魔力は体で感じるタイプです

竜也りく

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弟: セレス編 〜鉄壁ツンデレ魔術師は、おねだりに弱い〜

鉄壁ツンデレ魔術師は、全力で奉仕する

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感動したみたいに呟くフィンレー。うっとりした表情がことさら綺麗だ。

嬉しそうにオレのチンコを何度も撫でさすり、ズボンが邪魔だと思ったのかフィンレーはおもむろに俺のズボンとパンツをずり下げた。

自由になったチンコが勢いよく跳ねでて、ぶるんと震える。

それを見たフィンレーは手で唇を押さえて真っ赤になった。恥ずかしそうな顔をするな……! どう考えても恥ずかしいのはオレの方だ。

「そんなマジマジ見るなよ……! オレだって恥ずかしいんだぞ」

「……っ」

ハッとしたように顔を上げたフィンレーとチンコ越しに目があった。見つめ合っていたら、フィンレーがこくんと唾を飲むのが見えて、オレはもう居た堪れなくなって目を逸らす。

のし、とフィンレーがのしかかってきたかと思ったらアンダーウェアを捲られて上半身まで晒す羽目になってしまった。またもじっくりとオレの裸体を見つめていたフィンレーは、ほぅ……と小さくため息をつく。

「かっこいい……」

「かっこいい?」

「セレスの体、いつもかっこいいと思っていたんだ。浅黒くて、綺麗に筋肉がついてて」

腹筋のシックスパックをなぞるようにフィンレーの指が這う。そこじゃなくて、もうバキバキのチンコを何とかしてほしい。

オレの気持ちも知らず、フィンレーは堪能するように今度は胸筋をむに、と揉んでくる。

「すごい弾力。筋肉って柔らかいんだな。……ああ、やっぱりセレスの肌ってハリが良くて手触りが最高……ずっと触ってみたかったんだ」

「うわぁっ!!??」

いきなりヘソから喉元までを舐め上げられ、乳首をちゅうっと吸われたから堪らない。唇でやわやわと刺激され、あいている方の乳首を指で捏ねられるという恐ろしい状況に、流石にオレは泣きを入れた。

「フィンレー! フィンレー、待って。胸はヤダ!! ていうかオレ、チンコがもうヤバい……! そっち触って……!」

「ああ、ごめん。ここも刺激されると気持ちいいと聞いた気がするんだけど」

乳首を指でクリクリと押し込みながら、ここ、とか言われても。乳首で感じるようになってアンアンよがっちまったらどうしてくれるんだ。ていうかオレ、そっちなの!?

動けないまな板の鯉状態で戦々恐々とする。

ようやくオレの乳首から手を離したフィンレーは、オレの足の間に陣取ると腹につきそうなくらい興奮しきっているオレのチンコを恥ずかしそうに見つめて小さくため息をつく。

「やっぱりおっきい……」

ゆっくりと指が巻き付き、つたない動きで上下に扱かれる。それでも、やっと与えられた直接的な刺激に、オレのちんこはさらに元気になった。さすがにめちゃくちゃ気持ちいい。

「うあ……!」

「僕はその……こういう事は初めてだし、娼館にも行ったことがないから、間違っていたらさっきみたいに教えてくれ」

「間違ってない……! はぁ……気持ちいい……ん、もっと、裏スジのとこ」

ていうかオレだって初めてだし、娼館だってこれから行くのを楽しみにしてたんだ。何が正解かなんて分かるはずもない。とりあえず今は気持ちいいからもう何だっていい。

「こう? あ……すごい、ビクビクしてる」

おっかなびっくり触ってるらしい指の動きがなんとももどかしい。でも、オレのことを気持ち良くしようと一生懸命なのも伝わってきて、不思議な充足感も湧き上がってくる。

先走りがダラダラ溢れて、フィンレーの白い綺麗な手が汚されていくのがなんともエロい。卑猥な音の中でチンコ越しに見えるフィンレーの顔が蕩けていく毎にその纏う魔力が変わっていく。

ピンクがどんどん濃くなって、さらりとした薄布みたいだった質感が、濃密で体に纏わりつくような魔力に変化していた。

拙なかった手の動きが少しずつ慣れてきて、強弱をつけ始めたり先端だけカリカリと爪で刺激されて、いよいよオレも高まってきた。

「すげ、気持ちいい……も、出したい……っ」

フィンレーにそうお願いしたら、うっとりした表情のままオレのチンコに顔を近づけて、あろう事かベロリと舐め上げてきた。破裂するかと思った第二弾!!!!

オレは再び泣きを入れる。

「なんて事するんだ馬鹿ぁ!! フィンレーがそんな事までしなくていいからぁ!!!!!」

「ん……く、だって」

やめて!!!! そこで喋らないで、出ちゃうから!!!

「は……む……ん、」

髪の毛をかきあげて耳にかける仕草がやっぱりエロい。

フィンレーはオレのチンコの先をちょっとだけ口に含んでチュ、と吸ったかと思うと、ぬるんとオレのチンコを口内に取り入れた。唇で扱かれる誘惑と舌が裏筋を這う強烈な快感が、否応なしにオレを襲う。

童貞にこの刺激はヤバすぎるんだって……! 耐えてるオレを誰か褒めて……!

「やめろってぇ!!! 無理!!! 無理だからぁ!!!」

マジで口の中にだしちゃいそうだから、ホント無理!!!!

「……ん、これ、ダメ?」

ちゅぷ、と音を鳴らしてフィンレーの薄い唇がオレのチンコから離れる。

オレはそりゃもう必死でダメだと訴えた。
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