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一章 幼少期
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国語の試験が終わり計算の試験、こちらも案の定簡単過ぎて時間を大量に余してしまった。
「ふぅ、次は実技の試験か……あの二人は…余裕そうだな。」
バッカとストレイは「きっと満点は私だけね!」とか、「私が間違える?あるわけがないだろう!」なんて叫んでいた。
あの二人が衝突しないのが謎だが、フラグ回収をしてくれそうな言動である。
そして実技の試験が始まった……
「はーい、今からルールを説明します!」
80人くらいの生徒がいる中でアリスさんが話し始めた。
「実技試験の魔法部門はあそこにある人型の人形を各々の最大火力の魔法で打ってもらいます!壊れることはないので安心してください!」
奥の方を見ると真っ黒になった人型の像が一つだけポツンと立っていた。
「人を怪我させないように、安全にやりましょう!それではまず一人目、マシロ・シラユキさん!」
「えっ⁉︎」
まさかの私がトップバッターだった。
アリスさんはキラキラとした目で私を見ている、なぜかは分からない。
「私に期待しても何も出ませんが……まぁいいでしょう、私の今の本気で頑張りましょうか。フロスト、いい?」
『分かったよ!』
フロスト、という謎の呼びかけにここにいる人たち全員が戸惑っている。
アリス先生は事情を聞いているのかさっきの表情を続けている。
『氷魔法だから……槍に氷の結晶を纏わせたものでも作ってみるか。速度は……分かんないから100でいいや。形は……適当で………ほい!』
頭の中で色々設定すると私の手に綺麗に装飾された氷の槍が握られる。
『このデザインは?』
『私の好みだよ?』
『なるほど。』
会場は困惑に包まれる。
おそらく無詠唱で魔法を使ったからだろう。
私はそれを浮かばせて、後ろから水を出して発射される。
槍先には氷の結晶を纏わせて攻撃力を上げている。
速度100ということもあって槍はすごい速度で飛んでいき人形に勢いよく突き刺さる。
するとたちまち人形は内部まで氷漬けにされ、槍と一緒に大破した。
「うーん……もう少し火力上げれた気がしますけど……まぁいいでしょう。フロスト、ありがと。」
『いいのいいの、でもたしかにもう少し火力は上げられるかもね~。』
私が無詠唱で魔法を打ち、人形を大破させたこと会場は静寂に包まれた。
流石にアリスさんも少し驚いているようだが、すぐに冷静になり新しい人形の用意を申し出た。
試験が終わった人から各自帰ってオッケーなので私は馬車に戻る。
戻り側にバッカとストレイにすごい形相で見られたが、おそらく妬んでいるんだろう。
後ろから「あいつは不正をしている!」という言葉が聞こえてきたがその言葉はあっさりと無視されていった。
私は火力を上げる方法を考えながら馬車に揺られるのだった……
「ふぅ、次は実技の試験か……あの二人は…余裕そうだな。」
バッカとストレイは「きっと満点は私だけね!」とか、「私が間違える?あるわけがないだろう!」なんて叫んでいた。
あの二人が衝突しないのが謎だが、フラグ回収をしてくれそうな言動である。
そして実技の試験が始まった……
「はーい、今からルールを説明します!」
80人くらいの生徒がいる中でアリスさんが話し始めた。
「実技試験の魔法部門はあそこにある人型の人形を各々の最大火力の魔法で打ってもらいます!壊れることはないので安心してください!」
奥の方を見ると真っ黒になった人型の像が一つだけポツンと立っていた。
「人を怪我させないように、安全にやりましょう!それではまず一人目、マシロ・シラユキさん!」
「えっ⁉︎」
まさかの私がトップバッターだった。
アリスさんはキラキラとした目で私を見ている、なぜかは分からない。
「私に期待しても何も出ませんが……まぁいいでしょう、私の今の本気で頑張りましょうか。フロスト、いい?」
『分かったよ!』
フロスト、という謎の呼びかけにここにいる人たち全員が戸惑っている。
アリス先生は事情を聞いているのかさっきの表情を続けている。
『氷魔法だから……槍に氷の結晶を纏わせたものでも作ってみるか。速度は……分かんないから100でいいや。形は……適当で………ほい!』
頭の中で色々設定すると私の手に綺麗に装飾された氷の槍が握られる。
『このデザインは?』
『私の好みだよ?』
『なるほど。』
会場は困惑に包まれる。
おそらく無詠唱で魔法を使ったからだろう。
私はそれを浮かばせて、後ろから水を出して発射される。
槍先には氷の結晶を纏わせて攻撃力を上げている。
速度100ということもあって槍はすごい速度で飛んでいき人形に勢いよく突き刺さる。
するとたちまち人形は内部まで氷漬けにされ、槍と一緒に大破した。
「うーん……もう少し火力上げれた気がしますけど……まぁいいでしょう。フロスト、ありがと。」
『いいのいいの、でもたしかにもう少し火力は上げられるかもね~。』
私が無詠唱で魔法を打ち、人形を大破させたこと会場は静寂に包まれた。
流石にアリスさんも少し驚いているようだが、すぐに冷静になり新しい人形の用意を申し出た。
試験が終わった人から各自帰ってオッケーなので私は馬車に戻る。
戻り側にバッカとストレイにすごい形相で見られたが、おそらく妬んでいるんだろう。
後ろから「あいつは不正をしている!」という言葉が聞こえてきたがその言葉はあっさりと無視されていった。
私は火力を上げる方法を考えながら馬車に揺られるのだった……
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