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恋を例えるならキャンパス
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私、大和真白は人生に彩りをつけるのが好きだ。自分の興味を持ったものはとことんやる。それがモットーだ。
でも、周りがやっているというのに自分だけできてないものがある。それが恋だ。
“私”は自分に似合う恋を探している。けど、“私たち”に変わったのだ。それはとある人の秘密を知ってしまったから。
とある日の放課後私は新たな彩りを探しに部活の休憩ついでに校内を歩いていた。そうすると裏庭で学校1イケメンの夜宮快斗の姿を見かけた。私はまさかと思い窓から覗いてみると一人でけで何かをやっていた。私は気になって近くに寄ってみたところ声が聞こえてきた。
「生徒会の会議を始めます。今回は意見箱に入っていた意見について議論していきたいと思います。今回扱っていく意見はこの四つです。………」と言って声が聞こえなくなった。私は近づいてみると、
「一人でいけるかな。今日副生徒会長いないし、書記はいるけど、助けてくれないし。」
とぶつぶつ言っている。私は今日ある生徒会議の練習していたことに気づいた。私は肩近くにある木の枝に虫がいることに気づいて声を出してしまった。
やばい、学年1イケメンの夜宮くんの秘密を知ってしまったのにどうしようと思っていると
「何?大丈夫。虫かよ。こんなのゆっくり歩けばどうってことない。」と言って、私の手を引いてさっき練習してたところに連れて行かれた。
「っていうか、さっきの聞いてた。」と聞いてきた。私は嘘をつけない性格なので正直に話した。
「聞いてたのかよ。最悪だ、メンツ丸潰れだよ。学校1のイケメンっていう肩書きが聞いて呆れる。」
夜宮くんは練習していたところの隅に縮こまっている。私はそれを見てしまっているから笑いを抑えることができない。
「何、笑っているんだよ。頼むから学校の女子には言わないでくれ。」そして、その日から毎日秘密を知ってしまうことになった。
次の日、窓側に座っている私は夜宮くんが体育をやっているところを見つけた。女子たちがその頑張っている夜宮くんに釘付けになっているけど、見ている限り、足が遅い。これは秘密ではないが、意外なところを見てしまった。
そのまた次の日に同じ電車に乗っていることに気づいた。その時に夜宮くんはスマフォでゲームをしていた。どんなゲームか気になって、画面を見ていたら音ゲーをやっていた。途中でゲームを変えた。何をやるのだろうと思っていたら乙女ゲームをやり始めた。変わった一面だなと思ってその姿をなぜかバレずに一部始終を見ていた。
その次の日はバレンタインの3週間前くらいなのでそろそろチョコ作る準備をしようと思っていたら何やら夜宮くんがなぜかチョコの具材を買っているところを見てしまった。私はもう我慢できなくて声をかけてしまった。
「こんにちは夜宮くん。」その声に気づいたのか私の方を振り返った。
自分がこのコーナーにいることに恥ずかしく思ったのか、学校の誰かにバレてしまったと思ってどうにかして言い訳を探してるような表情になっていた。
「ああ、いつぞやの少女じゃないか。話なら僕の買い物が終わってからで。」と言って、買い物が終わってから、スーパー近くのカフェに寄った。
「そういえば、名前知りたいんだけど。」と夜宮くんに言われて気づいた。私そう言えば名前言わずに今までいたことに。
「そうだったね。私の名前は大和真白。」その名前を聞いたときに彼は何か考え事をしていた。
「わかった。どう呼んだらいい。」と聞いてきた。
「真白でお願い。」と答えた。
「わかった。真白だね。っていうか僕が生徒会会議の練習をしていたこと誰にも言ってない?」と聞いてきた。そりゃ、そうかと思った。誰か知らない人が生徒会会議の練習をしているところを聞かれて今まで名前を名乗らないでいた。そりゃ喋ったかどうかは気になるよな。
「いや、しゃべってはいません。」と私は年上だったことに気づいて、敬語に直す。
それを聞いて、夜宮くんはわかりやすそうに額に筋を寄せた。
「僕は敬語とか嫌いなんだよね。タメ語で話して。」と言ってきた。私は噂で敬語を使ってきた女子にキレたことがあるとか、ないとか。
「もしかして、今まで恥ずかしいことしてるのとか何個か見てた。」と聞いてきた。
「うん、見てたよ。例えば、音ゲーとか乙女ゲームが得意とか。走ってるだけでちやほやされてるけど、実際は足が遅かったりとか。なんでかバレンタインが近づいてチョコを作るためかは知らないけど、具材を買いに行っている姿を目撃しました。」
私がそこまで言うとこの世の終わりのような顔をした。
「なんでそんな顔をするの。」言ったら、
「いや、そこまで見られてるんだよ。もう嫌だよ。」と深くため息をついてしまった。
「だって、僕昔は全然モテなかったから何したらいいかわからなくて。基本は痩せて色々と頑張ったんだ。でも、痩せて何をしたらいいかわからなくて、頭もあんまり良くなくて。」
私も悩んでしまった。うーんと考えると一つの考えにいたった。その時に夜宮くんも一つの考えにいたったのだろうか。目が輝いていた。
「「私たち/僕たちで付き合おう。」」と声がハモった。考えていた内容が同じだったので、二人ともがお互いの顔を見つめてぷっと笑った。
私は気を取り直して言った。
「この考えはリスキーなのかもしれない。私だって恋をしたことないし、夜宮くんだってない。できるかな私たちで。」と不安そうにすると、その空気を切り裂くように言った。
「できるかな、じゃないよ。やるんだよ、僕たちで。」その時、女子にモテる理由がちょっとわかったかもしれない私がその言葉に頷いた。
「そうだね、やろう。」私たちはこれからいろんな色に染まっていくのかなと思う真白だった。
でも、周りがやっているというのに自分だけできてないものがある。それが恋だ。
“私”は自分に似合う恋を探している。けど、“私たち”に変わったのだ。それはとある人の秘密を知ってしまったから。
とある日の放課後私は新たな彩りを探しに部活の休憩ついでに校内を歩いていた。そうすると裏庭で学校1イケメンの夜宮快斗の姿を見かけた。私はまさかと思い窓から覗いてみると一人でけで何かをやっていた。私は気になって近くに寄ってみたところ声が聞こえてきた。
「生徒会の会議を始めます。今回は意見箱に入っていた意見について議論していきたいと思います。今回扱っていく意見はこの四つです。………」と言って声が聞こえなくなった。私は近づいてみると、
「一人でいけるかな。今日副生徒会長いないし、書記はいるけど、助けてくれないし。」
とぶつぶつ言っている。私は今日ある生徒会議の練習していたことに気づいた。私は肩近くにある木の枝に虫がいることに気づいて声を出してしまった。
やばい、学年1イケメンの夜宮くんの秘密を知ってしまったのにどうしようと思っていると
「何?大丈夫。虫かよ。こんなのゆっくり歩けばどうってことない。」と言って、私の手を引いてさっき練習してたところに連れて行かれた。
「っていうか、さっきの聞いてた。」と聞いてきた。私は嘘をつけない性格なので正直に話した。
「聞いてたのかよ。最悪だ、メンツ丸潰れだよ。学校1のイケメンっていう肩書きが聞いて呆れる。」
夜宮くんは練習していたところの隅に縮こまっている。私はそれを見てしまっているから笑いを抑えることができない。
「何、笑っているんだよ。頼むから学校の女子には言わないでくれ。」そして、その日から毎日秘密を知ってしまうことになった。
次の日、窓側に座っている私は夜宮くんが体育をやっているところを見つけた。女子たちがその頑張っている夜宮くんに釘付けになっているけど、見ている限り、足が遅い。これは秘密ではないが、意外なところを見てしまった。
そのまた次の日に同じ電車に乗っていることに気づいた。その時に夜宮くんはスマフォでゲームをしていた。どんなゲームか気になって、画面を見ていたら音ゲーをやっていた。途中でゲームを変えた。何をやるのだろうと思っていたら乙女ゲームをやり始めた。変わった一面だなと思ってその姿をなぜかバレずに一部始終を見ていた。
その次の日はバレンタインの3週間前くらいなのでそろそろチョコ作る準備をしようと思っていたら何やら夜宮くんがなぜかチョコの具材を買っているところを見てしまった。私はもう我慢できなくて声をかけてしまった。
「こんにちは夜宮くん。」その声に気づいたのか私の方を振り返った。
自分がこのコーナーにいることに恥ずかしく思ったのか、学校の誰かにバレてしまったと思ってどうにかして言い訳を探してるような表情になっていた。
「ああ、いつぞやの少女じゃないか。話なら僕の買い物が終わってからで。」と言って、買い物が終わってから、スーパー近くのカフェに寄った。
「そういえば、名前知りたいんだけど。」と夜宮くんに言われて気づいた。私そう言えば名前言わずに今までいたことに。
「そうだったね。私の名前は大和真白。」その名前を聞いたときに彼は何か考え事をしていた。
「わかった。どう呼んだらいい。」と聞いてきた。
「真白でお願い。」と答えた。
「わかった。真白だね。っていうか僕が生徒会会議の練習をしていたこと誰にも言ってない?」と聞いてきた。そりゃ、そうかと思った。誰か知らない人が生徒会会議の練習をしているところを聞かれて今まで名前を名乗らないでいた。そりゃ喋ったかどうかは気になるよな。
「いや、しゃべってはいません。」と私は年上だったことに気づいて、敬語に直す。
それを聞いて、夜宮くんはわかりやすそうに額に筋を寄せた。
「僕は敬語とか嫌いなんだよね。タメ語で話して。」と言ってきた。私は噂で敬語を使ってきた女子にキレたことがあるとか、ないとか。
「もしかして、今まで恥ずかしいことしてるのとか何個か見てた。」と聞いてきた。
「うん、見てたよ。例えば、音ゲーとか乙女ゲームが得意とか。走ってるだけでちやほやされてるけど、実際は足が遅かったりとか。なんでかバレンタインが近づいてチョコを作るためかは知らないけど、具材を買いに行っている姿を目撃しました。」
私がそこまで言うとこの世の終わりのような顔をした。
「なんでそんな顔をするの。」言ったら、
「いや、そこまで見られてるんだよ。もう嫌だよ。」と深くため息をついてしまった。
「だって、僕昔は全然モテなかったから何したらいいかわからなくて。基本は痩せて色々と頑張ったんだ。でも、痩せて何をしたらいいかわからなくて、頭もあんまり良くなくて。」
私も悩んでしまった。うーんと考えると一つの考えにいたった。その時に夜宮くんも一つの考えにいたったのだろうか。目が輝いていた。
「「私たち/僕たちで付き合おう。」」と声がハモった。考えていた内容が同じだったので、二人ともがお互いの顔を見つめてぷっと笑った。
私は気を取り直して言った。
「この考えはリスキーなのかもしれない。私だって恋をしたことないし、夜宮くんだってない。できるかな私たちで。」と不安そうにすると、その空気を切り裂くように言った。
「できるかな、じゃないよ。やるんだよ、僕たちで。」その時、女子にモテる理由がちょっとわかったかもしれない私がその言葉に頷いた。
「そうだね、やろう。」私たちはこれからいろんな色に染まっていくのかなと思う真白だった。
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