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第2章
婚約者 ~コーネリアス視点~
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僕には婚約者がいる。
それが彼女、公爵令嬢のセレーナだ。
彼女は確かに可愛かった。
美人とまでは言わないけれど、愛嬌があって明るい性格。
純朴で、綺麗な瞳。
それでいて聡明。
いつの間にかその性格は殻の中に閉じこもり、暗いものになってしまったけれど。
それでも僕は、彼女のことが好きだったし、大切にしていた。
彼女に迷惑をかける連中はことごとく排除したし、彼女に近づいてくる連中も全員消した。
ーーわかってる。
明らかにやり過ぎだということに。
でも、それくらい彼女は僕にとって大切な人だ。
彼女を付け狙う連中は大勢いる。
もちろん僕がこの国の第一王子で、彼女はその婚約者であるというのもあるけど。
それより、彼女の素晴らしさに気づいている連中が多い。
彼女のその能力は凄まじく、この国にはなくてはならない存在だ。
だからこそ、彼女に近づいてくる連中を僕と彼女の家族は、常に排除していた。
ここ数年、そのことがバレたのか、それとも違和感を感じているのか、 セレーナは僕に対して恐怖の念を感じているみたいだけど。
でも、問題ないとは思っていだ。
だって、僕は彼女の婚約者だから。
僕が了承しない限り、彼女は僕と別れることは出来ない。
いくら彼女が僕を怖がっていても、僕は彼女を一生手放すことはしない。
大切に、大事に守って、僕は彼女と結婚する。
僕のセレーナの仲を邪魔する人間は、もういなくなった。
ーーそう思っていたのに。
僕の制止の声も聞かず、彼女は走り去っていってしまった。
意味不明な言葉を残して。
「ぼ、僕が」
僕は混乱して頭を抱えた。
「この僕が浮気だって?」
「殿下ぁ」
気持ち悪いくらいねっとりとした女の声が、僕の身体にまとわりつく。
「これで、邪魔者はいなくなりましたねぇ」
「……は?」
僕はその女を睨みつけた。
化粧のケバい女子生徒は、僕の顔を見て硬直する。
「……お前か」
「で、殿下……?」
「最近妙に下品にくっついてくると思ったら、お前がセレーナに変なことを言ったのか」
「へ、変なことって、そんな。私は」
「気持ち悪い。今すぐ僕から離れろ」
僕はその女を睨みつけ、群衆を掻き分けて彼女の元へ向かった。
それが彼女、公爵令嬢のセレーナだ。
彼女は確かに可愛かった。
美人とまでは言わないけれど、愛嬌があって明るい性格。
純朴で、綺麗な瞳。
それでいて聡明。
いつの間にかその性格は殻の中に閉じこもり、暗いものになってしまったけれど。
それでも僕は、彼女のことが好きだったし、大切にしていた。
彼女に迷惑をかける連中はことごとく排除したし、彼女に近づいてくる連中も全員消した。
ーーわかってる。
明らかにやり過ぎだということに。
でも、それくらい彼女は僕にとって大切な人だ。
彼女を付け狙う連中は大勢いる。
もちろん僕がこの国の第一王子で、彼女はその婚約者であるというのもあるけど。
それより、彼女の素晴らしさに気づいている連中が多い。
彼女のその能力は凄まじく、この国にはなくてはならない存在だ。
だからこそ、彼女に近づいてくる連中を僕と彼女の家族は、常に排除していた。
ここ数年、そのことがバレたのか、それとも違和感を感じているのか、 セレーナは僕に対して恐怖の念を感じているみたいだけど。
でも、問題ないとは思っていだ。
だって、僕は彼女の婚約者だから。
僕が了承しない限り、彼女は僕と別れることは出来ない。
いくら彼女が僕を怖がっていても、僕は彼女を一生手放すことはしない。
大切に、大事に守って、僕は彼女と結婚する。
僕のセレーナの仲を邪魔する人間は、もういなくなった。
ーーそう思っていたのに。
僕の制止の声も聞かず、彼女は走り去っていってしまった。
意味不明な言葉を残して。
「ぼ、僕が」
僕は混乱して頭を抱えた。
「この僕が浮気だって?」
「殿下ぁ」
気持ち悪いくらいねっとりとした女の声が、僕の身体にまとわりつく。
「これで、邪魔者はいなくなりましたねぇ」
「……は?」
僕はその女を睨みつけた。
化粧のケバい女子生徒は、僕の顔を見て硬直する。
「……お前か」
「で、殿下……?」
「最近妙に下品にくっついてくると思ったら、お前がセレーナに変なことを言ったのか」
「へ、変なことって、そんな。私は」
「気持ち悪い。今すぐ僕から離れろ」
僕はその女を睨みつけ、群衆を掻き分けて彼女の元へ向かった。
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