3 / 31
3 結婚式と書いて初出勤と読む
しおりを挟む
時が経つのは_早いもんです。あれから、5ヶ月たちました。
そして、とうとうこの日がやってきました。
レティアなんと今日17回目の誕生日、このおめでたい日?にグランハム公爵家に就職です。つまり、今日が出勤初日、頑張ります。
色んな意味で忘れられない日になりそうですね。
まあ、なんと言ってもさすが公爵家ですね、お金たくさんもってます。もうドレスがこれでもかってくらい綺麗で、豪華で重いです。(笑)
真っ白なシルクとシフォンで肩口ガッツリ開いて私の綺麗な?鎖骨とちょっと豊満な胸の谷間を覗かせたところにダイヤが沢山散りばめられたネックレス、重いです。そして、高価過ぎて怖いです。(苦笑)
久しぶりに前髪あげてハーフアップに結い上げ後毛出してみました。色気出すんです!と鼻息荒く張り切る侍女のアンナさん!(公爵家から5ヶ月前に私の元に来た専属侍女)
それはそれは気迫がすごい!逆らえない雰囲気なので丸っとお任せしました。
前髪上げろとシツコク粘り、渋々上げてみたけど、何がいいのかわからないが、大興奮でした。
さて、ベールをつけて、兄と一緒にバージンロード、綺麗だ!似合うよ!と褒めてくれて、幸せになるんだよ!と若干潤んでる兄に就職なんだよこれ!ごめん!と心の中で謝った。
式は筒がなく進みさて5ヶ月ぶりのクラウス様とご対面の時、誓いの言葉が終わり、
「新郎新婦誓の口づけを」
クラウス様がゆっくりベールを上げた。ドヨドヨ会場がどよめきざわついた。(ああ、きっと、あれは誰だあいつ!見た事ないやつ~って反応かな)
顔を上げクラウス様と目があった。(うーんクラウス様お変わりないようで、、、??)
クラウス様が私を凝視したまま動かない、、、。
「クラウス様?」
「新郎、誓の口付けを」
はっと我にかえり、軽くチュ!っとしてすぐソッポ向いてしまった。
(う~んもしかして、あれか、前髪あげたから、クラウス様もお前、誰だってなったのかしら?式(入社)の前に挨拶行っとけばよかった?)
無事式が終わり、クラウス様と2人控室で休むことになった。
ジィーーーーー。視線が痛い。
これでもかってくらい、目を見開いてこっち見てる、なんだろ?穴開きそう。
「クラウス様?どこか私変ですか?アンナが前髪上げろとしつこいのであげてみましたが、お見苦しいなら元に戻しますが、」
「あ、いや、そのままで、いい。はあ、成る程、ティアが美醜に拘りというか美男にも顔赤らめたりしない訳がわかったよ。そうか、いや、先に確認すべきだったな……ブツブツ アアこんなことなら、あんな契約…クソ」
何が、わかったんでしょう?よくわからないが、1人ブツブツと自己完結したみたい…。
「クラウス様この後お屋敷に戻ります?私は戻って着替えたいです。今日は早めに休もうと思ってますが、お先に失礼してよろしいですか?」
「………私も一緒に戻ろう…」
せっかくあんなに綺麗にしてもらったので屋敷の皆さんにもドレス姿で挨拶しようとクラウス様が言うので、そのまま屋敷に向かった。
屋敷についたら、皆さん玄関にずらりと並んでお出迎え! 壮観です!すごい!
馬車から降りて、
「至らないことたくさんあるますがご指導宜しくお願いします。」
と笑顔で挨拶しました。が、シーーーん!あれ?皆さんどうしました?
「皆さん、レティア様があまりにお綺麗なのでびっくりなさってるだけですよ!」とアンナに耳打ちされて、
「いや、まっさか~ねえ?クラウス様」
ってクラウス様に振ったら まさかのこちらも無言です。無言のまま私の手を引いて中に入っていった。
え!いいの?これで?………?
初日挨拶とか、自己紹介とかいらないの? 表向き奥様だからいらないのでしょうか?
アンナを見ると首を横に振ったから、いらないようです。
これで、いいらしい。………う~ん。
そして、とうとうこの日がやってきました。
レティアなんと今日17回目の誕生日、このおめでたい日?にグランハム公爵家に就職です。つまり、今日が出勤初日、頑張ります。
色んな意味で忘れられない日になりそうですね。
まあ、なんと言ってもさすが公爵家ですね、お金たくさんもってます。もうドレスがこれでもかってくらい綺麗で、豪華で重いです。(笑)
真っ白なシルクとシフォンで肩口ガッツリ開いて私の綺麗な?鎖骨とちょっと豊満な胸の谷間を覗かせたところにダイヤが沢山散りばめられたネックレス、重いです。そして、高価過ぎて怖いです。(苦笑)
久しぶりに前髪あげてハーフアップに結い上げ後毛出してみました。色気出すんです!と鼻息荒く張り切る侍女のアンナさん!(公爵家から5ヶ月前に私の元に来た専属侍女)
それはそれは気迫がすごい!逆らえない雰囲気なので丸っとお任せしました。
前髪上げろとシツコク粘り、渋々上げてみたけど、何がいいのかわからないが、大興奮でした。
さて、ベールをつけて、兄と一緒にバージンロード、綺麗だ!似合うよ!と褒めてくれて、幸せになるんだよ!と若干潤んでる兄に就職なんだよこれ!ごめん!と心の中で謝った。
式は筒がなく進みさて5ヶ月ぶりのクラウス様とご対面の時、誓いの言葉が終わり、
「新郎新婦誓の口づけを」
クラウス様がゆっくりベールを上げた。ドヨドヨ会場がどよめきざわついた。(ああ、きっと、あれは誰だあいつ!見た事ないやつ~って反応かな)
顔を上げクラウス様と目があった。(うーんクラウス様お変わりないようで、、、??)
クラウス様が私を凝視したまま動かない、、、。
「クラウス様?」
「新郎、誓の口付けを」
はっと我にかえり、軽くチュ!っとしてすぐソッポ向いてしまった。
(う~んもしかして、あれか、前髪あげたから、クラウス様もお前、誰だってなったのかしら?式(入社)の前に挨拶行っとけばよかった?)
無事式が終わり、クラウス様と2人控室で休むことになった。
ジィーーーーー。視線が痛い。
これでもかってくらい、目を見開いてこっち見てる、なんだろ?穴開きそう。
「クラウス様?どこか私変ですか?アンナが前髪上げろとしつこいのであげてみましたが、お見苦しいなら元に戻しますが、」
「あ、いや、そのままで、いい。はあ、成る程、ティアが美醜に拘りというか美男にも顔赤らめたりしない訳がわかったよ。そうか、いや、先に確認すべきだったな……ブツブツ アアこんなことなら、あんな契約…クソ」
何が、わかったんでしょう?よくわからないが、1人ブツブツと自己完結したみたい…。
「クラウス様この後お屋敷に戻ります?私は戻って着替えたいです。今日は早めに休もうと思ってますが、お先に失礼してよろしいですか?」
「………私も一緒に戻ろう…」
せっかくあんなに綺麗にしてもらったので屋敷の皆さんにもドレス姿で挨拶しようとクラウス様が言うので、そのまま屋敷に向かった。
屋敷についたら、皆さん玄関にずらりと並んでお出迎え! 壮観です!すごい!
馬車から降りて、
「至らないことたくさんあるますがご指導宜しくお願いします。」
と笑顔で挨拶しました。が、シーーーん!あれ?皆さんどうしました?
「皆さん、レティア様があまりにお綺麗なのでびっくりなさってるだけですよ!」とアンナに耳打ちされて、
「いや、まっさか~ねえ?クラウス様」
ってクラウス様に振ったら まさかのこちらも無言です。無言のまま私の手を引いて中に入っていった。
え!いいの?これで?………?
初日挨拶とか、自己紹介とかいらないの? 表向き奥様だからいらないのでしょうか?
アンナを見ると首を横に振ったから、いらないようです。
これで、いいらしい。………う~ん。
0
あなたにおすすめの小説
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
~春の国~片足の不自由な王妃様
クラゲ散歩
恋愛
春の暖かい陽気の中。色鮮やかな花が咲き乱れ。蝶が二人を祝福してるように。
春の国の王太子ジーク=スノーフレーク=スプリング(22)と侯爵令嬢ローズマリー=ローバー(18)が、丘の上にある小さな教会で愛を誓い。女神の祝福を受け夫婦になった。
街中を馬車で移動中。二人はずっと笑顔だった。
それを見た者は、相思相愛だと思っただろう。
しかし〜ここまでくるまでに、王太子が裏で動いていたのを知っているのはごくわずか。
花嫁は〜その笑顔の下でなにを思っているのだろうか??
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方
ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。
注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる