魔力は体で感じるタイプです

竜也りく

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弟: セレス編 〜鉄壁ツンデレ魔術師は、おねだりに弱い〜

鉄壁ツンデレ魔術師は、恋人を手に入れる

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一回抜いてってオレが言ったもんだから、本人的には抜こうと頑張っているらしいんだけど、今度はいったん入ってしまったカリの部分が突っかかって抜けないみたいだ。

痛さと慣れない後孔への刺激が相まって、力が入らないって涙目で訴えるフィンレー、可愛い。

抜こうと頑張っては途中で力尽きて自重で逆にちょっとずつ奥に入っていくっていう繰り返しで、さっきから先っちょだけがこすこすと擦られてかなり気持ち良くなってきた。強い締め付けが堪らない。

ぶっちゃけフィンレーもちょっとずつ気持ちよくなってきてるんじゃないだろうか。頬に赤みがさしてきてるのはそういう事だろう。

「ん……あ、あん……っ、もう、ちょっと……!」

オレの胸に手をついて、フィンレーがひときわ高く腰を上げる。

オレももうちょっと……!

先っちょだけ刺激されるのがなんとももどかしいけど、それでもさっきから普段なら絶対に見せないフィンレーの健気で可愛い、エロい顔を見せつけられ、刺激を与えられ続けてきたチンコは、もう限界を迎えようとしていた。

ヤバい。

頭が「イキたい」一色で染まっていく。

「くっ……ん、うう……っ」

「フィンレー、オレ、もう……っ」

「あっ……」

「ん~~~~っ」

オレの先っちょを包んでいたぬめった温かさが急になくなったかと思ったら、先っちょから根元まで強い衝撃がズルンと走って、俺はあっけなく達してしまった。

「抜け……た……」

オレの上に倒れ込んだフィンレーが息も絶え絶えに呟いた。

どうやらオレのチンコがやっと抜けて、力を使い果たしたフィンレーがオレの上に倒れ込んだ時の刺激でオレは達してしまったらしい。

「最高に気持ちよかった……!」

自分でシコるのなんて目じゃねぇ気持ちよさだった。

「ほんと……?」

オレの上でぐったりと抱きついたままだったフィンレーが、不安そうに小さく聞いてくる。オレの胸のあたりから見上げてくるアイスブルーの瞳が健気で、また勃ちそうだった。

「僕も最高に幸せだ……。ずっと、こうしてセレスの肌に触れたかった」

本当に幸せそうに、オレの胸に顔を埋めるフィンレー。

「なぁさっきさ、フィンレー、オレのこと好きって言った?」

思わずストレートに聞いたら、フィンレーは真っ赤になってしまった。

「……言った」

オレを見上げて本当に恥ずかしそうに。それでもはっきりと肯定するフィンレー。

「僕はもうずっと、セレスの事が好きなんだ。なのにお前が、娼館に行くなんていうから……悲しくて」

スリ、とオレの胸に頬擦りするフィンレーが可愛くて、オレの胸はドクンと跳ねた。さっきまではフィンレーの溢れ出るエロさに心臓もチンコもドクドク言いっぱなしだったけど、この胸の疼きはちょっと毛色が違う。

「ずっとって、いつから?」

「最初のクエストで、蛇の毒から助けてくれただろう? ……あの時から、ずっと」

「最初のクエストって……半年も!?」

「うん……好き」

好き、好き、と呟きながら、フィンレーはオレの胸の中央に何度も何度も羽根で触るようなソフトタッチのキスをする。

なんだこの可愛い生き物は。

ヤバい。チンコがまた元気になっちゃう。

「なぁ、僕じゃダメか? 娼館になんか、いかないで欲しい……。この肌に触れていいのは僕だけって、約束してくれないか?」

完全に勃った。

「あ……」

当たったから、フィンレーも気が付いたんだろう。顔を赤らめている。アイスブルーの瞳を甘く蕩けさせて、フィンレーが嬉しそうに微笑んだ。

「ふふ、僕もだ」

オレの上で起き上がり、オレの股の間に跨ったフィンレーのチンコも、ガチガチに勃っていた。オレよりも色が薄くて綺麗だけど、意外にもデカくて長い。美形はこんなとこまで整ってるのかとちょっぴりだけ嫉妬する。

「まだ上手じゃないけど、色々練習して絶対に満足させるから……お願いだ、セレス」

「うあっ……」

甘く微笑みながら、フィンレーはオレのチンコに自分のブツを擦り付けてくる。刺激されてオレが呻くと、嬉しそうに二人のチンコをひとまとめに握って、腰も使いながらゴリゴリと嬲ってくる。

こんなエロ可愛いの、反則だろ。

一気に性感を高められて、オレの息も上がってくる。さっきイッたばっかりの体は簡単に快感を拾っていった。

「あっ、あっ、待ってフィンレー。もう娼館には行かない、フィンレーだけにする……っ」

「本当?」

「うん……っ、恋人とのエッチの方が、絶対気持ちいい……」

「恋人になってくれるのか……」

「当たり前だ、こんな事するくらい惚れてくれてんだろ?」

「嬉しい……好き。好き、セレス……っ」

フィンレーの魔力が、オレを幾重にも幾重にも大切そうに包む。濃厚なピンクに視界が支配されていくみたいだ。

やわやわと揉んでくる手の中で、チンコの裏筋をゴリゴリと擦りあげられて、早くも快感が上り詰めていく。

「気持ちいい……なぁセレス、ならす、ってどうしたらいいんだ? それで気持ちよくなれるのか?」

「それは……っまた今度でいいだろ、もう充分エロいもん見せて貰ったから満足したっていうか」

「でも、知りたい」
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