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第14章 初めてのおそれ

2 裏切りの行為

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 ホテルの部屋はツインにしては狭く感じたが、料金からしたらこんなものかと納得した。二人は交替でシャワーを浴び、愛海が出て来ると茜は着替えていた。
「茜、どうしたの?どこかに出掛けるの?」
「うん、夕方、英之に連絡したら、会いに来てくれると言うから、そこまで出て来るね。」茜はそれだけ説明すると、部屋から出て行ってしまった。愛海は一人残され、ベッドに横になって大学の資料を見ていた。しばらくして、誰かが部屋をノックする音に気が付いた。茜が帰って来たのかと思いドアを開けると、そこには瑛士が立っていた。
「愛、不用心だな。いきなり開けたりして。」と言いながら、瑛士は部屋の中に足を踏み入れた。愛海は疑う事もなく、瑛士を招き入れていた。
「どうしたの?瑛士君。まだ何か用があったの?」と言う間もなく、愛海はベッドに押し倒されていた。瑛士は愛海を押さえつけ、
「愛、今でも好きだよ。もう男性経験はあるんだろ。」と言って、愛海の自由を奪って服の上から触ってきた。男性経験なんて嫌な言葉を掛けられ、
「何言っているの?お兄ちゃん、最低。」と愛海は瑛士の手の動きから逃れようと、無我夢中で抵抗した。しかし、愛海は両手をつかまれて身動きができず、瑛士の片手が胸を掴みむのを我慢していた。
「愛、おっぱい成長したな。いい感じになったよ。」愛海は下着を着けていたが、薄手のタンクトップ越しに指の動きを感じていた。キスを迫って来る瑛士の口を、首を振って必死に拒んだ。
~愛海~こんなの、絶対嫌だ。私はお兄ちゃんに犯されるの?

 瑛士の手は下へと向かい、タオル地のショートパンツの上から、彼女の股間をでた。愛海は腰を動かし逃げようとするすきに、瑛士の唇が彼女の口を捕らえていた。瑛士は舌をとがらし、彼女の口の中をまさぐった。同時に手をショーツの中に入れ、彼女の秘部に直に触れてきた。
~愛海~もう駄目だ!許して!何で私ばかり、こんな目に何度も会うの?
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