手を貸してくれないか?」
「どうにかしたいって...、これは私の父ちゃんだぞ...、どうにもさせねぇし、絶対に元に戻してやるんだ!」
少女はそう叫ぶとドラゴンの巨体を持ち上げて地面に叩きつけた!。
「なっ!!」
体格差的に考えて明らかにおかしい現象が目の前で起こっている。
「おりゃぁ!!」
少女が尻尾を掴んだまま何度も緑龍を地面に叩きつける光景は、この世の物とは思えないほど異質で奇妙だ。
(うぇぇぇ!?、この子めっちゃ強くない!?、腕力だけなら。絶対にケロナ以上だよ!)
彼女のスピードはそうでもないが、パワーはどう考えてもケロナの数倍以上持ち得ているようにしか見えない。
そうでなければこの光景に説明がつかないからである。
「これでどうだぁ!!」
思いっきり空に緑龍をぶん投げてから跳躍し、先ほど投げたはずの緑龍に追いついたかと思うと、勢いよく金棒を振り回した!!。
ドラゴンの体を軽々と振り回す力が緑龍の体を襲う!!。
ドゴォン!!というか爆発音にも似た激しい衝突音が辺りに響き渡り、緑龍は海の中に叩き落とされた!。
その光景を私はただ見ていることしか出来なかったが、とりあえず緑龍を倒したのかな?と思いほっとしていると...。
「まだだよ...、おかしくなっても私の父ちゃんだぞ、この程度で倒れる訳がない」
あそこまでやっておいてこの程度?何を言っているんだろうかこの娘は...。
「いや...ちょっとあなたが何を言っているのか分からないんだけど...」
私がははは...と笑いにならない笑顔を浮かべていると...。
「ほら...来るよ...」
彼女の呟きと共に海面が渦を巻き始めるのだった...。
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