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クレジットは、全財産の122万2390クレジットだ。
「長いね・・・」
アイラが呟く。
「長いな・・・。」
相槌を返す俺。
「・・・」
黙って、2人の様子を見ている建太。
既に1分近く経っている。
【ピィー!ピィー!】
音が鳴って、ようやく進化が完了し・・・ていない・・・。
画面には【Double Up Chance】の表示が・・・・。
「・・・・。どういう事よ?」
「わかんない・・・。 こんなの初めて見たし、聞いたことないし・・・。」
「・・・・・」
黙り込む3人。
おそらく、いま進化できた機体を、さらに進化させるのかを聞いてきていると思われるのだろうが・・・。
今現在の進化した機体の表示も詳細も映し出されていない。
機体の表示も、詳細も分からないのだから。 何を判断基準にしたらいいのかも解らない・・・・。
「どうする気だよ?」
「分かるか!」
健太の問いかけに、思わず声を大きくしてしまう。
アイラは、俺がどうするのかをジッと見てる。
「なら、こいつで決めるか?」
そう言って、建太が具現化させた物は。
1~6の数字が書かれた6面体の物体。
サイコロだった。
そういや、昔っから運頼みの時は、コインかダイスで決めてたな。 コイツは・・・。
「で、どっちでいくんだ?」
俺が建太に聞き返すと。
「それは、お前が決めるべきだろう。
既に、俺と言うイレギュラーで、運任せに為ってるんだから。」
申し訳なさそうに言う建太。
反省はしているようだ。
「もし失敗したら、俺の全財産で新しい機体を購入しろよ。」
健太が俺に言う。
「足りない分は、私もカンパしてあげるよ。」
アイラも、俺に言う。
「ふううぅぅ・・・」
大きく息を吐き出し、健太の手の平からダイスを手に取る。
「奇数が出たら、ダブルUp。 偶数ならキャンセル。」
そう言って、右手を軽く握りダイスを中で転がす。
少しの間、手の中で転がし、サイコロをカウンターに向かって転がす。
もちろん、カウンターから落ちない様に加減はした。
これ以上、イレギュラーを起こして溜まるか。
出た目は・・・・偶数。
パネルに手を伸ばして【NO】を。
「長いね・・・」
アイラが呟く。
「長いな・・・。」
相槌を返す俺。
「・・・」
黙って、2人の様子を見ている建太。
既に1分近く経っている。
【ピィー!ピィー!】
音が鳴って、ようやく進化が完了し・・・ていない・・・。
画面には【Double Up Chance】の表示が・・・・。
「・・・・。どういう事よ?」
「わかんない・・・。 こんなの初めて見たし、聞いたことないし・・・。」
「・・・・・」
黙り込む3人。
おそらく、いま進化できた機体を、さらに進化させるのかを聞いてきていると思われるのだろうが・・・。
今現在の進化した機体の表示も詳細も映し出されていない。
機体の表示も、詳細も分からないのだから。 何を判断基準にしたらいいのかも解らない・・・・。
「どうする気だよ?」
「分かるか!」
健太の問いかけに、思わず声を大きくしてしまう。
アイラは、俺がどうするのかをジッと見てる。
「なら、こいつで決めるか?」
そう言って、建太が具現化させた物は。
1~6の数字が書かれた6面体の物体。
サイコロだった。
そういや、昔っから運頼みの時は、コインかダイスで決めてたな。 コイツは・・・。
「で、どっちでいくんだ?」
俺が建太に聞き返すと。
「それは、お前が決めるべきだろう。
既に、俺と言うイレギュラーで、運任せに為ってるんだから。」
申し訳なさそうに言う建太。
反省はしているようだ。
「もし失敗したら、俺の全財産で新しい機体を購入しろよ。」
健太が俺に言う。
「足りない分は、私もカンパしてあげるよ。」
アイラも、俺に言う。
「ふううぅぅ・・・」
大きく息を吐き出し、健太の手の平からダイスを手に取る。
「奇数が出たら、ダブルUp。 偶数ならキャンセル。」
そう言って、右手を軽く握りダイスを中で転がす。
少しの間、手の中で転がし、サイコロをカウンターに向かって転がす。
もちろん、カウンターから落ちない様に加減はした。
これ以上、イレギュラーを起こして溜まるか。
出た目は・・・・偶数。
パネルに手を伸ばして【NO】を。
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