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出番です 4
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私は池入さんも、飯島さんも知っている。
唯ちゃんの友達だけあって、おっとり系だ。山下さんのようなパリピではない。
う~ん。どちらも山下さんとつるみそうな感じはしないんだけど。
「あっ、でも待って下さい。さっきから気になっていたんですが……」
「うん?」
「どうして私の大切な人が清水さんだって分ったんですか?私が彼と付き合ってること知っているのは同期の二人と社食のはるみさんだけなのに」
「自分で言ったじゃない」
「へ?」首をかしげる唯ちゃん。
自分からペラペラと話しておいて脇が甘いなぁ。そんなんだから、山下さんにつけ込まれるんじゃない?
「私はさっき、あなたの大切な人を奪う。としか言っていないわ。そうしたらあなたが、自分で清水さん。って言ったの」
「……そうでした。私ちょっと抜けたとこあるんです。不快な思いをさせたらごめんなさい」
唯ちゃんんのいいところは素直なこと。
「清水君との交際を、山下さんは知らないはずなのよね?」
「話していません」
「でも知っていた」
考えたくはないんですけど。と唯ちゃんは前置きして、
「はるみさんは山下さんと話す機会はないだろうし、ばらすとしたら同期の二人のうち、どちらかだと思います」
女子の『秘密ね』なんてものは、話した瞬間秘密でも何でもなくなってしまう。私は人生でそんな経験を何度もして来た。
てことは、清水君と同じ第二営業課の池入さんから山下さんへ話した線が疑われる。
営業部の場合、展示会やチラシ作りなどで広報とはちょくちょく打ち合わせをしている。
国際貿易課の飯島さんと広報部の山下さんは接点がほとんどないはず。
それ以外に考えらえることは、二人でいるところを目撃されたとかだ。
まず池入ひなのから調べてみよう。
「私、人を陥れる人間は大嫌いなの。信賞必罰は私の寄って立つところよ」
「はい!私もお手伝いします」
元気の無かった唯ちゃんの頬が紅潮する。
どうやら気分も落ち着いたようだ。
それから。と、私はゆいちゃんに釘を刺す。
人知れず社内の内偵を行うのが私の仕事。
存在がバレたところで、誤魔化しようはいくらでもあるけれど、バレないに越したことはない。
「私の存在は他言無用。もし誰かに話したら、協力は取り下げさせてもららうわ」
「わ、分りました」
大きく彼女はうなずいた。
唯ちゃんの出て行った室内は静けさを取り戻した。腕時計を見ると時間は午前九時を少し回っている。
九時半には社食に戻らなければならない。お昼の準備をするためだ。
「そうだ、私まだ朝ご飯食べてないっ」
急いで割烹着に着換えると、三階にある売店へ向かったのだった。
唯ちゃんの友達だけあって、おっとり系だ。山下さんのようなパリピではない。
う~ん。どちらも山下さんとつるみそうな感じはしないんだけど。
「あっ、でも待って下さい。さっきから気になっていたんですが……」
「うん?」
「どうして私の大切な人が清水さんだって分ったんですか?私が彼と付き合ってること知っているのは同期の二人と社食のはるみさんだけなのに」
「自分で言ったじゃない」
「へ?」首をかしげる唯ちゃん。
自分からペラペラと話しておいて脇が甘いなぁ。そんなんだから、山下さんにつけ込まれるんじゃない?
「私はさっき、あなたの大切な人を奪う。としか言っていないわ。そうしたらあなたが、自分で清水さん。って言ったの」
「……そうでした。私ちょっと抜けたとこあるんです。不快な思いをさせたらごめんなさい」
唯ちゃんんのいいところは素直なこと。
「清水君との交際を、山下さんは知らないはずなのよね?」
「話していません」
「でも知っていた」
考えたくはないんですけど。と唯ちゃんは前置きして、
「はるみさんは山下さんと話す機会はないだろうし、ばらすとしたら同期の二人のうち、どちらかだと思います」
女子の『秘密ね』なんてものは、話した瞬間秘密でも何でもなくなってしまう。私は人生でそんな経験を何度もして来た。
てことは、清水君と同じ第二営業課の池入さんから山下さんへ話した線が疑われる。
営業部の場合、展示会やチラシ作りなどで広報とはちょくちょく打ち合わせをしている。
国際貿易課の飯島さんと広報部の山下さんは接点がほとんどないはず。
それ以外に考えらえることは、二人でいるところを目撃されたとかだ。
まず池入ひなのから調べてみよう。
「私、人を陥れる人間は大嫌いなの。信賞必罰は私の寄って立つところよ」
「はい!私もお手伝いします」
元気の無かった唯ちゃんの頬が紅潮する。
どうやら気分も落ち着いたようだ。
それから。と、私はゆいちゃんに釘を刺す。
人知れず社内の内偵を行うのが私の仕事。
存在がバレたところで、誤魔化しようはいくらでもあるけれど、バレないに越したことはない。
「私の存在は他言無用。もし誰かに話したら、協力は取り下げさせてもららうわ」
「わ、分りました」
大きく彼女はうなずいた。
唯ちゃんの出て行った室内は静けさを取り戻した。腕時計を見ると時間は午前九時を少し回っている。
九時半には社食に戻らなければならない。お昼の準備をするためだ。
「そうだ、私まだ朝ご飯食べてないっ」
急いで割烹着に着換えると、三階にある売店へ向かったのだった。
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