女王様が恋をしたら

紅玉

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1.

6話

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 それからの結菜はすごかった。

とにかく、凛にくっついているのだ。
クラスの女子たちが話しかけようとしても、結菜が怖くて話しかけられない。
先生でさえ、気を使って話すのだ。
幸生が気軽に話せるわけがない。
なんとか頑張って、帰る約束を取り付けた。
…すごい目で睨まれたが。
「…なんでオレ、あんなに
睨まれなきゃいけないんだよ…」
九条のファンクラブに入っているマゾ男子
じゃねぇぞ、オレ。

 凛だって、ずっとくっついていられたのだから結菜の変化ぐらいわかる。
今日1日、結菜は凛を離してはくれなかった。
裾をきゅっと握ってトコトコ着いてくるのだ。
…カワイイ。
歩きづらいけれど、子猫みたいで気にならない。
だから…まぁ、いいかな、なんて。こんなふうに思ってしまうから結菜は凛離れ出来ないのだ、と思いはするものの、突き放すことができない。
結菜はそれが分かっていてやってるのだ。
…ホント、怖い女王様だ。


 そんな可愛らしい様子の結菜を見て、ファンクラブに所属している男子達は目を?にしていた。
もちろん、ブーブーいう女子も多かった。
「…チッ。なに、今日の女王様。」
「ホントだよねー、凛が優しいからってさ。」
「マジでウザイんだけど。
ちょっと可愛いからって態度でかいんだよ。」
「えー、でも…。九条さん、外見だけは可愛いからちょっと和むかも」
「凛ちゃんはいい子だしね。」


それを、かなりのイケメンも見ていた。
真剣な表情で…優しい眼差しをして。
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