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6.先生の『お食事係』任命
しおりを挟むさぁ、深呼吸。胸を抑えて、鎧を、イメージ・・・。
「スゥー・・・ハァー・・・」
「何をしている?」
「俺のせいならもっと気を固めないと」
「無駄だよ。もう纏ってる以上に・・・漏れてる」
「もっももっ漏れてる!?」
「はぁ~、当の本人には分からないのが許せない」
ソファで頭を抱える先生の黒髪が、次第に真っ赤に染まっていく。角が生えて、あの香りが・・・、思考を、させて、くれない。
「・・・す、すいません」
「全くだ。何故ブレスレットが飛ん」
「先生」
え、何で俺は先生を押し倒しているんだろう。
「君・・・」
「先生、助けて・・・」
「羽桃李」
「先生を、見て、声を聞くと体が、熱くなって、先生の、香りが・・・なに、これ・・・ぁ!?」
パンツが濡れた感覚。
「う、そ、なん・・・わっ」
気が付けば先生が、俺を見下ろしていた。
「・・・今からすることは『緊急処置』だよ」
ズボンを早々に脱がされた。
「ひぅっ!?」
お尻の穴に冷たい指が入って来た。ぬちゃぬちゃと卑猥な音が聞こえる。
「君はこっちの素質があるようだね」
熱い、異物感、気持ちよさが体中に駆け回る。
「ふっ、んんっ、ぁ」
思わず視界に入ったものに咽喉が鳴った。
「せ・・・」
先生はズボンのベルトを外し、ズルリと俺のモノとは比べものにならないモノを取り出した。あぁ、アレが入って来る。そう認識した途端、腰が跳ねた。
「ぁっ、あ・・・」
中にある指を締め付けたのが分かった。中が収縮を繰り返して、もっともっとと要求している。
「行くね」
「っぁああああああああぁ・・・」
異物感はあるけれど、全く痛くなかった。むしろ、認めたくないはない。こんなに、気持ちがイイ、なんて。
「くぅ・・・中が、こんな、凄いとはね」
分かる。先生の形が。
「・・・喰われるのはどっちだか」
「ふぁっ、あ、いぃ、あっ、あ、や」
「あぁ・・・なんだ、これは・・・」
先生が腰を振りつけてきた。ソファが壊れんばかりに軋む音がその行為の激しさを物語らせる。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あんっ」
「あああああ・・・凄い・・・」
俺の腰を掴み上げ、先生は一心不乱に俺の中を穿ち付けた。物凄く、奥が、突かれる、度に、腰が跳ねる、快感が。
「あっ、あ、せ、んせ、いい、あぁっ」
「あぁ、オレも、溶けそう、だっ」
「ふぁああああああ、いく、いくいっ」
「アアアアアアアア・・・出すぞ」
凄い。先生のペニスが俺の中で膨張して、熱くて、抉って、擦り上げて、滾って、ビクビクと、限界を迎えそうだ。
「だしてだしてだしてぁぁぁぁぁっ」
欲しい。
「アァァッ、グッ・・・っ」
「あぁっ」
来た。
体が仰け反り、腰が浮いた。
中に放たれる熱い粘着質を感じた。視界がチカチカする。
「ぁ、うぁ、あ、す、ご、なか、あぁ」
ドブドブと、熱いものが注ぎ込まれてる。
「クッ、フッ・・・ッ」
快感に喜び痙攣する俺の下半身を押さえ込み、先生は射精しながら腰を余韻に振り続けた。
「せんせ」
金色に輝く瞳が俺を映した。
「もっと」
先生の腰に足を絡めた。もう逃がさない。
先生は不遜の笑みを浮かべ、また激しく俺を貪った。
暴走。
あれが桃のフェロモンの暴走なら、先生を誘った俺を正当化できる。
次の日、俺の髪は何とか元に戻った。ただ後遺症なのか、若干所々メッシュ桃色が入っている。先生はお洒落でいいと言ってくれたけども。そして、ブレスレットの代わりにと、鬼倉家の真っ赤な秘石のブレスレットを借りた。申し訳ない。
「ブレスレットを作り直させるからそれまでね」
「同じの作れるのか」
「全く同じ、とは言えないね。槐の木は少ないから」
「ブレスレット、・・・ぅう・・・無いと俺またあぁなるのか」
羞恥心でいっぱいだ。先生はいつもどおりに接してくれてるけども。さすがは大人、慣れてるんだ。
「うぅ! 恥ずかしくて死にたいぃ!」
先生が鼻で笑う。
「先祖返りはやっぱり濃厚だ。オレの性欲についてこられるのは中々だね」
「え」
「大体2回で気絶させちゃうんだけど、君はオレが満足するまで持ったね、驚いたよ」
昨晩の行為が走馬燈になる。顔が熱い。
「どう? 初めての男との朝チュンは?」
朝チュン言うな!
「ど、どうって。だから恥ずかしくて死にそうって言ったじゃん!」
「そう? オレは受け入れたよ。男だけど君は許す。セックス中は本当に可愛くなるからね。いやぁウブな子は新鮮ではぁ・・・久々に燃えたね」
初めてなのに出してとかもっととか俺は何を言ってたんだこの口はぁぁぁっ!
「・・・くっ・・・忘れてクダサイ。あれは、せ、先生の香りのせい。何かそういう香水付けてただろ!?」
「香り・・・?」
「そーぅ! なんか最近香るから。そうやって、女子を誘ってるんだろそんなことしなくてもその顔でホイホイできるのにさ」
ちょっぴりそのお顔が余裕なく欲望をぶつけてくるような、そんな必死な表情になっていた時ははまぁ・・・優越感があった正直。
「・・・そうか、そういうことか」
「? 何」
「いや、別に。今日から君はオレの食事だから」
「え」
言うに事欠いて食事!?
「しょく・・・せめてセフレにしてよ」
「セフレなんておこがましい。可愛いおニャの子じゃぁないんだし。ブレスレットの代わりに抱いてフェロモン消化させてあげるんだよ? 感謝してな」
また笑ってないスマイル入りました。
今日から俺は、先生の癒しではなく、食事係になりました。
そうだよな。癒されないと、鬼癒しにはならんわな。
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