新しいお仕事は期間限定妻になりました[本編完結]

キャロル

文字の大きさ
25 / 31

番外編 新たな出会い(物語)の予感

しおりを挟む
ここはラグラン皇国の自慢のバラ庭園 見事に色とりどりの薔薇が酔うほどに甘い香りを漂わせ夢見る乙女達の夢の空間となっている。

この美しい庭園で優雅にお茶をする1人の美少女がいた。

彼女はヴィオラ=レンフルー王女 14歳 レティアによく似た柔らかい面持ちの美しい少女


彼女は、レンフルー王国の麗しの姫と言われ多くの子息子女を魅了しているが、本人は母に似て色恋や美醜感覚がポンコツだった。

レティアと瞳の色以外は瓜二つなのだが、母の瞳が美しく稀有な為クラウスと同じ紫色の瞳が平凡に見えるヴィオラは自分の美貌が母と同じく飛び抜けていることに全く気がついていないのです。


さて、なぜ レンフルー王国の王女がラグラン皇国の庭園で優雅にお茶をしているかというと、遡ること4年前レンフルー王国に待望の王子が誕生しラグランの皇太子夫婦が親子揃って祝いに駆けつけ生まれた王子を皆で取り囲み喜びを分かち合ってる最中、皇太子の息子がヴィオラに一目惚れしてしまい誕生祝いそっちのけで、猛アピールしていたが、レティア譲りの見事なポンコツっぷりで、アピールを躱されて消沈する自分アンナの息子に昔のクラウスのレティアへのアピールがことごとくスルーされていた姿を思いだしするアンナ以外が同情し周りの大人が手を貸す事となり、ラグラン皇国の皇城に滞在しながら、皇国の学園に通うことになった。


皇子は12歳ルベルと同じ漆黒の髪に祖父である皇帝と同じ深青で瞳顔立ちはアンナに似た為、超美少年であるが、ラグラン皇族男子の遺伝子を感じさせる溺愛と執着しつこさを既に匂わせている為、娘を思えば手放したくないクラウスも早々に諦めレティアが14歳になったらラグランの学園に通うことを許可した。


一方アンナはルベルが帝位を継ぎ皇帝となり、ラグランの皇妃となっても未だにいまレティア至上主義であるから、当然娘であるヴィオラもアンナにとって大切な子である。

したがって、ヴィオラの気持ちが最優先!いくら息子が可愛くてもヴィオラの心を掴めなかったり傷つけることがあれば、容赦なく息子からヴィオラを引き剥がしレンフルーに返すと持ち前の圧で息子を愉しおどしいい聞かせた。


そんな、アンナの息子マクミランは初対面から4年間マメにレティアに手紙を書き3ヶ月に一度会いに行き必死に交流を重ねお互い愛称で呼び合える程の仲になったがレティアに恋心が芽生えたかは窺いうかが知れない。


4年の月日が経ち、マクミランは16歳になり美少年から祖父譲りのがっしりとした美青年となった。



薔薇の庭園でお茶をしている美しく成長したヴィオラに緩みそうになる顔を必死に引き締め向かった。

「ヴィー僕も一緒にお茶を貰っていいか?」

「ええ、マック、もちろんよ!…アンナおば様が作ってくださった、このマカロンが凄く美味しいのよ、お母様レティアの大好物だったんですって!私も大好きになったわ、マックも好きかしら?」

「ああ、好きだよ(ヴィーが)」

「一緒にいただきましょ。……、そういえば、来週からマックと同じ学園に通うことになったのよ、学年は違うけどよろしくね!」

「ああ、行きと帰りは必ず僕と一緒だよ、もちろんお昼も迎えに行くから教室で待っててね。約束だよ!」

「ええ、…でも、マックは生徒会で忙しいんじゃないの?私の侍女も一緒に通うことになったから、大丈夫だと思うんだけど…。それに学年が一緒だからと宰相様のご子息のルーク=グランデ公爵子息様が級友として護衛も兼ねて一緒にいてくれるらしいのよ、だから、…「だめだよ!(あいつはだめだ)」」

「授業中は仕方ないけど、それ以外は僕が案内するから、待っててね、お願いだよヴィー」

「……ええ、わかったわ…、遠慮なくマックに甘えさせてもらうわね」

「ああ、遠慮なくたくさん甘えてね!」

ヴィオラと送る学園生活に胸躍るマクミランだが、その学園生活は……頭の痛い?が待ち受けていた。


無事ヴィオラとの甘い学園生活が送れるのでしょうか?

それはまた別のお話。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

メリザンドの幸福

下菊みこと
恋愛
ドアマット系ヒロインが避難先で甘やかされるだけ。 メリザンドはとある公爵家に嫁入りする。そのメリザンドのあまりの様子に、悪女だとの噂を聞いて警戒していた使用人たちは大慌てでパン粥を作って食べさせる。なんか聞いてたのと違うと思っていたら、当主でありメリザンドの旦那である公爵から事の次第を聞いてちゃんと保護しないとと庇護欲剥き出しになる使用人たち。 メリザンドは公爵家で幸せになれるのか? 小説家になろう様でも投稿しています。 蛇足かもしれませんが追加シナリオ投稿しました。よろしければお付き合いください。

【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。

櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。 夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。 ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。 あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ? 子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。 「わたくしが代表して修道院へ参ります!」 野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。 この娘、誰!? 王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。 主人公は猫を被っているだけでお転婆です。 完結しました。 小説家になろう様にも投稿しています。

十六歳の妹の誕生日、私はこの世を去る。

あいみ
恋愛
碌に手入れもされていない赤毛の伯爵令嬢、スカーレット。 宝石のように澄んだ青い髪をした伯爵令嬢、ルビア。 対極のような二人は姉妹。母親の違う。 お世辞にも美しいと言えない前妻の子供であるスカーレットは誰からも愛されない。 そばかすだらけで、笑顔が苦手な醜い姉。 天使のように愛らしく、誰からも好かれる可愛い妹。 生まれつき体の弱いルビアは長くは生きられないと宣告されていた。 両親の必死に看病や、“婚約者の献身的なサポート”のおかげで、日常生活が送れるようになるまで回復した。 だが……。運命とは残酷である。 ルビアの元に死神から知らせが届く。 十六歳の誕生日、ルビアの魂は天に還る、と。 美しい愛しているルビア。 失いたくない。殺されてなるものか。 それぞれのルビアを大切に思う想いが、一つの選択をさせた。 生まれてくる価値のなかった、醜いスカーレットを代わりに殺そう、と。 これは彼女が死ぬ前と死んだ後の、少しの物語。

「美しい女性(ヒト)、貴女は一体、誰なのですか?」・・・って、オメエの嫁だよ

猫枕
恋愛
家の事情で12才でウェスペル家に嫁いだイリス。 当時20才だった旦那ラドヤードは子供のイリスをまったく相手にせず、田舎の領地に閉じ込めてしまった。 それから4年、イリスの実家ルーチェンス家はウェスペル家への借金を返済し、負い目のなくなったイリスは婚姻の無効を訴える準備を着々と整えていた。 そんなある日、領地に視察にやってきた形だけの夫ラドヤードとばったり出くわしてしまう。 美しく成長した妻を目にしたラドヤードは一目でイリスに恋をする。 「美しいひとよ、貴女は一体誰なのですか?」 『・・・・オメエの嫁だよ』 執着されたらかなわんと、逃げるイリスの運命は?

逆ハーレムの構成員になった後最終的に選ばれなかった男と結婚したら、人生薔薇色になりました。

下菊みこと
恋愛
逆ハーレム構成員のその後に寄り添う女性のお話。 小説家になろう様でも投稿しています。

【完結】魔力ゼロと捨てられた私を、王子がなぜか離してくれません ――無自覚聖女の王宮生活――

ムラサメ
恋愛
伯爵家で使用人同然に扱われてきた少女、エリナ。 魔力も才能もないとされ、義妹アリシアの影で静かに生きていた。 ある日、王国第一王子カイルの視察で運命が動き出す。 誰も気づかなかった“違和感”に、彼だけが目を留めて――。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

処理中です...