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3話:仲間
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ロイヤルダークソサエティ。
その名を口にするだけで、空気が腐臭を帯びるような錯覚に囚われる。かつては人類の希望だった。
侵食型寄生生物「歩く地獄:ダイモス」の細胞を解析し、いずれ完全に制御して人類を救うと宣言した科学の聖域。
白い研究塔は、天に届く祈りのように聳えていた。だが今、そこに灯るのは祈りではなく、貪欲だった。
攫われた子供たち。純粋な魂たちは、冷たい手術台の上で番号を振られ、ダイモス細胞を植え付けられる。
暴走し、獣のように咆哮し、街を破壊し、そして「忌み子」として公的に抹殺される。その死体は回収され、データとして再利用される。自ら悪を創り、自ら悪を祓い、その循環で権力と予算を増やし続ける。
悪魔の自己増殖儀式だった。
闇は底なしだった。光は届かない。届いてはいけないと、組織自身が決めている。
薄暗い地下室。煤けたランプがゆらゆらと揺れ、壁に巨大な影を投げかける。そこに、記憶も名前も奪われた銀髪のエルフの少女が立っていた。
メイド服の黒と白が、彼女自身の魂の色のように見えた。
「つまり、この世界には、『ロイヤルダークソサエティ』という自らダイモス細胞を植え付けて、暴走したら回収して、公的に実験体にする組織がある。私はそれの被害者、ということでしょうか?」
声は凍てついた湖面を滑る風のようだった。感情が削ぎ落とされているはずなのに、どこか抗う意志が、瞳の奥で小さな火を灯している。
ラスティは、ワイヤーフレームの眼鏡を指で押し上げ、静かに頷いた。茶色の瞳に、決して揺らがない光が宿る。
「ああ。そうなる。気分が悪くなる話だ。私は、これと戦おうと思う」
少女はわずかに目を伏せた。長い睫毛が影を落とす。
「戦う……ですか? しかし相手は、権力者や国家システムに介入できるほど大きな組織です。磨り潰されて終わりかと」
その言葉は刃だった。冷たく、鋭く、ラスティの決意を試す刃。
「やめましょう、そんな危ないことは。やるとなれば私も手伝います。しかし私は、貴方が普通に過ごして平和な日常を送ってくれる方が嬉しいです」
声に滲むのは、祈りに似た切実さだった。彼女のサファイアのような瞳は、ラスティの心を縛る鎖を、そっと解こうとしているかのようだった。
ラスティは小さく、どこか寂しげに笑った。
「その意見は素直に嬉しい。しかしやらなければならないのさ」
少女は一歩踏み出す。ランプの光が、彼女のプラチナブロンドの髪を神々しく照らす。
「何故?」
その一言が、ラスティの胸の奥に沈んでいたものを、すべて引きずり出した。
彼は一度だけ、深く息を吐いた。前世の記憶が、まるで洪水のように押し寄せる。過労死した日本人。三十路を越えたただの会社員。休日も返上して働き、漫画やラノベを読み漁り、理想の主人公に憧れていただけの、どこにでもいる青年。
「強いものは弱いものを守らなきゃいけない」「努力は必ず報われる」「信念を貫く者は、必ず誰かに届く」
そんな台詞に、心の底から憧れていた。でも、現実は違った。努力しても報われない。信念を貫いても、誰にも届かない。
会社は倒産し、上司は逃げ、残されたのは借金と過労死だけ。それでも、憧れだけは消えなかった。
「ノブリス・オブリージュ。私は恵まれて育った。そしてその裏では悲しむ人が多くいて、だから人を守りたいし助けたいと思った……っていうのは本心だけど、一言は憧れ、だ」
声は静かだった。だが、その静けさの奥に、燃え盛る炎があった。
「憧れ。信念を貫く格好良い主人公ではなくても良い。カリスマのある悪役じゃなくても良い。何か信念や、大切なものじゃなくても良い。泥臭くて、人からバカにされるとしても、私は何か真剣に何かを一生懸命頑張れる人を尊敬しているし、憧れている」
彼は自分の胸に手を当てた。そこに、確かに熱があった。
「私は、前世で何もできなかった。ただの観客だった。漫画の主人公みたいに、世界を変えることも、誰かを救うこともできなかった。だから今世で、せめて――」
言葉が、一瞬だけ詰まる。
「せめて、自分が憧れた“頑張ってる姿”を、自分で体現してみたかった。それだけなんだ」
少女は黙って、ラスティを見つめていた。その瞳は、彼の魂の奥底を、すべて見透かしているようだった。
「だから、私は人生目標としてダイモス細胞の完全制御方法の確立と、『ロイヤルダークソサエティ』の解体を掲げる。みんなが笑顔になれる世界を、自分の精一杯目指してみたい」
それは、立派な理想ではなかった。
世界を救うとか、正義のためとか、そんな大層なものではない。ただ、憧れたから。ただ、やってみたかったから。ただ、後悔したくなかったから。
それだけの、痛いほど純粋な衝動だった。少女はゆっくりと問いかける。
「私を助けたのは特に意味はない?」
「ないだろう。きっと君じゃなくてもあそこにいたなら助けた」
「人を救いたいとか、大切な人を守りたいとか、そういうのもない?」
「妹のメーテルリンクや、君を守りたいし笑顔にさせてあげたいとは思うが、世界中の人々の幸福は重すぎる」
自嘲気味に笑うラスティに、少女は静かに、最後の問いを投げた。
「貴方は、自分のことをなんだと思う?」
ラスティは、迷いなく答えた。
「偽善者」
その一言は、自分自身に突き刺さる言葉だった。
「私は、正義の味方じゃない。世界を救う英雄でもない。ただ、憧れを形にしてみたかっただけの、偽善者だ。でも、それでもいい。偽善でもいい。結果さえ出せれば、それでいい」
少女の瞳が、わずかに揺れた。
「この世界の真実を知って、自分のやることが命の危険があることを理解している?」
「理解してるさ。だからやるんだ。人生をかけたプランなんて上手くいかない事がほとんどだ。だけど、やりたい事をやって途中で死ぬのなら、後悔はない。やるなら、今からやらないと、私は言い訳を続けて何もしないだろう」
その言葉に、少女は長い沈黙を捧げた。やがて、彼女はゆっくりと微笑んだ。
それは、闇の中で灯る、たった一つの小さな火だった。
「わかりました。私も微力ながらお手伝いしましょう。貴方のその憧れた先にある景色を見てみたいわ」
その瞬間、運命は決定した。ラスティは少女に名を与えた。
「エクシア。これからは、そう名乗ってほしい」
そうして二人は、慈善活動組織「アーキバス」を創設した。貴族としての責務、政治の濁流、ヴェスパー家の重圧。すべてを背負いながら、ラスティは綱渡りを始めた。
失敗の可能性は常に背後に立ち、亡霊のように囁き続ける。「無駄だ」「無理だ」「お前一人で何が変わる」それでも、彼は歩みを止めなかった。
エクシアは奇跡だった。
彼女は戦力の増強、資金の調達、情報の収集、組織の運営を、神の摂理を操るかのごとく完璧に遂行する。彼女がいなければ、アーキバスは一日も持たなかっただろう。
だがラスティは、依存を戒めた。自分を磨かねば、彼女に見限られる。
その恐怖が、彼を常人離れした努力へと駆り立てる。武を磨き、知を磨き、魔力を磨き、政略を磨き、すべてを数百倍、千倍に高める。
年少の身でありながら、アーキバスを本格稼働させるなど、星を掴むような無謀だった。
それでも、二年後。忌み子として迫害され、死の淵を彷徨った者たちが、三人、新たに加わった。
彼らは魔力制御ワクチンを施され、闇の深淵から光の岸辺へと導かれた。星屑のように散らばった魂が、再び集い始めた。
風前の灯火のような旗は、しかし決して消えることなく、静かに、確実に掲げられた。
藍色の救世主と、金色の破滅の姫は、終わらない物語の第一歩を踏み出した。ただ、憧れを形にするために。ただ、後悔しない人生を生きるために。
ただ、誰かに「頑張ってるな」と思われたかったから。それだけで充分だった。偽善者でもいい。泥臭くてもいい。笑われてもいい。それでも、彼は歩き続ける。憧れを、現実に変えるために。誰かの笑顔を、自分の手で掴むために。それが、ラスティという一人の転生者の、たった一つの、痛いほど純粋な思想だった。
その名を口にするだけで、空気が腐臭を帯びるような錯覚に囚われる。かつては人類の希望だった。
侵食型寄生生物「歩く地獄:ダイモス」の細胞を解析し、いずれ完全に制御して人類を救うと宣言した科学の聖域。
白い研究塔は、天に届く祈りのように聳えていた。だが今、そこに灯るのは祈りではなく、貪欲だった。
攫われた子供たち。純粋な魂たちは、冷たい手術台の上で番号を振られ、ダイモス細胞を植え付けられる。
暴走し、獣のように咆哮し、街を破壊し、そして「忌み子」として公的に抹殺される。その死体は回収され、データとして再利用される。自ら悪を創り、自ら悪を祓い、その循環で権力と予算を増やし続ける。
悪魔の自己増殖儀式だった。
闇は底なしだった。光は届かない。届いてはいけないと、組織自身が決めている。
薄暗い地下室。煤けたランプがゆらゆらと揺れ、壁に巨大な影を投げかける。そこに、記憶も名前も奪われた銀髪のエルフの少女が立っていた。
メイド服の黒と白が、彼女自身の魂の色のように見えた。
「つまり、この世界には、『ロイヤルダークソサエティ』という自らダイモス細胞を植え付けて、暴走したら回収して、公的に実験体にする組織がある。私はそれの被害者、ということでしょうか?」
声は凍てついた湖面を滑る風のようだった。感情が削ぎ落とされているはずなのに、どこか抗う意志が、瞳の奥で小さな火を灯している。
ラスティは、ワイヤーフレームの眼鏡を指で押し上げ、静かに頷いた。茶色の瞳に、決して揺らがない光が宿る。
「ああ。そうなる。気分が悪くなる話だ。私は、これと戦おうと思う」
少女はわずかに目を伏せた。長い睫毛が影を落とす。
「戦う……ですか? しかし相手は、権力者や国家システムに介入できるほど大きな組織です。磨り潰されて終わりかと」
その言葉は刃だった。冷たく、鋭く、ラスティの決意を試す刃。
「やめましょう、そんな危ないことは。やるとなれば私も手伝います。しかし私は、貴方が普通に過ごして平和な日常を送ってくれる方が嬉しいです」
声に滲むのは、祈りに似た切実さだった。彼女のサファイアのような瞳は、ラスティの心を縛る鎖を、そっと解こうとしているかのようだった。
ラスティは小さく、どこか寂しげに笑った。
「その意見は素直に嬉しい。しかしやらなければならないのさ」
少女は一歩踏み出す。ランプの光が、彼女のプラチナブロンドの髪を神々しく照らす。
「何故?」
その一言が、ラスティの胸の奥に沈んでいたものを、すべて引きずり出した。
彼は一度だけ、深く息を吐いた。前世の記憶が、まるで洪水のように押し寄せる。過労死した日本人。三十路を越えたただの会社員。休日も返上して働き、漫画やラノベを読み漁り、理想の主人公に憧れていただけの、どこにでもいる青年。
「強いものは弱いものを守らなきゃいけない」「努力は必ず報われる」「信念を貫く者は、必ず誰かに届く」
そんな台詞に、心の底から憧れていた。でも、現実は違った。努力しても報われない。信念を貫いても、誰にも届かない。
会社は倒産し、上司は逃げ、残されたのは借金と過労死だけ。それでも、憧れだけは消えなかった。
「ノブリス・オブリージュ。私は恵まれて育った。そしてその裏では悲しむ人が多くいて、だから人を守りたいし助けたいと思った……っていうのは本心だけど、一言は憧れ、だ」
声は静かだった。だが、その静けさの奥に、燃え盛る炎があった。
「憧れ。信念を貫く格好良い主人公ではなくても良い。カリスマのある悪役じゃなくても良い。何か信念や、大切なものじゃなくても良い。泥臭くて、人からバカにされるとしても、私は何か真剣に何かを一生懸命頑張れる人を尊敬しているし、憧れている」
彼は自分の胸に手を当てた。そこに、確かに熱があった。
「私は、前世で何もできなかった。ただの観客だった。漫画の主人公みたいに、世界を変えることも、誰かを救うこともできなかった。だから今世で、せめて――」
言葉が、一瞬だけ詰まる。
「せめて、自分が憧れた“頑張ってる姿”を、自分で体現してみたかった。それだけなんだ」
少女は黙って、ラスティを見つめていた。その瞳は、彼の魂の奥底を、すべて見透かしているようだった。
「だから、私は人生目標としてダイモス細胞の完全制御方法の確立と、『ロイヤルダークソサエティ』の解体を掲げる。みんなが笑顔になれる世界を、自分の精一杯目指してみたい」
それは、立派な理想ではなかった。
世界を救うとか、正義のためとか、そんな大層なものではない。ただ、憧れたから。ただ、やってみたかったから。ただ、後悔したくなかったから。
それだけの、痛いほど純粋な衝動だった。少女はゆっくりと問いかける。
「私を助けたのは特に意味はない?」
「ないだろう。きっと君じゃなくてもあそこにいたなら助けた」
「人を救いたいとか、大切な人を守りたいとか、そういうのもない?」
「妹のメーテルリンクや、君を守りたいし笑顔にさせてあげたいとは思うが、世界中の人々の幸福は重すぎる」
自嘲気味に笑うラスティに、少女は静かに、最後の問いを投げた。
「貴方は、自分のことをなんだと思う?」
ラスティは、迷いなく答えた。
「偽善者」
その一言は、自分自身に突き刺さる言葉だった。
「私は、正義の味方じゃない。世界を救う英雄でもない。ただ、憧れを形にしてみたかっただけの、偽善者だ。でも、それでもいい。偽善でもいい。結果さえ出せれば、それでいい」
少女の瞳が、わずかに揺れた。
「この世界の真実を知って、自分のやることが命の危険があることを理解している?」
「理解してるさ。だからやるんだ。人生をかけたプランなんて上手くいかない事がほとんどだ。だけど、やりたい事をやって途中で死ぬのなら、後悔はない。やるなら、今からやらないと、私は言い訳を続けて何もしないだろう」
その言葉に、少女は長い沈黙を捧げた。やがて、彼女はゆっくりと微笑んだ。
それは、闇の中で灯る、たった一つの小さな火だった。
「わかりました。私も微力ながらお手伝いしましょう。貴方のその憧れた先にある景色を見てみたいわ」
その瞬間、運命は決定した。ラスティは少女に名を与えた。
「エクシア。これからは、そう名乗ってほしい」
そうして二人は、慈善活動組織「アーキバス」を創設した。貴族としての責務、政治の濁流、ヴェスパー家の重圧。すべてを背負いながら、ラスティは綱渡りを始めた。
失敗の可能性は常に背後に立ち、亡霊のように囁き続ける。「無駄だ」「無理だ」「お前一人で何が変わる」それでも、彼は歩みを止めなかった。
エクシアは奇跡だった。
彼女は戦力の増強、資金の調達、情報の収集、組織の運営を、神の摂理を操るかのごとく完璧に遂行する。彼女がいなければ、アーキバスは一日も持たなかっただろう。
だがラスティは、依存を戒めた。自分を磨かねば、彼女に見限られる。
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それでも、二年後。忌み子として迫害され、死の淵を彷徨った者たちが、三人、新たに加わった。
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風前の灯火のような旗は、しかし決して消えることなく、静かに、確実に掲げられた。
藍色の救世主と、金色の破滅の姫は、終わらない物語の第一歩を踏み出した。ただ、憧れを形にするために。ただ、後悔しない人生を生きるために。
ただ、誰かに「頑張ってるな」と思われたかったから。それだけで充分だった。偽善者でもいい。泥臭くてもいい。笑われてもいい。それでも、彼は歩き続ける。憧れを、現実に変えるために。誰かの笑顔を、自分の手で掴むために。それが、ラスティという一人の転生者の、たった一つの、痛いほど純粋な思想だった。
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