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二章 少女期
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あの後、マシロ達は本物の神父を助けたあと、神父に事情と儀式の結果を話し、口外しないことを誓った後に家族の元へと戻った。
「……その人は?」
フブキが聞く。
「神様です」
マシロが答える。
「……ほんとに?」
レティが聞く
「神様です」
知識の神が答える。
「名前は?」
セツナが聞く
「まだ決めてないですね……」
「まぁおいおい決めましょう。」
炎『私らの名前も忘れるなよ~!』
『分かってますよ~』
風『私たちに敬語はいらないよ?』
『それなら遠慮なくそうさせてもらうよ』
精霊たちと会話をするマシロ。
「「「…………」」」
「「?」」
口をあんぐりと開け固まっている家族を見てマシロと知識の神はお互い顔を見合せ頭の上にはてなマークを浮かべる。
「ま、まぁ……マシロの規格外さには昔から驚かされてきたし、今頃驚いても遅いわね」
「そ、そうだな……改めて知識の神様、娘をよろしくお願いします」
「別に嫁入りする訳じゃないんですよ!?」
「ほら!やっぱりマシロは凄いんだよ!」
「お姉様は相変わらずのシスコンっぷりですね……いつもどおりで助かります……」
驚く父と母に圧倒的シスコンを披露する姉。
いつも通りの光景にさっきのことなんか忘れて、馬車に乗って帰路に着いた。
馬車の中にて
「まさか……」
「こんなに……」
「加護がつくなんて……」
神様から貰った本を見せた3人が再び驚く。
「普通は1つなはずなんだけどな……」
「それに精霊も7人も新しくついたし……見た事ない名前の加護もあるわ……」
『神様に屁理屈つけられて転生する時に全ての加護をつけられた、なんて言えるわけがない……』
そんなことを話してるうちに、唐突にフロストから話しかけられた。
『マシロ、唐突だけどマシロの意識を精神世界に引っ張ってきていい?』
『ほんとに唐突だね、それまたどうして?』
『精霊様たちが来て欲しいって言ってて……』
『それをどうして自分で頼まない……分かったちょっとまってて』
「すいません、眠くなったので少し寝ますね……」
「……すいません、私も眠らせてもらいます…」
「分かったわ、ゆっくり休みなさい」
「知識の神様もごゆっくり。」
知識の神も寝始めたことに違和感を覚えつつ、マシロは目を閉じる。
『いいよ~』
『了解……せやっ!』
するとマシロの意識が一瞬途切れる。
しかし、直ぐに目覚めることができた。
「……え?」
目に入ったのは畳や障子のある和風な部屋の真ん中にあるこたつに、精霊7人が入ってくつろいでいいる光景だった。
そしてフロストが隣に立っていた。
炎「おぉ~!来たかマシロ~!」
水「待ってましたよ」
地「改めて見ると可愛いな……」
風「神様が見込んだだけはある」
雷「僕もさんせ~」
光「皆さん、あまり言いすぎるとマシロさんが困ってしまいますよ」
闇「うん……マシロ、可哀想」
「……いやどういう状況?すごい騒がしいし……そしてこのいかにも日本って感じのする部屋はなんなんだ……」
「精霊様達は名前を早く貰いたくて呼んだんだんだって。」
「なるほど……そうなんですか?」
マシロは精霊達に聞く。
光「はい、そうなんですよ」
闇「あの無駄にうるさいアホが早く名前欲しいとか言い出して...それにのって風とか水が言い出した...」
「なんでしょうか、あまり話してないのに光と闇の精霊さんだけがこの中でまとも枠な気がします...」
氷「あ、ちなみにここは精霊の加護がついたときに精神世界の中に作られる空間だよ、初めて見るものばかりだけど過ごしやすいしシンプルだから落ち着くんだよね」
『なるほど...私が日本人だから和室になってるのか。知らんけど』
そう話している間にも精霊たちはぺちゃくちゃ喋っている、まるで女子会だ。
元男子のマシロ...この中に入れるなんて羨ましい...
「マシロ様、そろそろ名前を決めたほうがいいかと」
「そうですね、誰かに妬まれてる気もするけど...みなさ~ん!本題に入りますね~!」
「「「「「やった~!!!」」」」」
闇「元気すぎじゃないかな...」
光「しょうがないですよ、そういう人達なんですから」
「じゃあまず炎の精霊さんから...」
そうして決まった名前がこうだ。
炎の精霊がアグニ
水の精霊がウィンディ―ネ
雷の精霊がレビン
地の精霊がホルン
風の精霊がシルフィ
光の精霊がレイディ
闇の精霊がフォンセ
となった。
光「素敵な名前をありがとうございます」
闇「フォンセ...うん、しっくりくる気がする...ありがと...あと私に敬語はいらないよ...私はマシロと対等でいたいから...」
光「あ、私も同じこと思ってました!やっぱり私達似てますね~」
闇「ね~」
「分かった、二人共仲がいいんだね」
光「まぁ私達は姉妹みたいなものですから」
闇「それに...あのさっきから名前をもらえたことに馬鹿騒ぎしてるアホ共とは話が合わない...」
「フォンセさん可愛いくせに結構辛辣なこと言うね...」
闇「え...可愛い...!?」
「あ、あれ?フォンセさん...?」
闇の精霊改めフォンセは驚いたような照れているような顔をしてフリーズしてしまった
....こいつ鈍感か...女子のくせに...
「..........まぁいいや、そういえば神様の名前も決めなきゃですね、どんなのがいいですか?」
「マシロ様、私にも敬語はいりません。私はマシロ様に仕えているんですから」
「仕えてるってなんかむず痒いな...まぁいいや。でもそうするなら神様も敬語なしね。なんか無理してるよに見えるし」
「おお...すごいですねマシロ様...いいや、ましろん!」
「ん!?」
「そこまで見抜けるなんてすごいよましろんは!いいなら素でいかせてもらうよ!」
そのときマシロの中で何かがガラガラと崩れた
「う、うん...それで、名前だけど『ノーレッジ』なんてどう?」
「あっちの世界で知識って意味の言葉だね、私にぴったりじゃん!」
「さすが知識の神様なだけある...私の前世の世界の知識まであるとは...」
「ふっふっふ、知識の神様なめないでよ~?」
そういいながらマシロに抱きつくノーレッジ。
「え!?あ!?ちょ!?」
光「あ、ずるいです!」
闇「私もマシロに抱きついて見たかった...」
炎「あ!お前らだけずるいぞ~!」
水・雷・風・地「「「「私(僕)たちも混ぜて!」」」」
「ちょ、ちょっと!?フロスト~!助けて~!!!」
「ふふ、モテモテだね♪」
「フロスト~!!!!」
そんなこんなで幸せ(?)に包まれるマシロであった...
「……その人は?」
フブキが聞く。
「神様です」
マシロが答える。
「……ほんとに?」
レティが聞く
「神様です」
知識の神が答える。
「名前は?」
セツナが聞く
「まだ決めてないですね……」
「まぁおいおい決めましょう。」
炎『私らの名前も忘れるなよ~!』
『分かってますよ~』
風『私たちに敬語はいらないよ?』
『それなら遠慮なくそうさせてもらうよ』
精霊たちと会話をするマシロ。
「「「…………」」」
「「?」」
口をあんぐりと開け固まっている家族を見てマシロと知識の神はお互い顔を見合せ頭の上にはてなマークを浮かべる。
「ま、まぁ……マシロの規格外さには昔から驚かされてきたし、今頃驚いても遅いわね」
「そ、そうだな……改めて知識の神様、娘をよろしくお願いします」
「別に嫁入りする訳じゃないんですよ!?」
「ほら!やっぱりマシロは凄いんだよ!」
「お姉様は相変わらずのシスコンっぷりですね……いつもどおりで助かります……」
驚く父と母に圧倒的シスコンを披露する姉。
いつも通りの光景にさっきのことなんか忘れて、馬車に乗って帰路に着いた。
馬車の中にて
「まさか……」
「こんなに……」
「加護がつくなんて……」
神様から貰った本を見せた3人が再び驚く。
「普通は1つなはずなんだけどな……」
「それに精霊も7人も新しくついたし……見た事ない名前の加護もあるわ……」
『神様に屁理屈つけられて転生する時に全ての加護をつけられた、なんて言えるわけがない……』
そんなことを話してるうちに、唐突にフロストから話しかけられた。
『マシロ、唐突だけどマシロの意識を精神世界に引っ張ってきていい?』
『ほんとに唐突だね、それまたどうして?』
『精霊様たちが来て欲しいって言ってて……』
『それをどうして自分で頼まない……分かったちょっとまってて』
「すいません、眠くなったので少し寝ますね……」
「……すいません、私も眠らせてもらいます…」
「分かったわ、ゆっくり休みなさい」
「知識の神様もごゆっくり。」
知識の神も寝始めたことに違和感を覚えつつ、マシロは目を閉じる。
『いいよ~』
『了解……せやっ!』
するとマシロの意識が一瞬途切れる。
しかし、直ぐに目覚めることができた。
「……え?」
目に入ったのは畳や障子のある和風な部屋の真ん中にあるこたつに、精霊7人が入ってくつろいでいいる光景だった。
そしてフロストが隣に立っていた。
炎「おぉ~!来たかマシロ~!」
水「待ってましたよ」
地「改めて見ると可愛いな……」
風「神様が見込んだだけはある」
雷「僕もさんせ~」
光「皆さん、あまり言いすぎるとマシロさんが困ってしまいますよ」
闇「うん……マシロ、可哀想」
「……いやどういう状況?すごい騒がしいし……そしてこのいかにも日本って感じのする部屋はなんなんだ……」
「精霊様達は名前を早く貰いたくて呼んだんだんだって。」
「なるほど……そうなんですか?」
マシロは精霊達に聞く。
光「はい、そうなんですよ」
闇「あの無駄にうるさいアホが早く名前欲しいとか言い出して...それにのって風とか水が言い出した...」
「なんでしょうか、あまり話してないのに光と闇の精霊さんだけがこの中でまとも枠な気がします...」
氷「あ、ちなみにここは精霊の加護がついたときに精神世界の中に作られる空間だよ、初めて見るものばかりだけど過ごしやすいしシンプルだから落ち着くんだよね」
『なるほど...私が日本人だから和室になってるのか。知らんけど』
そう話している間にも精霊たちはぺちゃくちゃ喋っている、まるで女子会だ。
元男子のマシロ...この中に入れるなんて羨ましい...
「マシロ様、そろそろ名前を決めたほうがいいかと」
「そうですね、誰かに妬まれてる気もするけど...みなさ~ん!本題に入りますね~!」
「「「「「やった~!!!」」」」」
闇「元気すぎじゃないかな...」
光「しょうがないですよ、そういう人達なんですから」
「じゃあまず炎の精霊さんから...」
そうして決まった名前がこうだ。
炎の精霊がアグニ
水の精霊がウィンディ―ネ
雷の精霊がレビン
地の精霊がホルン
風の精霊がシルフィ
光の精霊がレイディ
闇の精霊がフォンセ
となった。
光「素敵な名前をありがとうございます」
闇「フォンセ...うん、しっくりくる気がする...ありがと...あと私に敬語はいらないよ...私はマシロと対等でいたいから...」
光「あ、私も同じこと思ってました!やっぱり私達似てますね~」
闇「ね~」
「分かった、二人共仲がいいんだね」
光「まぁ私達は姉妹みたいなものですから」
闇「それに...あのさっきから名前をもらえたことに馬鹿騒ぎしてるアホ共とは話が合わない...」
「フォンセさん可愛いくせに結構辛辣なこと言うね...」
闇「え...可愛い...!?」
「あ、あれ?フォンセさん...?」
闇の精霊改めフォンセは驚いたような照れているような顔をしてフリーズしてしまった
....こいつ鈍感か...女子のくせに...
「..........まぁいいや、そういえば神様の名前も決めなきゃですね、どんなのがいいですか?」
「マシロ様、私にも敬語はいりません。私はマシロ様に仕えているんですから」
「仕えてるってなんかむず痒いな...まぁいいや。でもそうするなら神様も敬語なしね。なんか無理してるよに見えるし」
「おお...すごいですねマシロ様...いいや、ましろん!」
「ん!?」
「そこまで見抜けるなんてすごいよましろんは!いいなら素でいかせてもらうよ!」
そのときマシロの中で何かがガラガラと崩れた
「う、うん...それで、名前だけど『ノーレッジ』なんてどう?」
「あっちの世界で知識って意味の言葉だね、私にぴったりじゃん!」
「さすが知識の神様なだけある...私の前世の世界の知識まであるとは...」
「ふっふっふ、知識の神様なめないでよ~?」
そういいながらマシロに抱きつくノーレッジ。
「え!?あ!?ちょ!?」
光「あ、ずるいです!」
闇「私もマシロに抱きついて見たかった...」
炎「あ!お前らだけずるいぞ~!」
水・雷・風・地「「「「私(僕)たちも混ぜて!」」」」
「ちょ、ちょっと!?フロスト~!助けて~!!!」
「ふふ、モテモテだね♪」
「フロスト~!!!!」
そんなこんなで幸せ(?)に包まれるマシロであった...
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