上 下
18 / 140

出会い:5

しおりを挟む
「悠夜くんのCPUメインコンピューターのゼロさん。

市街地ステージで、悠夜くんの飛行速度まで速度を上げれたプレイヤーの人数と、悠夜くん並みに敵機に追撃されながら逃げ切れたプレイヤーは居る?」

自分のCPUメインコンピューターのハナではなく。

悠夜のCPUメインコンピューターのゼロに話しかける桂子。


『悠夜の飛行速度まで速度を出せたプレイヤーは、今の所は存在しません。

また、ほとんどのプレイヤーは悠夜みたいに逃げるのではなく、敵機を撃墜しているので解答は出しかねません。』


「それじゃぁ、質問を変えるね。ゼロさん。

悠夜くんが、フルスロットで市街地を飛行できた可能性は?」

『あくまで、可能性でよければお答えします。

あの場所での急旋回を間違えなければ、約83%以上の確率でフルスロットでの飛行が可能だと思われます。』

「ほおぉ・・・。 香織から、フルスロットの半分の速度でもきつかったと聞いたけど・・・。」

「なによっ!私だって慣れればそれくらいわっ!」

ムキになって言う香織。

「悠夜くんは、何回くらいステージをプレイしたの?」

『悠夜は、どちらのステージも1回しかプレイしておりません。』

「・・・・・・」

ゼロの答えを聞いて押し黙る香織。

うん・・・。何だろう・・・。

俺の話のはずなのに、俺が割って入り込む隙間がない・・・。

しかも、なんか俺が、香織さんを苛めてるみたいな雰囲気になってない?

「えっと・・・アイザックさん。 そろそろ、ミッションを決めませんか?」

なんとなく変な感じになっているので、俺はアイザックさんにミッションを決めようと言う。

「あ・・あぁ。そうだな。

なら、腕試しと、各自の技量を図るのも兼ねて、これなんかはどうだ?」

そう言って、アイザックさんが指定したのは。

ミッションランク2の、殲滅ミッション:敵機数 6機。 報酬5000クレジット。

「僕は、それで良いと思いますよ。」

1人2機のノルマで。最悪、俺かアイザックさんが他の人のサポートに回れば大丈夫だろう。

と、俺は考えて言う。

「私は、お任せします。」

桂子さんが答える。

「良いわよ。」

香織さんも賛同する。

「それじゃ、準備は良いな?」

「「「はい。」」」

3人の返事を聞いて、アイザックはミッション開始の所をタッチする。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

君が大好きという呪い

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

妖精のいたずら

恋愛 / 完結 24h.ポイント:2,350pt お気に入り:393

転生から始まる敵国兵

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:7pt お気に入り:0

1人の男と魔女3人

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:404pt お気に入り:1

僕と君と1.5人暮らし

エッセイ・ノンフィクション / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

JKメイドは思いを告げたい。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

護国神社の隣にある本屋はあやかし書店

キャラ文芸 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:117

突然現れたアイドルを家に匿うことになりました

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:96

海原の抱擁と綴る魔法の冒険譚~モフモフと駆け巡れ~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:71pt お気に入り:84

二番煎じな俺を殴りたいんだが、手を貸してくれ

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:518pt お気に入り:0

処理中です...