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彼氏✖️彼氏
理人の心配と渇望※
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冬馬とのビデオ通話を切って、理人はザワザワする落ち着きのなさを感じた。さっきまで画面の向こうの冬馬に癒されていた筈なのに、話は一気に不穏な内容になってしまった。
本人はそれほど感じていないけれど、理人にしてみれば冬馬の隣人がこちらの世界の人間、まして話を聞く限り随分と手慣れた相手だと感じて心配が尽きない。
もっともゲイだからといって、お仲間に襲いかかるわけじゃないし、まして冬馬がその男を図々しい奴だと感じて避けているきらいはあるので妙な事にはならないだろう。
それでもあの初心で雰囲気のある若い冬馬が、あちらの世界でそこそこ人気があるだろう事は想像できる。理人は顔を顰めたまま、ウロウロと部屋の中を用も無いまま歩き回った。
やはり近いうちに一度冬馬のマンションへ行ってみたほうがよさそうだ。
落ち着かない気持ちのまま、理人は窓際に立って都会の光瞬く夜景と遠くに見える暗い海を見下ろした。この眺めもここに住まいを決めた理由のひとつだった。少し高い家賃も、毎日のこの癒しを得られると思えば決して高過ぎることもない。
お金など稼げば良いのだし、理人にはそれを叶える自分の実力を自負している。実際今のベンチャーでのITエンジニアは完全なる実力主義で、入社してから実績の成果チェックによって既に二度の昇給を果たしていた。
このやり甲斐と目に見える評価によって、理人は仕事がノリに乗っていると言えたし、そして今冬馬との心踊る様な恋の始まりでかつてないほどの満足感を覚えている。
だから余計に心配事は排除しておきたいと感じるのかもしれない。
こんな風に恋人への干渉を覚えるのは初めてとも言えて、まぁそもそも真剣に付き合った事がないから、恋人の事を全部把握しておきたいたちだったのは自分でも意外な気がする。
キスをねだる様な冬馬の顔つきを画像に残した自分の機転に満足しながら、理人は手の中のスマホの冬馬に見入った。こちらを見つめる冬馬の色気のある表情を見つめていると、先日のあられもない冬馬を思い出して理人の身体はじわじわと熱くなる。
あの時は自分が不完全燃焼だったせいもあって、欲求不満の様なものが自覚できるくらい溜まっている。
理人は溜息をつくとテーブルにスマホを置いて、カットソーをおもむろに脱ぐと浴室へと向かった。丁度仕事から帰ってひと息ついた時に貰ったビデオ通話だったので、食事は済ませて来ていたものの、寝支度はこれからだった。
少し温くなった湯船に浸かりながら、理人は冬馬の甘い喘ぎを思い出してすっかり兆した股間を撫でた。見るからに経験の無さそうな色の綺麗な冬馬のモノを口でしゃぶったら、どんな反応をする事だろう。
そして閉じられたその奥を自分の指や舌で解していく時は、やはり恥ずかしがってこちらを赤らんだ顔で見つめるのだろうか。あの時は上半身を見たわけじゃないけれど、きっと股間と同じ様に胸の印も小さく淡い色なのではないか。
それとも自分で胸の開発くらいしているとしたら、ぷっくりと赤くいやらしく育っている可能性もある。
経験ゆえに冬馬のエロさを具体的に想像したせいで、理人の股間はいつになくバキバキに昂った。ザブリと湯船から出た理人は、シャワーの前に立つと溢れるヌルリとした自分の興奮を剛直に塗りつけた。
手の中で哀れにも震える自身をゆっくりと扱きながら、理人は冬馬の口の中の味や感触を思い出した。せめて服越しにでは無く、自分のこれと直接擦り合わせてダイレクトに快感を得ればよかった。
そうしたらきっと冬馬はもっと善がって、艶かしく身体をくねらせたに違いない。人一倍敏感なのは未経験のせいなのか、体質なのか判断はつかなかったけれど、理人は冬馬の普段の表情や仕草の可愛さにも、あの時の乱れる色っぽさにもすっかり喉がカラカラになる様な欲望を覚えた。
冬馬を後ろから抱き抱えて、脚の間から腰とブツを突き出して震える冬馬自身を擦り立てる想像に、理人は一気に自分を追い込んで手を素早く動かした。
自慰にしては強烈な快感に白い欲望を目の前の鏡に飛び散らせて、理人はキツく閉じた瞼を緩めた。
荒い息を吐き出しながら、理人はゆっくりと余韻と共に最後までひくつく自身を撫で摩った。腰が引っ張られる様なその吐き出しに自分の胸の先も硬くなっているのを自覚しながら、理人は思わず口元を緩めた。
恋人で抜くのは真っ当な行為だろうけれど、こんな風に自分にオカズにされている事を冬馬が知ったらどんな顔をすることだろう。顔を赤くして黙り込むだろうか。それとも興奮して唇を無自覚に舐めるだろうか。
シャワーを浴びながら、理人は自分がすっかり冬馬にハマっている事に苦笑した。せいぜい怖がらせない様に、そしてあまり重くならない様に気をつけなければ。
以前冬馬をカフェで見かけたのにも理由がつくのだが、偶然理人の会社と冬馬の大学の最寄り駅が一緒だという事もあって、理人は冬馬に昼休みにメッセージを送った。
昨日の今日で自分でも堪え性が無いとは思ったが、出来るなら冬馬の顔を直接見たい。バイトをしてる様な話もしていたけれど、もし今日空いているならデートがしたかった。
メッセージを送ってスマホを気にしていると、同僚の一人が呆れた様子で理人に話し掛けてきた。
「橘チーフ、随分ご機嫌ですね。作業量半端ないのにその余裕流石というか。自分も早くそうなりたいですよ。」
「いや、私だって余裕あるわけじゃないけどね。メリハリは大事だから。質の良い集中は良いリラックスあってこそだよ。」
同僚は深く頷きながら、やれやれと言った具合で自分の作業デスクへと戻って行った。理人は言葉にしながら、最近の仕事の捗り具合は冬馬のお陰なのかもしれないと改めて認識した。
その時手の中のスマホが震えて、待っていたメッセージが返ってきた。
[今日は15時から家の近くでバイトで、20時には上がります。それ以降なら空いてます。もし良かったらうちに来ますか?]
思わず微笑むと、理人はメッセージをやりとりして休憩を終えた。20時半に冬馬の家の近くで待ち合わせるなら、今からちょっと真面目に作業しなくては。
理人は冬馬に会えると分かって、気合いが漲るのを感じた。これこそが恋のもたらす効果だとしたら自分でも単純だと苦笑する。
結局家から20分ほど掛けて、理人は冬馬に教えてもらった住所近くの駐車場に車を停めた。車なら遅くなっても電車を気にする必要もない。マップで調べたら住宅街なのでタクシーも拾いにくいだろう。
まだ少し時間があったので、理人は車の中から冬馬へ到着のメッセージを送った。すると少し先の白いタイル張りのマンションから冬馬らしき人物がこちらの方を窺う様子で近寄ってきた。
微笑む理人が車から降り立つ前に、目の前の道路を冬馬の方に向かって歩き進む若いサラリーマンが視界に入った。理人が車から降りた時には、そのサラリーマンと冬馬は不自然な距離を開けて何やら会話している。
誰だ?そう思う間も無く、もしかしたら例のゲイと公言する隣人だとピンときて、理人は眉を顰めたままゆっくりと二人に近づいた。
ゲイを否定した冬馬の立場上、迂闊に自分が関わるのは藪蛇な気もするし、かと言って冬馬にゲイである隣人を関わらせたくはない。
挨拶だけではない二人の様子を窺いながら近づくと、冬馬が自分をほっとした様子で見つめるのに気がついた。この男、冬馬を困らせているのか?思わずムカついて後ろから足を速めて近づくと、冬馬の視線に気づいた男がこちらを振り返った。
すると男は理人を見て、あからさまに驚いた顔をして口を開いた。
「え!嘘、理人さん!?なんで、ここに?」
…嫌な予感がする。理人は顔を顰めて、笑顔を見せる若いサラリーマンの顔を凝視した。
本人はそれほど感じていないけれど、理人にしてみれば冬馬の隣人がこちらの世界の人間、まして話を聞く限り随分と手慣れた相手だと感じて心配が尽きない。
もっともゲイだからといって、お仲間に襲いかかるわけじゃないし、まして冬馬がその男を図々しい奴だと感じて避けているきらいはあるので妙な事にはならないだろう。
それでもあの初心で雰囲気のある若い冬馬が、あちらの世界でそこそこ人気があるだろう事は想像できる。理人は顔を顰めたまま、ウロウロと部屋の中を用も無いまま歩き回った。
やはり近いうちに一度冬馬のマンションへ行ってみたほうがよさそうだ。
落ち着かない気持ちのまま、理人は窓際に立って都会の光瞬く夜景と遠くに見える暗い海を見下ろした。この眺めもここに住まいを決めた理由のひとつだった。少し高い家賃も、毎日のこの癒しを得られると思えば決して高過ぎることもない。
お金など稼げば良いのだし、理人にはそれを叶える自分の実力を自負している。実際今のベンチャーでのITエンジニアは完全なる実力主義で、入社してから実績の成果チェックによって既に二度の昇給を果たしていた。
このやり甲斐と目に見える評価によって、理人は仕事がノリに乗っていると言えたし、そして今冬馬との心踊る様な恋の始まりでかつてないほどの満足感を覚えている。
だから余計に心配事は排除しておきたいと感じるのかもしれない。
こんな風に恋人への干渉を覚えるのは初めてとも言えて、まぁそもそも真剣に付き合った事がないから、恋人の事を全部把握しておきたいたちだったのは自分でも意外な気がする。
キスをねだる様な冬馬の顔つきを画像に残した自分の機転に満足しながら、理人は手の中のスマホの冬馬に見入った。こちらを見つめる冬馬の色気のある表情を見つめていると、先日のあられもない冬馬を思い出して理人の身体はじわじわと熱くなる。
あの時は自分が不完全燃焼だったせいもあって、欲求不満の様なものが自覚できるくらい溜まっている。
理人は溜息をつくとテーブルにスマホを置いて、カットソーをおもむろに脱ぐと浴室へと向かった。丁度仕事から帰ってひと息ついた時に貰ったビデオ通話だったので、食事は済ませて来ていたものの、寝支度はこれからだった。
少し温くなった湯船に浸かりながら、理人は冬馬の甘い喘ぎを思い出してすっかり兆した股間を撫でた。見るからに経験の無さそうな色の綺麗な冬馬のモノを口でしゃぶったら、どんな反応をする事だろう。
そして閉じられたその奥を自分の指や舌で解していく時は、やはり恥ずかしがってこちらを赤らんだ顔で見つめるのだろうか。あの時は上半身を見たわけじゃないけれど、きっと股間と同じ様に胸の印も小さく淡い色なのではないか。
それとも自分で胸の開発くらいしているとしたら、ぷっくりと赤くいやらしく育っている可能性もある。
経験ゆえに冬馬のエロさを具体的に想像したせいで、理人の股間はいつになくバキバキに昂った。ザブリと湯船から出た理人は、シャワーの前に立つと溢れるヌルリとした自分の興奮を剛直に塗りつけた。
手の中で哀れにも震える自身をゆっくりと扱きながら、理人は冬馬の口の中の味や感触を思い出した。せめて服越しにでは無く、自分のこれと直接擦り合わせてダイレクトに快感を得ればよかった。
そうしたらきっと冬馬はもっと善がって、艶かしく身体をくねらせたに違いない。人一倍敏感なのは未経験のせいなのか、体質なのか判断はつかなかったけれど、理人は冬馬の普段の表情や仕草の可愛さにも、あの時の乱れる色っぽさにもすっかり喉がカラカラになる様な欲望を覚えた。
冬馬を後ろから抱き抱えて、脚の間から腰とブツを突き出して震える冬馬自身を擦り立てる想像に、理人は一気に自分を追い込んで手を素早く動かした。
自慰にしては強烈な快感に白い欲望を目の前の鏡に飛び散らせて、理人はキツく閉じた瞼を緩めた。
荒い息を吐き出しながら、理人はゆっくりと余韻と共に最後までひくつく自身を撫で摩った。腰が引っ張られる様なその吐き出しに自分の胸の先も硬くなっているのを自覚しながら、理人は思わず口元を緩めた。
恋人で抜くのは真っ当な行為だろうけれど、こんな風に自分にオカズにされている事を冬馬が知ったらどんな顔をすることだろう。顔を赤くして黙り込むだろうか。それとも興奮して唇を無自覚に舐めるだろうか。
シャワーを浴びながら、理人は自分がすっかり冬馬にハマっている事に苦笑した。せいぜい怖がらせない様に、そしてあまり重くならない様に気をつけなければ。
以前冬馬をカフェで見かけたのにも理由がつくのだが、偶然理人の会社と冬馬の大学の最寄り駅が一緒だという事もあって、理人は冬馬に昼休みにメッセージを送った。
昨日の今日で自分でも堪え性が無いとは思ったが、出来るなら冬馬の顔を直接見たい。バイトをしてる様な話もしていたけれど、もし今日空いているならデートがしたかった。
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「いや、私だって余裕あるわけじゃないけどね。メリハリは大事だから。質の良い集中は良いリラックスあってこそだよ。」
同僚は深く頷きながら、やれやれと言った具合で自分の作業デスクへと戻って行った。理人は言葉にしながら、最近の仕事の捗り具合は冬馬のお陰なのかもしれないと改めて認識した。
その時手の中のスマホが震えて、待っていたメッセージが返ってきた。
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理人は冬馬に会えると分かって、気合いが漲るのを感じた。これこそが恋のもたらす効果だとしたら自分でも単純だと苦笑する。
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微笑む理人が車から降り立つ前に、目の前の道路を冬馬の方に向かって歩き進む若いサラリーマンが視界に入った。理人が車から降りた時には、そのサラリーマンと冬馬は不自然な距離を開けて何やら会話している。
誰だ?そう思う間も無く、もしかしたら例のゲイと公言する隣人だとピンときて、理人は眉を顰めたままゆっくりと二人に近づいた。
ゲイを否定した冬馬の立場上、迂闊に自分が関わるのは藪蛇な気もするし、かと言って冬馬にゲイである隣人を関わらせたくはない。
挨拶だけではない二人の様子を窺いながら近づくと、冬馬が自分をほっとした様子で見つめるのに気がついた。この男、冬馬を困らせているのか?思わずムカついて後ろから足を速めて近づくと、冬馬の視線に気づいた男がこちらを振り返った。
すると男は理人を見て、あからさまに驚いた顔をして口を開いた。
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