新しいお仕事は期間限定妻になりました[本編完結]

キャロル

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4 妻の仕事は基本住み込みです。

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今日からグランハム公爵邸が私の職場です。

勿論、住み込み食事付きでございます。しかも、おやつ(ティータイム)付き

部屋に入り早速ドレスを脱ぎ捨て(アンナ任せ)バスタイム(アンナ任せ)

はあ気持ちいい、このひととき最高よね~もう広いし揃えてある物も高級品、贅沢だわ~
もう、最高の就職先よね~首にならないように頑張らなくちゃ!

とりあえず7日は新婚という名のお休みって言ってたわよね~出勤早々お休みって超高待遇!最高!
結構勉強頑張って語学なんて5か国語ペラペラよ!貴族名簿もほぼ暗記したわ!マナーに乗馬、ダンス!おかげで引き締まったナイスボディよ(アンナ基準)多分(笑)

お休みは頑張ったご褒美って事で遠慮なく満喫させていただきますよ~(アンナと)

自由にしていいって言ってたから、手始めにお庭散策でもしてみようかしら?広いから見応えあるわねきっと。

「ねえ、アンナ 明日一緒にお庭散策行きましょう!」

「明日、ですか?無理じゃないですか?起きれないと思いますよ?」

「え!起きれるわよ、お風呂上がったら、もう今日は寝るんだから、」

「はっ!何言ってんですか?今日は初夜ですよ?」

「初夜ねえ、まあ確かに公爵家に来て初めての夜だから、初夜っていうのかしら?ふふふ、子供じゃないんだから、ワクワクして寝れないなんてないから大丈夫よ、さあ、上がるわ、手伝って」
アンナは雇用のこと知らないから、そう思うわよね、私だって一応貴族の娘、お母様に閨の教育されるのよ。
ざっくりだけどね。でも私達夫婦には不要なのよね~。

「はあ、(まさか、レティア様、結婚の意味分かってないの?初夜の意味も知らないとか?あ!もしかして閨教育受けてないんじゃ、)」
{雇用契約の事を知らないアンナは本気で本物の初夜を心配してます。}

「やだ、アンナ、何これ、薄すぎて寒いわ、もうちょっと生地の厚い夜着はないの?」

「レティア様は新婚、しかも今日は初夜です。これが普通です。」

「あー、まあしょうがないか、ベット入れば暖まるし 明日は普通の夜着にしてね。じゃあお休み~」

「レティア様!旦那様をお待ちにならなくては、、え!もう寝てるし……。」

普段から寝付きの良いレティアは夫婦は同室の部屋と契約書に記載されてるがその辺深く考えておらず、同衾に関しても全くクラウスを男として意識してないので、兄的な感覚しかないゲキニブ女子気にする事なくすでに夢の中。

そもそも、レティアも母親同様、全く、他家との交流しないので普通がわからないのだ。こっち方面は無垢(ポンコツ)というか無頓着というか兎に角鈍いのです。



一方、クラウスは初夜をどう過ごすか、考えながら寝室に向かっていた。

実は夫婦の部屋は共有でも寝室はレイティアに使ってもらい、自分は寝室の内ドアで繋がっている小部屋で寝ようとベットを運んであったが、、、、レイティアに一目惚れしてしまったクラウスは書類上は夫婦だし同衾してもいいよなと都合の良く下心満載で部屋に向かっていたら、途中アンナに呼び止められた。

「旦那様、奥様はどうも結婚や初夜の意味をご理解してないように思えるんですが、間違い無く、閨の意味も内容もご存知ないですね、大丈夫でしょうか?」

「ああ、そうかもしれないな(やはりか、あっさり同室に同意したからおかしいと思ったけど、逆に都合がいいかも) 私も性急にことに及ぶつもりはないから、ゆっくり添い寝から始め慣れてもらうよ。私がゆっくり教えて行くから、そのまま、見守ってくれ」

「はい、わかりました、」

「他の者には余計な心配させたくないから、このことは公害しないで、うまくフォローして欲しい、婚約期間もなかったから1、2年は婚約期間だと思ってゆっくり距離を縮めるよ。よろしく頼むよ」

「お任せください、伯爵家でお使えした時から、優秀なのにどうも色恋にはポンコツ、いや、疎いと感じていたんです。
旦那様、後、奥様は寝室でおそらくすでにお休みになってるかと、やたら、寝付きが良い方ですから」

「わかった」

寝室のドアを開けると月夜に照らされたレティアが寝息を立てて寝ていた。

顔にかかる髪をかき上げ指で頬をなぞる、きっと、ルーカスが整った顔立ちだったから、レティアもそれなりであろうと思っていたが、まさかこれ程とは想定外あった。
多くの美妃にも心動く事はなかったが、ティアは次元が違う。俺の好みど真ん中、それにあの瞳、あの瞳は特別だ。

あの瞳は…、キラキラ輝く青色の中に金粒が散りばめられたジュエル、と言われラグラン皇国の皇女(現皇帝の妹)と同じ瞳、皇族の血を引く女性に稀に生まれ婚姻しても生涯皇族の姫として扱われ、身分も死ぬまで皇族だ。ここ200年この瞳を持つのは皇女(皇帝の妹)しかいないはず。それに皇帝は妹を溺愛していたらしい。

多くの求婚も跳ね除けそばに置いていたが、突然結婚したと発表があり、その相手は一切公表されず謎のままだった。

もしかしてレティアの母親が皇女だったのか?

レティアの母は伯爵が溺愛し過ぎて、表に出したがらないと噂され、古参の使用人しか姿をみることはないと、幻の伯爵夫人と言われていたらしい。

そうなると、レティの両親は急に所用で出かける事になりその道中で事故に遭って亡くなったと聞いた。もし母が皇女なら?あの皇帝は妹が亡くなった事をまだしらないのかもしれない、娘がいたことは?もしレティが姪ならば、知るのは時間の問題か、、。

こんな時、王弟の息子で良かったとしみじみ思う、この際肩書きは幾つあってもいい、今の所、王である叔父には子供が居ないから、俺は王位継承3位って事になるとレティアの相手としては問題ないはず、、多分、、要らないと思っていた継承権もティアを守るための盾になる。それより、問題は契約だ、、、。これ、まずいよな。まずいだろ。どうする?



狙われる危険も増えそうだ、アイルとリミアをティアに付けるか、、、。

そういえば、契約時に金細工に見事なブルーダイアとサファイアの髪飾りが母親の形見だと言っていたな、その時なにかに気がついていたら、、、。

いずれにしてもすでに書類上は俺の妻だ!誰にも渡さない!容姿以前に初めて会った時からレティアを気に入ってたんだ。クソ内面も外見もドストライクかよ!更新制の結婚って、、、なんて間抜けなんだ。

なんとかしないと。

俺に惚れてくれたらなあ、レティアに意識させるの難易度高そうだなぁ、参った。
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