新しいお仕事は期間限定妻になりました[本編完結]

キャロル

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2 雇用契約書をつくろう

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クラウスは公爵邸に戻り、ロバートと雇用契約書を作成すべく執務室で先ほどのレティア嬢のことを考えていた。

「クラウス様、あの御令嬢はかなり聡くていらっしゃる、さらに高貴な気品を感じるかと思いきや年相応の幼さもあり、大胆な言動に発想、不思議な方でしたね、眼鏡と長い前髪で容姿はよく分かりませんでしたが、お声は可愛らしく、髪はシャンパンゴールド色で我が国では珍しいい色合いで、綺麗でしたな、お顔を拝見しなくてよろしかったんですか?」

「まあ、確かに変わった御令嬢だったなぁ、クスリ   別に外見には興味ない!何にせよ向こうから契約という形を提案してくれたのは助かる。プレイベートに線引きするってことは変に惚れられての面倒を避けられるしな」

「惚れられる、_ですか_(惚れられる心配より惚れてしまう心配した方が良い気がするが、)とにかく早めに作成して結婚の支度しないといけませんね!なんせ半年後に結婚すると国王に豪語して聖堂まで手配してあるんですから、レティア様の気が変わらないうちにさっさと進めちゃいましょう! 」

「お前がそこまで乗り気になるとは、珍しく気に入ってるようだな」

「ええ、鍛えがいありそうな面白い御令嬢ですからね」



数日後、書類が整ったと連絡があり迎えの馬車に乗りグランハム邸に向かった。

いつもよりはマシ?な装い?かな?一応シンプルだけどドレスだし?まあ眼鏡と前髪は同じだけど、シニョン風に軽くまとめサイドに緩く三つ編みしてなんと!髪飾りをつけました。髪飾りはお母様の形見のブルーダイアとさファイヤが埋め込まれた金細工の薔薇の髪留め!

グランハム邸の門からさらに馬車で、走る、、、走る、、、遠い、、広い、、、門から本邸まで30分はかかってるんじゃないの?これ絶対迷子になりそう。と言うより方向音痴の私は迷子になる自信あるかも、なんてぼんやり、外眺めていたら執事のロバートさんの姿が見えた。

馬車の扉が開き、ロバートさんに案内され本館の中に入った。クライス様自らお出迎えだ。

「ようこそ、レティア嬢、疲れてないかい?先にお茶にしよう」

「こんにちは公爵様お心遣い有難う御座います。」

「公爵じゃなくクラウスと呼んでくれ、書類上は夫婦になるからね。」

「え!、あ、はい、では遠慮なくクラウス様と私のことはレティアでもレティでも好きに呼んでください。」

「ではレティと呼ぼう」

サロンに移動した。

すでに色とりどりのケーキに沢山のおかしに私の目は…釘付け!ゴクリ
好きなだけどうぞと勧められ、すっかり甘い物に夢中になって脳内まで甘々になり、つい他所様のお宅だった事を忘れてしまうほど、お腹いっぱい堪能してしまい、はたと我に返った。ヤバイ!やっちゃった?

「あの、すいません、つい、美味しくて夢中になってしまいした。あはは……、」苦笑

「ふふ、疲れは取れたかな、大丈夫なら、執務室に移動しよう」

「はい」

執務室移動し、ソファに座ると書類を渡された。

「内容を確認してこの内容でよければサインしてくれ。」

[レティア=ダントン と クラウス=グランハム の婚姻に関する雇用契約書]

*勤務時間は基本午前8時から午後9時までとする。時間外は11時までとする。それを超える場合は特別手当てを支給する。
*給料は月払い現金で。
*休みは月に6日間。社交、とかちあわなければ好きな日にとって良い。
*基本屋敷内は自由に過ごして良い、但、安全のため必ず、侍女または従者を伴う事(厨房含む)
*生活に関する衣食住は不自由なく過ごせることを保証する。(公爵家が負担)
*社交場、教会、孤児院慰問、婦人交流会、お茶会には公爵夫人として参加すること
*屋敷の外では公爵夫人、妻として振る舞うこと
*1人で屋敷外へ出ないこと
*お互いのプライベートには干渉しない
*契約妻に関することは他言しない
*生活、社交に関する報告、連絡、相談は必ずすること。
*部屋は夫婦の部屋を使用するが白い結婚であるので純潔は保証する
*2年ごとに契約更新とする。

「どうかな?追加や変更して欲しい項目あるかな?」

「えー、そうですね、内容はそれで、大丈夫です。とりあえず、きちんとお給金もらえたらしっかり真面目に勤めさせていたたきます。」
まぁ、なんとかなるかな?今ひとつ妻業ってよくわからないけど、がんばろう!


「じゃぁ、サインして、」

「はい」

「後こっちにもね、これにもサインして!こっちは婚姻届、」

「え!結婚式でサインするんじゃないんですか?」

「準備で色々あるから、先に届け出すんだよ、レティもドレスとかマナーに作法と忙しくなるだろ? だから、今度会うのは5ヶ月後の結婚式の日になるかな、2~3日以内にレティの屋敷にデザイナーとマナー講師と語学と経済の講師と専属侍女を行かせるからがんばってね!」

「はい、え!5ヶ月後~よくわかりませんが貴族の結婚式って1年くらい準備にかかるとかじゃなかったですか?」
式場まで押さえてあるの?早くないか?

「あ~王族はそうだけど普通こんなもんだよ。」

「作用ですか、、、。頑張ります。クラウス様では5ヶ月後の結婚式でお会いしましょう?」

こんなものなのかしら?準備期間が短いのは気になるけど、まあ、中々いい就職先だし勉強タダでできて、給金いいし、きっと食事も美味しいわよね。ちょと、楽しみかも。

ところで。妻って何するんだろう?お茶会、夜会、慰問とか?

お母様って、全く外に出ないし、というより、出して貰えてなかったし家では常にお父様の膝の上でにこにこしてるか 寝てるか、とにかく、常にお父様と一緒だった、、、参考にならないわね。考えてもわからないから、指示された事こなせばいいか! お金貯まったら、お兄様と旅行行きたいわ~精一杯頑張ろう。
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