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【序章】始まらずに終わった話、或いは終わりが始まる話
6. 同じ鍋を囲んだ仲
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有斐丘学園はキャンパス内に三つの図書館を擁している。
その内の一つ、蔵書数約四十五万冊という校内最大の規模を誇る中央図書館が、敢介の放課後の定位置だった。
と言っても、敢介は図書委員ではないし、かといって自習室に籠もるわけでもない。館内にある会議室の一つ――第一小会議室が、彼の所属する部署の活動拠点として割り当てられているのだ。
生徒会総務部資料課校史編纂室――略して〈校編室〉。
ざっくばらんに言えば、校内で発生する雑事を〝学校の歴史に関わる〟とこじつけられて体良く押し付けられる雑用係である。少なくとも現在の室長である敢介は、己の職分をそのように認識している。
「え? じゃあ君が私の相手をしてくれているのも、その〝雑事〟の一つなのかい?」
「そりゃあ機嫌を損ねた毬藻先輩が館内で大暴れして備品を壊そうものなら、それは学校の歴史に残る汚点の一つになりますからね。そういうのを未然に防ぐのも〈校編室〉の役割です」
「具体的な説明をどうもありがとう。そして君は私を何だと思っているんだ」
「あくまで可能性の話ですよ。人間には無限大の可能性がありますから」
そんな可能性は要らないなぁ、と毬藻はけらけら笑う。〈校編室〉は閲覧室からは離れた場所にあるため、今のところ毬藻の笑い声に苦情は寄せられて来ない。
「というか、先輩はこんなところで油を売っていていいんですか? 後輩たちの応援に来ているんでしょう?」
「うん、精一杯声を張り上げて応援していたんだけどね……後輩たちに『図書館ではお静かにお願いします』と言われて追い出されちゃったんだ」
「本当にそっちの応援をしていたのか……」
これ以上突っ込むと、もっと頭が痛くなりそうな裏事情を掘り当ててしまいそうだったので、敢介は彼女を図書委員会に送り返す算段を立てるのはやめた。
折良く電気ポットが湯沸かし完了の通知音を鳴らしたので、自分用のマグカップでインスタントコーヒーを淹れた。ちなみにブラック党である。
毬藻は来客用のマグカップで、スティックの抹茶ラテを作っている。コーヒーフレッシュを二個入れるのが彼女のこだわりだ。その方が味がまろやかになるらしい。
「ところで、今日は敢介くん一人なのかい? 零細部署とはいえ、君以外にも室員はいるだろう?」
「いちおう一個上の先輩がいるんですが、今日は風邪で休んでます」
「それは大変だね。よし、それじゃあ私が君の応援を――」
「いえ、結構です」
まぁまぁそう言わずに、とやたら他人を応援したがる毬藻と押し問答していると、会議室のドアをノックする音が響いた。
「開いてるよ」
毬藻が先に返事をしてしまった。もしも冷やかしでなく依頼人だった場合、彼女の存在をどう説明したものだろうか。
しかしその心配は杞憂だった。やって来たのは玲壱だった。
「よう、敢介。……と、毬藻先輩? ちぃーっす」
「やあ、玲壱くん。ふふっ、まだ校内なのに〈日出荘〉の寮生たちばかりが集まっちゃってるね」
「先輩はもう帰ってくれてもいいんですけどね。――それで、レーチ、お前の用件は?」
用ってほどのことじゃねえんだけど、と玲壱は苦笑を浮かべる。ちらりと毬藻を一瞥すると、
「例の件、ちょっとやり過ぎじゃないか? わざわざ藤浪さんに下駄箱を調べさせる必要はないだろ」
玲壱がぼかした言い方をしたのは、事情を知らない毬藻に配慮してのことだろう。案の定、毬藻は「例の件? 下駄箱?」と首を傾げている。
敢介は毬藻に構うことなく、玲壱に向けて、ふっ、と挑戦的な笑みを浮かべた。
「いいんだよ。それが狙いだ」
「……オマエがオレらの前で表情筋動かす時って、大抵何か良からぬことを考えてるよな」
玲壱は露骨にげんなりとした顔をした。幼なじみを相手に失礼な奴だ。
と、ポケットの中でスマホが震える。メッセージの着信だ。
送り主は報道部に籍を置くの知り合いだった。足穂が敢介の下駄箱を調べていたという事実に、ありもしない特ダネの匂いを嗅ぎつけてきたのだろう。
敢介は[大したことじゃない]と返信して、一旦通知をオフにした。これから事情説明を要求するメッセージが連投されて騒がしくなるだろうからだ。
万事順調という敢介の態度に、玲壱はひとまず安心できたのか、
「ま、ちゃんと考えがあるならいいけどさ。……オレにはあんまり迷惑掛けるなよ。副生徒会長って結構胃痛がする仕事なんだぞ」
「そこは友人の助けになるべく権力を濫用する覚悟を固める場面だろう。締まりがないな」
「平然と民主主義を貶めてんじゃねえよ! ……はぁ、やっぱ敢介は敢介だな」
玲壱は呆れ顔で溜息を漏らした。
クスクス、という小さな笑い声が聞こえてきたのも、ちょうどその頃だ。
毬藻が、最上級生らしく見守るような、それでいて、蚊帳の外であることを少し寂しがるような――そんな微笑を浮かべながら、敢介と玲壱を眺めていた。耳許の赤いピアスが、窓から射し込む夕陽の光をきらりと弾く。
「幼なじみというのは本当に仲が良いんだね。私にはそこまでの付き合いができる友人がいなかったから、少し羨ましいよ」
毬藻らしからぬ台詞――聞きようによっては弱音とも受け取れる言葉だった。
何言ってるんですか、と敢介の思ったことが反射的に口を突いて出る。
「先輩も同じ〈日出荘〉の仲間じゃないですか。勝手に他人面しないでくださいよ」
身内にしか向けない無表情と共に、淡々と紡がれた言葉。深い考えもなく飛び出してきたものとはいえ、改めて思い返してみても、それが嘘偽りのない敢介の本心だ。
そうッスよ、と玲壱も迎合してくる。
「卒業しても毬藻先輩はオレらの毬藻先輩ッス。みんなで炬燵に入って同じ鍋を囲んだ仲じゃないッスか。……あれ、違ったっけ」
「同じ釜の飯を食った仲、とでも言いたかったのか? でも、お前のその言い回しでも合ってると思うぜ」
「だろ、だろ? オレ、良いこと言ったーっ!」
快哉を叫ぶ玲壱の声に釣られて、敢介や毬藻も大きな声を出して笑った。
やがて三人分の笑い声が会議室に満ちた。部屋の外にまで満ち溢れた。
結果、近くの部屋で作業していたのだろう図書委員がすっ飛んできた。
「図書館ではお静かにっ。それと指原先輩、悪役よろしく高笑いしてる暇があるなら、こっちを手伝ってください!」
そんなこんなで毬藻は図書委員に連れて行かれてしまった。今度は口ではなく手を動かす応援をしてもらいたいところだ。
玲壱も生徒会棟に戻ると言い出したので、敢介もそれに付いていくことにした。くすねたペーパーナイフをまだ足穂に預けたままだったのを思い出したからだ。
「〈校編室〉、もう閉めちゃっていいのか?」
「どうせ今日は人手不足だ。大したことはできない。それに――室長は俺だ」
「役員会の先輩方に優るとも劣らない横暴ぶりだな……」
玲壱とは生徒会棟の中で別れ、敢介は一人で風紀委員会が詰めているフロアに向かう。
鑑識課では、ペーパーナイフを返してもらいがてら、足穂から指紋の照合作業の経過報告を受けることができた。言い換えれば、まだ合致する指紋は発見されていないということだ。
「じゃ、今度はこいつから指紋を採ってみてくれ。明日に回してくれてもいいから」
そう言って敢介が差し出したものを見て、足穂は「さすが腹黒ウサギだね」と称賛とも呆れとも付かない声を漏らした。〝それ〟が手に入ったのは偶然なのだが、弁解したところで言い訳臭いので、敢介は諦めて苦笑いを浮かべるに留めた。
用事は済んだので、下校しようと鑑識課の部屋を出たところで、背後から敢介を呼び止める声が届いた。
「お……おかん!」
振り返ると、ポニーテールを揺らす見慣れた少女の姿。
しかしどうにも様子がおかしい。普段とは違う意味で、そわそわと落ち着きがない。もしかして、何かおかしなものでも拾い食いしてしまったのだろうか。今更ながら昼の弁当を取り上げてしまったことが少し悔やまれた。
「今日、一緒に帰ろ?」
そう言う伊恵理の声は、微かに震えていた。
その内の一つ、蔵書数約四十五万冊という校内最大の規模を誇る中央図書館が、敢介の放課後の定位置だった。
と言っても、敢介は図書委員ではないし、かといって自習室に籠もるわけでもない。館内にある会議室の一つ――第一小会議室が、彼の所属する部署の活動拠点として割り当てられているのだ。
生徒会総務部資料課校史編纂室――略して〈校編室〉。
ざっくばらんに言えば、校内で発生する雑事を〝学校の歴史に関わる〟とこじつけられて体良く押し付けられる雑用係である。少なくとも現在の室長である敢介は、己の職分をそのように認識している。
「え? じゃあ君が私の相手をしてくれているのも、その〝雑事〟の一つなのかい?」
「そりゃあ機嫌を損ねた毬藻先輩が館内で大暴れして備品を壊そうものなら、それは学校の歴史に残る汚点の一つになりますからね。そういうのを未然に防ぐのも〈校編室〉の役割です」
「具体的な説明をどうもありがとう。そして君は私を何だと思っているんだ」
「あくまで可能性の話ですよ。人間には無限大の可能性がありますから」
そんな可能性は要らないなぁ、と毬藻はけらけら笑う。〈校編室〉は閲覧室からは離れた場所にあるため、今のところ毬藻の笑い声に苦情は寄せられて来ない。
「というか、先輩はこんなところで油を売っていていいんですか? 後輩たちの応援に来ているんでしょう?」
「うん、精一杯声を張り上げて応援していたんだけどね……後輩たちに『図書館ではお静かにお願いします』と言われて追い出されちゃったんだ」
「本当にそっちの応援をしていたのか……」
これ以上突っ込むと、もっと頭が痛くなりそうな裏事情を掘り当ててしまいそうだったので、敢介は彼女を図書委員会に送り返す算段を立てるのはやめた。
折良く電気ポットが湯沸かし完了の通知音を鳴らしたので、自分用のマグカップでインスタントコーヒーを淹れた。ちなみにブラック党である。
毬藻は来客用のマグカップで、スティックの抹茶ラテを作っている。コーヒーフレッシュを二個入れるのが彼女のこだわりだ。その方が味がまろやかになるらしい。
「ところで、今日は敢介くん一人なのかい? 零細部署とはいえ、君以外にも室員はいるだろう?」
「いちおう一個上の先輩がいるんですが、今日は風邪で休んでます」
「それは大変だね。よし、それじゃあ私が君の応援を――」
「いえ、結構です」
まぁまぁそう言わずに、とやたら他人を応援したがる毬藻と押し問答していると、会議室のドアをノックする音が響いた。
「開いてるよ」
毬藻が先に返事をしてしまった。もしも冷やかしでなく依頼人だった場合、彼女の存在をどう説明したものだろうか。
しかしその心配は杞憂だった。やって来たのは玲壱だった。
「よう、敢介。……と、毬藻先輩? ちぃーっす」
「やあ、玲壱くん。ふふっ、まだ校内なのに〈日出荘〉の寮生たちばかりが集まっちゃってるね」
「先輩はもう帰ってくれてもいいんですけどね。――それで、レーチ、お前の用件は?」
用ってほどのことじゃねえんだけど、と玲壱は苦笑を浮かべる。ちらりと毬藻を一瞥すると、
「例の件、ちょっとやり過ぎじゃないか? わざわざ藤浪さんに下駄箱を調べさせる必要はないだろ」
玲壱がぼかした言い方をしたのは、事情を知らない毬藻に配慮してのことだろう。案の定、毬藻は「例の件? 下駄箱?」と首を傾げている。
敢介は毬藻に構うことなく、玲壱に向けて、ふっ、と挑戦的な笑みを浮かべた。
「いいんだよ。それが狙いだ」
「……オマエがオレらの前で表情筋動かす時って、大抵何か良からぬことを考えてるよな」
玲壱は露骨にげんなりとした顔をした。幼なじみを相手に失礼な奴だ。
と、ポケットの中でスマホが震える。メッセージの着信だ。
送り主は報道部に籍を置くの知り合いだった。足穂が敢介の下駄箱を調べていたという事実に、ありもしない特ダネの匂いを嗅ぎつけてきたのだろう。
敢介は[大したことじゃない]と返信して、一旦通知をオフにした。これから事情説明を要求するメッセージが連投されて騒がしくなるだろうからだ。
万事順調という敢介の態度に、玲壱はひとまず安心できたのか、
「ま、ちゃんと考えがあるならいいけどさ。……オレにはあんまり迷惑掛けるなよ。副生徒会長って結構胃痛がする仕事なんだぞ」
「そこは友人の助けになるべく権力を濫用する覚悟を固める場面だろう。締まりがないな」
「平然と民主主義を貶めてんじゃねえよ! ……はぁ、やっぱ敢介は敢介だな」
玲壱は呆れ顔で溜息を漏らした。
クスクス、という小さな笑い声が聞こえてきたのも、ちょうどその頃だ。
毬藻が、最上級生らしく見守るような、それでいて、蚊帳の外であることを少し寂しがるような――そんな微笑を浮かべながら、敢介と玲壱を眺めていた。耳許の赤いピアスが、窓から射し込む夕陽の光をきらりと弾く。
「幼なじみというのは本当に仲が良いんだね。私にはそこまでの付き合いができる友人がいなかったから、少し羨ましいよ」
毬藻らしからぬ台詞――聞きようによっては弱音とも受け取れる言葉だった。
何言ってるんですか、と敢介の思ったことが反射的に口を突いて出る。
「先輩も同じ〈日出荘〉の仲間じゃないですか。勝手に他人面しないでくださいよ」
身内にしか向けない無表情と共に、淡々と紡がれた言葉。深い考えもなく飛び出してきたものとはいえ、改めて思い返してみても、それが嘘偽りのない敢介の本心だ。
そうッスよ、と玲壱も迎合してくる。
「卒業しても毬藻先輩はオレらの毬藻先輩ッス。みんなで炬燵に入って同じ鍋を囲んだ仲じゃないッスか。……あれ、違ったっけ」
「同じ釜の飯を食った仲、とでも言いたかったのか? でも、お前のその言い回しでも合ってると思うぜ」
「だろ、だろ? オレ、良いこと言ったーっ!」
快哉を叫ぶ玲壱の声に釣られて、敢介や毬藻も大きな声を出して笑った。
やがて三人分の笑い声が会議室に満ちた。部屋の外にまで満ち溢れた。
結果、近くの部屋で作業していたのだろう図書委員がすっ飛んできた。
「図書館ではお静かにっ。それと指原先輩、悪役よろしく高笑いしてる暇があるなら、こっちを手伝ってください!」
そんなこんなで毬藻は図書委員に連れて行かれてしまった。今度は口ではなく手を動かす応援をしてもらいたいところだ。
玲壱も生徒会棟に戻ると言い出したので、敢介もそれに付いていくことにした。くすねたペーパーナイフをまだ足穂に預けたままだったのを思い出したからだ。
「〈校編室〉、もう閉めちゃっていいのか?」
「どうせ今日は人手不足だ。大したことはできない。それに――室長は俺だ」
「役員会の先輩方に優るとも劣らない横暴ぶりだな……」
玲壱とは生徒会棟の中で別れ、敢介は一人で風紀委員会が詰めているフロアに向かう。
鑑識課では、ペーパーナイフを返してもらいがてら、足穂から指紋の照合作業の経過報告を受けることができた。言い換えれば、まだ合致する指紋は発見されていないということだ。
「じゃ、今度はこいつから指紋を採ってみてくれ。明日に回してくれてもいいから」
そう言って敢介が差し出したものを見て、足穂は「さすが腹黒ウサギだね」と称賛とも呆れとも付かない声を漏らした。〝それ〟が手に入ったのは偶然なのだが、弁解したところで言い訳臭いので、敢介は諦めて苦笑いを浮かべるに留めた。
用事は済んだので、下校しようと鑑識課の部屋を出たところで、背後から敢介を呼び止める声が届いた。
「お……おかん!」
振り返ると、ポニーテールを揺らす見慣れた少女の姿。
しかしどうにも様子がおかしい。普段とは違う意味で、そわそわと落ち着きがない。もしかして、何かおかしなものでも拾い食いしてしまったのだろうか。今更ながら昼の弁当を取り上げてしまったことが少し悔やまれた。
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