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ゴーレム娘とトカゲ娘VS【邪帝】⑤
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ミルシュの放った風魔法が【邪帝】の体を突き刺した!!
「ぐぅ!?」
と言う声を漏らしながら風魔法を受けた部分を庇う姿を見て察する私。
(やっぱり、実態の無い魔法に弱いんだ!)
そうと分かれば話は早い。
「ミルシュ!!」
私の声に彼女が答える。
「分かってる!」
第2発目を放とうと力を貯める彼女を止めようと【邪帝】が動く。
「させるか!」
今度は私の囮を無視してミルシュを狙う!
(こいつ! 私の攻撃に致命傷となる物がないと分かっているんだ!)
当然ながら普通の考えです。
どれだけ戦っていてもダメージをほぼ受けない相手をよりも削られる可能性のある相手から倒すのは当然の事でしょう。
素早さでも負けている私では彼に追いつけるわけがありません。
「くそっ!」
と私が呟き終わるよりも先に彼がミルシュの体に手を伸ばしていました。
「わっ!」
呪文を唱えていたミルシュの口を塞ぎ、両手を片手で押さえて勝ち誇る【邪帝】
「終わりだ」
彼がそう呟いた瞬間に、彼の体から闇その物と言っても良い触手達が這い出してミルシュの体を取り込んでいくのが見えました。
「なにこれ...! 気持ち悪い!!」
両足をジタバタさせて抵抗するミルシュでしたが、両手を拘束された体では速度が乗らないので本来の力を出す事ができていません!
このままではミルシュがやられてしまうと思った私が行動に出るのですが...。
「遅い!」
と一括されて身震いしてしまいました。
(嘘っ!? こんな声だけで体が麻痺した!?)
そう、彼の声によって体が硬直し怯えてしまったのです。
こんな時だからこそ体が目の前の強敵に畏怖しているのだと自覚した瞬間でした。
私が動かないと彼女が危ないと言うのに体が動きません!
「ミルシュ!!」
と私が叫んだ瞬間!
どこからともなく巨大な刃のエネルギー刃が【邪帝】を襲うのでした。
「ぐぅ!?」
と言う声を漏らしながら風魔法を受けた部分を庇う姿を見て察する私。
(やっぱり、実態の無い魔法に弱いんだ!)
そうと分かれば話は早い。
「ミルシュ!!」
私の声に彼女が答える。
「分かってる!」
第2発目を放とうと力を貯める彼女を止めようと【邪帝】が動く。
「させるか!」
今度は私の囮を無視してミルシュを狙う!
(こいつ! 私の攻撃に致命傷となる物がないと分かっているんだ!)
当然ながら普通の考えです。
どれだけ戦っていてもダメージをほぼ受けない相手をよりも削られる可能性のある相手から倒すのは当然の事でしょう。
素早さでも負けている私では彼に追いつけるわけがありません。
「くそっ!」
と私が呟き終わるよりも先に彼がミルシュの体に手を伸ばしていました。
「わっ!」
呪文を唱えていたミルシュの口を塞ぎ、両手を片手で押さえて勝ち誇る【邪帝】
「終わりだ」
彼がそう呟いた瞬間に、彼の体から闇その物と言っても良い触手達が這い出してミルシュの体を取り込んでいくのが見えました。
「なにこれ...! 気持ち悪い!!」
両足をジタバタさせて抵抗するミルシュでしたが、両手を拘束された体では速度が乗らないので本来の力を出す事ができていません!
このままではミルシュがやられてしまうと思った私が行動に出るのですが...。
「遅い!」
と一括されて身震いしてしまいました。
(嘘っ!? こんな声だけで体が麻痺した!?)
そう、彼の声によって体が硬直し怯えてしまったのです。
こんな時だからこそ体が目の前の強敵に畏怖しているのだと自覚した瞬間でした。
私が動かないと彼女が危ないと言うのに体が動きません!
「ミルシュ!!」
と私が叫んだ瞬間!
どこからともなく巨大な刃のエネルギー刃が【邪帝】を襲うのでした。
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