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祠を壊したら、美形の怪異に因縁つけられた話。
黄泉竈食ひではなくて
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◆◇◆◇◆
彼が戻るよりも先に美味しそうな香りに反応してしまった。お腹がぐぅとなったタイミングで、障子戸が横に動いた。
「元気そうだな」
皿がいくつも載せられたお盆を床に置いて、彼は正座をした状態で障子戸の開け閉めをする。その所作はとても綺麗で慣れているようだった。
「呪いを受けていると空腹になりやすいんだ。消耗するんだろうな」
「それは燃費が悪かろう。不死だと空腹が長く続いて、生き地獄じゃないか」
返事をしながら、彼は俺の寝ている布団のそばにお盆を運ぶ。足音がしない。
「山の中で倒れたときは最悪だな。最近は熊も出るから、洒落にならん」
お盆が隣に運ばれた。俺はゆっくりと上体を起こす。
お盆の上にあるのは根菜類と卵の入った雑炊のようだ。他、漬物とお浸しがある。水の入ったグラスも並んでいた。
「きみは熊には喰われないんじゃないかな」
「呪われているから?」
「そんなところさ。山の水を飲んでも腹を下したことはないだろう?」
そう指摘されて思い返すと、確かに生水を飲んでも自分だけは元気だった。
「不死身ってそういう部分にも効くのか?」
「さあ。ただ、きみの祝福はそういうものなのだろう」
「ふぅん……」
美味しそうな匂いがしている。再びぐぅと腹が鳴った。
「身体は動かせそうか? 僕が運んでやってもいい」
「そういうことをしたいのか?」
目をキラキラさせながら言わないでほしい。もう少し下心を隠す努力が必要ではないか。
俺が尋ねると、彼はハッとして咳払いをした。
「ゲフゲフ……すまない。憧れがあって」
「なら、お言葉に甘えたい」
「え?」
拒否される流れだと身構えていたのだろう。彼は嬉しさを隠せないような表情で驚いてくれた。
「熱そうだから、さ。手がすべって火傷したら面倒だ。手伝ってほしい」
なかなか動き出さないので俺が促すと、彼はようやく匙を手に取った。
「本当に食べてくれるのか?」
「別に狐に化かされて妙なもん喰わされていたとしても、即死することはないからな。憧れていたなら、叶えてやる。俺にできる数少ないことだし」
そう応えて口を開けて待つ。彼は匙に少しだけ雑炊を取ると、ふぅと息を吹きかけて俺の口に運んでくれた。
温かい食事というのも久しぶりで、俺はしっかりと味わう。出汁と薬味が効いている優しい味だ。
「ん……美味いな。あんたが作ったのか?」
「ああ。見よう見まねだ」
「あんた、食事をする必要があるタイプの怪異なのか?」
「食事はしなくても問題ないが、もてなすには必要だろう?」
もうひと口、ふぅと息を吹きかけて俺の口に運んでくれる。
「……うん? 山姥みたいな怪異か」
「料理を作れるのは珍しいのか。あまり気にしたことがなかったが」
続いて、山菜のお浸しを口に運んでくれる。ほのかな苦味とシャキシャキした食感がとてもよい。
「ん。人間のすることを真似たいのだろうとは思った。そもそも愛を語るのは珍しい。土着のものなら、愛は語らないはず。愛の概念は、近代に伝わったものだろ?」
詳しいわけではないが、俺の認識では愛の概念は最近のものである。長生きをしているカミサマにはない概念だと思うのだ。
「なるほど、きみはそう考えるわけだ」
次の匙に多めに雑炊をのせて、ふぅと息を吹きかける。それを俺の口に丁寧に入れてくれた。
「詮索されたくないなら、これ以上はなにも言わないでおく」
「僕に興味を持ってくれたのであれば、好きなだけ想像していい」
嬉しそうな顔をしたので、探られても問題ないのだろう。
「祓うために正体を暴こうとしているとは思わないんだな」
「祠を破壊してまわって自身の呪いの上書きをしようとしている脳筋に僕を祓うことはできないだろうよ」
そう返して、彼は愉快そうに笑った。
つまり、身の危険は感じていないということか。
俺が漬物に目を向けると、的確に漬物を口に運んでくれる。これは塩分がほどよく効いていて、さっぱりとした雑炊によく合う。
「俺を手懐けてみたところで、あんたにメリットがあるとも思えないんだよなあ」
「なら。一つだけ明かそう」
「ん?」
目が合う。見つめ合ったという方が正確だろうか。
彼はゆっくりと重々しく口を開いた。
「僕は今のままだと自由に動けない。場所を指定されているんだ。だが、きみに取り憑くことができれば、きみのいるところからいくらか移動できるようになる」
「なら、人間じゃなくても、動物でも何でも構わない気がするんだが」
「人間のほうが行動範囲が広いよ」
「だったら、俺でなくても構わないんだろ?」
「いや、今のところはきみが適任なんだ」
今のところは、と告げたあたりに誠実さを感じる。
まあ、神様の寿命を考えたら、不死は魅力的か。普通の人間だと、長く生きても百年くらいだろうし。
「どのあたりが適任なんだ?」
念のために尋ねてみると、彼は苦笑した。
「それが、どうも僕の力が強すぎるみたいで、話しかけただけでも人間の自我がやられてしまう。きみは不死の祝福だけでなく、僕の声に反応できた。もうそれだけで僕の身体は震え、心はときめいてしまったよ」
「あー……なるほど」
そう応えて、俺は頭を掻いた。やはり、あの場面で無視をしようと直感で決めたのは大正解だったわけだ。
「それで俺に白羽の矢が立ったわけだ」
「生贄にしたいわけではない」
「わかってる」
実際のところ、生贄に選ばれたようなものだと思うのだが。
俺が否定してやったからか、彼は安堵する表情を浮かべた。
「まあ、あんたが一緒についてまわろうとなかろうと、俺の目的は変わらないわけだし、好きにすりゃあいいと思っている」
「心が広いし、話が早いな」
彼の目がキラキラしている。第一印象よりもコロコロとよく変わる顔である。初めに感じた軽薄さはなくて、構ってほしくて仕方がない仔犬のような印象だ。
可愛いと思ったら負けだよな……。これまで他人から好意を向けられることがなかったから免疫が足らん。
俺は片手をあげて、拒否のジェスチャーをする。彼が不思議そうな顔をして首を傾げた。
「だが、養うようなことは期待しないでほしい。食事は用意してやれないし、各地に散らばる意図不明の祠を破壊することを生業《なりわい》としている以上、住む場所は安定しない。野宿もありうる。それこそ、今のような屋敷住まいは不可能だ」
「定住に飽きてきたところだ。願ったり叶ったりさ」
任せろと言わんばかりの力強い返事である。
「ちなみに、呪いの余波を喰らうことになっても、俺にはどうすることもできない」
「ああ……確かに、そういう面倒なヤツもいるよね。まあ、それはそれで僕も自衛するよ。問題ない」
「えらく自信家なんだな」
俺が案じているようなことはなにも気にしなくていいらしい。彼はにこりと笑った。
「世間知らずなだけかもしれないが、直接見聞きできないだけで情報収集は得意だ。そうそう、きみの持っていた情報端末、外部と連絡が取れるように調整しておいた。麓に戻るのが遅くなると連絡しておくといい」
「ああ、それは、そうだな」
あれからどのくらい時間が経ったのだろう。雨の音は静かではあるがまだ聞こえてはいる。
「――体の自由が戻ってきた。あとは自分で食べるよ」
「それは残念だ」
「このペースで食べていたら、冷え切ってしまう。美味しいうちに平らげたいんだ」
「きみの口に合ったようで何よりだ」
彼は少し寂しげに微笑んで、ゆっくりと立ち上がる。
「きみの荷物はそこにまとめて置いてある。濡れていた服は別室で乾燥中だ」
「助かる」
「僕は少し席を外すから、食事を終えたら廊下に出しておいてくれ。できるか?」
「ああ」
「便所は廊下に出て左側の突き当たりだ。他の部屋は入らないほうがいい」
「わかった」
「ではごゆるりと」
やはり静かな所作で、彼は部屋を出て行った。
彼が戻るよりも先に美味しそうな香りに反応してしまった。お腹がぐぅとなったタイミングで、障子戸が横に動いた。
「元気そうだな」
皿がいくつも載せられたお盆を床に置いて、彼は正座をした状態で障子戸の開け閉めをする。その所作はとても綺麗で慣れているようだった。
「呪いを受けていると空腹になりやすいんだ。消耗するんだろうな」
「それは燃費が悪かろう。不死だと空腹が長く続いて、生き地獄じゃないか」
返事をしながら、彼は俺の寝ている布団のそばにお盆を運ぶ。足音がしない。
「山の中で倒れたときは最悪だな。最近は熊も出るから、洒落にならん」
お盆が隣に運ばれた。俺はゆっくりと上体を起こす。
お盆の上にあるのは根菜類と卵の入った雑炊のようだ。他、漬物とお浸しがある。水の入ったグラスも並んでいた。
「きみは熊には喰われないんじゃないかな」
「呪われているから?」
「そんなところさ。山の水を飲んでも腹を下したことはないだろう?」
そう指摘されて思い返すと、確かに生水を飲んでも自分だけは元気だった。
「不死身ってそういう部分にも効くのか?」
「さあ。ただ、きみの祝福はそういうものなのだろう」
「ふぅん……」
美味しそうな匂いがしている。再びぐぅと腹が鳴った。
「身体は動かせそうか? 僕が運んでやってもいい」
「そういうことをしたいのか?」
目をキラキラさせながら言わないでほしい。もう少し下心を隠す努力が必要ではないか。
俺が尋ねると、彼はハッとして咳払いをした。
「ゲフゲフ……すまない。憧れがあって」
「なら、お言葉に甘えたい」
「え?」
拒否される流れだと身構えていたのだろう。彼は嬉しさを隠せないような表情で驚いてくれた。
「熱そうだから、さ。手がすべって火傷したら面倒だ。手伝ってほしい」
なかなか動き出さないので俺が促すと、彼はようやく匙を手に取った。
「本当に食べてくれるのか?」
「別に狐に化かされて妙なもん喰わされていたとしても、即死することはないからな。憧れていたなら、叶えてやる。俺にできる数少ないことだし」
そう応えて口を開けて待つ。彼は匙に少しだけ雑炊を取ると、ふぅと息を吹きかけて俺の口に運んでくれた。
温かい食事というのも久しぶりで、俺はしっかりと味わう。出汁と薬味が効いている優しい味だ。
「ん……美味いな。あんたが作ったのか?」
「ああ。見よう見まねだ」
「あんた、食事をする必要があるタイプの怪異なのか?」
「食事はしなくても問題ないが、もてなすには必要だろう?」
もうひと口、ふぅと息を吹きかけて俺の口に運んでくれる。
「……うん? 山姥みたいな怪異か」
「料理を作れるのは珍しいのか。あまり気にしたことがなかったが」
続いて、山菜のお浸しを口に運んでくれる。ほのかな苦味とシャキシャキした食感がとてもよい。
「ん。人間のすることを真似たいのだろうとは思った。そもそも愛を語るのは珍しい。土着のものなら、愛は語らないはず。愛の概念は、近代に伝わったものだろ?」
詳しいわけではないが、俺の認識では愛の概念は最近のものである。長生きをしているカミサマにはない概念だと思うのだ。
「なるほど、きみはそう考えるわけだ」
次の匙に多めに雑炊をのせて、ふぅと息を吹きかける。それを俺の口に丁寧に入れてくれた。
「詮索されたくないなら、これ以上はなにも言わないでおく」
「僕に興味を持ってくれたのであれば、好きなだけ想像していい」
嬉しそうな顔をしたので、探られても問題ないのだろう。
「祓うために正体を暴こうとしているとは思わないんだな」
「祠を破壊してまわって自身の呪いの上書きをしようとしている脳筋に僕を祓うことはできないだろうよ」
そう返して、彼は愉快そうに笑った。
つまり、身の危険は感じていないということか。
俺が漬物に目を向けると、的確に漬物を口に運んでくれる。これは塩分がほどよく効いていて、さっぱりとした雑炊によく合う。
「俺を手懐けてみたところで、あんたにメリットがあるとも思えないんだよなあ」
「なら。一つだけ明かそう」
「ん?」
目が合う。見つめ合ったという方が正確だろうか。
彼はゆっくりと重々しく口を開いた。
「僕は今のままだと自由に動けない。場所を指定されているんだ。だが、きみに取り憑くことができれば、きみのいるところからいくらか移動できるようになる」
「なら、人間じゃなくても、動物でも何でも構わない気がするんだが」
「人間のほうが行動範囲が広いよ」
「だったら、俺でなくても構わないんだろ?」
「いや、今のところはきみが適任なんだ」
今のところは、と告げたあたりに誠実さを感じる。
まあ、神様の寿命を考えたら、不死は魅力的か。普通の人間だと、長く生きても百年くらいだろうし。
「どのあたりが適任なんだ?」
念のために尋ねてみると、彼は苦笑した。
「それが、どうも僕の力が強すぎるみたいで、話しかけただけでも人間の自我がやられてしまう。きみは不死の祝福だけでなく、僕の声に反応できた。もうそれだけで僕の身体は震え、心はときめいてしまったよ」
「あー……なるほど」
そう応えて、俺は頭を掻いた。やはり、あの場面で無視をしようと直感で決めたのは大正解だったわけだ。
「それで俺に白羽の矢が立ったわけだ」
「生贄にしたいわけではない」
「わかってる」
実際のところ、生贄に選ばれたようなものだと思うのだが。
俺が否定してやったからか、彼は安堵する表情を浮かべた。
「まあ、あんたが一緒についてまわろうとなかろうと、俺の目的は変わらないわけだし、好きにすりゃあいいと思っている」
「心が広いし、話が早いな」
彼の目がキラキラしている。第一印象よりもコロコロとよく変わる顔である。初めに感じた軽薄さはなくて、構ってほしくて仕方がない仔犬のような印象だ。
可愛いと思ったら負けだよな……。これまで他人から好意を向けられることがなかったから免疫が足らん。
俺は片手をあげて、拒否のジェスチャーをする。彼が不思議そうな顔をして首を傾げた。
「だが、養うようなことは期待しないでほしい。食事は用意してやれないし、各地に散らばる意図不明の祠を破壊することを生業《なりわい》としている以上、住む場所は安定しない。野宿もありうる。それこそ、今のような屋敷住まいは不可能だ」
「定住に飽きてきたところだ。願ったり叶ったりさ」
任せろと言わんばかりの力強い返事である。
「ちなみに、呪いの余波を喰らうことになっても、俺にはどうすることもできない」
「ああ……確かに、そういう面倒なヤツもいるよね。まあ、それはそれで僕も自衛するよ。問題ない」
「えらく自信家なんだな」
俺が案じているようなことはなにも気にしなくていいらしい。彼はにこりと笑った。
「世間知らずなだけかもしれないが、直接見聞きできないだけで情報収集は得意だ。そうそう、きみの持っていた情報端末、外部と連絡が取れるように調整しておいた。麓に戻るのが遅くなると連絡しておくといい」
「ああ、それは、そうだな」
あれからどのくらい時間が経ったのだろう。雨の音は静かではあるがまだ聞こえてはいる。
「――体の自由が戻ってきた。あとは自分で食べるよ」
「それは残念だ」
「このペースで食べていたら、冷え切ってしまう。美味しいうちに平らげたいんだ」
「きみの口に合ったようで何よりだ」
彼は少し寂しげに微笑んで、ゆっくりと立ち上がる。
「きみの荷物はそこにまとめて置いてある。濡れていた服は別室で乾燥中だ」
「助かる」
「僕は少し席を外すから、食事を終えたら廊下に出しておいてくれ。できるか?」
「ああ」
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やはり静かな所作で、彼は部屋を出て行った。
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