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第5話 ウルトラチートスキルパック
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「キュイ?」
「ようやく起きたか」
通話中も幸せそうに眠っていた子ウサギのお目覚めだ。
最初はちょこんと体を丸めて寝ていたのに途中から寝相が悪過ぎて左右に転がり、最終的には腹を見せて寝ていたぞ。
「ウサギの内臓っていけるのか?」
「ギュアァァァ!」
まるで俺の言葉を理解しているかのようにジタバタする子ウサギ。
どうやら自分の意志では寝返りがうてないようだ。
「食わん食わん。こんなちっこいウサギじゃ食いでもないからな。食われたくないなら大きくなるなよ」
「キュイキュイ♪」
本当に言葉を理解しているみたいに上機嫌になった子ウサギは、器用に後ろ回りしてうつ伏せになるとスヤスヤと眠り始めた。
「また寝るのかよ…。お子様は気楽で良いなぁ」
思わず呟きを漏らしつつ、俺はステータスウインドウに目を向ける。
さっきから画面がチカチカ点滅していて気が散るのだ。
画面に触れると点滅はおさまって文字が表示された。
『槇島様
ご利用ありがとう御座います。カミサマ保険のAI子と申します。この度は槇島様の異世界転移が確認されました。こちらでは異世界保険の特典スキルパックと所有される土地をお選び頂けます。まずはスキルパックからお選び頂きます。
お選び頂けるスキルパックは3種類となります。戦闘チートスキルパック。生産チートスキルパック。ウルトラチートスキルパック(数量限定)。こちらから取得するスキルパックをお選び下さいませ』
「ウルトラチートスキルパック?」
特典の3種類全てにチートの表記がある時点で、とんでもスキルなのは見るまでもないが、明らかに強そうなのがウルトラチートスキルパックだ。
しかも数量限定って書かれているのも強そう過ぎる。
文字に触れてみると詳細が表示されたので、全部の内容を確認してみたのだが…。
「これはウルトラチートスキルパック一択だな」
ウルトラチートスキルパックは戦闘チートスキルパックと生産チートスキルパックに入っている全てのスキルが入っていて、その代わりに一部スキルに機能制限が入っているって感じだな。
一見器用貧乏にならないか?と思い掛けたが、機能制限が入るのは山を両断する伝説級の剣技とか、月すら破壊する最上級の古代魔法とか、未知の素材を生みだす錬金術とか、万物が斬れる剣を打つ鍛冶スキルとか。
一体どこでそれ使うんだよってピーキーなものばかりだった。
それならトップオブトップのスキルは使えなくても戦闘生産どちらのチートスキルも持っている方が役に立つのは確実だろう。
「転移スキルもウルトラチートスキルパックにしかないみたいだからな」
異世界ファンタジーで最も有用なスキルの一つ、転移スキルが入っているのも大き過ぎる理由だ。
転移スキルは異世界最強クラスのバランスブレイカースキルだけに、ウルトラチートスキルパックが数量限定なのも頷ける。
「そもそも数量限定ってなんだよって話だけれども…」
異世界転移ってこの世界にしか転移しないのか?
他の世界に転移した場合も限定数は減るのだろうか?
考えたって答えは出ないから、今度神形に聞いてみるとしよう。
「ようやく起きたか」
通話中も幸せそうに眠っていた子ウサギのお目覚めだ。
最初はちょこんと体を丸めて寝ていたのに途中から寝相が悪過ぎて左右に転がり、最終的には腹を見せて寝ていたぞ。
「ウサギの内臓っていけるのか?」
「ギュアァァァ!」
まるで俺の言葉を理解しているかのようにジタバタする子ウサギ。
どうやら自分の意志では寝返りがうてないようだ。
「食わん食わん。こんなちっこいウサギじゃ食いでもないからな。食われたくないなら大きくなるなよ」
「キュイキュイ♪」
本当に言葉を理解しているみたいに上機嫌になった子ウサギは、器用に後ろ回りしてうつ伏せになるとスヤスヤと眠り始めた。
「また寝るのかよ…。お子様は気楽で良いなぁ」
思わず呟きを漏らしつつ、俺はステータスウインドウに目を向ける。
さっきから画面がチカチカ点滅していて気が散るのだ。
画面に触れると点滅はおさまって文字が表示された。
『槇島様
ご利用ありがとう御座います。カミサマ保険のAI子と申します。この度は槇島様の異世界転移が確認されました。こちらでは異世界保険の特典スキルパックと所有される土地をお選び頂けます。まずはスキルパックからお選び頂きます。
お選び頂けるスキルパックは3種類となります。戦闘チートスキルパック。生産チートスキルパック。ウルトラチートスキルパック(数量限定)。こちらから取得するスキルパックをお選び下さいませ』
「ウルトラチートスキルパック?」
特典の3種類全てにチートの表記がある時点で、とんでもスキルなのは見るまでもないが、明らかに強そうなのがウルトラチートスキルパックだ。
しかも数量限定って書かれているのも強そう過ぎる。
文字に触れてみると詳細が表示されたので、全部の内容を確認してみたのだが…。
「これはウルトラチートスキルパック一択だな」
ウルトラチートスキルパックは戦闘チートスキルパックと生産チートスキルパックに入っている全てのスキルが入っていて、その代わりに一部スキルに機能制限が入っているって感じだな。
一見器用貧乏にならないか?と思い掛けたが、機能制限が入るのは山を両断する伝説級の剣技とか、月すら破壊する最上級の古代魔法とか、未知の素材を生みだす錬金術とか、万物が斬れる剣を打つ鍛冶スキルとか。
一体どこでそれ使うんだよってピーキーなものばかりだった。
それならトップオブトップのスキルは使えなくても戦闘生産どちらのチートスキルも持っている方が役に立つのは確実だろう。
「転移スキルもウルトラチートスキルパックにしかないみたいだからな」
異世界ファンタジーで最も有用なスキルの一つ、転移スキルが入っているのも大き過ぎる理由だ。
転移スキルは異世界最強クラスのバランスブレイカースキルだけに、ウルトラチートスキルパックが数量限定なのも頷ける。
「そもそも数量限定ってなんだよって話だけれども…」
異世界転移ってこの世界にしか転移しないのか?
他の世界に転移した場合も限定数は減るのだろうか?
考えたって答えは出ないから、今度神形に聞いてみるとしよう。
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