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舞踏会③
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この件で、なぜかリアムはランスを敵視するようになった。
舞踏会にてクラスメイトたちを中心に挨拶していると、2人が邪魔をしてくる。
例え挨拶の途中でもお構いなしに、
「なあ」
だの、
「おい」
だの、乱雑な言葉でランスに話しかける。
もはや、私のことは眼中にないらしい。
それはそれで腹が立つが、問題はランスへの対応である。
彼が庶民であることを良いことに、
「庶民がよくこの場に来れたな」
とか、
「空気が悪いなあ。特にあの辺が」
など、一般市民のランスを罵るような発言を繰り返す。
彼のクラスメイトたちや、周辺の大人たちは彼と一緒になってくすくすと笑う。
それに負けじと、
「何あれ」
と激高するクラスメイトたち。
「公爵子息ってだけでなんの取柄もないのに」
「よく人を馬鹿に出来るよな」
「ランスは庶民だけど、元貴族なのよ」
「どういう神経してるのかしら、あの人たち」
みんな、短い間だけだがランスとともに過ごし、彼の素敵な性格を知ってくれる人たちだ。
そしてなぜか――。
「ちょっと、それは酷いわ」
と、リアムに文句を言い出すジニー。
「ランス君に失礼よ」
自分の恋人がほかの男を庇う。
それが耐えられないリアムは、自分の行いを正すわけでもなく、ランスに謝るわけでもなく、さらに悪口をヒートアップさせていく。
「ゴミが舞踏会に入って来るな」
「よく平気な顔してここに来れるな」
「シャーロットもそうだ。あんなやつ連れてくるって、よほど男に困ってんのか?」
「マジで邪魔なんだよ。さっさと出てけ」
「……今なんと言った?」
私たちを罵倒するリアムの後ろに、見慣れた中年男性が1人立っていた。
その威厳のある声は、広い会場中に響き渡る。
リアムと同じように私たちの悪口を言っていた連中の表情が、サーッと青白くなっていった。
「我が姪とその連れに対して、お前たちは今なんと言った?」
舞踏会にてクラスメイトたちを中心に挨拶していると、2人が邪魔をしてくる。
例え挨拶の途中でもお構いなしに、
「なあ」
だの、
「おい」
だの、乱雑な言葉でランスに話しかける。
もはや、私のことは眼中にないらしい。
それはそれで腹が立つが、問題はランスへの対応である。
彼が庶民であることを良いことに、
「庶民がよくこの場に来れたな」
とか、
「空気が悪いなあ。特にあの辺が」
など、一般市民のランスを罵るような発言を繰り返す。
彼のクラスメイトたちや、周辺の大人たちは彼と一緒になってくすくすと笑う。
それに負けじと、
「何あれ」
と激高するクラスメイトたち。
「公爵子息ってだけでなんの取柄もないのに」
「よく人を馬鹿に出来るよな」
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「どういう神経してるのかしら、あの人たち」
みんな、短い間だけだがランスとともに過ごし、彼の素敵な性格を知ってくれる人たちだ。
そしてなぜか――。
「ちょっと、それは酷いわ」
と、リアムに文句を言い出すジニー。
「ランス君に失礼よ」
自分の恋人がほかの男を庇う。
それが耐えられないリアムは、自分の行いを正すわけでもなく、ランスに謝るわけでもなく、さらに悪口をヒートアップさせていく。
「ゴミが舞踏会に入って来るな」
「よく平気な顔してここに来れるな」
「シャーロットもそうだ。あんなやつ連れてくるって、よほど男に困ってんのか?」
「マジで邪魔なんだよ。さっさと出てけ」
「……今なんと言った?」
私たちを罵倒するリアムの後ろに、見慣れた中年男性が1人立っていた。
その威厳のある声は、広い会場中に響き渡る。
リアムと同じように私たちの悪口を言っていた連中の表情が、サーッと青白くなっていった。
「我が姪とその連れに対して、お前たちは今なんと言った?」
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