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【ガイラ教徒】の真実
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「うっ...くっ...」
私達はカトラが目覚めさせて尋問をかけることにしました。
「カトラ、正直に答えてください、貴方方【ガイラ教徒】は偽の【イーグル団】を装い本物の【イーグル団】が悪の組織だと言う悪評を広める為に村を襲う活動を行っていた...、と言うのは本当ですか?」
あくまで私の憶測ですが訪ねてみるのは悪くはないでしょう。
だいたい、今こうして彼女を尋問している間にも【イーグル団】(偽物)がこの神社にいる私達に襲いかかってきているのでこの尋問をする意味もないかもしれませんけど、真実を知れば私達のモヤモヤは晴れますからね。
しかし、彼女の言い放った言葉は...。
「そんな事するはずがないでしょう! 我らはクラール様の使徒! 民を蔑ろにする事などありえません!」
「ふ~ん...、でも多分だけどこの町に火を放ったのは【ガイラ教徒】ですよ? 【イーグル団】も私達も火なんか放ってないですから」
「なっ!? なにを根拠に【イーグル団】が悪ではないと結論づけているのですか!?」
彼女の言葉に私はとある紙を手に取ってこう返しました。
「悪いですけど、【イーグル団】の皆様からここ1ヶ月の活動報告書を見せて貰いましたが、やっている事は【ガイラ教徒】との小競り合いくらいでした、ですが神社の戸棚にあった報告書を見た限り、武器や食料、そして人員を動員して行われていた謎の経費があります」
「そ...それは...、クラール様の意思で悪どい【イーグル団】から無抵抗な民を助ける為に...と」
「だったら経費の欄を【私用】にする必要はありませんよね?」
苦し紛れの言い訳を前に、私ははっきりと言ってあげました。
「貴女...、もしかしてですが自分の保身の為にクラールに言い寄っていただけなのでは? 他の者達は既に【イーグル団】を殲滅する為に各地へと送られていると言うのに、そこに貴女の名前はありませんでしたよ?」
「あっ...うっ...」
今にも泣き出しそうになる彼女を前にしても、私はきつい視線を浴びせ続けているのでした。
私達はカトラが目覚めさせて尋問をかけることにしました。
「カトラ、正直に答えてください、貴方方【ガイラ教徒】は偽の【イーグル団】を装い本物の【イーグル団】が悪の組織だと言う悪評を広める為に村を襲う活動を行っていた...、と言うのは本当ですか?」
あくまで私の憶測ですが訪ねてみるのは悪くはないでしょう。
だいたい、今こうして彼女を尋問している間にも【イーグル団】(偽物)がこの神社にいる私達に襲いかかってきているのでこの尋問をする意味もないかもしれませんけど、真実を知れば私達のモヤモヤは晴れますからね。
しかし、彼女の言い放った言葉は...。
「そんな事するはずがないでしょう! 我らはクラール様の使徒! 民を蔑ろにする事などありえません!」
「ふ~ん...、でも多分だけどこの町に火を放ったのは【ガイラ教徒】ですよ? 【イーグル団】も私達も火なんか放ってないですから」
「なっ!? なにを根拠に【イーグル団】が悪ではないと結論づけているのですか!?」
彼女の言葉に私はとある紙を手に取ってこう返しました。
「悪いですけど、【イーグル団】の皆様からここ1ヶ月の活動報告書を見せて貰いましたが、やっている事は【ガイラ教徒】との小競り合いくらいでした、ですが神社の戸棚にあった報告書を見た限り、武器や食料、そして人員を動員して行われていた謎の経費があります」
「そ...それは...、クラール様の意思で悪どい【イーグル団】から無抵抗な民を助ける為に...と」
「だったら経費の欄を【私用】にする必要はありませんよね?」
苦し紛れの言い訳を前に、私ははっきりと言ってあげました。
「貴女...、もしかしてですが自分の保身の為にクラールに言い寄っていただけなのでは? 他の者達は既に【イーグル団】を殲滅する為に各地へと送られていると言うのに、そこに貴女の名前はありませんでしたよ?」
「あっ...うっ...」
今にも泣き出しそうになる彼女を前にしても、私はきつい視線を浴びせ続けているのでした。
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