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番外編 皇太子マクミランの受難
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私はラグラン皇国皇太子マクミラン=ラグラン 16歳
長年恋焦がれ、待ち望んでいた、レンフルー王国王女ヴィオラとやっと、やっと、一緒に学園に通えることになった。
皇城に滞在しているので朝夕と食事を共にしたり、書庫で一緒に勉強したりと時間が許す限りヴィーと過ごしていた。
今日から学園に通う事になり学年が違う為登下校と昼食を共にすることしか出来ないが、この登校は2人きり馬車での登校になるはず……だった。
「ヴィオラ様、マクミラン様おはようございます。」
なぜ、お前がここにいる?そんな意味込めてギロリと睨んだが、…こいつ!
「ルーク?おはよう、どうしたの?」
「今日から学園に登校すると父に聞きまして、クラスが同じですので、一緒に登校しようと思いましてお迎えにあがりました.」
「は?」
マジで何言ってんだ?コイツは…くそ!宰相の嫌がらせか?俺がどんなにこの日を楽しみにしていたか知ってるくせに!
「え?あ、ありがとう、でもルークの家からだとここによったら遠回りになるんじゃかった?」
「そうだよ!ルーク、待つなら学園の入り口ででも待ってればいいだろ?学園までは私が一緒だから大丈夫だ、今日は…きてしまったから、しょうがない一緒に乗れよ!でも明日からは学園で待ってろよ!」
「マクミラン様、それはできませんよ、婚約者でも無い男女が密室に2人っきりは良くありません。と言うわけで、姉も一緒です。」
「な、んだ、と?ローズだと!お前……」
「まぁ、ローズ様お久しぶりです。ご一緒できるなんて嬉しいです。学年は違いますけどよろしくお願いします。」
「ヴィオラちゃん!益々可愛くなっちゃって~困ったことあったらなんでも言ってね~私が守ってあげるからね!」
「はい!ありがとうございます。」
くそ!女ということを利用して気安く俺のヴィーに抱きつきやがって!こいつは…ルーク以上に厄介だ、幼い頃ヴィーに会い気に入って側に居たいと駄々を捏ねて、侍女目指したが男まさりすぎて侍女には向かず、ならばと側で守る専属騎士になるなんて言って本当に騎士になりやがった奴だ!見た目だけは綺麗だから、青薔薇の騎士様なんて呼ばれて女子にえらく人気があるし強さも相当だ。
今では学生でこいつに勝てるやつは俺しかいない程強い、去年の大会ではコイツに勝つのにかなり苦戦した。
「「気にしないでください、さぁ行きましょう!」」
そう言ってヴィーの手を取ろうとしたから、スッと間に割り込んで先にヴィーの手を取って馬車に乗った。
学園についた。
ヴィーの手を取って馬車をおり、そのまま手を離すことなく教室まで案内した。
「マクミラン様の教室は反対側ですから、同じクラスの私がヴィオラ様をお連れしますから、その手を離してはいかかですか?」
「そうよ、マクミラン様、私たちのクラスは逆よここはルークに任せたらいいのに、余裕ないわね~」クス
……この、…姉弟で邪魔する気だな……この手は離さん!
「マック?教室は逆なのですか?良いのですか?あれ?ローズ様も?」
「あ、いいのいいの、気にしないで~」
マジでコイツら遠慮ないな、しょうがないこのメンツで囲んだらヴィオの虫除けにもなるかもしれないからよしとするか、
教室に向かう最中でもヴィオに見惚れる男どもが騒ついてるしからしっかり牽制しとかないとな。
きゃ!
突然、俺たちの前で転んだ女がいた。
「イッターい!ひどいですぅ私を押すなんてぇ、マクミランさま~この人が私を押したんですぅ、痛くて歩けません、保健室に連れて行ってください、」
?ヴィーを指差して何言ってんだこの女は、それに初めてあったのに気安く名前呼びだと!
「マック?お知り合いですか?お助けしなくて良いのですか?」
「知り合いでもなんでもない、初めて見るよ。さぁ行こう」
「マクミランさま~、マクミランさまってば~」
「私はお前の事は知らないし名前で呼ぶことを許可していない気安く呼ぶな!」
「あ!マクミランさま、その女に騙されてるんですね、私がその悪役令嬢から解放してあげます。大丈夫です。」
なんだ、話が全く通じない!気持ち悪い!悪役令嬢ってなんだ?全く意味がわからない、こんな頭のおかしい奴が学園に通ってるなんて、後で調べておかないと、せっかくのヴィーとの学園ライフが邪魔される。
「お前、それ以上は口を開くな殿下に対して失礼だぞ!姉上この令嬢を警備に連れて行ってください、だいぶ頭がおかしいようです。これ以上のヴィオラ様を貶めるような妄想虚言は我慢なりません」
「そうね、だいぶイカれてるようね、ほら、さっさと立ちなさい、どこも痛くないでしょ、わざとだって事はバレてるんだから、」
そう言ってローズが腕を掴むとギャーギャー痛いだの、バグだのリセットだのと攻略イベントが、などと意味不明なこと言って騒ぎだし、騒ぎに気付いた警備が駆け寄って、連れて行った。
「あの御令嬢大丈夫かしら?言ってることの意味はよくわからなかったけど、どこかお悪いのかしら?……」
「ヴィー……気にしなくていいと思うよ、それよりお昼になったら迎えに来るから教室で待っててね。いいね。」
「ええ、わかったわ、待ってる。」
繋いでいた手を持ち上げ手の甲にキスをして別れた。ほんのり赤くなったヴィーを見て少しは意識してくれたんだと浮き足だてしまった。
この日から俺とヴィーとの薔薇色の学園生活に、ことごとく水を刺し邪魔をされる。
意味もなくヴィーに絡んでは警備に連れて行かれ、頭のおかしい男爵令嬢に頭を痛める事になったのはいうまでもない。
ただ、被害者であるヴィーがあまりにおっとりすぎて被害を受けていることに気がついていなかったのがせめてもの救いである。
ヴィーとの愛を育み卒業と同時に結婚するという計画を立てていたマクミランの恋は波乱のスタートとなったようです。
長年恋焦がれ、待ち望んでいた、レンフルー王国王女ヴィオラとやっと、やっと、一緒に学園に通えることになった。
皇城に滞在しているので朝夕と食事を共にしたり、書庫で一緒に勉強したりと時間が許す限りヴィーと過ごしていた。
今日から学園に通う事になり学年が違う為登下校と昼食を共にすることしか出来ないが、この登校は2人きり馬車での登校になるはず……だった。
「ヴィオラ様、マクミラン様おはようございます。」
なぜ、お前がここにいる?そんな意味込めてギロリと睨んだが、…こいつ!
「ルーク?おはよう、どうしたの?」
「今日から学園に登校すると父に聞きまして、クラスが同じですので、一緒に登校しようと思いましてお迎えにあがりました.」
「は?」
マジで何言ってんだ?コイツは…くそ!宰相の嫌がらせか?俺がどんなにこの日を楽しみにしていたか知ってるくせに!
「え?あ、ありがとう、でもルークの家からだとここによったら遠回りになるんじゃかった?」
「そうだよ!ルーク、待つなら学園の入り口ででも待ってればいいだろ?学園までは私が一緒だから大丈夫だ、今日は…きてしまったから、しょうがない一緒に乗れよ!でも明日からは学園で待ってろよ!」
「マクミラン様、それはできませんよ、婚約者でも無い男女が密室に2人っきりは良くありません。と言うわけで、姉も一緒です。」
「な、んだ、と?ローズだと!お前……」
「まぁ、ローズ様お久しぶりです。ご一緒できるなんて嬉しいです。学年は違いますけどよろしくお願いします。」
「ヴィオラちゃん!益々可愛くなっちゃって~困ったことあったらなんでも言ってね~私が守ってあげるからね!」
「はい!ありがとうございます。」
くそ!女ということを利用して気安く俺のヴィーに抱きつきやがって!こいつは…ルーク以上に厄介だ、幼い頃ヴィーに会い気に入って側に居たいと駄々を捏ねて、侍女目指したが男まさりすぎて侍女には向かず、ならばと側で守る専属騎士になるなんて言って本当に騎士になりやがった奴だ!見た目だけは綺麗だから、青薔薇の騎士様なんて呼ばれて女子にえらく人気があるし強さも相当だ。
今では学生でこいつに勝てるやつは俺しかいない程強い、去年の大会ではコイツに勝つのにかなり苦戦した。
「「気にしないでください、さぁ行きましょう!」」
そう言ってヴィーの手を取ろうとしたから、スッと間に割り込んで先にヴィーの手を取って馬車に乗った。
学園についた。
ヴィーの手を取って馬車をおり、そのまま手を離すことなく教室まで案内した。
「マクミラン様の教室は反対側ですから、同じクラスの私がヴィオラ様をお連れしますから、その手を離してはいかかですか?」
「そうよ、マクミラン様、私たちのクラスは逆よここはルークに任せたらいいのに、余裕ないわね~」クス
……この、…姉弟で邪魔する気だな……この手は離さん!
「マック?教室は逆なのですか?良いのですか?あれ?ローズ様も?」
「あ、いいのいいの、気にしないで~」
マジでコイツら遠慮ないな、しょうがないこのメンツで囲んだらヴィオの虫除けにもなるかもしれないからよしとするか、
教室に向かう最中でもヴィオに見惚れる男どもが騒ついてるしからしっかり牽制しとかないとな。
きゃ!
突然、俺たちの前で転んだ女がいた。
「イッターい!ひどいですぅ私を押すなんてぇ、マクミランさま~この人が私を押したんですぅ、痛くて歩けません、保健室に連れて行ってください、」
?ヴィーを指差して何言ってんだこの女は、それに初めてあったのに気安く名前呼びだと!
「マック?お知り合いですか?お助けしなくて良いのですか?」
「知り合いでもなんでもない、初めて見るよ。さぁ行こう」
「マクミランさま~、マクミランさまってば~」
「私はお前の事は知らないし名前で呼ぶことを許可していない気安く呼ぶな!」
「あ!マクミランさま、その女に騙されてるんですね、私がその悪役令嬢から解放してあげます。大丈夫です。」
なんだ、話が全く通じない!気持ち悪い!悪役令嬢ってなんだ?全く意味がわからない、こんな頭のおかしい奴が学園に通ってるなんて、後で調べておかないと、せっかくのヴィーとの学園ライフが邪魔される。
「お前、それ以上は口を開くな殿下に対して失礼だぞ!姉上この令嬢を警備に連れて行ってください、だいぶ頭がおかしいようです。これ以上のヴィオラ様を貶めるような妄想虚言は我慢なりません」
「そうね、だいぶイカれてるようね、ほら、さっさと立ちなさい、どこも痛くないでしょ、わざとだって事はバレてるんだから、」
そう言ってローズが腕を掴むとギャーギャー痛いだの、バグだのリセットだのと攻略イベントが、などと意味不明なこと言って騒ぎだし、騒ぎに気付いた警備が駆け寄って、連れて行った。
「あの御令嬢大丈夫かしら?言ってることの意味はよくわからなかったけど、どこかお悪いのかしら?……」
「ヴィー……気にしなくていいと思うよ、それよりお昼になったら迎えに来るから教室で待っててね。いいね。」
「ええ、わかったわ、待ってる。」
繋いでいた手を持ち上げ手の甲にキスをして別れた。ほんのり赤くなったヴィーを見て少しは意識してくれたんだと浮き足だてしまった。
この日から俺とヴィーとの薔薇色の学園生活に、ことごとく水を刺し邪魔をされる。
意味もなくヴィーに絡んでは警備に連れて行かれ、頭のおかしい男爵令嬢に頭を痛める事になったのはいうまでもない。
ただ、被害者であるヴィーがあまりにおっとりすぎて被害を受けていることに気がついていなかったのがせめてもの救いである。
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