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第6話 広大過ぎる土地
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『特典スキルパックの選択ありがとうございます。スキルパックは全ての手続き完了後に付与されます』
まずは3分の長考の末、ウルトラチートスキルパックを選択した俺、槇島霧僧39歳独身。
彼女無し。
え…鑑定スキルって彼女の有無まで表示されるのかよ!?
『次に所有される土地をお選びください。世界地図が表示されます。橙色で色付けされている土地が譲渡可能な土地となります』
「ふーん、アメリカ大陸っぽいな」
ウインドウに表示された世界地図は、アメリカ大陸を1.5倍ぐらい左右に引き延ばした感じだった。
見たところ地球と比べて陸地が広くて、海は地球の半分ぐらいと予想される。
まあ、そもそも惑星のサイズが地球と比べてどうなのかわからないし、あくまでも陸地に対しての海の割合が地球の半分ぐらいって話だけどな。
「さて、どうするかな」
地図は海が青、譲渡不可能な土地がクリーム色で表記されていて、オレンジ色の部分が俺の選べる土地になっている。
まずは上から見てみると、アメリカとカナダの辺りは殆んどがクリーム色。
メキシコからはぽつりぽつりとオレンジ色が点在しているが、中米は全体的にそんな感じだ。
但し島は半分ぐらいオレンジ色になっているので、島の土地を貰って悠々自適なスローライフってのも魅力的かもしれない。
「まあ、島以外なら狙いは南米だよな」
異世界だから南米とは呼ばないのだろうが、南米になると中米の点々が何倍にも大きくなっている。
ブラジル東部やペルーには昔ラジオ体操に参加すると貰えた丸シール大の土地もあって、世界地図のスケールで見るならかなり広い土地を貰えるんじゃないかと思われる。
「これは決まりかな」
俺はブラジルとペルーの丸シールを比べて片方に決めて選択する…って話でもなくてだな…。
「ここだけデカ過ぎじゃね?」
ブラジルの南、ウルグアイをそのまま西に横断させたような土地が丸ごとオレンジ色になっている。
実はこの土地の譲渡、飛び地になっていなければ丸ごと譲渡される仕組みらしいのだ。
アルゼンチンやチリの南部だと寒くて厳しいので気候の心配をしなければならないが、ウルグアイ程度の緯度だったら然程心配する必要も無いだろう。
あくまでも地球基準だとって話だけれど…。
何より土地がデカければ、それだけロマンがある。
東西の海に面しているから獲れる海産物の種類が豊富だろうし、広い土地があれば大規模農業なんかに挑戦出来るかもしれない。
それから、ロマンがある。
デカいってのはそれだけでロマンがあるのだ。
「横長ウルグアイを選んで、決定と」
『手続きはこれにて終了となります。ウルトラチートスキルパックの付与を開始します。完了しました。続いて土地の譲渡を行います。完了しました。亡国ルグリエン跡地が槇島様の所有地となりました』
「え…?」
亡国ルグリエン跡地…?
「もしもし?今、特典の土地を譲渡されたんだけどさ、亡国ルグリエン跡地って何?どういう意味?」
「そのままの意味ですよ。過去に存在していたルグリエン皇国の全領地になります」
「え…?」
亡国の土地がそっくりそのまま俺の物になってしまったんだが…。
厄介事の匂いしかしなくね…?
まずは3分の長考の末、ウルトラチートスキルパックを選択した俺、槇島霧僧39歳独身。
彼女無し。
え…鑑定スキルって彼女の有無まで表示されるのかよ!?
『次に所有される土地をお選びください。世界地図が表示されます。橙色で色付けされている土地が譲渡可能な土地となります』
「ふーん、アメリカ大陸っぽいな」
ウインドウに表示された世界地図は、アメリカ大陸を1.5倍ぐらい左右に引き延ばした感じだった。
見たところ地球と比べて陸地が広くて、海は地球の半分ぐらいと予想される。
まあ、そもそも惑星のサイズが地球と比べてどうなのかわからないし、あくまでも陸地に対しての海の割合が地球の半分ぐらいって話だけどな。
「さて、どうするかな」
地図は海が青、譲渡不可能な土地がクリーム色で表記されていて、オレンジ色の部分が俺の選べる土地になっている。
まずは上から見てみると、アメリカとカナダの辺りは殆んどがクリーム色。
メキシコからはぽつりぽつりとオレンジ色が点在しているが、中米は全体的にそんな感じだ。
但し島は半分ぐらいオレンジ色になっているので、島の土地を貰って悠々自適なスローライフってのも魅力的かもしれない。
「まあ、島以外なら狙いは南米だよな」
異世界だから南米とは呼ばないのだろうが、南米になると中米の点々が何倍にも大きくなっている。
ブラジル東部やペルーには昔ラジオ体操に参加すると貰えた丸シール大の土地もあって、世界地図のスケールで見るならかなり広い土地を貰えるんじゃないかと思われる。
「これは決まりかな」
俺はブラジルとペルーの丸シールを比べて片方に決めて選択する…って話でもなくてだな…。
「ここだけデカ過ぎじゃね?」
ブラジルの南、ウルグアイをそのまま西に横断させたような土地が丸ごとオレンジ色になっている。
実はこの土地の譲渡、飛び地になっていなければ丸ごと譲渡される仕組みらしいのだ。
アルゼンチンやチリの南部だと寒くて厳しいので気候の心配をしなければならないが、ウルグアイ程度の緯度だったら然程心配する必要も無いだろう。
あくまでも地球基準だとって話だけれど…。
何より土地がデカければ、それだけロマンがある。
東西の海に面しているから獲れる海産物の種類が豊富だろうし、広い土地があれば大規模農業なんかに挑戦出来るかもしれない。
それから、ロマンがある。
デカいってのはそれだけでロマンがあるのだ。
「横長ウルグアイを選んで、決定と」
『手続きはこれにて終了となります。ウルトラチートスキルパックの付与を開始します。完了しました。続いて土地の譲渡を行います。完了しました。亡国ルグリエン跡地が槇島様の所有地となりました』
「え…?」
亡国ルグリエン跡地…?
「もしもし?今、特典の土地を譲渡されたんだけどさ、亡国ルグリエン跡地って何?どういう意味?」
「そのままの意味ですよ。過去に存在していたルグリエン皇国の全領地になります」
「え…?」
亡国の土地がそっくりそのまま俺の物になってしまったんだが…。
厄介事の匂いしかしなくね…?
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