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11 分岐点の予感
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ラグラン皇国についた私達兄妹を出迎えたのは………皇帝陛下ご夫妻……つまり…国の2トップです。ヒェ!
キ、気絶していいですか?既に隣の兄の意識は明後日に飛んでます。
「待ってたよ~ルーカス~レティ~」
ハートマークが見えそうな程、甘々な声で、両手広げて、近づいてカチコチの私達兄弟を丸っとまとめてギューしてきたのは勿論皇帝陛下です。……ク、クルシイ
「イーデン!嬉しいのは分かりますが、いい加減に離しなさい!レティが潰れてしまいます。」
皇妃様が止めてくれた、よ、よかった。
「ああ、すまない、つい力が入ってしまった。許せ」
「「あ、いえ、大丈夫です。」」
「今日2人が到着するって知らせ受けてから、イーデンは浮かれっぱなしなのよ、ふふふふ、騒がしくてごめんなさいね、
あ、ご挨拶がまだだったわね!初めまして、イーデンの妻のマーガレットよ、叔母とでも思って伯母様って呼んでくれると嬉しいわ。ね!」
「「え、いや、それは、…」」
えー!いくらなんでもそれは無理でしょ!皇帝陛下と皇太子殿下も気さくな方だったけど皇妃様もだなんて、仲が良いと聞いていたけど、皇国の人たちって皆さんこうなのかしら?
「うーん、伯母さんはまだ早いか、では、マーガレットって呼んでね!」
パチンとウインクされた。
……それも、どうかと思うんですが…おそらく決定事項ですよね……。
「は、はい、ではお言葉に甘えさせて遠慮なくマーガレット様と呼ばせていただきます。」
「もう、そんなに固くならないで~レティちゃんほんとに可愛いわ~ なんで私の娘じゃないんでしょ、欲しいわ~」
今度はマーガレット様のギューギューです。でも心地よくていい匂いがします。思わずニヘラ~ってだらしない顔になってしまった。
「母上も、その辺でおやめください。レティアが困ってますの。いつまでもこんな所にいないで2人を部屋に案内させてください。疲れてるんですから、休ませてあげてください。」
ルベル様にむうっとするマーガレット様はお可愛らしいです。
「ふん!そんなこと言って、羨ましいんでしょ、ルベルは」
「ええ、そりゃ羨ましいですよ。」
と言ってベリっとマーガレット様から私を引き剥がし、さあ行きましょうと私と兄を連れて皇宮の中に連れて行った。
「騒がしくて、驚いただろ?公務では厳しいんだけどプライベートはいつもあんな感じなんだよね。だから気楽にしてね!」
「驚きましたが、歓迎して貰えて嬉しいです。ルベル様とよく似てらっしゃいますね。あ!逆でしたね。」
「はははは、そうだね、でも嬉しいよ、私は両親を尊敬してるんだ、皇帝としても勿論、お互いを唯一として愛し合ってるし慈しんでいる。私もそうありたいと思ってるんだ。」
夜会で皇帝陛下にお会いした時にも皇妃様を大切に思ってる事が伝わったけど、目の当たりにするとうちの両親のように心から愛し合ってるのが伝わってきた。
「ルベル様ならきっと陛下のように素敵な旦那様になれますよ。」
「レティアにそう言ってもらえると嬉しいね、」
それからは他愛もない話しをながら私達兄弟に用意していただいた部屋に着いた。
「じゃぁ、荷物は運んであるし、レティアの洋服は母上が張り切って色々用意していたから、できればその中から選んで着替えて欲しい。きっと期待して待ってるはずだから、後、疲れただろうから、入浴して疲れを取るといい、侍女を3人ほど用意してあるが、レティアの侍女の指示に従うように言ってあるからね。それと夕食の時間になったら迎えに来るから、それまでのんびりしてて、じゃぁ、また後でね」
ルベル様はそう言って部屋には入らず、侍女に指示して戻って行った。
私は部屋に入り中を見渡した。
ヒ、広い…部屋?というより小さめな家?
広いリビングのほかに幾つか部屋があり、全体がホワイトベージュを基調とした室内に配置された家具はホワイトベージュに淡いピンクの薔薇柄のまさにお姫様?の部屋のように可愛らしく豪華、寝室はもちろん淡いピンクの天蓋付き、衣装部屋にパウダールーム、広い浴室はいつでも入れる贅沢使用…他にも、書斎?ミニ図書室?きっとわざわざご用意してくださったんだわ、う、嬉しいんだけど恐縮ですよ…こんなビップ待遇受けて大丈夫なんでしょうか?
お兄様の方はどうなんだろう?息してるかしら?
「レティア様、入浴の準備ができましたので参りましょう、私は荷物を整理と皇妃様がご用意してくださったドレスから、お着替え選んでおきますので、入浴はこちらの侍女たちにお任せしましょう、」
「レティア様をお願いします」
「「「はい、かしこまりました。」」」
初めての人達で緊張…………なんてしないのが私です。すっかり皆さんと馴染んで楽しく入浴できました。時折私を姫様呼びするのは気になったけど、そこは譲ってもらえなかったので、諦めて姫様なんて呼ばれちゃってます。
アンナが選んだドレスは上品な薄紫のシフォンドレス腰から下に幾重にも重なるドレープ、胸もとはチュープトップになっているが、白いレースのボレロで可愛らしい感じに見える。いつもは公爵夫人らしく大人っぽい装いで背伸びしていたから、こんな可愛らしいドレスは初めてで、気恥ずかしい。似合うのかしら?ちょっと不安。
支度ができた所で、ルベル様が迎えに来た。
「ルベル様、お迎え、ありがとうございます。」
「……これは…普段も美しいけど、…母上の見立ては流石だな、レティアの美しさを存分に引き出しているまるで花の妖精のようだよ。」
「ふふ、私もこのドレスは素敵だと思ったんです。素敵ですよねこのドレス。」
「良く似合ってるよ、さぁ、お姫様、お手をどうぞ。」
スマートな所作でエスコートしてくれてちょっとだけ、お姫様気分を楽しんだ。
ダイニングルームでは既に皇帝夫妻と兄が席についていて、私とルベル様が中に入ると、ご夫婦同時に席を立ちルベル様の静止を押し退け、“可愛い“ “妖精だ” “綺麗だ“ と撫でられ、頬ずりされ、お約束になりつつある、ギューギューされルベル様にいい加減にしろと引き剥がされ、むうっととする夫婦………いいのかな、こんなんで……大歓迎されてるからいいいか?
賑やかで楽しい食事、仲の良い皇帝ご夫婦に皇太子、なんか久しぶりに家族の団欒を楽しんでいた頃を思い出してしまい、楽しいのにいつの間にか涙が頬を伝っていた。
「どうした?レティア、」
隣にいたルベル様が優しく涙を指で拭ってくれた。
「あ、すみません。あまりに楽しくて、まるで….家族で食事しているようで、家にいた頃を……お父様とお母様と兄の4人で食事していた時の事を思い出して……」
ルベル様がそっと抱きしめながら、大丈夫だよと優しく背中を撫でてくれたその手が暖かくて涙が止まらなくて泣きながら、そのまま意識が落ちていた。
______私の意識が落ちたあと知らぬ間に私の人生の分岐となる話が進んんでいた。___
意識が落ちた私をルベル様から皇帝が引き取り横抱きにして自分の席に戻った。
「へ、陛下、妹は私が、「構わぬ」……そうですか。」
「父上はルーカスに話があるのでしょ、レティアは私が預かりますよ。」
「あら、ルベル、珍しいこと!女嫌いなんて噂のある貴方が」
「彼女は特別ですよ」
「妹のように?かしら?」
「……揶揄うのは辞めてください。」
「話が進まぬ、やめよ!」
「すなぬ、ルーカス其方に大事な話がある。其方たちの母が我の妹だということは知ってるか?」
「は!母が皇帝陛下の妹?」
「知らぬようだな、我の妹であると同時にラグランの皇女なのだ。ラグランは代々男系で女はほとんど生まれない。其方の母ビビアンは200年ぶりの女児しかも女神の愛子の証である瞳の中に金粒が散りばめられていた。これは皇族の血を引く者にしか生まれない。ビビアンもそうだったがレティアも愛子である。2代に渡り誕生したのは初めての事だ。
この瞳を持つものは婚姻してもラグランの皇女として扱われ、死ぬまで皇女なのだ。」
「レティアはラグラン皇国の皇女だ!それに伴い今後は皇女として皇国に籍を置く事になる近いうちにビビアンの娘として公式に発表する。」
キ、気絶していいですか?既に隣の兄の意識は明後日に飛んでます。
「待ってたよ~ルーカス~レティ~」
ハートマークが見えそうな程、甘々な声で、両手広げて、近づいてカチコチの私達兄弟を丸っとまとめてギューしてきたのは勿論皇帝陛下です。……ク、クルシイ
「イーデン!嬉しいのは分かりますが、いい加減に離しなさい!レティが潰れてしまいます。」
皇妃様が止めてくれた、よ、よかった。
「ああ、すまない、つい力が入ってしまった。許せ」
「「あ、いえ、大丈夫です。」」
「今日2人が到着するって知らせ受けてから、イーデンは浮かれっぱなしなのよ、ふふふふ、騒がしくてごめんなさいね、
あ、ご挨拶がまだだったわね!初めまして、イーデンの妻のマーガレットよ、叔母とでも思って伯母様って呼んでくれると嬉しいわ。ね!」
「「え、いや、それは、…」」
えー!いくらなんでもそれは無理でしょ!皇帝陛下と皇太子殿下も気さくな方だったけど皇妃様もだなんて、仲が良いと聞いていたけど、皇国の人たちって皆さんこうなのかしら?
「うーん、伯母さんはまだ早いか、では、マーガレットって呼んでね!」
パチンとウインクされた。
……それも、どうかと思うんですが…おそらく決定事項ですよね……。
「は、はい、ではお言葉に甘えさせて遠慮なくマーガレット様と呼ばせていただきます。」
「もう、そんなに固くならないで~レティちゃんほんとに可愛いわ~ なんで私の娘じゃないんでしょ、欲しいわ~」
今度はマーガレット様のギューギューです。でも心地よくていい匂いがします。思わずニヘラ~ってだらしない顔になってしまった。
「母上も、その辺でおやめください。レティアが困ってますの。いつまでもこんな所にいないで2人を部屋に案内させてください。疲れてるんですから、休ませてあげてください。」
ルベル様にむうっとするマーガレット様はお可愛らしいです。
「ふん!そんなこと言って、羨ましいんでしょ、ルベルは」
「ええ、そりゃ羨ましいですよ。」
と言ってベリっとマーガレット様から私を引き剥がし、さあ行きましょうと私と兄を連れて皇宮の中に連れて行った。
「騒がしくて、驚いただろ?公務では厳しいんだけどプライベートはいつもあんな感じなんだよね。だから気楽にしてね!」
「驚きましたが、歓迎して貰えて嬉しいです。ルベル様とよく似てらっしゃいますね。あ!逆でしたね。」
「はははは、そうだね、でも嬉しいよ、私は両親を尊敬してるんだ、皇帝としても勿論、お互いを唯一として愛し合ってるし慈しんでいる。私もそうありたいと思ってるんだ。」
夜会で皇帝陛下にお会いした時にも皇妃様を大切に思ってる事が伝わったけど、目の当たりにするとうちの両親のように心から愛し合ってるのが伝わってきた。
「ルベル様ならきっと陛下のように素敵な旦那様になれますよ。」
「レティアにそう言ってもらえると嬉しいね、」
それからは他愛もない話しをながら私達兄弟に用意していただいた部屋に着いた。
「じゃぁ、荷物は運んであるし、レティアの洋服は母上が張り切って色々用意していたから、できればその中から選んで着替えて欲しい。きっと期待して待ってるはずだから、後、疲れただろうから、入浴して疲れを取るといい、侍女を3人ほど用意してあるが、レティアの侍女の指示に従うように言ってあるからね。それと夕食の時間になったら迎えに来るから、それまでのんびりしてて、じゃぁ、また後でね」
ルベル様はそう言って部屋には入らず、侍女に指示して戻って行った。
私は部屋に入り中を見渡した。
ヒ、広い…部屋?というより小さめな家?
広いリビングのほかに幾つか部屋があり、全体がホワイトベージュを基調とした室内に配置された家具はホワイトベージュに淡いピンクの薔薇柄のまさにお姫様?の部屋のように可愛らしく豪華、寝室はもちろん淡いピンクの天蓋付き、衣装部屋にパウダールーム、広い浴室はいつでも入れる贅沢使用…他にも、書斎?ミニ図書室?きっとわざわざご用意してくださったんだわ、う、嬉しいんだけど恐縮ですよ…こんなビップ待遇受けて大丈夫なんでしょうか?
お兄様の方はどうなんだろう?息してるかしら?
「レティア様、入浴の準備ができましたので参りましょう、私は荷物を整理と皇妃様がご用意してくださったドレスから、お着替え選んでおきますので、入浴はこちらの侍女たちにお任せしましょう、」
「レティア様をお願いします」
「「「はい、かしこまりました。」」」
初めての人達で緊張…………なんてしないのが私です。すっかり皆さんと馴染んで楽しく入浴できました。時折私を姫様呼びするのは気になったけど、そこは譲ってもらえなかったので、諦めて姫様なんて呼ばれちゃってます。
アンナが選んだドレスは上品な薄紫のシフォンドレス腰から下に幾重にも重なるドレープ、胸もとはチュープトップになっているが、白いレースのボレロで可愛らしい感じに見える。いつもは公爵夫人らしく大人っぽい装いで背伸びしていたから、こんな可愛らしいドレスは初めてで、気恥ずかしい。似合うのかしら?ちょっと不安。
支度ができた所で、ルベル様が迎えに来た。
「ルベル様、お迎え、ありがとうございます。」
「……これは…普段も美しいけど、…母上の見立ては流石だな、レティアの美しさを存分に引き出しているまるで花の妖精のようだよ。」
「ふふ、私もこのドレスは素敵だと思ったんです。素敵ですよねこのドレス。」
「良く似合ってるよ、さぁ、お姫様、お手をどうぞ。」
スマートな所作でエスコートしてくれてちょっとだけ、お姫様気分を楽しんだ。
ダイニングルームでは既に皇帝夫妻と兄が席についていて、私とルベル様が中に入ると、ご夫婦同時に席を立ちルベル様の静止を押し退け、“可愛い“ “妖精だ” “綺麗だ“ と撫でられ、頬ずりされ、お約束になりつつある、ギューギューされルベル様にいい加減にしろと引き剥がされ、むうっととする夫婦………いいのかな、こんなんで……大歓迎されてるからいいいか?
賑やかで楽しい食事、仲の良い皇帝ご夫婦に皇太子、なんか久しぶりに家族の団欒を楽しんでいた頃を思い出してしまい、楽しいのにいつの間にか涙が頬を伝っていた。
「どうした?レティア、」
隣にいたルベル様が優しく涙を指で拭ってくれた。
「あ、すみません。あまりに楽しくて、まるで….家族で食事しているようで、家にいた頃を……お父様とお母様と兄の4人で食事していた時の事を思い出して……」
ルベル様がそっと抱きしめながら、大丈夫だよと優しく背中を撫でてくれたその手が暖かくて涙が止まらなくて泣きながら、そのまま意識が落ちていた。
______私の意識が落ちたあと知らぬ間に私の人生の分岐となる話が進んんでいた。___
意識が落ちた私をルベル様から皇帝が引き取り横抱きにして自分の席に戻った。
「へ、陛下、妹は私が、「構わぬ」……そうですか。」
「父上はルーカスに話があるのでしょ、レティアは私が預かりますよ。」
「あら、ルベル、珍しいこと!女嫌いなんて噂のある貴方が」
「彼女は特別ですよ」
「妹のように?かしら?」
「……揶揄うのは辞めてください。」
「話が進まぬ、やめよ!」
「すなぬ、ルーカス其方に大事な話がある。其方たちの母が我の妹だということは知ってるか?」
「は!母が皇帝陛下の妹?」
「知らぬようだな、我の妹であると同時にラグランの皇女なのだ。ラグランは代々男系で女はほとんど生まれない。其方の母ビビアンは200年ぶりの女児しかも女神の愛子の証である瞳の中に金粒が散りばめられていた。これは皇族の血を引く者にしか生まれない。ビビアンもそうだったがレティアも愛子である。2代に渡り誕生したのは初めての事だ。
この瞳を持つものは婚姻してもラグランの皇女として扱われ、死ぬまで皇女なのだ。」
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