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第28話 奇妙な夢の続き
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僕はまた夢の中に居た。以前見た奇妙な夢と同じで前世の世界で日本語翻訳版の小説を熱心に読んでいた。
『……は、エリアスから初夜に『お前を愛するつもりはない』とその冴え凍るような銀色の瞳に睨まれながら言われた。……は輝くような黄金の髪は美しいウェーブの髪に瞳は極上のサファイアのような青色をしている。そんなに美しい……に対してエリアスは冷たく『お前を愛するつもりはない』と言い放ったのだ。そして、そこから……の悪夢が始まったのだ』
『さらに冷遇され続けることで、……は次第にエリアスと王国への復讐を決意する。そのために……は協力者を探すことになるが王国内では成果がでなかった。
その時、帝国から身に覚えのない大公夫人殺害の容疑で呼び出されることになる。大公夫人の殺害容疑についての嫌疑は晴れたが、帝国と王国の間の関係は険悪となり、さらに……は不幸になるが王国に戻った際に協力者を見つけることに成功したが……』
そこまでで、話が一旦終わっていた。
作者の都合でしばらく休載するとの告知があり、続きが気になりすぎた僕は、完結済みとされている原作小説に関するネタバレサイトを探すことにした。
原作のタイトル『The happy ending of the unloved prince(愛されない皇子の幸福な結末)』で検索を行うと、1件のファンサイトを見つけることができた。
そのファンサイトは英語だったが、翻訳を駆使してネタバレになる内容を確認した。すると、翻訳ツールのせいなのか今まで読んでいた翻訳版とは似てもにつかないあらすじが表示された。
『……は身分の低い貴族を母に持っていたので、皇子でありながら、皇后に苛め抜かれた上に無理やり決められた政略結婚の相手である隣国のエリアスと結婚することになる。しかし、エリアスの番いであることが分かり彼から溺愛される。そして、彼がいなくなった後の帝国では……がいなくなったことで後悔する人々が沢山現れたが幸せな……にはもう関係ないことだった』
しかも主人公の名前も若干異なるものに翻訳されてしまった。
「なんだこれ?全然話が違うじゃないか」
驚いた前世の僕は、『The happy ending of the unloved prince(愛されない皇子の幸福な結末)』について情報を集めていた。
その中で、原作小説の作者のブログとメッセージを見つけた。
『日本語翻訳版は、内容が全く違う。幸せになるはずの……がなぜあんなに不幸になるのか。原作小説のファンだからと言ったあいつに翻訳を任せたのは間違いだった。今すぐ正しい内容に小説を翻訳し直さなければ該当の作品を追加で書籍にすることは許さない』
原作小説の怒りのメッセージに、翻訳版小説の続きが気になっていた心が冷めていくのを感じた。その代わりに翻訳版の訳者への不信感も募っていった。
(……僕はどうしてこのことを忘れていたんだ。つまり、ここは翻訳版の世界ではなく、原作小説の世界なのではないか、だとしたら……)
そこまで考えた時、不思議な声が聞こえた。
「フェリックスたんなら思い出してくれると思っていましたぞ。拙者の世界をめちゃくちゃにした輩を許すわけにはいかない。だから協力をしてくださらぬか?」
(協力って、何を……)
そう聞き返そうとした時、意識が現実に引き戻されそうになる。
「時間がないか、とりあえず帝国の人間に気を付けてくだされ!特に……」
明るい光に包まれながら、僕は目を覚ました。
『……は、エリアスから初夜に『お前を愛するつもりはない』とその冴え凍るような銀色の瞳に睨まれながら言われた。……は輝くような黄金の髪は美しいウェーブの髪に瞳は極上のサファイアのような青色をしている。そんなに美しい……に対してエリアスは冷たく『お前を愛するつもりはない』と言い放ったのだ。そして、そこから……の悪夢が始まったのだ』
『さらに冷遇され続けることで、……は次第にエリアスと王国への復讐を決意する。そのために……は協力者を探すことになるが王国内では成果がでなかった。
その時、帝国から身に覚えのない大公夫人殺害の容疑で呼び出されることになる。大公夫人の殺害容疑についての嫌疑は晴れたが、帝国と王国の間の関係は険悪となり、さらに……は不幸になるが王国に戻った際に協力者を見つけることに成功したが……』
そこまでで、話が一旦終わっていた。
作者の都合でしばらく休載するとの告知があり、続きが気になりすぎた僕は、完結済みとされている原作小説に関するネタバレサイトを探すことにした。
原作のタイトル『The happy ending of the unloved prince(愛されない皇子の幸福な結末)』で検索を行うと、1件のファンサイトを見つけることができた。
そのファンサイトは英語だったが、翻訳を駆使してネタバレになる内容を確認した。すると、翻訳ツールのせいなのか今まで読んでいた翻訳版とは似てもにつかないあらすじが表示された。
『……は身分の低い貴族を母に持っていたので、皇子でありながら、皇后に苛め抜かれた上に無理やり決められた政略結婚の相手である隣国のエリアスと結婚することになる。しかし、エリアスの番いであることが分かり彼から溺愛される。そして、彼がいなくなった後の帝国では……がいなくなったことで後悔する人々が沢山現れたが幸せな……にはもう関係ないことだった』
しかも主人公の名前も若干異なるものに翻訳されてしまった。
「なんだこれ?全然話が違うじゃないか」
驚いた前世の僕は、『The happy ending of the unloved prince(愛されない皇子の幸福な結末)』について情報を集めていた。
その中で、原作小説の作者のブログとメッセージを見つけた。
『日本語翻訳版は、内容が全く違う。幸せになるはずの……がなぜあんなに不幸になるのか。原作小説のファンだからと言ったあいつに翻訳を任せたのは間違いだった。今すぐ正しい内容に小説を翻訳し直さなければ該当の作品を追加で書籍にすることは許さない』
原作小説の怒りのメッセージに、翻訳版小説の続きが気になっていた心が冷めていくのを感じた。その代わりに翻訳版の訳者への不信感も募っていった。
(……僕はどうしてこのことを忘れていたんだ。つまり、ここは翻訳版の世界ではなく、原作小説の世界なのではないか、だとしたら……)
そこまで考えた時、不思議な声が聞こえた。
「フェリックスたんなら思い出してくれると思っていましたぞ。拙者の世界をめちゃくちゃにした輩を許すわけにはいかない。だから協力をしてくださらぬか?」
(協力って、何を……)
そう聞き返そうとした時、意識が現実に引き戻されそうになる。
「時間がないか、とりあえず帝国の人間に気を付けてくだされ!特に……」
明るい光に包まれながら、僕は目を覚ました。
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