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10 一般的には眼福です
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お迎えが来た…らしい。王宮に…。
私たち兄弟とクラウス様は朝早く王宮に向かった。
なぜか話がどんどん大きく?なっているような?華やかさとは無縁な私たち地味兄弟は、許されるなら、引き返したい面持ちで王宮に向かった。
こんな時クラウス様が一緒で心強い。
「クラウス様、一緒に来て頂いて心強いです。ありがとうございます。」
「いや、元々見送りをする予定だったから、ただ、まさか王宮に呼び出されるとは、実は私も驚いてる」
そうよね誰もが驚きよね、てっきり帝国の従者が家に迎えに来るのかと思っていたけど王国通しての招待だからなのかしら?はぁ、緊張してきた。
王宮に着くと王宮執事に王の私的サロンに案内された。
扉を開けてもらい中に入るとそこには、王妃様とクラウス様のご両親大公夫妻と……クラウス様と同じくらいの年齢の中々お目にかかれない程の見目麗しい男性が2名いらっしゃいました。
ご挨拶しようと頭を下げたら、
「ああ、挨拶は良い良い、気楽にいたせ、非公式なことだから、朝から、急に呼び出してすまないね。こちらも正直驚いていてね、レティちゃんの迎えにきた人物が帝国の皇太子と宰相の御子息でな、この御仁を公爵邸に迎えに行かすのも憚ってな、故に貴殿ら兄弟を呼んだんだよ」
「…………、(帰りたい)」
お兄様、何黙ってるのよ~なんとか言いなさいよ~袖を引いてみたけど、あ!だめだ、コミ障の兄では、、。
「お初にお目にかかるルベル=ラグラン 22歳独身婚約者なし皇太子やってます。」
!!………え!やってますって……。
「初めまして、私はジン=グランデ 23歳独身婚約者なしラグラン公国では私がホストを務めさせていただきます。よろしくお願いします。」
……クス なんか気さくな感じで緊張が解けたかも、明るくていい雰囲気の人たち見たいね、よかった。
「は、初めまして、ル、ルーカス=ダントンと申します。滞在中はよろしくお願いいたします。」
「初めまして、レティア=グランハムと申します。よろしくお願いいたします。」
「レティア、と呼んでいいかな?「…はい」父から話は聞いていたけど君自身は勿論だけどその瞳は本当に美しいねぇ、話に聞いていた以上だよ。君の話を聞いて母も早く会いたいと楽しみにしているんだよ」
グッと目に前に顔が近づきビックリした!いやいや皇太子様の方が。お綺麗ですから、多くの女性が羨む美貌です。
「あ、ありがとうございます? 皇太子殿下」
「殿下はやだな~気楽にルベルって呼んでよ。」
「え、でも、それは、「いいから呼んで!」…はい…ではルベル様とお呼びします。」
いいのかな?いきなり名前呼び……もう呼んじゃったからいいか。
「ルベル様、そろそろお時間です。」
「そうだね、父がそわそわして待ってるだろうから、じゃぁ行こうか!ルーカス殿、ティア行こう」
「レンフルー国王、突然の来訪に関わらず、朝早くからお時間頂きありがとうございます。ダントン兄妹の事は安心してお任せください。詳しくは親書にお知らせしておりますので、ご安心を。では、失礼いたします。」
ルベル様たちは国王に挨拶してサロンを出た。
「クラウス様、行ってきますね。あちらについたらお手紙書きますからね。」
「レティ、待ってる。」
クラウス様は耳元で(必ず帰ってくるんだよ)と言って、私の薬指にキスをした。
私たちはルベル様達とラグラン皇国に向かった。同行する従者や侍女は不要と言われたがお願いしてアンナの同行だけは許可してもらった。
ルベル様とジン様はとても気さくで親しみやすく私と兄はすぐ打ち解けることができラグラン皇国に向かう道中とても楽しく過ごすことができ、あっという間にラグラン皇国についた。
______私たちが出発した後王宮では____
「クラウス、この後話がある。このままついてこい!!」
向かった先は王の執務室だった。
中に入ると後から、王妃と両親が入ってきて揃った所で、王が口を開く
「さて!クラウス、おそらくなぜここに呼ばれたか、予想がついているだろう?」
予想はついているがどっちだ、両方かもしれないな。
「まず、レティアのことだ、お前は気づいていただろう?まぁ、我々ももしかしてとは思っていたが、近いうちに正式に発表される。レティアをラグラン皇国の皇女として。そうなると問題になるのはお前だ!言いたいことはわかるな!」
「…………はい」
「我らがそのことを知ったのは皇帝陛下からの親書でだ! お前はなぜ契約結婚などと愚かな事を、向こうは白い結婚による婚姻無効を申し立ててきた。それが成立し準備が整い次第、皇女のお披露目になるそうだ。今回の結婚は皇女の醜聞にならぬように狙われているものから、皇女の存在を守るために王命で、偽の婚姻をしていたことにする。良いな。」
「待ってください!確かに最初は契約結婚でしたが、私はレティを愛してます。離婚は承諾できません」
「……クラウス、これは全てお前の身勝手から始まったことだ、わかっているだろう。もうレティアは皇女になるんだ!諦めろ!せめて恋愛結婚なら違っただろうが、皇帝陛下はお怒りだった。だが白い結婚だったことで婚姻無効にすることで許してくださるそうだ。レティアを手放せクラウス、お前も気づいただろう、迎えに来たあの2人はおそらくレティアの夫候補だ。我がお前に結婚をせっついた事も原因だが、そもそもお前の女性関係が要因だ。レティアのことは諦めてもらう。代わりにお前には他の令嬢か姫を娶せる。」
「できません!レティを諦めるなんて、絶対嫌だ!他の令嬢?レティ以外とは結婚しない俺の妻はレティ唯1人だ!例え、王命でも従えない!」
「………クラウス……お前は…」
レティ……、帰ってくるよな……。
私たち兄弟とクラウス様は朝早く王宮に向かった。
なぜか話がどんどん大きく?なっているような?華やかさとは無縁な私たち地味兄弟は、許されるなら、引き返したい面持ちで王宮に向かった。
こんな時クラウス様が一緒で心強い。
「クラウス様、一緒に来て頂いて心強いです。ありがとうございます。」
「いや、元々見送りをする予定だったから、ただ、まさか王宮に呼び出されるとは、実は私も驚いてる」
そうよね誰もが驚きよね、てっきり帝国の従者が家に迎えに来るのかと思っていたけど王国通しての招待だからなのかしら?はぁ、緊張してきた。
王宮に着くと王宮執事に王の私的サロンに案内された。
扉を開けてもらい中に入るとそこには、王妃様とクラウス様のご両親大公夫妻と……クラウス様と同じくらいの年齢の中々お目にかかれない程の見目麗しい男性が2名いらっしゃいました。
ご挨拶しようと頭を下げたら、
「ああ、挨拶は良い良い、気楽にいたせ、非公式なことだから、朝から、急に呼び出してすまないね。こちらも正直驚いていてね、レティちゃんの迎えにきた人物が帝国の皇太子と宰相の御子息でな、この御仁を公爵邸に迎えに行かすのも憚ってな、故に貴殿ら兄弟を呼んだんだよ」
「…………、(帰りたい)」
お兄様、何黙ってるのよ~なんとか言いなさいよ~袖を引いてみたけど、あ!だめだ、コミ障の兄では、、。
「お初にお目にかかるルベル=ラグラン 22歳独身婚約者なし皇太子やってます。」
!!………え!やってますって……。
「初めまして、私はジン=グランデ 23歳独身婚約者なしラグラン公国では私がホストを務めさせていただきます。よろしくお願いします。」
……クス なんか気さくな感じで緊張が解けたかも、明るくていい雰囲気の人たち見たいね、よかった。
「は、初めまして、ル、ルーカス=ダントンと申します。滞在中はよろしくお願いいたします。」
「初めまして、レティア=グランハムと申します。よろしくお願いいたします。」
「レティア、と呼んでいいかな?「…はい」父から話は聞いていたけど君自身は勿論だけどその瞳は本当に美しいねぇ、話に聞いていた以上だよ。君の話を聞いて母も早く会いたいと楽しみにしているんだよ」
グッと目に前に顔が近づきビックリした!いやいや皇太子様の方が。お綺麗ですから、多くの女性が羨む美貌です。
「あ、ありがとうございます? 皇太子殿下」
「殿下はやだな~気楽にルベルって呼んでよ。」
「え、でも、それは、「いいから呼んで!」…はい…ではルベル様とお呼びします。」
いいのかな?いきなり名前呼び……もう呼んじゃったからいいか。
「ルベル様、そろそろお時間です。」
「そうだね、父がそわそわして待ってるだろうから、じゃぁ行こうか!ルーカス殿、ティア行こう」
「レンフルー国王、突然の来訪に関わらず、朝早くからお時間頂きありがとうございます。ダントン兄妹の事は安心してお任せください。詳しくは親書にお知らせしておりますので、ご安心を。では、失礼いたします。」
ルベル様たちは国王に挨拶してサロンを出た。
「クラウス様、行ってきますね。あちらについたらお手紙書きますからね。」
「レティ、待ってる。」
クラウス様は耳元で(必ず帰ってくるんだよ)と言って、私の薬指にキスをした。
私たちはルベル様達とラグラン皇国に向かった。同行する従者や侍女は不要と言われたがお願いしてアンナの同行だけは許可してもらった。
ルベル様とジン様はとても気さくで親しみやすく私と兄はすぐ打ち解けることができラグラン皇国に向かう道中とても楽しく過ごすことができ、あっという間にラグラン皇国についた。
______私たちが出発した後王宮では____
「クラウス、この後話がある。このままついてこい!!」
向かった先は王の執務室だった。
中に入ると後から、王妃と両親が入ってきて揃った所で、王が口を開く
「さて!クラウス、おそらくなぜここに呼ばれたか、予想がついているだろう?」
予想はついているがどっちだ、両方かもしれないな。
「まず、レティアのことだ、お前は気づいていただろう?まぁ、我々ももしかしてとは思っていたが、近いうちに正式に発表される。レティアをラグラン皇国の皇女として。そうなると問題になるのはお前だ!言いたいことはわかるな!」
「…………はい」
「我らがそのことを知ったのは皇帝陛下からの親書でだ! お前はなぜ契約結婚などと愚かな事を、向こうは白い結婚による婚姻無効を申し立ててきた。それが成立し準備が整い次第、皇女のお披露目になるそうだ。今回の結婚は皇女の醜聞にならぬように狙われているものから、皇女の存在を守るために王命で、偽の婚姻をしていたことにする。良いな。」
「待ってください!確かに最初は契約結婚でしたが、私はレティを愛してます。離婚は承諾できません」
「……クラウス、これは全てお前の身勝手から始まったことだ、わかっているだろう。もうレティアは皇女になるんだ!諦めろ!せめて恋愛結婚なら違っただろうが、皇帝陛下はお怒りだった。だが白い結婚だったことで婚姻無効にすることで許してくださるそうだ。レティアを手放せクラウス、お前も気づいただろう、迎えに来たあの2人はおそらくレティアの夫候補だ。我がお前に結婚をせっついた事も原因だが、そもそもお前の女性関係が要因だ。レティアのことは諦めてもらう。代わりにお前には他の令嬢か姫を娶せる。」
「できません!レティを諦めるなんて、絶対嫌だ!他の令嬢?レティ以外とは結婚しない俺の妻はレティ唯1人だ!例え、王命でも従えない!」
「………クラウス……お前は…」
レティ……、帰ってくるよな……。
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