スキル「改編」を貰った僕は、ステータスを好きに変えられる。

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改編の本当の力

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ーー  「改編」の本当の力。


今僕は、孤児院を出て宿に居構えている。
十分にお金を稼げると認められたからだ。

部屋に入りベッドに横になりながら、スキルを試してみる。

3桁の数字を触るが同じ表示だ。ひょっとしてと思い、魔法の数字を触ると。
[での数字を変えますか?]
と表示された。
火(0)の0を触ると
[どれにしますか?1、2、3、4、5、6、7、8、9、0]
と表示。
『今度は数字自体を変えれるんだ。』ワクワクしながら、僕は5を触った。
[5に変えます。YES  NO]
で、YESを触ると。
突然火魔法の情報が頭の中に入り込んできた。
『頭が・・割れるように痛い。』
僕はしばらく気を失っていたようだ。

「危なかった。5以上の数字に変えていたら・・恐ろしい。」
と呟きながら息を整え、水魔法を改編する。

一晩かかって改編した僕のステータスは

カイ  10歳  男  人族   レベル321
 HP5031       MP  966      力 876       敏捷性 880      器用 85

スキル
 超回復         超再生       ※※※      ※※※      剣術(2)  
ユニークスキル
 改編(4)
魔法
 火(5)     水(5)    土(5)    風(5)    光(5)    闇(5)    時空(5)    空間(5)
 生活魔法

に変わっていた。
新たに読めなかった文字が見えるようになり、「超回復」「超再生」のスキルがあることが分かった。

「超回復と超再生は不老不死に近いな。改編が更に上がったらどのようなことが出来るのかワクワクする。」
朝を迎えたがその日はそのまま、ベッドから起き上がれなかった。



ーー  実力を試す。


この世界の人の平均的なレベルの考えは
・1~10    子供
・10~20  一般人
・20~40  冒険者初級から中級
・30~50  一般的騎士
・40~60  冒険者上級
・50~70  騎士隊長クラス
・60~80  Sクラスの冒険者
と言うのが一般的である。

今僕のレベルは、321。この世界ではこのレベルは、ドラゴンクラスだ。
『僕はスキルの恩恵でレベルやスキルレベルが上がっただけで、本当の実力はないのと同じだ。しっかり実力を確認して訓練をして本当の実力を身につけよう。』と思った。


ここはセガール王国の北東に位置し、東側は中央大森林に接している。
領主は、アルカトラズ辺境伯様。北側にスミス共和国とも接している為、交易が盛んだが魔物の影響は大きい。

冒険者は、これらの魔物を討伐しながら報酬を得るのだが。今まで僕が行っていた森は、街の近くの中程度の森で大森林と言われる森とは根本的にレベルが違う。

僕は大森林へ向かうギルド専用の馬車で、中央大森林に向かう。



             ◇


馬車での移動は、1日で大森林手前の街サラーズに向かう。その後徒歩か馬車で大森林沿いの開拓村などに向かいそこを拠点に大森林にアタックするのだ。

出発して2日の朝、僕は単独で森に入る。
空間魔法と時空魔法が5になった時に空間収納(アイテムボックス)を使えるようになった。
そのお陰で食料や水の心配はいらない。

森に入ると直ぐに気づいた。今までの森とはレベルが違うと、濃密な魔素が森中に溢れている。
濃密な魔素は、強い魔物を産む。

新しく新調したショートソードを手に森を進む。

なにかの気配を感じた。
『もう少し詳しくわかればな。』そんんなことを考えながら、気配の方に近づくとオークがいた。

オークは身長2~3mの大型な二足歩行の魔物で、顔は豚のようで人を好んで襲う習性がある。

オークが3頭獲物を探すような様子で歩いている。

僕は弓矢を取り出し、後方のオークの頭を狙って弓を放つ。
弓はオークの頭に深々と突き刺さり、「ドン」と言う音を立てて倒れる。
他のオークがそれに気付き周りを探り出す。

僕はオークの背後から襲いかかる。
ショートソードを背中から心臓に目がけて突き入れる。
深々と刺さったショートソードが急所を貫き、痙攣しながら倒れるオークその際ショートソードも抜けずに手から離れた。

もう一頭のオークが僕の存在を認め、太い丸太を振り下ろしてきた。
丸太を左手で防ぎ右足の蹴りで、オークの左膝を砕く。腰を落としたオークの顔が目の前に下がる。
顔目掛けてパンチを繰り出すと「パン」と言う音と共に首の上が爆散する。

3頭のオークを収納しショートソードを回収する、『戦い方を考えなければ』もっと多くの魔物だったら対応できなくなる。
「これからは1対多々の攻撃を考えよう。」
そう言いながら魔法を考える、自分で無い記憶に雷の原理が閃く。
『そうかこれとこれで電気が発生して、雷の攻撃ができる。』と1人納得しながら練習をし始める。



                ◇


次の日も同じように森に入り、強めの魔物を狩ってゆく。
今日の獲物はダイアウルフと言うオオカミ系の魔物だ。
こいつらは群れで狩りをする習性があり、獲物が疲れるまで何時間でも追いかける。

昨日から練習中の「雷撃」が単独ならば打ち出すことができるようになった。
雷撃はスピードが速い為、ほぼ避けられることはない。

ダイアウルフが狩りをしているところを見つけた、獲物は大型のイノシシタイプの魔物ボアだ。

かなりの時間追いかけたようで、ボアは息を切らし動けないようだ。周囲を囲い安全な後方から後ろ足の腱に噛み付く。
悲鳴をあげるボア。最終的に鼻面に噛みつき、喉笛を咬み裂くとボアは倒れた。

獲物に群がるダイアウルフ。
そこに僕の「雷撃」が落ち始める。
ダイアウルフはどこから攻撃を受けているのかわからない為、混乱しているようだ。
15頭のダイアウルフを仕留めるのに10分ほどかかったが無事殲滅できた。

ボアとダイアウルフを収納してその日は帰る。

開拓村で空き家を借りていたので、村人にボアを提供すると大喜びで解体してくれた。
その夜は僕が持ち込んだ酒を提供してお祭り騒ぎだった。

その夜寝る前にステータスを確認する。

カイ  10歳  男  人族   レベル352
 HP5135       MP  1239      力 1088       敏捷性 1027      器用 88

スキル
 超回復         超再生       ※※※      ※※※      剣術(2)  
ユニークスキル
 改編(4)
魔法
 火(5)     水(5)    土(5)    風(5)    光(5)    闇(5)    時空(5)    空間(5)
 雷(1)     空間収納(1)
 生活魔法

新たに「雷魔法」が加わっている。


改編を行う。

カイ  10歳  男  人族   レベル532
 HP5135       MP  9231      力 8081       敏捷性 7021      器用 88

スキル
 超回復         超再生       ※※※      ※※※      剣術(5)  
ユニークスキル
 改編(4)
魔法
 火(5)     水(5)    土(5)    風(5)    光(5)    闇(5)    時空(5)    空間(5)
 雷(5)     空間収納(5)
 生活魔法

これで剣術がもうすこし楽になるだろう、雷撃も広範囲と多対攻撃が可能になったはずだ。
空間収納は、部分的に時間停止や加速が出来るようになった。

その日はぐっすり睡眠を取り身体の変化をなじませる。



              ◇


次の日ゆっくりと起きた僕は、村人に挨拶しながら情報を集める。
昨日の肉と酒が効いたのか愛想良く話してくれる村人。

その日は村で開拓の手伝いをしながら休息とした。


              ◇


さらに次の日。

情報をもとにワイバーンに挑む事にした。

ワイバーンは亜竜と呼ばれる空を飛ぶ魔物で大きさは5~7m程もある大型の魔物で硬い皮膚を持つ。中にはブレスを吐くものまでいると効いた事が有るが基本は、単独行動だ。

ワイバーンの巣があると言われる山に向かい進む。
途中、大蛇や大蜘蛛が襲ってきたが全て雷撃で倒すことが出来た。
「非常に使いやすい魔法だ。」

ワイバーンの巣がある山に着き、様子を確認する。中腹あたりの岩場に巣があるようだ。
今はどこかに餌を取りに行っているようで、殆ど空のようだ。

少し離れて空が見える広場を見つけ、ここで上空を通過するワイバーンを狙うことにした。

待つ事2時間。上空を1匹のワイバーンが通過して行こうとするのが見えた。
「雷撃」「雷撃」
2発の雷撃を放ち、ワイバーンは気を失ったように地面に向け落下し始めた。

ワイバーンが落ちたあたりに急いで向かう。痺れて動けないワイバーンを見つけた。ブレスを警戒し、後ろから土魔法「アース・バレット」を頭に撃ち続ける。
グッタリして動かないのを確認し、首を刎ねる。
かなり大物だ、収納しながら周囲の気配を探る。
『魔物はいないようだ。』

その日は3匹のワイバーンを倒すことができた。


村に帰りステータスを確認する。

カイ  10歳  男  人族   レベル625
 HP5750       MP  10550      力 11000       敏捷性 9870      器用 99

スキル
 超回復         超再生       ※※※      ※※※      ※※※      ※※※
 剣術(5)  
ユニークスキル
 改編(5)
魔法
 火(5)     水(5)    土(5)    風(5)    光(5)    闇(5)    時空(5)    空間(5)
 雷(5)     空間収納(5)
 生活魔法

改編が5に上がっている。
「また何か改編することが増えたはずだが、今回はこのままで訓練を優先にしよう。」
と決意して僕はその日から5日間、狩りと訓練を続けた。

ステータスを改編して確認する。

カイ  10歳  男  人族   レベル827
 HP9376       MP  60222      力 31171       敏捷性 20101      器用 100

スキル
 超回復         超再生       ※※※      ※※※      ※※※      ※※※
 剣術(5)  
ユニークスキル
 改編(4)
魔法
 火(5)     水(5)    土(5)    風(5)    光(5)    闇(5)    時空(5)    空間(5)
 雷(5)     空間収納(5)
 生活魔法

改編の影響と、ワイバーンなどの高位の魔物を数多く狩ったおかげで、身体能力が格段に上がった。

帰りは走って帰ることにしたが、夕方にはアルカトラズの街に着いていた。



ーー  ギルドランクアップ。


ギルドに入り、買取をお願いする。
「少し多めに魔物を狩ったのですが、買取に限度がありますか?とても大きいので。」
と言うと、買取の職員が
「それなら裏で扱うから持って来てくれ。」
と答えたので、裏の解体場に向かう。
「おい。魔物はどこだ?忙しいんだ直ぐに持ってきてくれ。」
と言うので目の前に、ワイバーンを出し始める。

3匹ほど出したところで

「待て!もうこれ以上は無理だ。」
と慌てて僕を止めるので、次のワイバーンの頭を引き出したところで、止まった僕は。
「あとはいつ持ってくればいいですか?」
と聞くと
「3日後だ。」
と言われた。

中に戻り買取を待っていると、初めてみる男の人が僕を見ていた。
「何か御用ですか?」
と聞くと
「お前が、カイか?」
と聞かれ
「はい。」
と答えると
「着いてこいと言われ、裏の訓練場に向かった。

「俺はここのギルマスだ。今からお前のランクアップテストをする。」
と言いながら体をほぐしだした。僕も準備体操をする?『準備体操て何だ?』

「お苗は引きはなにを使う?」
と聞かれ
「武器ならショートソードを使います。」
と答えると
「ん!魔法も使えるのか?」
と聞くので
「はい。一通りは。」
と答える。

「そこの模擬用の剣を持って俺に向かってこい。」
と言われ、訓練用のショートソードを手に持ち対面すると
「お願いします。」
と声をかけてから、踏み込んでショートソードを振り込む。

「おおっと!」
と声を出してギルマスと言った男は、危なげなく交わした。

その後10分ほど切り掛かったり、交わしながら訓練が進むと。
「本気を出せよ。お前の力がわからんだろうが。」
と怒られた。

「はい。それじゃ行きます。」
と答え、5割程度の力を込めて切り掛かると、ギルマスは辛うじて避けるも受けることはできず、吹き飛ばされる。

身体の土を払いながら起き上がったギルマスが
「今のでどの程度だ。」
ともに正直に
「半分程度です」
と答えたら、
「俺も舐められたもんだ。」
と怒られた。

それでも
「俺の執務室に来い。」
と言われ執務室でしばらく待つと、戻ってきたギルマスが
「お前は今日からCクラスだ。本当ならAクラスでもいいほどの実力だが実績がないから。あとワイバーンは残り何匹持っているんだ。」
と聞かれ
「ワイバーンは、あと12匹です。」
と答えると
「他は」
と言うので
「ダイアウルフが30、オークが50、大蜘蛛が12、それと・・。」
「待て!そんなに倒したのか。時々でいいから定期的に買い取らせろ、いいな。」
と言われ、新しい冒険者証をもらった。

買取額は金貨300枚だった。
「凄い、ワイバーンはお金になるんだ。」
と呟き『これで家が買えるかも。』と思った。


宿に帰りその日はゆっくり休んだ。



ーー  アルカトラズの街のギルマス  side



今日は死ぬかと思うことがあった。

買取職員から小さな坊主が、ワイバーンを何匹も持ち込んできた。
と聞いて確かめる事にした。

『確かに10歳ぐらいの体格だ。登録も10歳で孤児院育ちと聞いている。』
しかしその身体からは、魔力がダダ漏れ状態で普通の奴ならそばを通っただけで体調を崩しそうだ。
 「お前がカイか?」
と聞いてから裏の訓練場に連れてゆく。
武器を聞くとショートソードと言うが魔法も使えると言ってた。
取り敢えず、剣の腕を確かめる事にした。

礼儀正しく挨拶をして打ち込んでくるが、恐ろしく鋭く重く速い。
10分ほど繰り返した時に疲れたので
「本気で来い。」
と言ったら全然本気出なかったようで、物凄い斬撃を繰り出し始めた。
やっとの事で交わすも、受けきれず飛ばされる。

まさかここまでとは思っておらず、つよがりで
「今のでどの位だ。」
と威圧したら
「半分程度です。」
と言いやがった。本気でこられたら俺は死んでたかもしれん。

どのくらい収納しているのか知りたくて魔物の先ずを聞いたら、馬鹿らしくなるほどの魔物の数を言いやがる。
最低限のCランクに上げて渡したが、早いうちにBかAに上げてやりてえな。

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