冒険者同好会活動日誌〜異世界で冒険者になる

モンド

文字の大きさ
2 / 20

レベルアップ

しおりを挟む
「動きを止めるから、ショートソードで斬りつけなさい!」
と言う声の元、動きを突然とめたクマに両手で振り上げたショートソードを叩きつけた私。
その時何故か恐怖を全く感じていなかったのは、異質な状況だったからだろうか。
「グシュ!」
私のショートソードの刃が10cmほどクマの腹に食い込み斜めに腹を裂いた。
「よし良いぞ、後ろに下がって待て。」
と言う部長の言葉に5歩ほど後ろに下がると、部長はいつの間にか手にした片手剣をクマに振るった。
「ドーン!」と言う音と共に倒れて生き絶えるクマ、それと同じくして私の中に何かが流れ込んできた。
強いエネルギーのようなそれが全身を駆け巡り、頭の中に
[レベルが上がりました。]
と言う合成音のような音声が響き私は、冒険者としての一歩を体験したのだった。

その後私の攻撃は、クマの身体を半分に切り裂くほどの威力を与える程に向上したのだった。

「よし、今日はこれで良いだろう。そのクマは君が収納してくれ。」
と言われ左手をクマに近づけて収納と口ずさむと、クマが一瞬で消えて収納された。

始めの小屋に戻りリビングのような部屋のテーブルに部長の出したお茶を飲みながら着くと。
「ステータスオープン、と念じてみなさい。」
と言われて、素直に従うと目の前に半透明なステータスプレートが現れた。
「レベルはいくらになっているかな?」
「えっと・・レベル10です。」
「中々の上がり振りだね。自分のステータスを覚えておくんだよ、後スキルポイントは幾らだ?」
「スキルポイントですか?・・350ポイントです。」
「350か、中々だ。スキルの項目を念じてみろ、取得できるスキルが表示されるはずだ。最初に撮って欲しいのをここにメモしている、それ以外は自分の好きにとるように。」
と言うとまた明日待っているよ。と言うと奥の部屋のドアを開けて居なくなった。



ーー スキル取得  ーー



私は、メモを見ながら
「アイテムボックス2、魔力感知2、魔力操作2、身体強化1、魔力増加2、魔力回復2・・・これで良いのかしら後残りのポイントが、120ね。あとは私の好きにしろと言う事なので、気配察知と隠密と怪我が怖いから治療魔法2にクリアで良いかな。」
と言いながらポイントを消費して最後にオッケイを念じると、身体に変化が現れた。

身体がとても軽くなり周囲の情報が手に取るように頭に流れ込んで来た。
その後部長のさった扉を開けると、最初の教室につながっていた。
部長は既にいないようだ、教室を出ると突然喧騒が耳に流れ込むように私は、一高校生に戻ったのだ。
時計を確認するとおよそ1時間経過していた、あの体験を考えると4・5時間は経過しているはず。
時間の流れが緩やかなんだ。

自分の教室に戻り身支度を済ませて下校する、いつもの帰り道が違って見える。
突然車が暴走して下校中の小学生を跳ねそうな場面に遭遇!
思わず走り出した私は、車を抜き去り轢かれそうな子供を小脇に抱えて道路脇の移動すると、先ほどまで子供がいた場所に車が衝突して止まった。
「ボク、大丈夫怪我はない?」
と声をかける私にポカンとした顔の男の子は、急に顔を赤くして
「お姉ちゃんありがと。」
と言うとかけ出していった。

「私本当に強くなっているんだ。よし明日からも頑張るぞ。」
と一人掛け声をかけて家路を急いだ私。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

美男美女の同僚のおまけとして異世界召喚された私、ゴミ無能扱いされ王城から叩き出されるも、才能を見出してくれた隣国の王子様とスローライフ 

さら
恋愛
 会社では地味で目立たない、ただの事務員だった私。  ある日突然、美男美女の同僚二人のおまけとして、異世界に召喚されてしまった。  けれど、測定された“能力値”は最低。  「無能」「お荷物」「役立たず」と王たちに笑われ、王城を追い出されて――私は一人、行くあてもなく途方に暮れていた。  そんな私を拾ってくれたのは、隣国の第二王子・レオン。  優しく、誠実で、誰よりも人の心を見てくれる人だった。  彼に導かれ、私は“癒しの力”を持つことを知る。  人の心を穏やかにし、傷を癒す――それは“無能”と呼ばれた私だけが持っていた奇跡だった。  やがて、王子と共に過ごす穏やかな日々の中で芽生える、恋の予感。  不器用だけど優しい彼の言葉に、心が少しずつ満たされていく。

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ

ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。 見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は? 異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。 鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

スキル【幸運】無双~そのシーフ、ユニークスキルを信じて微妙ステータス幸運に一点張りする~

榊与一
ファンタジー
幼い頃の鑑定によって、覚醒とユニークスキルが約束された少年——王道光(おうどうひかる)。 彼はその日から探索者――シーカーを目指した。 そして遂に訪れた覚醒の日。 「ユニークスキル【幸運】?聞いた事のないスキルだな?どんな効果だ?」 スキル効果を確認すると、それは幸運ステータスの効果を強化する物だと判明する。 「幸運の強化って……」 幸運ステータスは、シーカーにとって最も微妙と呼ばれているステータスである。 そのため、進んで幸運にステータスポイントを割く者はいなかった。 そんな効果を強化したからと、王道光はあからさまにがっかりする。 だが彼は知らない。 ユニークスキル【幸運】の効果が想像以上である事を。 しかもスキルレベルを上げる事で、更に効果が追加されることを。 これはハズレと思われたユニークスキル【幸運】で、王道光がシーカー界の頂点へと駆け上がる物語。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

処理中です...