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【侵食】⑤
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(仕方がない...、使っていいわよ、私の体)
私の言葉にその声は笑っているように思えました。
『契約成立、じゃあ一度深く眠りなさい、大丈夫...、次に目覚める時には全て元通りになっているから...』
(あっ...)
私の意識が少しずつ暗い海の底へと沈んでいく中、何者かが代わりに浮上していくのが見えました...。
(なに...? あれは...? ドラゴン?)
薄れゆく感情の渦の中、私が最後に見たのは暗い海の底から飛び立つドラゴンの姿なのでした。
~洞窟の祭壇~
「オラオラ!! どうした!! 足も手も止まってんぞ!! アァ!?」
エルサは無抵抗な私の体を殴り続けていました。
最後には首根っこを掴みながら、直接心臓に狙いをすまして手刀を繰り出す!。
凄まじい速度の攻撃の数々になす術がない私でしたが...。
「ンッ!?」
突然彼女が私の首から手を離しました。
「テメェ...! まさか...! 【次元龍】か?」
髪の色が一部青から黒く変色し、瞳の色も片方が黄色に変色したのを見てそう思ったのでしょう。
『私は...ケロナだよ...? エルサ、さあ遊びましょう』
ふふん♡ と笑いながら彼女を見つめる私が手を振りかざすと巨大な砂鉄の大剣が姿を表すのでした。
私の言葉にその声は笑っているように思えました。
『契約成立、じゃあ一度深く眠りなさい、大丈夫...、次に目覚める時には全て元通りになっているから...』
(あっ...)
私の意識が少しずつ暗い海の底へと沈んでいく中、何者かが代わりに浮上していくのが見えました...。
(なに...? あれは...? ドラゴン?)
薄れゆく感情の渦の中、私が最後に見たのは暗い海の底から飛び立つドラゴンの姿なのでした。
~洞窟の祭壇~
「オラオラ!! どうした!! 足も手も止まってんぞ!! アァ!?」
エルサは無抵抗な私の体を殴り続けていました。
最後には首根っこを掴みながら、直接心臓に狙いをすまして手刀を繰り出す!。
凄まじい速度の攻撃の数々になす術がない私でしたが...。
「ンッ!?」
突然彼女が私の首から手を離しました。
「テメェ...! まさか...! 【次元龍】か?」
髪の色が一部青から黒く変色し、瞳の色も片方が黄色に変色したのを見てそう思ったのでしょう。
『私は...ケロナだよ...? エルサ、さあ遊びましょう』
ふふん♡ と笑いながら彼女を見つめる私が手を振りかざすと巨大な砂鉄の大剣が姿を表すのでした。
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