私のお母様は転生者そして私はザマァされるヒロイン?わかりました!立派なモブになって見せます。

キャロル

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24 鈍さゆえに

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「おはよう、……?リリア嬢、……ティアは?まだ仕度中か?…それとも体調でも悪いのか?」


朝、いつものように宿舎の入り口でルナティアラとリリアが出て来るのを待っていたシュヴァエルとレオンハルトは
1人で出てきたリリアに尋ねた。

「……それが、…色々あって……早めに登校するからって先に学園に向かったんです。それで、……今後は学園に慣れたから1人で登下校するから、帰りもお迎えしなくて大丈夫ですと殿下に…伝えて欲しいって。……、その、今までありがとうございますと、申していました。」

「………。1人で、……迎えもいらない?……どうして?」

放心しているシュヴァエルの代わりにレオンハルトがリリアに尋ねる。

「リリア?どう言うことだ?急にそんなことルーナが言うなんて…なんかあったのか?」

「うーん、あったというか…恐ろしいほどのルーナの勘違いが……、心に鉄蓋してしまったみたいで……、殿下に甘えるのはいけないって……物理的に距離をおく方法を選んだようで、……」

「あー、あれか、母上のモブ教育の影響か!これはややこしいことにならなきゃいいが、こればかりは俺が言っても無駄だろうな。」

「レオン?…、モブ教育?どう言うことだ?お前にはティアのこの行動の意味がわかっているのか?」

「ああ、まあな!俺を誰だと思ってんだ?…ルーナの兄だぞ!兄!小さい頃から見てるんだ!わからないわけないだろ!」

「知ってるなら、教えろよ!そしてなんとかしろ!この登下校の時間がないと俺は……、時間が…ないんだ」

「だろうな、……なぁ、逆に俺が聞きたいよ!……シュヴァ、お前はこの半年ルーナの何を見ていた?ルーナが自己評価低い事に気がついていただろ?…自己評価が低くなったのは、母上のおかしなモブ教育が原因でもあるんだが、……そのルーナにそんな中途半端な態度では半年どころか何年経っても気持ちは伝わんねぇぞ!
お前、自分がその辺にいる普通の貴族の男と違うって事忘れてないか?
皇太子だってこと忘れてないか?」

「いや、その…」

「なぁ、考えてみろよ…第2皇子のサミュエルに婚約者がいて皇太子であるお前に婚約者がいないのは異例な事だろ?
想い人がいてそれがルーナだという事は学園にいる者なら誰もが察しているし、お前が周りを牽制しているからルーナに近づく男はいないと慢心して中途半端な事してっからこんなことになるんだよ!」

「…確かに牽制はしたが、別に…慢心は…していない…」

「ふん、なら、なんでこんな事になってんだろうな?ルーナもお前に想い人がいる事は噂で聞いているがそれが自分だとは思ってもいないはずだ。
卒業後、誰かと婚約なり結婚する事になるだろ?お前は皇族だから、他国の王女からも数多くの打診受けてるだろ?違うか?
既に候補は決まってるんじゃないか?」

「……、」

「どんなにルーナが美しく優秀で王妃として申し分なくて、お前が惚れていてもあいつは自分に自信のないただの伯爵令嬢なんだよ!好意を持ってくれてるかもしれないと思われるんだよ。お前の態度が曖昧なままなら、もっとルーナとの距離が開くだろうな。」

「じゃぁ俺はどうすればいいんだ!俺がずっとティアが好きだって知ってるだろ?なのに、………、明らかに避けられてるじゃないか!」

「バカかお前、そんなの簡単じゃねえか!」

「簡単?なんだよ!教えろよ!…レオン!」

「いやだね!なんでそんな簡単なこともわかんねぇ馬鹿に教えなきゃなんねぇんだ!」

「なんだよ!馬鹿って!」

「だってそうだろ?小さい子供でもわかる事だよ、なぁ、シュヴァ、俺はルーナが幸せに慣れるならお前じゃなくてもいいんだよ…。
俺も父上も母上もルーナを心から唯一として愛してくれる奴なら、身分なんて関係ない別に平民だっていいんだ!むしろ皇太子妃とか面倒だらけだから、できれば遠慮したいところだよ。
あ~そうだ!例えば、ザカライヤ皇妃の影なんかいいかもな!ちょっと歳は離れてるが、アイツは優秀だし顔も良いし間違いなく溺愛系だし、ルーナの好みだと思うし、」


「レオン!なんで、ここであいつザカライヤの名前が出てくるんだよ!」




睨み合う2人をよそにリリアは、

(あーあ、レオン様ったら、ちょっと煽りすぎじゃないかしら?でも、殿下もここまで言われてわからないってどうなの?初恋拗らせてるようだから、逆に肝心な事に気づけないのかしら?
ルーナも変なところ頑固だから、しばらくほっとくのがいいようだし、しばらく様子見るしかないわね…。

殿下も今まで通りグイグイ、ルーナを押してれば……、あともう一押しだったのに、……変に意識しすぎて距離とっちゃってぎこちい態度とるからこんなややこしいことになってるのに、その距離を私が広げてしまったんだけど……ちょっと責任を感じているのよね…、

それより、さっさと告ってくれれば早いのになぁ、拗れなきゃいいなぁ、)

リリアはこんな事思いながら、この2人を置いて護衛と共に学園に向かったのでした。






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